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2019
土浦駅ビルに星野リゾート 来年3月、ホテル開業
2019年9月30日
【鈴木宏子】土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」を運営するアトレ(東京都渋谷区、一ノ瀬俊郎社長)は30日、星野リゾート(長野県軽井沢町、星野佳路代表)によるサイクリングを楽しむためのホテル「星野リゾートBEB5(ベブファイブ)土浦」を来年3月19日、同駅ビル3~5階に開業すると発表した。 全90室、1泊6000円から宿泊できるカジュアルなホテルで、自転車に乗ったままチェックインやチェックアウト、入室ができる。アクティブな若者たちをターゲットにした「星野リゾートBEB5」ブランドのホテルは軽井沢に続いて2カ所目になる。土浦駅ビルは第1弾としてサイクリング拠点「りんりんスクエア土浦」(2018年3月オープン)、第2弾はレストランゾーン(19年4月)、第3弾は体験型書店と地元フードショップ(同5月)を次々にオープンさせてきた。ホテルは第4弾となり、ホテル開業により「日本最大級のサイクリングリゾート」が誕生する。 30日、東京駅(東京都千代田区)にある東京ステーションホテルで、アトレの一ノ瀬社長、星野リゾートの星野代表と、大井川和彦知事が記者会見し発表した。大井川知事は同ホテルを県の宿泊施設立地促進事業の第1号に認定した。最大10億円を補助して茨城の魅力を発信する宿泊施設を誘致する事業で、今回は約1億円を補助する。 「35歳以下をえこひいきする」 「BEB5土浦」について星野代表は「35歳以下をえこひいきする」と強調した。その戦略と背景について、日本では外国人観光客が年々増えているのに対し、日本人による国内旅行が減少しているために全体の旅行需要が減少していると危機感を話した。主な要因は日本の若者の旅行参加率が低下していることにあると分析し、「10年、20年後の旅行業を支えるためにはインバウンドと同じくらい日本の若い人の旅行が大切だ」と強調した。 土浦駅ビルにオープンするホテルは、20代から30代前半の世代がもつ旅行概念を、星野リゾートが独自に調査・分析し、導き出したホテルになるという。 35歳以下の世代にとっての旅行とは、飛行機に乗って行くなどでなく、日常の先のちょっとした旅行である、どこに行くかよりもだれと行くかが重要である―などと分析し、BEB5土浦について、従来の旅行の敷居の高さを取り除き「居酒屋以上、旅未満の旅行をつくる」と強調した。 具体的には、飲食物の持ち込みを自由にする、部屋よりもホテル内のパブリックスペースで過ごす若者が多いことからパブリックスペースを24時間利用できるようにする、35歳以下をえこひいきし、お盆や年末年始など季節によって変動するのが一般的な宿泊料金を35歳以下は一定にするなどだ。 星野代表は「年間稼働率80%以上を目標にするが、数字が表れるまでには時間がかかる。正しい取り組みをしていけばどこかで急に伸び始める時が来る。茨城県全体を盛り上げる地道な取り組みをしていきたい。海外にも情報発信していきたい。5年、10年で考えている」と話した。 アトレの一ノ瀬社長はプレイアトレ土浦の戦略と背景を改めて説明した。土浦駅ビルはピーク時の1991年は112億円の年間事業収入があったがバブル景気が崩壊し、6分の1の20億円に落ち込んだとし、「ここでJR東日本グループとして、土浦の魅力をどう引き出すかを徹底的に議論した。その結果生まれたのがプレイアトレ土浦」だとした。その上で「筑波山、霞ケ浦に日本最長のサイクリングコースが整備されているのだから、土浦駅を玄関口にして街の活気を取り戻す。モノが売れない時代に、体験の提供を軸にしたコト発信する」とし、「今スタートラインに立った。土浦が本当の意味でサイクリングのメッカとなるよう息長く取り組みたい」と意欲を話した。 一方、同ホテルを県宿泊施設立地促進事業第1号に認定した大井川知事は「手ぶらで来て楽しめる全国初、駅直結のサイクリング拠点。