月曜日, 8月 25, 2025
ホームつくばつくバス 5分早く出発、30分後引き返す 最大1時間遅れ

つくバス 5分早く出発、30分後引き返す 最大1時間遅れ

つくば市は4日、午前6時35分 筑波交流センター(同市北条)発つくばセンター行きのコミュニティーバス「つくバス」小田シャトルが、定刻の5分前に出発してしまい、約30分走行した先で気づき、始発の停留所に引き返したことから、最大1時間の遅れが出たと発表した。

市総合交通政策課によると、バスを運行している関東鉄道の運転手が出発の際、時刻の確認を怠り、定刻より5分早い午前6時30分に筑波交流センターを出発した。そのまま約30分走行し、12カ所目の停留所のテクノバーク桜に到着した際、定刻より5分早く出発してしまったことに気付いた。

運転手から連絡を受けた関東鉄道は、代わりのバスを筑波交流センターに手配しようとしたが、運転手を確保することができず、運転手の到着を待つよりも始発地点にバスを引き返させた方が早いと判断、筑波交流センターに戻した。

一方、このバスには乗客が5人乗車しており、関東鉄道はタクシーを手配して5人をテクノパーク桜停留所から目的地まで移送した。

バスは引き返したことから1時間遅延した。さらに、つくばセンターから筑波交流センターに折り返すことになっていたため、折り返しも約30分遅延した。

市によると、引き返したバスに乗った乗客はおらず、5分早く出発したことで影響を受けた乗客が何人いるかは不明。4日夕方までに市に苦情などは来ていないという。市は関東鉄道に対し、安全運行の徹底と再発防止を指示したとしている。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

12 コメント

コメントをメールに通知
次のコメントを通知:
guest
最近NEWSつくばのコメント欄が荒れていると指摘を受けます。NEWSつくばはプライバシーポリシーで基準を明示した上で、誹謗中傷によって個人の名誉を侵害したり、営業を妨害したり、差別を助長する投稿を削除して参りました。
今回、削除機能をより強化するため、誹謗中傷等を繰り返した投稿者に対しては、NEWSつくばにコメントを投稿できないようにします。さらにコメント欄が荒れるのを防ぐため、1つの記事に投稿できる回数を1人3回までに制限します。ご協力をお願いします。

NEWSつくばは誹謗中傷等を防ぐためコメント投稿を1記事当たり3回までに制限して参りましたが、2月1日から新たに「認定コメンテーター」制度を創設し、登録者を募集します。認定コメンテーターには氏名と顔写真を表示してコメントしていただき、投稿の回数制限は設けません。希望者は氏名、住所を記載し、顔写真を添付の上、info@newstsukuba.jp宛て登録をお願いします。

12 Comments
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

ビューティフルネーム《短いおはなし》42

【ノベル・伊東葎花】 敬老の日に、嫁が食事に誘ってくれたの。孫たちに会うのは久しぶりよ。楽しみだわ。 「お義母さん、いらっしゃい」 「今日はお招きありがとね」 「わーい、おばあちゃんだ」 「おばあちゃん、こんにちは」 「まあまあ、孫たちも大きくなって」 孫は全部で5人いるの。高校生を筆頭に、一番下はまだ3歳。みんなかわいいわ。だけどねぇ、年のせいかしら。名前がなかなか覚えられないのよね。 「ええ~と、一番上のあなたは確か、月ちゃんだったかしら」 「違うよ、おばあちゃん。わたしは月の姫と書いて、月姫(かぐや)だよ」 「ああ、そうだった。かぐやちゃんね。2番目のあなたは、大ちゃんだったかしら」 「違うよ、おばあちゃん。僕は大きい河と書いて、大河(ナイル)だよ」 「あ、ああ、ナイルくんね。3番目のあなたは、真くんよね」 「違うよ、おばあちゃん。僕は真珠の星と書いて、真珠星(スピカ)だよ」 「あ、ス、スピカくん…。そうだったわ。4番目のあなたは、鈴ちゃんだったかしら」 「違うよ、おばあちゃん。わたしは鈴の音と書いて、鈴音(べる)だよ」 「ああ、そうそう、べるちゃんね…。え~っと、一番下の子は?」 嫁の後ろから、可愛らしい女の子が顔を出した。 「お義母さん、すみません。この子、人見知りで」 「会うのは初めてだもの。仕方ないわ。それで、名前は、雪ちゃんだったかしら」 「違いますよ、お義母さん。この子は雪の女王と書いて、雪女王(エルサ)です」 「ああ…エルサちゃんね。ああ、もう、みんな難しい名前で覚えられないわ」 「ねえ、おばあちゃんの名前は何ていうの?」 「おばあちゃんの名前は簡単よ。だってひらがなだもの」 「ふうん。じゃあ、紙に書いて」 孫たちが持ってきた紙に、私は大きく名前を書いた。 「ほら、これがおばあちゃんの名前よ」 『ゑゐ』 「え? 何、この字?」 「ひらがな?」 「何て読むの?」 「ゑゐと書いて、ゑゐ(えい)よ」 「えええ~、おばあちゃんの名前がいちばんスゴイ!」 「おばあちゃんの名前、すごいキラキラネームだね」 「月姫(かぐや)も大河(ナイル)も真珠星(スピカ)も鈴音(べる)も雪女王(エルサ)も、みんな素敵な名前よ。おばあちゃん、ちゃんと覚えたからね。今度、俳句仲間に自慢するわ」 「おばあちゃんの名前も、カッコいいから学校で自慢するね」 「あらうれしい。長生きはするものね」 こんなに名前をほめられるなんて、親に感謝ね。  (作家)

