関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)の2025年度新入社員入社式が9日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。今年度の新入社員は大卒24、専卒20、高卒19の計63人。ほかに昨年10月以降のキャリア採用者が91人おり、総勢154人の新しい仲間を迎えた。
同社が5月に入社式を行うようになったのは昨年度から。新入社員研修を通じて仕事内容やグループへの理解を深め、学生から社会人へ意識を切り替えた状態で参加してほしいという思いによる。

式典では新入社員一人一人に辞令が交付された後、代表者4人が研修の成果を発表した。アドバンス・カーライフサービスDr.Driveアドバンスセルフつくば桜店に配属された柴山大希さんは「自分の中にある優しさを言葉や行動で相手に伝える接遇を大切にしたい」、セキショウホンダつくば研究学園店の外山真帆さんは「大学時代に茨城を離れ、地元の温かさや恩恵に気付いた。仕事を通して恩返しをしたい」、ビジネストランスフォーメーション部下館支店の山中大地さんは「地域の皆様とより良い関係を築くため、信頼と信用を得られるような行動を心掛けたい」、関耀会みらいのもり保育園の國藤遥香さんは「子どもたち一人一人に寄り添う、笑顔の素敵な先生になりたい」とそれぞれ抱負を語った。

式辞では関社長が、昨年まで東北大学総長を務めた大野英男さんの「東北大には多数の輝く星のような成果がある。私の仕事はそれらの星を繋いで星座を描くことだった」という退官記念講演での発言を引き、「私は、2000人を超えるわが社の社員一人一人が星であり、皆さんが成し遂げた業績やご苦労もまた星であると思う。それぞれの活躍を結び付け、お客様の悩みを解決し、その結果が星座になる。皆さんにはあらゆることにチャレンジし、たくさんの星を作ってほしい」と呼び掛けた。
先輩社員の歓迎の言葉では、ヒューマンケア部ウェルネスサポート課の東田旺洋さんが「これから約40年の社会人生活が始まるが、その中では失敗が必ずある。だがたいていの失敗は先輩も通ってきているので、相談すれば必ず解決策はある。自分なりの方法で努力を継続し、無理せず共に頑張っていきましょう」とエールを送った。(池田充雄)