全国区のブランドと連携した星野リゾートBEB5土浦は本県のフラッグシップになりうる。本県を魅力的なものにするために全国に魅力を発信できるようにしていきたい」などと述べた。 「星野リゾートBEB5土浦」は延床面積約5000平方メートル。客室90室、カフェやライブラリーがあるパブリックスペース「TAMARIBA(たまり場)」、ショップなどで構成する。自転車好きのほか、ダイエットのためやファッションのための自転車ニーズ、 キッズの自転車デビュー まで 、あらゆる自転車ニーズに「ハマる」ホテルにする。 「TAMARIBA」は24時間オープンで、大迫力のスクリーン、ライブラリー、カフェなどを備える。飲食物を自由に持ち込め、好みのソファーとテーブルでまったり過ごしてもらえるようにする。時間や計画を気にせず、その時の気分でやりたいように過ごしてもらうため、朝寝坊して午前11時のチェックアウト時間を多少過ぎても追加料金は徴収しない。全員が35歳以下のグループの場合、3人1室1万2000円(1人4000円)で年中、均一料金で利用できるようにする-などが特徴になる。 一般の宿泊料金は1泊6000円から(2人1室利用の場合の1人当たり、税別、食事別)。9月30日午後2時から予約を受け付けている。予約はhttps://hoshinoresorts.com/ja/hotels/beb5tsuchiura ➡土浦駅ビル「プレイアトレ土浦」の過去記事はこちら
【茨城国体】相撲少年男子、初日3勝で決勝トーナメント進出
2019年9月30日
【池田充雄】第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の相撲競技が29日に開幕、初日は土浦市の霞ケ浦文化体育会館で少年男子の団体予選が行われた。茨城県チームは岡山に4-1、愛媛に4-1、島根に5-0と3戦3勝で決勝トーナメントに駒を進めた。30日は少年男子団体および個人の決勝トーナメントと、成人男子の団体予選が行われる。 ▽少年男子 団体予選1回戦 茨城4-1岡山 〇江連(押し出し) 〇幡谷(押し出し) 〇亀井(押し出し) 〇花房(寄り倒し) ●丹羽(はたき込み) ▽同2回戦 茨城4-1愛媛 〇江連(寄り切り) 〇幡谷(突き倒し) 〇亀井(押し出し) ●花房(押し出し) 〇丹羽(突き出し) ▽同3回戦 茨城5-0 〇江連(押し出し) 〇幡谷(突き出し) 〇亀井(押し出し) 〇花房(押し出し) 〇丹羽(突き出し) 茨城の初日成績は3勝13得点で7位タイ。47チーム中上位16チームが翌日の決勝トーナメントに進む。山本紳童監督は「まずは最初の目標を達成できた。やるべきことをみんなやれた。多少の誤差はあったが全部想定の範囲内」とほっとした様子。決勝トーナメント1回戦の相手は青森県。その後も強いチームが控えており、厳しい戦いが予想される。「どこが来ても自分たちの相撲を取り、勝ちに全力を尽くすだけ。他チームと比べて体の小さい子が多いが、当たって押すことを基本に、絶対に引かない攻める相撲を取らせたい」 今回のチームは東洋大牛久高の4人に水戸農高の江連が加わった形。「江連はすごく力があり、チームに安定感と厚みを増す。いちばん勢いがある相撲を取っており、先鋒としてチームを勢い付かせてほしい」と山本監督の期待も高い。週末には合宿を行ってチームとしての熟成度を高め、9月に入って霞ケ浦文化体育会館に土俵が完成すると、地の利も生かして十分な稽古を積むことができた。本番の大声援には「プレッシャーにもなるが力にもなる。楽しもう、どんどん目立ってやろう」と、力に変えて勝利につなげる考えだ。 団体予選の取組で全勝した選手には、個人決勝トーナメントの出場権が与えられる。該当者は61人で、茨城からは江連、幡谷、亀井の3選手が出場する。 ➡茨城国体の過去記事はこちら
調査から保全、そして教育へ 宍塚の自然と歴史の会が30周年記念行事
2019年9月29日