TXが開業20年 「多くの方に支えられ成長できた」 

24日 秋葉原駅で記念イベント つくばエクスプレス(TX)は24日、開業20周年を迎えた。TXを運行する首都圏新都市鉄道(東京都千代田区、渡辺良社長)は同日、東京・TX秋葉原駅で記念イベントと、特別ラッピング列車「ユニール号」(23日付)の出発式を行った。渡辺社長は20周年を迎えた感想を「多くの方に支えられ、成長できた20年間だった」と述べた。 イベント会場では、ユニコーンをモチーフとした新マスコットキャラクター「ユニール」がお披露目され、同社のプロモーションパートナーであるJ1柏レイソルからサッカー日本代表に選出された垣田裕暉選手らが登壇、大勢の鉄道ファンらがステージを囲んだ。 出発式では、約1500人の応募者の中から選ばれた4人の小学生による1日駅長が「出発進行!」と合図。午前11時30分、ユニール号がつくばに向けて出発した。 1日駅長を務めた東京都府中市の光井駿仁さん(7)は、祖父母が暮らす茨城県那珂市を訪ねる際にこれまで5回ほどTXを利用した。今回の応募は、電車が大好きな駿仁さんのことを思った那珂市の祖母が、募集案内を見つけて知らせてくれた。「1500人の中から選ばれてすごくうれしかった。3歳くらいから電車が大好き。TXは形やデザインがかっこいい。出発式では自分たちの合図で『出発進行』した。駅長さんの大変さを知った。夏休みのいい思い出になった。今日のことは日記に書きたい」と笑顔を見せた。 「沿線と共に発展させたい」 首都圏新都市鉄道の渡辺社長は今後について「20年、30年先を見据え、沿線の方々と共に鉄道と沿線を共に発展させる中で、安全、安心、サービスの向上を引き続き最優先にしていく」と語った。沿線の人口増加で課題となっているラッシュ時の混雑の対応については「現在進めている車両の8両編成化事業をできるだけ早期に運用開始できるよう取り組む。ホーム延伸化工事の推進に加え、通勤通学時間帯に集中する利用の分散も呼び掛けていきたい」と話した。 インバウンド対策については「海外から観光に来る方にも沿線を楽しんでもらえるようトリップウォーク(ウオーキングイベント)を毎年開催していきたい。改札でのQRカード方式や、クレジットカードのタッチ方式であれば海外の方もそのまま利用できる。対応できるサービスを充実させ、通勤通学を基本にしつつ、土日や日中の利用も促進していきたい」と展望を示した。TX延伸については「交通政策審議会で『秋葉原から東京へ』の位置づけがあるが、整備主体・運営主体は未定。茨城県内の延伸を含めて、現段階でコメントできる立場にない」とした。(柴田大輔) ◆「ユニール号」は、8月24日から2026年3月下旬までの期間で運行し、25日(月)は午前5時台から午後11時台までの間に、上下線で計19本の運行が予定されている。詳細は首都圏新都市鉄道の公式ホームページで確認できる。 ➡TX20年の過去記事はこちら(7月31日付、6月2日付、4月12日付、2月26日付、1月28日付)

