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2019
焼酎、サブレなど新たに3品が認証 つくばコレクション
2019年3月14日
【鈴木宏子】贈り物にもなるつくばの優れた加工食品を市が認証する「つくばコレクション」に、今年度新たに3品が加わった。米焼酎、サブレ、シフォンケーキの3品で、いずれも筑波山麓で栽培されたコシヒカリ「常陸小田米」が使われている。再認証された7品と併せて2018年度の認証は8事業者の計10品となる。 3品は、常陸小田米と清酒用の花酵母を使用し減圧蒸留で仕上げたフルーティーな香りの米焼酎「筑波喜右衛門」(720ミリリットル入り1620円)▽米粉と、筑波山周辺で古くから栽培されてきた小型の柑橘類、福来みかんを使用して作ったサブレを、筑波山の形に成型して、さらに筑波山固有の野草ホシザキユキノシタのデザインを型押しした「筑の花サブレ」(8枚入り650円)▽米粉と、海藻をえさに与えた鶏卵、黒蜜を使ったシフォンケーキ「つくば米シフォンケーキ黒蜜」(カット270円、ホール1620円)=価格はいずれも消費税込み。 19品の応募の中から、新規3品、再認証7品が選ばれた。有識者と公募市民計16人で構成する同評価懇話会(座長・市川一隆ホテルグランド東雲社長)が審査した。 4度目の挑戦で初めて「筑の花サブレ」が認証を受けた洋菓子製造販売会社「fortune(フォーチュン)」の桜井有希子社長(51)は「筑波山の形と福来みかんの香をお客さんに届けられれば」と話し、五十嵐立青市長は「あらゆる場面で宣伝したい。今年はG20や国体があるので機会をとらえてPRしたい」と話した。 認証期間は3年間。18年度の10品のほか、16、17年度の17品の計27品が認証されている。認証品は、認証マークを貼って販売できるほか、つくば駅構内の売店「つくば市物産館」などで販売される。
【震災8年】4 「変容」撮り続ける齋藤さだむさん 19日から写真展「その後」
2019年3月14日
【相澤冬樹】今年も3.11は被災地に赴いた。「3月11日と8月15日は現場に入ると決めている。それが僕なりの慰霊の仕方」というのは、つくば市在住の写真家、齋藤さだむさん(70)。足を運ぶ先の1つが北茨城市磯原で、夜、沖にライトアップされた岩礁が浮かびあがる。茨城百景の1つに数えられる二ツ島、今はひとつの島影しか見えない。19日から水戸市の画廊で始まる写真展に備えて、今年も夜の海にカメラを向けた。 島が1つになったのは、地震と津波で崩落し、消失したため。齋藤さんは震災の半年後に訪れ、あまりの変わりようにショックを受けた。二ツ島はまだフィルムカメラの時代だった1998年にも撮っていた。岩に張り付くように緑の木々が写っている。それらが岩の一部もろとも津波に持っていかれて、鉱物標本のような姿になってしまった。 1980年代を筑波大学の技官として過ごした齋藤さんは、建設段階にあった筑波研究学園都市の風景や建築物を撮り続け、内外で評判になった。自らのテーマを「場所の変容」と定めて90年に退職、写真家として独立した。 震災直後、同大学の芸術学系で交流のあった装丁家の守先正さんに誘われて、福島県南相馬市に入った。同市の詩人、若松丈太郎さんの詩集『ひとのあかし』(アーサー・ビナート英訳、清流出版刊)に載せる写真撮影のためだった。チェルノブイリの現実を福島の未来に重ね合わせるように書いた1994年の作「神隠しされた街」などで、危険性をいち早く唱えていたと話題になった詩集だ。 齋藤さんは「背中を押されるように」、東北に足繁く通っては、青森から茨城までの海岸線沿いの被災地に立ち入ることになる。津波に襲われた土地には、住宅や工場の基礎だけが残っていた。 「草が少し生えただけ」 まさに「変容」の場所、生業である建築写真を撮るスタイルのままカメラを向けることができた。それらを集め、2012年4月には、いわき市で写真展「不在の光景」を開いている。