【相澤冬樹】認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会(及川ひろみ代表)の発足30年を記念する映画会が29日、県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿町)で開かれた。会員はじめ、同会の活動を特徴付ける親子連れら約200人が集まり、同会の活動とも共振する循環型農業の取り組みを描いた映画『武蔵野』(2018年、原村政樹監督作品)を鑑賞した。 生物多様性日本アワードで優秀賞 同会は1989年9月4日に発足したNPO法人で、つくば市に近い土浦市の宍塚大池を中心とした100ヘクタールほどの里山エリアで様々な活動を行っている。及川代表は会の設立から関わっており、NEWSつくばに執筆のコラム「宍塚の里山」は27日付けで46回を数えている。 同コラムで告知したのが今回の映画会で、会では「30周年記念式典などやらない」と決めているそう。映画会以外の記念行事は予定していなかったが、開催直前になって1つの朗報がもたらされた。イオン環境財団による第6回生物多様性日本アワード(国内賞)で、同会は優秀賞4団体の1つに選ばれた。及川さんは26日、国際連合大学で開催の授賞式に出席したことを報告した。 及川さんは、同会の取り組みが地域の農家1軒1軒を訪ね、里山の暮らしを聞き書きする調査活動から始まったと回顧する。今日1900種を超える動植物が確認される大池周辺の多様な生態系に触れるためには、まず地元の人たちとの交流がベースになければならなかったという。調査には専門家が加わり、より深く正確に知ることで、保全に生かす活動になった。 保全はさらに教育のステージに進み、今や会員は400人を超える。この1年で約40人が入会しており、20代、30代の若い人たちが数多く加わった。田んぼの学校はじめ各種の観察会など、親子で参加できるイベントが年に80回以上組まれ、同会の活動を特徴付けている。 宍塚大池周辺は環境省の「重要な里地里山」コアサイトに選定され、長期間(100年)のモニタリング調査を実施中。この宍塚の里山を100年先にまでつなげていこうというのが、同会のスローガンになっている。その先行例に位置づけられる埼玉県南西部、武蔵野地域の取り組みを学ぼうと、この日の映画会となった。同映画のプロデューサー鈴木敏夫氏を迎え講演会と意見交換が行われた。 ➡及川ひろみさんのコラムはこちら
認知症と男性更年期の早期発見 県内初2つの人間ドック、10月から筑波大病院
2019年9月28日
【相澤冬樹】筑波大学付属病院(つくば市天久保、原晃院長)が10月から、新しい人間ドック2コースをスタートさせる。軽度認知障害(MCI)の早期発見に特化した「認知機能ドック」と中高年男性の加齢に伴う心身の不調の改善を促す「男性健康ドック」で、ともに県内初、大学病院の診療体制や研究機能とも連携した全国的にも珍しい人間ドックということだ。 2つの人間ドックは、通常行われている基本コースに付加するオプションとして設けられる。それぞれ軽度認知障害と男性更年期障害の早期発見が目的。共に高齢社会にあって、早期介入による改善の手立てが望まれている医療分野だ。異常が発見された場合、大学病院の精神神経科、泌尿器科の医師らと連携することでスムーズに治療に移れるメリットを生かしての設置となった。 中年期から「認知機能ドック」 軽度認知障害は認知症の前段階に位置づけられる。認知症の原因物質とされる脳内物質の蓄積は、発症の20~30年前から生じるため、中年期からのケアが必要になる。物忘れの自覚があったり、自覚がなくても周囲から指摘があったりする人が対象で、脳ドックのMRI(磁気共鳴画像)検査に続けて判定を行う。脳の萎縮度合いを数値化しての判断や心理士による対面でのきめ細かい検査によって調べるという。 オプション料金としては3万円だが、基本コース(6万2000円)と脳ドック(4万円)の受診が必須なため、自治体等からの助成を見込んでも1回で10万円を超える負担になる。同病院によれば、毎週水曜日のみの開設で、今年度は毎回1人、来年度からは毎回2人で、最大年96人程度の利用を見込んでいる。