土曜日, 4月 4, 2026

敬老の日 高齢者割合 つくばは県内最低 土浦は数年先に3割超

【枝川廉】きょう17日は敬老の日。県統計課は、敬老の日(17日)現在の高齢者人口を公表した。県人口は285万1057人で、このうち28.9%に当たる82万4397人が65歳以上の高齢者となり、人口、割合ともに過去最高を更新した。県常住人口調査を基に推計した。 市町村別に見ると、大子町が44.5%と最も高く、つくば市が20.1%で最も低い割合となった。土浦市の高齢者人口の割合は28.9%で、県全体の割合とほぼ同水準となっている。 県の高齢者人口は年々上昇しており、人口の割合も1960年頃までは6%程度で推移していたものの、以後は年々上昇している。 高齢者人口の割合がつくば市や守谷市で小さいのは、TX沿線の開発による生産年齢人口の増加などが背景にあると考えられる。 全44市町村で高齢者割合増加 また、今回の推計に使われた県常住人口調査では、7月1日現在の年齢別人口が公表されている。これによると、大子町など25市町村で高齢者の割合が30%以上となっており、県内全ての市町村で前年同期より高齢者の割合が増加した。 過去10年間について見ると、高齢者の割合は年々上昇しており、土浦市は県全体とほぼ同程度の水準で推移している。この傾向が続いた場合、土浦市は数年以内に高齢者人口の割合が30%を超える可能性が高い。 一方、つくば市は、県全体と比較すると低い割合だが、割合は年々上昇しており、現在は約5人に1人が高齢者という状況になっている。

子犬のベビーラッシュ つくばわんわんランド

【崎山勝功】筑波山の麓、つくば市沼田の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」で、子犬が約20匹以上生まれ、ベビーラッシュの季節を迎えている。パグやトイプードルなどが8月から9月にかけて生まれた。 子犬がたくさん生まれるこの時期だけの催しとして、同園では、子犬と触れ合える特別イベントを15日から17日と、22日から24日までの3連休に開いている。 このうち、生後1カ月から5カ月前後の子犬をひとりで触ることができる「子犬ふれあい独占タイム」には15日、多くの来場者が訪れ、体長10~20㌢前後の子犬を膝の上で抱きしめるなどして子犬の感触を楽しんでいた。 埼玉県から来た小学3年生の男子児童(8)は「すごくかわいかった。子犬が震えていた」と、初めて触った感想を語った。一緒に子犬を触った母親(31)は「初めて触って、いい体験になった」と話した。 このほかにも子犬に授乳体験ができる「赤ちゃんわんこにミルクをあげよう」や、生後1年未満の子犬と触れ合える「わんわん幼稚園」など、子犬と触れ合える催しが開かれている。 同園は「子犬がたくさん生まれるこの時期だけのイベントなので、子犬に触れることを楽しんでもらえれば」と話している。