しかし、福島第1原発の被災地だけは「まったく違う現れ方だった」という。線量計を携行して双葉町、浪江町などの帰還困難、居住制限区域にも入った。「被災者にお願いして、同行者として入れてもらった。何も戻ってきていないのを痛感する」ばかりだった。 齋藤さんは、この後も各地で何回かの写真展を開いているが、被災地を撮った写真はすべて額装せずに展示した。カメラアングルの外側にも被害が広がり、変容があることを伝えたかったのだ。そんななか、1998年に撮った二ツ島の写真は額縁に収めていたため、2011年の写真も額装し組写真にして発表した。残酷な時間の変容が伝わってくる。 そしてことし3月、齋藤さんは三たび夜の二ツ島を訪ねた。19日から水戸市のギャラリーしえるで始まる写真展「その後」に向けての撮影行だった。「ほとんど変わっていない。草が少し生えただけだった」という二ツ島を撮ってきた。それらを含め、今回約30点を6日間展示する。 会期が短かめなのは、できるだけ会場に詰めて、来場者と「その後」を語り合いたいためという。それぞれの目にはどんな「変容」が映るだろうか。 ▼齋藤さだむ写真展「その後」 3月19日から24日、ギャラリーしえる(水戸市見川2434-1)。会場の電話:029-241-5696
【震災8年】3 商売再開した福島避難者を紹介 筑波大生ら取材
2019年3月13日
【鈴木宏子】原発事故により福島県から茨城県内に避難し、つくばや土浦市などで商売や事業を再開した避難者13組を紹介した小冊子「いってみっか―いばらきで歩みはじめた私たちの想い 3.11から」(B5判、31ページ)がこのほど発行された。筑波大学学生による復興支援団体「Tsukuba for(ツクバ・フォー)3.11」のメンバーが制作に加わった。 福島県からの避難者を支援している市民団体「ふうあいねっと」(原口弥生代表、事務局・茨城大学内)による。長く付き合った馴染み客や取引先を失い、新しい土地でマイナスから再スタートした避難者を応援したいと制作した。 つくば市二の宮で日本料理店を再開したいわき市出身の安藤公一さん、同市松代に整体院を開いた浪江町出身の石川美穂子さん、土浦市中高津で塗装工事会社を再開した双葉町出身の新川正文さんなど、つくば、土浦、水戸、日立市などで事業を再開した避難者の、原発事故後の避難体験や事業再開までの道のり、仕事への思いなどがつづられている。 「Tsukuba for 3.11」のメンバーで、筑波大人文文化学群1年の上原あやかさん(19)はこのうち3人を取材した。 「何かを始めるのに年齢は関係ない。何歳になってもできる」という言葉が特に印象に残ったという。「避難し、出身地を離れて事業を再開したチャレンジ精神がすごい。仕事に強い対する思いを感じた」と振り返る。 上原さんは沖縄県出身。8年前の東日本大震災時は小学5年生だった。震災の被災当事者からじっくり話を聞いたのは今回が初めてだったという。 「驚きの連続だった。言葉の重みが違っていて、直接聞くことで情景が目に浮かんだ」と話す。再開してもお客さんがなかなか来てくれないなど厳しい状況を抱えている避難者もあったが「仕事が好きだから頑張れる」とか「お客さんの笑顔にやりがいを感じる」という言葉に強さを感じたという。 紹介されているつくば、土浦市内の事業所は以下の通り。 つくば市 ▽障害者就労支援施設「遊愛コーポレーション 就労継続支援A型事業所アリス」(島名榎内3621-2、電話029-896-3833)=皆川勝さん(南相馬市出身) ▽日本料理店「お料理 わ可ば」(二の宮3-2-11、電話029-896-8155)=安藤公一さん(いわき市出身) ▽眼鏡店「GRAN GLASSES(グラングラス)」(学園の森3-10-2、電話029-828-5539)=原田功二さん(浪江町出身) ▽すし店「二代目 寿し松」(研究学園4-2-14)=松本清治さん(浪江町出身) ▽整体院「つくば松代むつう整体院」(松代1-16-31、電話029-852-7567)=石川美穂子さん(浪江町出身) ▽美肌エステサロン「メナードフェイシャルサロンつくば高崎店」(高崎郷中塚41-1)=木幡サチ子さん(浪江町出身) 土浦市 ▽書道塾「おおつ野書道教室」(おおつ野8-16-15、電話029-846-2101)=椀台俊夫さん(浪江町出身) ▽塗装工事会社「建装メンテナンス」(中高津2-4-3、電話029-879-5611)=新川正文さん(双葉町出身) 同誌は2500部作成。