火曜日, 12月 16, 2025
ホームつくば音を浴びる別次元の映画祭 県内初 26日からイーアスつくばで

音を浴びる別次元の映画祭 県内初 26日からイーアスつくばで

ライブコンサートのような迫力ある音で楽しむ映画祭「“音”で楽しむ!MOVIXつくば映画祭〈ライブ音響上映〉」が26~31日、つくば市研究学園の商業施設、イーアスつくば内の映画館「MOVIXつくば」で開催される。県内初開催となる。

映画館にライブコンサート用の大規模で高品質な音響機器を設置し、迫力ある音や振動で臨場感を感じることができる期間限定の映画祭だ。スピーカーはスクリーンの左右と中央に配置され、立体的な音響効果をもたらすサラウンドスピーカーは劇場のものを使う。

主催は丸与工芸(東京都渋谷区)と松竹マルチプレックスシアター(中央区)。丸与工芸は2020年に設立され、全国各地で映画祭を企画、主催し、映画作品の配給も行っている。「音で楽しむ映画祭」は20年12月からこれまで8都府県で24回開催された。好きな映画を大音量で楽しむことができたと、観客の評判も良かったという。

丸与工芸の米澤朋子代表は「音に特化するという新たな試みをすることで差別化を図りたい」と語る。さらに「ハリウッド映画、アニメ、インド映画など音にこだわる映画が増えたので今回の企画をした」と話す。

また「今回いろいろなタイプの映画を用意する。自分の好きな映画を大音量で浴びるという別次元の世界を多くの人にぜひとも体験してほしい。今まで各地で開催してきて、ネットから情報を得た観客が全国から、遠方でもこのイベントを見にやって来る。せっかくの機会なので、つくばの人にもぜひとも見にきて楽しんでほしい」と来場を呼び掛ける。

経産省が発表している映画館指数の推移によると、映画館の入場者数は2004年以降減少を続け、11年代に大きく低下、その後は少しずつ上向きに推移するが18年に再び低下している。原因として特に若い世代の映画鑑賞時間が減少していることが挙げられている。(榎田智司)

◆同映画祭の上映作品は、映画、アニメ、ミュージカルなど多様なジャンルの13作品で、▽ボヘミアン・ラプソディ▽RRR▽ONE PIECE FILM RED▽グランツーリスモ▽ヴァチカンのエクソシスト▽グレイテスト・ショーマン▽劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)▽特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~▽劇場版マクロスΔ絶対LIVE!!!!!!▽劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト▽犬王▽ガールズ&パンツァー劇場版(Blu-ray版〉▽劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズーを上映する。

◆MOVIXつくばはつくば市研究学園5-19、イーアスつくば3階。料金は2500円(税込)、V8J絶叫上映企画チーム登壇による“応援上映”の回は3000円(同)。詳しくは同館公式サイトへ。

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