【直売所めぐり】2 栗、新米、新レンコン…秋の味覚が勢ぞろい JA土浦さんふれ新治店

【田中めぐみ】朝晩が涼しく感じられるようになると食欲もわいてくる。地場産の秋の味覚を探しに、今回はJA土浦農産物直売所「サンフレッシュ(さんふれ)新治店」を訪れた。 常磐道土浦北インターから国道125号線を西へおよそ3㌔、新治庁舎南交差点の角にある。6店舗あるJA土浦直売所のうち最も大きい店舗だ。 午前9時、お店に到着すると、開店前だというのに待ちきれないお客さんたちが店内に入っていく。商品を品定めするお客さんと、搬入、陳列するスタッフとが入り乱れ、朝の店内は慌ただしく活気づいている。 入り口でまず目についたのは早生栗だ。大粒が40個以上入って値段も300円からと手頃。来店者はみな足を止め「あら、栗が出ている」と手に取る。思わず互いに顔を見合わせ笑顔がこぼれた。「こっちの方が粒ぞろいよ」、「傷があるけどこっちのが安いよ」。農産物を間に、偶然居合わせたお客さん同士で会話が弾むのも直売所の楽しさだ。 店を入って右手のケースには新米が並べられていた。毎年秋の新米を心待ちにしている人も多いだろう。同店では9月の2週目の日曜に、1袋30㎏の新米が30袋売れたという。今年は例年より少し値段が安いそうだ。欲しい分量を伝えると、スタッフが精米して袋詰めしてくれる。その都度精米してくれるので鮮度は最高だ。もちろん玄米のまま買うこともできる。 色白な新レンコンは今ぜひ食べてほしい野菜の一つだ。店長の北泉正男さんのお勧めは、油で炒めて塩コショウするだけの調理法。この時期のれんこんはみずみずしく柔らかい。短時間で炒めることでシャキシャキした食感が損なわず、シンプルな味付けが新鮮なれんこんの甘みをひきたてる。 新治産のぶどうも人気で、様々な品種が並んでいた。お客さんたちは思い思いに好みの品種のぶどうを手に取っていく。巨峰やピオーネは今がまさに旬。特に種なしで食べやすく糖度の高いピオーネは人気だそうだ。どのぶどうもつやつやと光り輝いている。 9月が旬の梨の品種、豊水もずらりと並ぶ。豊水は甘みと酸味のバランスがよく、上品な味わいだ。日持ちもするが、ぜひ新鮮なうちに味わってほしい。 店内には「そば処まほら庵」というそば屋がある。ここは平日でも開店前から行列ができるという人気店で、安くておいしいおそばが食べられると評判だ。常陸秋そばのそば粉を使用しており、お店の入り口ではそば粉を売っているので、買って帰ることもできる。「まほら庵」は開店前の時間で、残念ながらそばを食べることはできなかったが、次は必ず買い物ついでにおそばを食べよう、と思いながら帰途についた。 サンフレッシュ新治店 住所▽土浦市藤沢514-1 電話▽029-862-3573 駐車台数▽60台 観光バス用3台 営業時間▽午前9時30分~午後6時(4月~9月)、午前9時30分~午後5時30分(10月~3月) 定休日▽無休(ただしお盆・年末年始は休み)

否決の合併議案を総会で再審議へ 県南3JA合併問題

【鈴木宏子】来年2月の合併を目指しているJA土浦(本店・土浦市)、竜ケ崎(龍ケ崎市)、茨城かすみ(美浦村)のうち、JA竜ケ崎が8月25日に開いた臨時総代会(総代507人が対象)で、合併議案が否決された問題で、3JAの組合長は13日記者会見し、9月24日にJA竜ケ崎が臨時総会(正組合員4905人が対象)を開き、再度、合併議案を審議すると発表した。 3JAの組合長は8月1日、大井川和彦知事らの立ち合いで合併に調印した(8月2日付け)。調印後の総代会で議案が否決されるのは全国的にほとんど例がないという。 合併の手続きとして調印後に、各JAがそれぞれ臨時総代会を開き、3分の2以上の賛成を得ることが必要になる。3JAは8月25日、それぞれ臨時総代会を開催した。土浦と茨城かすみは賛成多数で可決となったが、竜ケ崎は61.3%の賛成しか得られず、合併議案は否決された。 その後、JA竜ケ崎では組合員から「臨時総代会で半数以上が賛成している。正組合員からも賛成する声が上がっている」などの声が上がり、正組合員1644人から農協法に基づく総会の招集請求が出されたという。 総会を開催するためは同法の規定により正組合員の5分の1(JA竜ケ崎は981人)以上の請求者が必要になる。JA竜ケ崎は請求者数を確認、5分の1に達していたことから、8日理事会を開催し、臨時総会の招集を決めたという。 JA竜ケ崎の木村透組合長は「竜ケ崎は牛久、龍ケ崎、利根で農業形態が違っていて、畑作が多い牛久の組合員から『私たちが発言できる場をつくってほしい』という声が上がった。総会招集請求が出て、急きょ、総会を開くことになった」と経緯を話した。 ただし総会で合併議案を可決するためには正組合員2分の1以上が出席し、出席者の3分の2以上の賛成が必要になり、結果はふたを開けてみないと分からない。JA土浦の池田正組合長は「(結果についての)そこの議論はしたくない」と話し「竜ケ崎が最大限努力するということなので、できる限りバックアップして合併できるよう頑張りたい」と語った。24日の臨時総会で可決されれば来年2月1日の合併スケジュールに変更はないという。