無料。問い合わせは電話029-233-1370(ふうあいねっと)、メールfuai.sta@gmail.com
【震災8年】2 ふるさと福島に向かい黙とう つくばへの避難者らが慰霊祭
2019年3月12日
【崎山勝功】東日本大震災から丸8年を迎えた11日、つくば市周辺で避難生活を送っている福島県双葉町からの被災者が、同市並木3丁目の国家公務員宿舎前で慰霊祭を開いた。被災者に加え筑波大生らが参列、約20人が双葉町の方向に向かい犠牲者への黙とうを捧げた。 双葉町出身の中村希雄さん(77)方の庭先には祭壇が設けられ、参列者たちが一人ずつ線香を上げ、祭壇前で犠牲者の冥福を祈った。黙とうを終えた参列者たちは、時代劇「水戸黄門」の主題歌「ああ人生に涙あり」を合唱した。 慰霊祭で、中村さんは今までお世話になった人たちに感謝を述べた上で、「私たちのモットーは一日一日を楽しく明るく、ケガをしないで病気にならないで生きていこうということ」と語った。中村さんは11年10月から同市並木の公務員宿舎で避難生活を送り、震災から1年後の12年3月から毎月11日の月命日に宿舎の庭先で慰霊祭を開いた。17年3月までは毎月行われていたが、18年からは年1回開催となり、今回が63回目の慰霊祭だった。 当初は双葉町出身者のみで開く予定だったが、市内で避難者向けの体操教室を開く筑波大の長谷川聖修(きよなお)教授の勧めで、同大の学生たちも参列。長谷川教授は「学生たちは全国から来るので、震災のことをほとんど知らない。またはメディアを通じてしか知らない。直接に避難している人から話を聞くのは大事」という。 学生たちは、避難者たちと体操教室とグラウンドゴルフで交流を深めており、同大大学院1年の松浦稜さん(23)=福岡県出身=は「名前で呼んでくれて家族みたいに接してもらっている」と話した。つくば市東岡の竹前久江さん(74)は「福島の人たちと体操教室を通じて友だちになった。最初はおとなしいと思ったけど、いろいろと話をしてくれる」という。 中村さんの妻の富美子さん(77)は「ここ(つくば)はみんないい人ばかりで助けられてきた。福島県内の避難先では嫌がらせがあったと聞くけど、つくばではなかった。とてもありがたい」と市民に感謝した。富美子さんの今の気がかりは、公務員宿舎に住める期限が19年度末までとなっていること。「できれば期限を延ばしてほしい。今まで交流している人とのつながりがなくなるし、双葉町には帰れない」と訴えた。 並木の公務員住宅にはピーク時で48世帯が住んでいたが、2020年3月末で応急仮設住宅の供与期間が切れることから、入居者たちの多くがつくば市や周辺地域など各地に転居しており、現在は十数世帯程度が生活しているという。 ◆避難者の厳しい現状 慰霊祭では、双葉町出身者たちから厳しい現状が聞かれた。同町出身でつくば市内在住の主婦(62)は「隣近所とはお付き合いがあるけど『双葉町』とは言っていない。水戸市に引っ越した人で『双葉町』を隠して住んでいる人もいる」と明かした。主婦は震災前はホテル関係の仕事をしていたが「仕事は見つからない。どこも若い人を採用する」と嘆く。その上で「津波とかのテレビ(映像)を見るたびに心が揺れるというか、めまいがする。経験したものでないと分からない」という。 現在も公務員宿舎で生活する同町出身の主婦(60)は夫(61)と2人暮らし。「つくばはいいところ。病院とかバスが充実している。バスで駅まで行けるし電車もある」としながらも、主婦は「両方とも60歳を過ぎているので仕事がない」と明かす。取手市内には娘夫婦と2人の孫がいて、孫との暮らしに惹かれてはいるが、娘夫婦の生活との兼ね合いもあり、引っ越しを決めかねているという。