(利用料金はすべて税別) 軽度認知障害であることが明らかになった場合、同病院で実施の「認知力アップデイケア」が紹介される。認知症予防研究から効果が科学的に検証された運動、食事、認知トレーニングなどのプログラムを選び、インストラクターのサポートなどで認知機能を維持・改善できるよう取り組むものだ。 更年期障害に備える「男性健康ドック」 一方、男性更年期障害は加齢やストレス、生活習慣の乱れから、男性ホルモンが低下して起こる。性欲減退や発汗・ほてり、不眠、集中力低下、イライラなどの症状を伴う。近年では男性ホルモンの低下は、メタボリックシンドロームや心血管疾患とも関連することがわかり、低下の早期発見が様々な疾患の予防につながる可能性も指摘されているそうだ。 男性更年期障害の診断には、血液中の「遊離テストステロン」という男性ホルモンの量を測定することなどが有効。必要な場合、男性ホルモン製剤の注射などの治療が行われる。費用は1万2000円で、前立腺がん健診(PSA測定、3000円)との同時受診が推奨されている。年間200人程度の利用を想定している。 同病院の人間ドックは、つくば予防医学研究センター(西山博之センター部長)が担う。開設から3年目で、今年度初めて受診者が1000人台に到達する見通しになった。大学病院の診療科医師2人がダブルチェックした上で、健診結果を判定する体制を整えている。2つのドックの受診者から得られた検査結果は解析を加え、今後の研究に活用していくという。 ➡筑波大学の関連記事はこちら
2陣営が出席 土浦市長選 立候補予定者説明会
2019年9月27日
【谷島英里子】任期満了に伴う土浦市長選(11月3日告示、10日投開票)の立候補予定者説明会が27日、同市役所で開かれ、5選を目指して立候補を表明している現職の中川清氏(74)陣営の関係者と、市内の政治団体、周文会代表の相澤保男さん(81)が出席した。取材に対し相澤さんは「周文会で立候補者を募集する」と話した。 同市長選をめぐっては、現職の中川氏が9月議会で一般質問に答えて立候補を表明した=9月11日付。現時点で表明しているのは中川氏ただ1人。 27日の説明会では市選挙管理委員会が、公職選挙法や選挙運動などについて説明した。 事前審査は10月15、16日。市選管によると9月1日現在の18歳以上の有権者数は11万8310人(男性5万8818人、女性5万9492人)で4年前(20歳以上)より約3000人増えた。4年前の投票率は28.42%だった。
【総合運動公園問題】つくば市議会が特別委を設置 売却日程いったん足踏み
2019年9月27日
【鈴木宏子】住民投票で事業が白紙になったつくば市の旧総合運動公園用地(高エネ研南側未利用地、同市大穂)を、市が民間に一括売却する方針を示している問題で、同市議会は27日、高エネ研南側未利用地調査特別委員会(小久保貴史委員長)を設置した。市の売却方針に対し、議会や市民からさまざまな意見が出ていることから、これまでに出された意見を改めて検討するという。 特別委の設置を受け五十嵐立青市長は同日の本会議で「いったんスケジュールを後ろ倒しする」と表明した。売却に向けて市は、9月中に新たな土地利用計画案を検討、10月上旬に市民説明会開催、10月から都市計画変更手続きを開始し、11~12月に利活用事業者を公募するとしていたが、売却に向けた作業はいったんストップし、特別委の報告を待つことになった。 市議会9月議会最終日の27日開かれた本会議で、神谷太蔵議長が特別委の設置を提案し、全会一致で設置が決まった。委員は議長を除く議員27人全員で構成する。 小久保委員長によると、6月と9月議会で計7人から旧総合運動公園用地の売却方針などに対し一般質問があったほか、9月6、7日に市内3カ所で開かれた住民説明会=9月7日付=でさまざまな意見が出されたことを受けて設置に至った。 特別委では今後、これまでに出た意見を改めて検討するという。進め方や期間についても今後決める。