「クラシックをもっと身近に」 坂本真由美さんピアノリサイタル つくば学園クリニック

【田中めぐみ】つくば学園クリニック(つくば市苅間)で10月14日、ピアニスト坂本真由美さんのピアノリサイタルが開かれる。坂本さんはテレビ朝日系の番組「関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦」で初代ピアノ王となった。入場無料。30人限定。 つくば学園クリニックは「地域の人に上質なクラシック音楽を気軽に聴いていただきたい」と、クリニック内のラウンジを開放し、不定期だが主に日曜日にサロンコンサートを催している。 坂本さんは東京芸大を卒業後、ドイツのハノーファー音楽演劇大学で学んだ。国内外コンクールで数多くの受賞歴があり、海外でも活躍するピアニストだ。現在は東京芸大講師も務めている。 「堅苦しいイメージのあるクラシックを地域の方にもっと身近に感じてほしい。生活に近いところで親しんでもらいたい」との思いを持ってリサイタルに臨むという。大きな舞台で演奏することが多いそうだが、クラッシックの魅力を伝えるため、今後小規模の演奏活動にも力を入れていきたいと考えている。「30人限定なので、聞いてくださる方の反応を近くに感じることができる。小さいところで演奏するのはとても勉強になる。お客さまにもこちらの表情や息づかいを感じてもらえると思う」と話す。 モーツァルトの「きらきら星変奏曲」やリストの「ラ・カンパネラ」など、誰もが一度は聞いたことのある曲目を演奏する予定。聴きどころは、坂本さんが今年度自らの研究テーマとしている幻想曲だ。「ソナタには決まった形式があるが、幻想曲は形が決まっていない。だから作曲家の形にならない思いや、あふれ出る感性が表現されているように感じる」と話す。 ◆坂本真由美ピアノリサイタルは10月14日(日)午後1時30分開場、2時開演。会場はつくば学園クリニック(つくば市苅間1929-1)。駐車場有。入場料無料。30人限定で予約が必要(予約はhttps://t.livepocket.jp/e/3wzmv、またはQRコードから)。 詳しくはつくば学園クリニックサロンコンサートFacebookページhttps://www.facebook.com/tgcsalonconcert/、坂本真由美ウェブサイト http://www.mayumisakamoto.com/ツイッターhttp://twitter.com/sakamoto_mayumi   ◆つくば学園クリニックで近日開催するコンサート(いずれも併記のLivePocketサイトからの予約が必要)は ・9/30 角野まりな&西野晟一朗 https://t.livepocket.jp/e/2t1rt ・10/28 細井 唯チェロリサイタル https://t.livepocket.jp/e/f7ky7 ・11/18 米川幸余ピアノリサイタル https://t.livepocket.jp/e/cegwb ・12/23 坂本真由美 & 千葉清加 デュオリサイタル https://t.livepocket.jp/e/j6x99

リース校舎増築へ 児童・生徒数急増の竹園西小と東中 つくば

【鈴木宏子】児童・生徒数が急増し教室不足などが指摘されている、つくば市立竹園西小学校(同市竹園2丁目、児童数764人)と竹園東中学校(同市竹園3丁目、生徒数585人)について、市は、両校にリース校舎を増築する案を9月議会に提案した。両校とも2020年4月から使用できる見通しという。 両校の学区内では、つくば駅周辺のマンション建設や国家公務員住宅跡地の宅地造成などにより、児童・生徒数の増加が続いており、市の対応が求められている。 竹園西小は3階建て校舎(8教室)、東中は2階建て校舎(12教室)を建設する計画。いずれも鉄骨造りで、来年3月ごろ着工、約1年で完成し、20年4月から使用できるようにする。 リース代は18年度から29年度まで12年間で、西小は総額約3億3500万円、東中は約3億1500万円。9月補正予算案に債務負担行為を設置し提案した。 現状のままでは20年4月に西小が6教室、東中が3教室不足、21年度は西小が8教室、東中が7教室不足する見通しだった。 一方、東中は、校舎完成前の来年4月に1教室が不足する見通しだが、来年度は会議室を普通教室に充てて対応するという。 「対応あまりにも後手後手」 つくば駅に近い竹園1丁目地区には15年に、15階建てマンション3棟(計322戸)が建設され、国家公務員住宅跡地の住宅開発などと併せて児童・生徒数が急増している。20年には近くにさらに19階建てマンション(331戸)などが完成する予定で、小中学校などの受け入れ環境を早期に整備することが求められている。 今年3月と6月議会では、竹園西小と東中の過密化問題が複数の議員から指摘され、西小については「以前会議室だった場所が教室に転用されエアコンがない中で子供たちは過ごしている。特別支援教室は2教室を1.5㍍ほどのパーテーションで区切り3教室にして使用している。教材室だった6畳ほどの倉庫を日本語教室、特別支援教室に転用している。対応はあまりにも後手後手でひど過ぎる」「子供たちの数に見合ったグラウンドの広さがないため、お昼休みなど3年生以上しかグラウンドで遊ぶことができない。低学年の子は走り回れるスペースがない」(山中真弓市議)などの指摘があった。 東中については3月議会で、新井隆男教育局長(当時)が「(教室が)さらに足りない場合は、PTA室という大きい部屋があるので、それを普通教室としてPTA室と分ける」などと答弁、山中市議が「PTA室といっても旧校舎の昇降口だった。これが教室になるとは到底思えない。校舎を増設するなどの対応をきちんととっていくべき」などと指摘していた。