“雑草”にも栄枯盛衰はあるのか《文京町便り》43

【コラム・原田博夫】猛暑が続いている。線状降水帯の局地的な襲来はあれど、全国的には、継続的な高温、降水量の不足などで、各地のコメ、果樹、農作物の収穫が減り、食料品価格が全般的に値上がりの可能性が出ている。そんな中で一人気を吐いているのが“雑草”である。 植物学者・牧野富太郎博士の言葉「雑草という草はない」を待つまでもなく、この世の一木一草に至るまで生命の神秘が込められているので、地球上のあらゆる生命体には敬意を払わなくてはならないのだが、正直、“雑草”には悩まされる。道路際・駐車場隅の植え込みばかりか、わずかな隙間を突き破って立ち上がってくる生命力・繁殖力には舌を巻く。 拙宅の狭い庭先にも、しっかりと繁茂してくる。表門から玄関先にかけては何とか刈り取るのだが、1時間程度の暑さと屈み込み作業に音を上げて切り上げると、2週間程度で同じような光景が再現する。要するに、きりがないのである。 高温下で雨量が少ないためか、他の庭木はあまり元気がないが、“雑草”だけはお構いなしに繁茂してくる。そこでふと気づいたのだが、いわゆる一般的な庭木や食糧作物(コメ、果樹、農作物)と“雑草”は、氏素性が違うのではないか。 われわれは、植物を一括して天然・自然そのものだと思い込んでしまうが、庭木や食糧作物は人間の活動・生活に適するように手を加えられた植物である。要するに、動物でいえば家畜(牛、馬、豚、鶏など)に似ている。 対して、“雑草”は、そうした人間の活動・生活を活用し潜り抜けて勝手に、したたかに生き延びてきた植物である。したがって、多少の環境・天候変化に対しても、それを物ともせずに生き延びてしまう生命力が、遺伝子に組み込まれているに違いない。より野生に近い生命体である。 道路・交通事情も影響? 改めて、拙宅の“雑草”に目をやると、そこには十年一日のごとく同じタイプの“雑草”も繁茂しているが、10年前とは少し異なるタイプの“雑草”もあるようである。 私にはこうした植物の名称や種別・系統には何の知識のないのだが、こうした意図せざる変化(繁茂・分布の拡大・交流による栄枯盛衰)は、天候・気象条件の変化だけではなく、道路・交通事情によってもたらされている可能性があるのではないか、と愚考する次第である。交通量の激化や交通インフラの充実などが“雑草”の繁茂あるいは栄枯盛衰の、前提条件あるいは促進剤になっているのではないか。 われわれは、至便な交通事情を享受する以上、こうした負の影響(“雑草”の繫茂・栄枯盛衰)も受け止め、対処する必要がありそうである。(専修大学名誉教授)

ラッピング列車「ユニール号」24日から運行 TX開業20年

つくばエクスプレス(TX)を運行する首都圏新都市鉄道(東京都千代田区、渡辺良社長)は開業20周年を迎える24日から、新マスコットキャラクター「ユニール」をデザインした特別ラッピング車両「ユニール号」を来年3月下旬まで期間限定で運行する。 20周年の節目を祝い、利用客への感謝の気持ちを込めて企画された。運行開始を前に23日、つくばみらい市筒戸のTX総合基地で報道関係者にユニール号がお披露目された。 ユニール号はつくば-秋葉原駅間を運行する。最新の3000系の車両で6両編成。車両の前面に「ユニール」をあしらった特製ヘッドマークが装着され、車体の側面に敬礼やスマイルなどさまざまなポーズをとる縦横70センチのユニールのステッカーが計88枚貼られている。車両全体でにぎやかで楽しい雰囲気を表現しているという。 車内には、TXのロゴと20周年の文字が焼き印された木製の特製吊り手が取り付けられている。 ユニール号は24日午前11時30分、秋葉原駅を出発する。24日は上下線各6本、25日は上り9本、下り10本を運行する。今後の1日の運行本数は保守点検の関係上、未定だが、運行時間は1週間単位で首都圏新都市鉄道のホームページで公表するという。 新マスコットキャラクターのユニールは、幸運を呼ぶといわれているユニコーンがモチーフで、初代キャラクター「スピーフィ」に憧れて2025年4月に入社し、角を触ると幸せになれるという噂が広がり、全国からファンが集まるという設定になっている。 記念乗車券を2000セット限定販売 24日には併せて、開業20周年記念乗車券2000セットが限定販売される。つくば、流山おおたかの森、八潮、秋葉原駅からの硬券乗車券4枚(計1200円分)を専用台紙に入れた記念乗車券で、乗車券には8月24日の日付けと開業20周年記念乗車券の文字が印刷されている。専用台紙には2005年8月24日の開業から20年間の歴史を振り返る年表や、過去の周年ヘッドマーク車両の写真などがデザインされている。 価格は1セット1200円(税込み)。販売場所はつくば、守谷、北千住、秋葉原駅4駅の定期券売り場で、販売時間はつくばと秋葉原駅が正午~午後8時、守谷と北千住駅が午前7時~午後8時。 販売期間は9月30日までだが、無くなり次第、終了する。1人5セットまで購入できる。