筑波大付属病院 大幅減なぜ 来年度の臨床研修医マッチング

筑波大学付属病院

【山崎実】厚生労働省は、来年度から臨床研修を開始する臨床研修医のマッチング結果を発表した。茨城県分は、募集定員に対し166人を確保したものの、筑波大付属病院は募集定員92人に対しマッチ者数が54人と、前年度比19人の減。県医療人材課は、大幅な減に首をかしげており「減少した要因の精査、検討を急ぎたい」としている。

医師臨床研修マッチングは、臨床研修が義務化されたことに伴い、日本医師会や研修医を受け入れる病院などで構成する「医師臨床研修マッチング協議会」が、医学生と病院の研修プログラムを一定の規則(アルゴリズム)に従い、コンピュータで組み合わせを探り決定するシステム。

公表結果によると、茨城県は募集定員225人に対し、マッチ者数は166人で、充足率(募集定員に対する確保人数)は73.8%。

病院別の募集定員とマッチ者数は別表の通りだが、県内の参加20病院中、募集定員に達した病院は昨年度の5病院(水戸医療センター、土浦協同病院、筑波メディカルセンター病院、JAとりで総合医療センター、茨城西南医療センター病院)から、今回は水戸赤十字病院、県立中央病院、日立製作所ひたちなか総合病院、牛久愛和総合病院、総合守谷第一病院が加わり、計10病院に増加した。

全体のマッチ者数は前年比3人の減だが、県がショックを受けているのは筑波大付属病院の19人の減。県内最多の募集人員(92人)と確保人数(マッチ者数54人)をけん引しているだけに、危機感を隠さない。

県内の参加20病院で組織する県医師臨床研修連絡協議会と連携しながら、研修医のさらなる確保ー医療人材確保の底上げに取り組む方針だ。

茨城県の臨床研修医マッチ者数
医療機関名 2019年度 2018年度 マッチ者数の増減
募集定員 マッチ者数 募集定員 マッチ者数
水戸赤十字病院 4 4 4 0 4
水戸協同病院 10 9 10 7 2
水戸済生会総合病院 10 7 10 8 ▲1
水戸医療センター 8 8 9 9 ▲1
茨城県立中央病院 9 9 9 4 5
日立製作所日立総合病院 11 9 12 9 0
日立製作所ひたちなか総合病院 8 8 8 7 1
土浦協同病院 15 15 14 14 1
霞ケ浦医療センター 2 1 3 1 0
筑波記念病院 10 10 8 6 4
筑波大学付属病院 92 54 90 73 ▲19
筑波メディカルセンター病院 12 10 10 10 0
筑波学園病院 2 0 5 1 ▲1
東京医科大学茨城医療センター 8 4 10 4 0
牛久愛和総合病院 5 5 5 4 1
つくばセントラル病院 2 0 3 0 0
JAとりで総合医療センター 5 5 5 5 0
総合守谷第一病院 2 2 3 1 1
友愛記念病院 4 0 4 0 0
茨城西南医療センター病院 6 6 6 6 0
合計 225 166 228 169 ▲3

※定員に空席がある病院は今後二次募集を実施する

➡臨床研修医の過去記事はこちら