賞味期限1年9カ月過ぎのジャム 給食に提供 つくば市

【鈴木宏子】つくば市は11日、市立東小学校(同市東、児童数490人)に10日昼提供した学校給食に、賞味期限を1年9カ月過ぎたイチゴジャムが含まれていたと発表した。児童の健康被害は確認されてないという。 市教育局健康教育課によると、10日昼、給食を食べていた児童がジャムの賞味期限が切れているのに気付いた。アルミパックで包装された1個15㌘入りのジャムで、フランスパンに添えて出されていた。同校は全校放送でジャムを食べないよう呼び掛け、給食を提供した市桜学校給食センターに報告し、ジャムを回収した。児童145人がジャムを食べてしまったという。 今回のジャムは、農事組合法人つくばねファーム(つくば市和台原)が6日、同給食センターに計5620個を納品した中の一部。開封されたものを含め同小が回収したジャム516個を同センターが調べたところ、6割近い294個の賞味期限が1年9カ月前の2016年12月8日だった。納品後、センター職員は箱の期限表示と抽出調査をして賞味期限を確認したが混入に気付かなかったという。 10日は市立幼稚園2園、小学校5校に計2400個のジャムが提供された。幼稚園園児とほかの小学校児童はジャムを食べたが、いずれも賞味期限切れのものはなかったことを確認した。 原因について、市教育局は同ファームに調査を求めているが、現時点で不明という。 市は10日と11日、同小保護者にメールと文書で謝罪し、児童の健康状態を引き続き確認している。 ほかの学校に提供する予定だった残りのジャム約3220個については、いずれも賞味期限切れのものはないと確認されたが、提供を取り止め、児童らには別の代替品を用意する。 市は同ファームに対して、原因特定と再発防止策が確認できるまで商品の納入を一時中止する。 市の報告を受け、県つくば保健所と筑西保健所は11日、同ファームを合同で立ち入り調査した。県保健福祉部生活衛生課によると11日時点で原因などは不明という。

「本物の手作り作品見てほしい」 つくばのステンドグラス作家が2人展

【鈴木萬里子】つくば市在住のステンドグラス作家田崎慶三郎さんが、妻で衣服リメーク作家の昭子さんとコラボし「ステンドグラス・衣服リメイク2人展」を、15~17日の3日間、つくば市吾妻のつくば市民ギャラリーで開く。 慶三郎さん(77)は昨年まで都内の照明器具会社に特注品を卸していた。特注品製作が終了したこともあり今回久しぶりに個展を開く。「これからは地元を見据えた活動をしていきたい。地元の作家が手作りした本物の作品を見てほしい」と慶三郎さんは話す。 慶三郎さんは東京世田谷で会社員生活を送っていた40歳の時に、ステンドグラスと出合った。透過光によって美しく映えるステンドグラスに魅了され、独学で勉強を始めて2年後、自宅近くに工房を開き独立した。会社員に未練はなかったという。 そして好機が訪れた。制作の合間にふらっと訪れた浅草で台東区に本社のあるシスター照明の会長と出会った。会長所有の大正期のステンドグラスの修復を手掛け、技術の高さが認められて、親会社で照明器具会社の老舗、ヤマギワ照明からも、ランプスタンドやランプシェードの特別注文を長期にわたって受けるようになった。三越日本橋本店、帝国ホテル、能楽堂銀座など都内で個展も開いた。慶三郎さんは「会長との奇跡的な出会いが全てだった」と振り返る。 手先の器用な慶三郎さんは、ランプスタンドの土台になる鉄ベースを自分で作りたいと、ガス溶接技術を習得。鉄の創作に熱が入った2000年、住まいを筑波山麓に移し鉄の工房を開いた。05年土浦市飯田に工房を移転し、幻想的なステンドグラスの製作を続けている。 一方、妻の昭子さんは明治時代の着物や羽織に興味があり、洋服にリメークして楽しんでいた。それを見た人からの引き合いが多くあり、教室を開くなど活躍の場を広げた。2人展では昭和後期の品質の良い絹の着物をおしゃれ着にリメークして出品する。「個性的なおしゃれを楽しんでもらえたら」と話す。 ◆会期は15日(土)~17日(月)、開館時間は午前10時~午後4時30分(最終日は午後3時まで)、入場無料。問い合わせは田崎クラフト(電話080・3029・4138) ◆次回2人展は11月28日(水)~12月1日(土)土浦駅アルカス1階市民ギャラリーで開く。

