【コラム・川浪せつ子】つくばの人なら皆さんご存知の洞峰公園(つくば市二の宮)。私は20年ぐらい前から描いています。「まだまだ描き足りない」と思っていましたが、「NPO法人いきものSDGs」さんとの出会い、今春に新たな境地に…。
私は建築関係の仕事を長年やってきたので、風景を大きな範囲で描くことばかり考えていました。それが、「ただの草」というものはなく、雑草?と思っているものにもすべて名前があり、そこに生えているということに意味がある、と。散歩途中でも、図鑑などは見ていたのですが…。
1時間ほど、植物専門家の方からお話を聞くことで、植物を見る眼がバージョンアップしたのです。絵を描くときも、これは〇〇だなぁ~と分かると、今までよりもっと愛情がわきます。そしたら、絵を描く場所、モチーフも変化。まだまだ入口ですが、「乞うご期待!」です。
身近に絶滅危惧種が…
5月10日に開かれた「市民参加型 絶滅危惧植物モニタリング調査 絶滅危惧種キンランを探せ in つくば!」に参加し、絶滅危惧種がこんな身近にもあることに驚きました。
私は常に絵のモチーフ場所を探してウロウロ。たまたま二の宮公園に行ったとき、ちゃんと囲いされている!キンランを見つけました。これからも期待大の「NPO法人いきものSDGs」さんです。「キンラン」のことはNEWSつくばに出ています=2021年5月23日付=。(イラストレーター)

<お知らせ> 武蔵野美術大学校友会茨城支部展:日時=7月1日(火)~6日(日)午前9時30分~午後5時、場所は県立つくば美術館。