小久保委員長は「(市に事業提案をした)民間事業者がいるので、引き延ばすのではなく、なるべく早く結論を出せるようにしたい」と話した。特別委として報告書等をまとめ市に提案していくという。 一方五十嵐市長は「(66億円を借り入れして購入した)利子負担が重いので、現状のままにしておくわけにはいかないと動いてきた。議会(特別委)にはきちんと説明し情報を提供していきたい」とした。当初予定していたスケジュールが足踏みすることについては「(事業提案した)事業者も議会の議決がないと進まないことはわかっていると思う」などと話した。 旧総合運動公園用地をめぐっては今年3月、五十嵐市長が民間に一括売却する方針を示し、4月に事業提案を公募した。1社が応募し、同用地約45ヘクタールを約40億円(市の購入価格は約66億円)で取得して、物流倉庫、商業施設、老健施設などを整備する事業提案をした。その後9月6、7日、市内3カ所で市が住民説明会を開いたところ、参加した市民から、一括売却する市の方針に異議を唱える意見が相次いだほか、新設予定の大規模商業施設がイーアスつくばと同規模であることから既存商業施設への影響や交通渋滞対策を求める声などが出た。 ➡つくば市総合運動公園の過去記事はこちら
彼岸花 秋を彩る つくば市沼田の燧ケ池
2019年9月26日
【橋立多美】筑波山麓のつくば市沼田集落にある燧ヶ池(ひうちがいけ)の土手に、今年も彼岸花が咲き始めた。 池を望む古木のエノキと真紅であでやかな彼岸花は、写真愛好家に人気が高い筑波山の隠れた撮影ポイントだ。 枝ぶりの良かったエノキは数年前に枝が折れて基幹中心部の洞(うろ)を人目にさらすが、残った幹が枝を伸ばして堂々たる風情。沼田のお年寄りは「俺らの子どもの頃からエノキの根元は洞窟のようで、鬼ごっこの隠れ場所だった」と話す。 古木と群生する彼岸花との組み合わせのほか、筑波山をバックにした彼岸花も望める。 例年だと彼岸花は秋の彼岸入りには開花するが、今年は残暑の影響か開花が遅れ気味でつぼみが多く、この先1週間はすくっとした立ち姿と妖艶な姿を楽しめそう。 観光地化されておらず、狭い農道を進み乗用車2台ほどしか駐車できないので注意を。それだけに彼岸花が彩る里山の秋を満喫できる。
【霞ケ浦を遊ぶ】女性に人気のSUPヨガで土浦の魅力発信 開放感たっぷり、癒やしに
2019年9月25日
【田中めぐみ】水に浮かべたボードの上でヨガをする「SUP(サップ)ヨガ」が女性を中心に人気を集めている。ゆらゆら揺れる水面で行うため体幹を鍛えるエクササイズとしての効果が高いといわれる。ヨガを体験したことがある記者も数年前から興味を持っていた。今回、霞ケ浦で「SUPヨガ」のクラスが開講していると聞きつけ、早速参加してみた。 講師は石岡市出身の滑川織美(あやみ)さん。プロのボディーボーダーでSUPヨガインストラクターだ。霞ケ浦は海と違って波や風が穏やかなため、初心者も難なく楽しめるという。女性に人気のSUPヨガで、霞ケ浦の魅力を発信したいと考えている。 土浦駅東口近くに今年3月オープンしたばかりの「りんりんポート土浦」(同市川口)で待ち合せた。コインロッカー、シャワー室、トイレなどを完備し、無料駐車場がある主にサイクリスト向けの休憩スペースで、屋上には展望スペースもあり、県外客や市民の憩いの場になっている。滑川さんは「りんりんポートは土浦インターから約20分と交通アクセスが良い場所にある。トイレやシャワーが利用できるので、手ぶらで来て体験しシャワーを浴びて帰れる」と話し、この「りんりんポート」を自転車ばかりでなく、SUPヨガの拠点にできればという。 SUPヨガの「SUP」とはスタンド・アップ・パドルボードの略で、ボードの上に立ってパドルをこぎ水面を移動していくアクティビティ。ゆっくりとした動きで進むため、初心者でも簡単に楽しめるのが特徴だ。 この日、SUPを初めて体験する私のために、滑川さんは初心者向けでバランスの取りやすいボードを用意してくれた。ボードはレンタルできるので手ぶらでOKだという。ただし水に落ちたときに備えて水着着用が条件。水着さえ着てくれば、SUPヨガ用のウェアも貸し出してくれる。 