精度を高めて「フェイズ3」入り KEK、BelleⅡ実験を再始動
2019年3月11日
【相澤冬樹】高エネルギー加速器研究機構(つくば市大穂、山内正則機構長)は11日、小林誠、益川敏英両博士のノーベル物理学賞受賞に結びつく成果を残した加速器、KEKB(ケックビー)の後継機であるSuper(スーパー)KEKBを再始動、Belle(ベル)Ⅱ実験は新たなステップ「フェイズ3」に突入した。 同実験は26の国と地域から900人を超す研究者が参加する国際共同実験。地下11メートルに周長約3キロの衝突型加速器が設置されており、電荷の異なる電子・陽電子をそれぞれ7GeV(ギガ電子ボルト、1GeVは10億電子ボルト)、4Gevのエネルギーで加速し、正面衝突させる。このときB中間子・反B中間子が対で生成され、短時間で崩壊するが、その模様は衝突地点に設けられた検出装置BelleⅡで追跡される。 この衝突エネルギーは、欧州原子核研究機構(CERN)の LHC加速器に比べると小さいものの、大量の衝突反応データ生成によってカバーする。ルミノシティ(衝突頻度)重視の設計という。陽子・反陽子衝突のLHCに比べ、電子・陽電子衝突はバックグラウンドで騒がしい存在となる余計な素粒子を生成しないため、B中間子崩壊の追跡を容易にする。 2010年から大改造に着手されたSuperKEKBは、16年の試運転の「フェイズ1」、18年に初衝突を記録した「フェイズ2」と準備・調整を進めてきた。昨年7月以来の再起動となるフェイズ3では、KEKBが持つルミノシティの世界最高記録を40倍にまで高める計画。11日午後1時すぎ、制御室で始動のキーが入った。調整運転の後、ビームは衝突型の円形加速器に入射される。この先、断続的に運転を続け、早ければ1年後にはルミノシティの目標数値をたたき出したい構えでいる。 B中間子崩壊から新物理探求 ビームを待つBelleⅡ側ではフェイズ2後に、バーテックス検出器(VXD、崩壊点検出器)が取り付けられた。B中間子が崩壊した場所を測定するための検出器で、時間経過を追って観測できるのが特色。今後数年かけてBelle実験の約50倍のデータ量を蓄積し、精度を高める。「小林・益川理論」の新たな証明ばかりか、標準理論の発展型に至る道筋が見つかるかもしれない。 KEK素粒子原子核研究所、中尾幹彦教授は、BelleⅡ実験では宇宙初期に隠された新しい物理法則の発見が期待されるという。「たとえば宇宙のダークマター(暗黒物質)探しでは、これまでアクシオンのような極めて小さい質量の領域か、極めて質量の重い超対称性粒子(SUSY粒子)が候補になってきたが、案外中間領域は調べられていなかった。BelleⅡで測定可能な質量かもしれない」と狙いの一端を語った。
【震災8年】1 つくば駅周辺で「脱原発」訴えパレード
2019年3月11日
【崎山勝功】東日本大震災と福島第一原発事故から丸8年を迎えた11日、脱原発と憲法擁護を訴える「さよなら原発!守ろう憲法!昼休み集会&パレード」がつくば市吾妻の中央公園で開かれ、市民ら約100人(主催者発表)が参加し、東海第2原発の再稼働反対などを訴えた。 デモ出発前の集会で、「脱原発ネットワーク茨城」の小川仙月共同代表(53)は「私たちはたまたま助かった」と東海第2、福島第2両原発が地震発生当時に重大事故の一歩手前だった状況を解説した。集会では「住民と関係自治体との同意が得られず、有効な避難計画も持てない再稼働に断固として反対」として、東海第2の再稼働反対などを訴えるアピールを採択した。 参加者らは雨交じりの悪天候のなか、つくば駅周辺の約2キロ区間をデモ行進し、「東海第2原発再稼働反対」「知事は私たちの訴えを聞け」などと訴えた。