新つくば観光大使6人 PRへの意気込み語る

【谷島英里子】つくば市のPRを担う「第13代つくば観光大使」6人が10日、五十嵐立青市長を表敬訪問し、意気込みを語った。 観光大使は今年新たに選ばれた3人と、12代からの継続3人の計6人。新大使は、いずれも同市の会社員平沢唯さん(28)、非常勤講師吉田さやかさん(27)、大学生山崎麻亜紗(まあしゃ)さん(19)。継続は、会社員宮本はるかさん(26)、会社員坂入百香さん(25)と、東京都の大学生酒井瑛里さん(21)。6人は市のイメージアップや観光客誘致を図るため、市内のイベントや県外での観光キャンペーン、メディア出演を行い、市の魅力をPRする。 新たに大使に選ばれた平沢さんは「G20貿易・デジタル経済大臣会合や国体があり国内外から人が来るので、つくばの魅力を一人でも多くの人に伝えたい」と抱負を述べた。 観光大使の任期は9月1日~2020年8月末の2年間。継続3人はあと1年になる。 五十嵐市長は「今年から来年に世界湖沼会議やG20、茨城国体がある。つくばの魅力を自然な形でPRしてほしい」と話した。

【葬儀の形】つくばの老健施設長が生前葬 「元気なうちに区切り」

【橋立多美】葬儀の形式が多様化している。最近は家族だけで送る「家族葬」や宗教にこだわらない無宗教の葬儀などがある。生きている間に自分の葬儀を執り行う「生前葬」も話題を集めており、都心では、葬儀社が請け負ってホテルの宴会場を利用する場合が多い。 つくば市高崎のつくば双愛病院内にある介護老人保健施設「ひまわり」の長廻(ながさこ)紘施設長(77)は7日、土浦のホテルで、お世話になった人や親しい人に感謝の気持ちを伝える「生前葬」を執り行い、友人や同施設の職員など約50人が列席した。 支えてくれた人に感謝 宗教色はなく、服装は自由。香典も不要で、会場入り口には1歳頃の長廻さんが祖母におんぶされた写真が置かれた。 長廻さん本人が喪主を務めた。まず喪主自らが舞台に上がり「元気で意識のはっきりしているうちに区切りを付け、新たな生に向かう起爆剤にしようと生前葬を企画した」と語りかけた。そして、人生の岐路に立ったときに支えてくれた友人や知人、家族の話を織り交ぜながらこれまでを振り返り、感謝の気持ちを述べた。 続いて長廻さんの新たな人生の門出に向け、同病院の高田喜哉薬局長の音頭で乾杯が交わされると、会場は和やかな雰囲気に包まれた。ユーモアに満ちた友人たちによるスピーチ、会食や歓談、余興として津軽三味線の演奏が行われた。 「初めは冗談かと」 島根県出雲市で育った長廻さんの幼なじみで、同市から駆け付けた税理士の山内英明さんは「葬儀について深く考えたことはないし生前葬に興味はない」。東大医学部当時の友人片山栄さんは「(生前葬の知らせに)初めは冗談かと思ったが斬新奇抜な彼ならやるなと思い直した。遺書を書いたり終活を始めたが生前葬をする気はない」と話した。 長廻さんの長女は「父が本当に亡くなった時の葬儀はどうしたらいいかという心配はあるが、今は父の好きなようにさせてやりたいと生前葬に賛成した」と話してくれた。 「やったことない」葬儀社尻込み 長廻さんは「生前葬に施設職員を招いて慰労するのも企画の目的」と語った。生前葬にかかった費用は会食代や遠方からの列席者の旅費、宿泊費などを含めて約50万円。喪主の長廻さんが全額支払った。 生前葬の準備と当日の進行を任された、ひまわりの事務長代行・村松弘二さんは「つくば市内のホテルは断られ、土浦のホテルマロウド筑波に決めた。葬儀社5社は『これまでやったことがない』と尻込みされた。初めての経験で戸惑うことが多かったが、施設長の『かたちにこだわらず、楽しく集えればいい』に助けられた」という。

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