体験場所は、ボードに乗って水に入りやすいスロープがある土浦新港。岸壁に囲まれ波が穏やかだ。 まずSUPの操縦の仕方、基本動作の説明があり、その後準備運動を行ってからボードに乗る。最初は座った状態でこぎ出し、ボードが進み出してから立ち上がるのだが、落ちるのではという恐怖感がありうまく立つことができない。行きたい方向を見る、遠くを見るといったコツを教えてもらい、パドルの使い方についても指導を受けると徐々に慣れてきた。 確かにコツをつかめば簡単で、パドルの使い方に慣れたころには恐怖感は一切なくなっていた。湖面はとても静か。滑るように進むボードの上で徐々に気持ちが穏やかになってゆくのを感じる。目線を遠くにやると、土浦港を出入りするボートやヨットで遊ぶ人も目に入る。開放感たっぷりだ。 港湾の真ん中までこぎ出し、いよいよヨガのレッスン開始。まずはボードをまたぎ、足を水に浸けて水温を確認する。この日の気温は高めで汗ばむ。水温も温かく気持ちがいい。透明度も意外と高く、パドルで確認してみると80センチ程度の深さまで見えるようだ。水に落ちて泳いでみてもいいかなという気分になる。 最初に四つんばいになりポーズをとる。陸上で行うヨガと同じポーズも、水の上では体幹の強さが必要で、体幹がかなり鍛えられるのが分かる。続いてお尻を空に突き出して足と腕とボードで三角形を作る「犬のポーズ」。水面ではぐらぐらするのでいつも以上に集中力が必要だ。呼吸を整えることを忘れず、心地よい風を感じながらゆっくりとヨガの動作を行う。最後は立ちポーズにもチャレンジ。合掌であいさつして終わった。 SUPは愛犬と一緒に楽しめるのも醍醐味。滑川さんの愛犬も途中からボードに乗って霞ケ浦を満喫していた。水辺が好きなワンちゃんが居たらぜひ一緒に楽しみたい。 レッスン後はりんりんポート土浦に戻り、シャワーで汗を流す。シャワーは30分200円。ドライヤー、ボディーソープ、シャンプーもあり、快適だ。 ◆SUPヨガはSUPボード、パドル、ウェアのレンタル込みで2時間4000円。レッスンは予約制で、毎週日曜日と月曜日に開講している。霞ケ浦は海と比べて穏やかだが、天候によっては中止する場合もある。予約・問い合わせは電話080-2370-9848(滑川さん)。メール 2019.beach.life@gmail.com。フェイスブックhttps://www.facebook.com/ayami.namekawa。インスタグラムhttps://www.instagram.com/ayami_namekawa/ ◆土浦新港を使用する場合は許可が必要。問い合わせは指定管理者のラクスマリーナ(電話029-822-2437) ◆りんりんポート土浦は土浦市川口2丁目13番25号、開館時間は午前9時から午後6時。 ➡「霞ケ浦を遊ぶ」シリーズの過去記事はこちら ➡りんりんポート土浦の過去記事はこちら
来年秋、再認定審査の筑波山ジオパーク 拠点施設、事務局体制など課題解決急務
2019年9月24日
【山崎実】来年秋の再認定審査を控え、筑波山地域ジオパーク活動に関わる課題解決に向け、県、地元自治体など関係機関(者)の取り組み姿勢が問われている。 筑波山と霞ケ浦、関東平野で構成される筑波山地域ジオパークは、2016年9月、日本ジオパークとして認定され、同ジオパーク推進協議会(つくば、石岡、笠間、桜川、土浦、かすみがうらの6市で構成)を中心に、ジオガイドの養成、ジオツアーなどを実施し、地域の魅力向上、PRに努めてきた。 しかし一方では中核的な拠点施設の整備、協議会事務局体制の強化、県及び協議会自治体との連携強化などが課題として指摘され、早急な対応策の確立が迫られている。 ジオパーク再認定への条件となる課題解決については、開会中の県議会第3回定例会でも論議に上り、県は現状と今後の対策に言及した。 それによると、協議会は今年度、筑波山麓の筑波東中学校跡地の一部を活用して、中核拠点施設を整備する基本構想の策定に着手しているほか、事務局体制についても協議会自治体間で人員の強化、検討が行われている。 