参加した筑波大学医学群6年の前島拓矢さん(25)は「大学卒業を機に参加してみようと思った」という。「原発がなければ放射線の汚染や(周辺地域で)避難計画を立てる必要がなくなり、心配することが減るはず。自然エネルギーも充実してきたし、原発に依存する必要はない」と訴えた。 NPO団体「ドットジェイピー」の議員インターンとして、つくば市民ネットワークの市議らと集会に参加した、筑波大学1年の後藤佳怜さん(19)=愛媛県出身=は、8年前は小学5年生で「(原発事故は)テレビで見ていたぐらいで、実際に福島県に行ったことがなく、原発がどんなものか知らなかった」そうだ。その上で「こういった集会に関心が持てなかったけど、(議員)インターンシップをきっかけにちょっとずつ分かったこともある。個人的にも色々勉強していきたい」と関心を示していた。 同パレードは、市民団体「戦争をする国づくりNO@つくば」と「安倍9条改憲NO!市民アクションつくば連絡会」の共催で行われた。取材に応じた小川代表は、「時間が経つと(原発事故が)忘れられようとしている側面もあるので、繰り返し伝えていく必要を感じる。若い人の参加が大事」と若年層へ参加を呼び掛けた。
サンガイア、ホーム最終戦・初の常総大会に勝利 V2・6位決まる
2019年3月10日
【池田充雄】バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイア(Sun GAIA)は3月9、10日、今季3度目のホームゲームを水海道総合体育館(常総市坂手町)で戦った。9日のトヨタ自動車サンホークス戦はセットカウント0-3で敗れたが、10日の長野ガロンズ戦は3-1で勝利した。この結果、つくばは通算成績9勝14敗、あと1試合を残して18-19シーズン6位の順位が確定した。最終戦は次週17日、東京の東村山市民スポーツセンターで大同特殊鋼レッドスターと対戦する。 常総市の皆さんに勝利で恩返しを 【観戦取材/岡本穂高】つくばは第1セット、相手のサーブに苦しめられ、なかなかリズムをつかめない。ポイントゲッターの小針幸選手の負傷というアクシデントもあり、最後まで流れに乗れないまま、このセットを19-25で落としてしまう。キャプテンの浜崎勇矢選手は「序盤は相手のサーブやブロックがよく、守りに入ってしまったことで自分たちの得意の形を出せなかった」と振り返った。 しかし、第2セットは攻めのサーブからリズムをつかむと、奥村航選手の力強いスパイクや、鈴木匡教選手のライトからのアタックが効果的に決まり始め、徐々に本来の攻めの形を取り戻す。「第1セットは気持ちが前に出すぎて逆に相手に押されてしまっている状況だったので、いったん冷静になることを心掛けた。間の取り方やブロックのタイミングを再確認することで、第2セット以降はうまく相手を崩せたと思う」と都澤みどり監督。第2セットを25-21でものにしたつくばは、その後も主導権を譲らずに第3セットを25-20、第4セットも25-20で奪い、見事勝利をつかんだ。 チームにとって常総市でのホームゲームは今回が初めて。普段から同市で定期的にイベントを行っていたことが、今回の開催につながったという。「(2015年の鬼怒川水害を受けて)少しでも復興の力になれればという思いで戦った。お世話になっている常総市の方々に勝利で恩返ししたいという思いから、いつも以上の力が出せた」と浜崎選手は語る。都澤監督は「復興途中の市民の皆さんに元気を与えられるような試合ができたと思う。次の最終戦は今シーズンの成長を示し、来シーズンにつながるような試合にしたい」と意気込んだ。 試合終了後にはチームを離れる古後俊介トレーナーを選手全員で胴上げするなど、団結の強さが垣間見える場面もあった。今季のチームは特に若手選手の活躍が目覚ましく、ポジション争いも激しくなっている。勝って有終の美を飾れるよう、来週の大同特殊鋼レッドスターとの対戦に注目したい。
