解散に伴う衆院選は27日公示され、つくば、土浦市など5市が選挙区の茨城6区には▽新人で党県南部地区委員会副委員長の稲葉英樹氏(58)=共産▽前職で立憲民主党を離党した青山大人氏(47)=無所属▽新人で元会社員の堀越麻紀氏(53)=参政▽前職で外務副大臣の国光あやの氏(46)=自民▽新人で自営業の中村吉男氏(55)=無所属の5氏が立候補を届け出た。
「自己責任押し付け、なぜ手を差し伸べないのか」稲葉英樹氏

稲葉氏は午前11時からつくば市竹園の大清水公園前で第一声。二見伸明元衆院議員らが駆け付け、今回の解散について「高市君の私利私欲」と切り捨て、高市首相を「歴代総理の中で最も質が悪い」と批判した。稲葉氏は「小学2年の時に父を亡くた。以来、母一人子一人となり、母は泣き言一つ言わず身を粉にして働いてくれた」と話し「ひとり親家庭が増えている。しかし社会のセーフティーネットはぼろぼろにされ、自己責任が押し付けられている」。その上で「今政府が進めているのは5年で43兆円という途方もない大軍拡。その莫大な税金があるなら、なぜ明日の生活におびえる親子に差し伸べないのか」などと訴えた。
稲葉英樹 58 政党役員 共産 新
【公約】①消費税廃止目指し5%に②核兵器禁止条約参加③給付型中心の奨学金制度の実現
【略歴等】土浦市出身。取手一高卒。半導体メーカーなど勤務。党県南部地区委員会専従職員、同副委員長▽尊敬する人は母子家庭で自分を育ててくれた母親、座右の銘は七転び八起き、好きな本はアイザック・アシモフのSF「われはロボット」、趣味はオートバイ。土浦市在住
「悩んだ末に無所属、原点忘れず政策訴える」青山大人氏

青山氏は午前11時30分から土浦市乙戸で第一声。つくばみらい市の中山治市議、土浦市の奥谷崇市議、下村壽郎市議らが応援に駆けつけ、下村氏は「大義名分のない選挙。(青山氏は)一生懸命誠実に行動し、困難な問題を解決しようと挑戦する。皆さんのお力で国政に送っていただきたい」などと話した。青山氏は「この20年間、民主党系の看板を掲げ、今回も立憲民主党として挑戦しようとしたが選挙前に新しい政党が誕生した。仲間の新たな挑戦を批判、否定しないが、悩んだ末に無所属を選択した。原点を忘れずに、教育費の負担軽減や年金医療の改革、持続可能な農業の育成などの政策を訴え続けていく」と訴えた。
青山大人 47 会社役員 無所属 前③
【公約】①教育の負担軽減②消費税食料品ゼロ③TX土浦駅延伸
【略歴等】土浦市出身。土浦一高、慶応義塾大卒。丹羽雄哉元衆院議員秘書、県議2期、衆院議員3期。現在、児童発達支援事業会社取締役▽尊敬する人は徳川家康。座右の銘は人事を尽くして天命を待つ、好きな本は吉川英治の「三国志」、趣味はランニング。土浦市在住
「国民貧しくなっていく、おかしい」堀越麻紀氏

堀越氏は午後5時からTXつくば駅前で出陣式。桜井祥子参院議員らが応援に駆け「参議院選は『日本人ファースト』がキャッチコピーだったが、衆院選は『一人一人が日本』。一人一人が人任せにせず、自分事として考え政治に参加する。今こそ私たちの手で政治を変えるとき。共に戦っていただきたい」などと支援を呼びかけた。堀越氏は「失われた日本経済30年。日本経済は停滞し、税金、物価は上がり国民生活はどんどん貧しくなっていく。日本の政治はおかしい。誰もが幸せに働ける国をつくるのが政治の役割。この選挙は、失われた30年が40年続くか、それとも希望あふれる未来になるかの選挙」だとし支持を訴えた。
堀越麻紀 53 無職 参政 新
【公約】①消費税の段階的廃止②外国人受け入れ制度の見直し③子育て支援
【略歴等】つくばみらい市出身、米テキサス州立ハイランド高卒、神田外語学院国際ビジネス科卒。英語力を生かし電子機器メーカー、外資系小売店など勤務▽尊敬する人は吉田松陰、座右の銘は常に愛と志をもって万事の源となす、趣味はガーデニング。つくばみらい市在住。
「外交で平和維持、言うべきこと言う」国光あやの氏

国光氏は午前10時からつくば市吉瀬の選挙事務所で出陣式。見坂茂範参院議員、小田川浩つくばみらい市長、自民県議らが駆け付けた。国光氏は「今回ひじょうに厳しい選挙戦。前回も私の力不足で比例復活となったが、皆さん、私を見捨てずに伴走してくださった」とし「高市政権で外務副大臣を拝命した。私自身、政治を志した原点がアフリカや中東の難民キャンプや貧困にあえぐ村々で医療活動したこと。医療はもちろん大事だが、安心、健康、暮らしは平和と安定がないと成り立たない。国際情勢が厳しいからこそ、外交で平和維持したい。そのために言うべきことは言う」と述べ「ぜひお力を貸してください」と訴えた。
国光あやの 46 選挙区支部長 自民 前③
【公約】①強い外交②強い経済③強い社会保障
【略歴等】山口県周防大島出身。長崎大医学部卒、東京医科歯科大大学院博士課程修了。国立病院機構災害医療センター医師、厚労省職員などを経て、衆院議員3期▽尊敬する人は野口英世、座右の銘は至誠、好きな本は司馬遼太郎の「坂の上の雲」、趣味は柔道、つくば市在住
「日本のプレゼンス確固に、そのため9条改正」中村吉男氏

中村氏は午後2時から石岡駅西口前で第一声。自ら車を運転し、一人で街頭に立った。まず自分が生まれ育った石岡の地で政治家を目指すことができることについて感謝を述べた上で、「日本の防衛力に対する危惧を抱きながら、まずはこの日本のプレゼンスを、この国際社会の中で確固たる立ち位置というものを定めていかなければならない」と話し、それには「戦後80年の自虐史観というレジームから脱却しなければならない。憲法9条の改正が必要」などと力説した。また「民間の力による軍事というものが必要で、航空宇宙産業開発の環境構築を行いたい」と訴えた。
中村吉男 55 自営業 無新
【公約】①憲法9条を改正し国防軍を明記②航空宇宙産業を育てるための環境構築③経済の活性化
【略歴等】石岡市出身、拓殖大学商学部貿易学科卒。ホテル勤務。婚礼プロデュース会社役員、ウェブ専門スクール・IT研修事業実施▽尊敬する人は桂太郎、新渡戸稲造、好きな本は新渡戸稲造の「武士道」、座右の銘は凡事徹底、趣味はギター、石岡市在住






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