他方、協議会活動の支援窓口となっている県は、2017年度から庁内連絡会議を設置。県北地域ジオパークともども、観光やプロモーション、交通アクセスなどの諸課題について情報を交換。昨年度の連絡会議では、NPO法人日本ジオパークネットワークから講師を招き、再認定に向け意見交換を行った。 さらに今後も自然博物館職員の助言などによるジオガイドの育成、案内板設置など許認可手続きに関わる調整、県北ジオパークとの連携、支援のほか、来年の再認定に向けた情報収集に取り組んでいくとしている。 6市連合の推進協議会は、筑波山地域ジオパーク内の食材を使った認定商品(食品、料理)を各種イベントでPRするなど、魅了発信に努めている。その成果を含め、来年秋の再認定を照準に据え、協議会活動は待ったなしの正念場を迎えているといえそうだ。 ➡筑波山地域ジオパークの過去記事はこちら
【茨城国体】茨城が初の総合3位 パワーリフティング つくばで日本新記録5つ
2019年9月24日
【池田充雄】第74回国民体育大会「いきいき茨城ゆめ国体」の公開競技、パワーリフティング大会は23日、つくばカピオで最終目を迎え、成年男子105キロ級・120キロ級・120キロ超級が行われた。県勢は2選手が出場し、筑波大出身の林直明が4位入賞を果たした。また都道府県団体成績では茨城が初の3位に輝いた。 120キロ級の林直明(パワーハウスつくば)はトータル635キロで4位入賞。「予選の5位から順位を1つ上げられたが、数字的には満足していない」と話す。誤算だったのはデッドリフト。1回目の250キロは簡単に上がるはずだったが、バランスを崩して失敗。2回目では失格を避けるため252.5キロと最低限の重量増に留め、3回目で282.5キロに挑戦。あとひと引きが足りなかったものの、成功していれば3位に届くという大きな賭けだった。「この会場だからあそこまでやれた。地元の声援をすごく近く感じ、あれだけの重量が浮いたことも自分の中では驚きだった」。 笠間市生まれ、県科学技術振興課職員の28歳。大学時代は陸上部で、今も投てき種目の選手を続けている。競技としてのパワーリフティングは昨年、国体出場を目指して取り組み始めた。平日はほぼ毎日、仕事が終わるとつくばに来て、練習に励んできた。 105キロ級の伊藤秀樹(パワーハウスつくば)は、トータル672.5キロを上げて10位。地元の代表としての責任感と、耳に届く大声援が力となって、自己ベストを大きく更新した。ベンチプレスでは2.5キロダウンだったが、スクワットとデッドリフトはともに20キロアップ。「みんなの中で一番の上げ幅だったと思う」と胸を張った。 大会本番に合わせて重量や回数を調整し、計画的な練習ができた。当日のコンディションも万全で、「この2つの要因が重なると精度の良い試技ができる」と、9回の試技すべてを成功させた。つくばみらい市出身の43歳。「一般対象の大会でも若い者に負けない活躍ができた。今後もいっそう上を目指して鍛えていきたい」と話す。 常総、下館工、真壁が選手育成 今大会について県パワーリフティング協会の寺門浩之理事長は「種目によっては300キロオーバーを上げる選手もいて、日本新記録も5つ出た。各県とも大きくレベルアップし、見ていて面白い大会だった」と振り返った。 総合3位となった茨城の成績については「選手一人一人の頑張りのおかげ。地元開催ということで、普段は国体に出ていない人も協力し、皆がこの大会に集中してくれた」と、オール茨城で臨めたことを要因に挙げた。 今までの10位台から大きく順位を上げたが、東京や千葉という強豪の壁は崩せなかった。課題となるのは選手層の厚みだという。「高校では常総学院、下館工、真壁が一生懸命選手を育てており、各ジムにも取り組んでいる人たちがいる。裾野が広がれば強い選手が必ず出てくる」。 ●団体総合成績 ①千葉 ②東京 ③茨城 ④北海道 ⑤神奈川 ⑥愛知 ⑦宮城 ⑧京都 ➡茨城国体の過去記事はこちら
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