花開く技術、農研機構作出の青いキクを特別展示 9日から筑波実験植物園
2019年3月8日
【相澤冬樹】青色花研究でトップをひた走る日本、平成の間に青いカーネーションと青いバラの開発に相次ぎ成功し、商品化した。次の狙いはキク。サントリーグローバルイノベーションセンター(本社・東京)と農研機構花き研究部門(つくば市藤本)は共同で、青い花色のキクを作出し、実用化に向けた研究を進めている。開発中の青いキクを一般公開する特別展示が、9日から筑波実験植物園(つくば市天久保)で始まるのを前に、同機構上級研究員、野田尚信さん(47)から話を聞いた。 野生のキクや人の手で作出された栽培キクには、紫や青の花色はない。花に青を発色させるには、青色味を帯びたデルフィニジン型アントシアニンという色素を蓄積させるのがカギとなった。遺伝子組換え技術を用いる。研究部門の前身である花き研究所では2001年から作出に取り組んでおり、野田さんは着任した2007年から研究に加わった。 遺伝子導入後、発根、生育を経て、温室内で開花させるまでには約10カ月かかる。バラやカーネーションで使われたペチュニアやパンジーの遺伝子ではうまくいかず、カンパニュラ(キキョウ科)の遺伝子を導入することで青色系の作出に成功したのは2011年(発表は13年)、アントシアニンに水酸基1つを加えた改変だった。しかしこの段階では花色は紫に近く、青色とは言い難い出来だった。 ここで野田さんが目を付けたのが、濃い青色の花をつけるチョウマメ、原産地のタイでは花が染料にも使われる。デルフィニジンに糖を2つ付けた青色遺伝子がある。カンパニュラ+チョウマメの遺伝子を同時導入すると、もともと花に含まれていたフラボン(補助色素となる有機化合物の一種)と作用し合って、青を発色した。成果を得たのは2017年のことで、発表には大きな注目が集まった。 農林水産省統計だと、キクの生産額は680億円(2016年)で、日本の花き生産の32%を占める。一方花き産業では利用できる青色系の花が乏しいのが長年の課題となっており、青いキクにはフラワーアレンジメントやブーケなど葬祭需要以外に販路を広げる期待があった。野田さんはこれまでに、16品種・系統の青色化に成功している。 しかし実用化にはなお、高いハードルがある。遺伝子組換え農作物は環境中への拡散防止措置が不可欠で、栽培中に近隣の野生キクと交雑してはならないから、花粉と種子が出来ない「不稔」であることが求められる。この作出も組換え技術で行う。そのうえで国の生物多様性影響評価の手続きを受けるため、一般ほ場で栽培が始まり市場で流通するまでには「あと10年程度の時間がかかる」(野田さん)ということだ。 樹脂標本でのお披露目 ここまでの研究の一部が筑波実験植物園で行われた縁で、今回の特別展示となった。お披露目されるのは、標本用に透明樹脂に封入された青いキク。一輪咲きからスプレー咲きの大型のものまで各種ある。サントリーフラワーズ提供で青いバラと青いカーネーションも展示される。 会期は9日から24日まで、毎週月曜日と22日は休園。9日には特別セミナーが組まれていて、野田さんも「青いキク~誕生までとこれから」をテーマに講演する。入場には実験植物園の入園料がかかる。一般310円、高校生以下と65歳以上は無料。問い合わせ電話029-851-5159
プリツカー賞受賞の磯崎新氏設計 つくばセンタービルを脚本家が語る 「仕掛けに満ちた建物」
2019年3月7日
【鈴木宏子】つくばセンタービル(つくば市吾妻)を設計した磯崎新氏が、建築界のノーベル賞といわれる2019年のプリツカー賞受賞者に選ばれた。つくば市在住の脚本家で、NEWSつくばコラムニストの冠木新市さん(67)は、同ビルを「仕掛けに満ちた建物」として、つくばの七不思議の一つに取り上げ、2014~15年にご当地ドラマを制作した。冠木さんとつくばセンタービルを歩いた。 冠木さんがまず教えてくれたのは建築の思想だ。「普通、中心にはシンボル的な施設が建てられるべきだと考えると思うが、磯崎氏はつくばの中心に沈み込む空洞をつくった」という。磯崎氏自身、著書「建築のパフォーマンス―つくばセンタービル論争」(パルコ出版局)で、筑波研究学園都市という国家プロジェクトゆえに中心に国家のシンボルを描き出すのではなく「中心を空間にし、空間の中に向かって消滅していくような反転した空間をつくり上げた」と記している。一方で建築の思想は、つくば市民の間で議論されたり共有されることはほとんどないまま建築から35年がたった。 同ビルの中心にあるくぼ地のセンター広場には、崩れかけた石が積まれてあり廃墟が表現されている。冠木さんは、商業施設クレオの閉鎖やつくばセンタービル内の商店街アイアイモールからの飲食店全店の撤退など、現在直面している中心市街地の空洞化について「磯崎氏にとってすでに折り込み済みだったのではないか」と話し、「磯崎氏は『断片やあつれき、縫合の合い間が別な物語を語り始めることはないかと期待をもっている』と語っている。つくばの中心にあるセンタービルは空っぽの器であり、情報が入り発信して初めて成り立つメディア(媒介するもの)のようなもので、どう使いこなすのかが問われている」と話す。 ご当地ドラマで魅力紹介 冠木さんが制作したドラマは「サイコドン」という題名で、つくば市のケーブルテレビACCSで全16話が放映された。そのうちの3話分で磯崎氏が折り込んださまざまな仕掛けを紹介している。建物の随所に使われているモンローカーブと呼ばれる曲線、筑波山の筑波石と笠間市の稲田石をわざと崩れたように積み上げて廃墟を表現したセンター広場の石、霞ケ浦の北浦と西浦を表現したとされる水の流れなどだ。 さらに独自の解釈もドラマの中で展開した。ホテル「オークラフロンティアつくば」の建物の最上階の独特な形の窓を東西南北を見つめる瞳と解釈し、南を向く瞳がノバホール2階入り口のピラミット型の窓に重なり、さらに重なった瞳がまっすぐ北を見つめ松見公園の展望台とつながっている―などの解釈だ。「瞳やピラミッドはドラマの撮影中に偶然見つけた。つくばセンタービルは至る所に仕掛けが満ちている。いろいろな建築様式がコラージュされていて奥が深い」と述べ「受賞を機につくばセンタービルが市民の間で再び注目され、いろいろな人が新たな魅力を発見できれば」と語る。 【つくばセンタービル】コンサートホール、店舗、ホテル、交流センター、広場などで構成される複合施設。1983年に完成した。設計者はプロポーザルにより13人の建築家の中から磯崎新氏が選ばれた。日本のポストモダン建築の代表作と評価されている。
声優の安達勇人さん 卒業する6年生に歌でエール 土浦市下高津小
2019年3月6日
【谷島英里子】土浦市の下高津小学校(同市下高津、栗栖宣博校長、児童数628人)で6日、1~5年生による「6年生を送る会」があり、いばらき大使で声優、俳優の安達勇人さんがサプライズ登場し歌でエールを送った。 19日に卒業式を迎える6年生に向けて、安達さんの曲「HANAUTA(はなうた)」を1~5年生が全員で歌う計画を連絡したのがきっかけで実現した。人生を楽しむことをテーマにした曲だ。 会場の体育館では1~5年生が感謝の歌や言葉を6年生に送った後、「HANAUTA」を元気に歌い上げると、本人が登場。「卒業おめでとう。気持ちを一つにして楽しんでもらいたい」とあいさつし、「みんなでWOW」「夢」の2曲をダンスを交えながら熱唱した。児童たちは歌を口ずさんだり手拍子したりと大盛り上がりだった。 ライブ終了後、安達さんは「子どもたちの輝く姿を見て希望や笑顔をもらいました。卒業を迎える6年生は将来の夢を大切にして、ぜひ夢をかなえていただきたい」と語った。 栗栖校長は「安達さんは茨城でライブを開いて地元を大事にしているので、6年生にも地元とのつながりを大切にしてほしい」と話していた。
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