月曜日, 7月 13, 2026
ホームスポーツつくばから世界へ チアリーディング2チームが世界選手権に挑戦

つくばから世界へ チアリーディング2チームが世界選手権に挑戦

5月に米国で開催されるクラブチーム対抗の世界大会、チアリーディング世界選手権大会「ザ・サミット2025」に、つくば市内で活動する小学生から高校生までの2チームが出場する。同市二の宮を拠点に活動する「つくばオールスターチア」(奥寺由紀代表)と、みどりの南の「フェニックス チアリーダーズ」(横田久美子代表)だ。大会を前に、2チームとも練習に熱が入る。

2度目の出場 つくばオールスターチア

世界選手権に向けて練習に励む「つくばオールスターチア」のトップチーム

「つくばオールスターチア」は2023年に次いで2度目の出場となる。トップチームメンバーは小学5年から高校2年まで19人。そのうち8人が2年前にも世界の舞台を経験した。今年は新たなメンバーを加え、8位だった2年前を上回るさらなる上位入賞を目指す。

筑波大出身で団体代表を務める奥寺由紀さんが2004年にチームを創設した。奥寺さんは同大学院修士課程でスポーツ健康科学を学び、修了後、チアリーディングの本場、米オレゴン州立大学に留学した。帰国後つくばで教室を開き、2009年に日本初のチアリーディング専用ジムを開設したパイオニアだ。

「子育ての一環として、楽しみながら子供たちの成長を助けることができれば」と2003年にチアリーディング教室をスタートさせたのが始まり。現在、県内外の4歳から大学生まで220人が専用ジムに通う。一般クラスの生徒たちは筋トレなどの基礎トレーニングや組体操、床運動などの練習を通して体力をつけ、地域のイベントや祭り、スポーツ大会などにも出演して演技を披露し、観客や選手を応援し励まし元気づける。

世界に挑むトップチームのコーチは、つくばオールスターチア1期生で米国オレゴン州立大チアリーダー出身の井出華絵さんだ。演技指導のほか、選手に合わせた振り付けや演技の構成も指導する。選手は現在、週3回のチーム練習を重ねる。

今年のトップチームについて井出コーチは「まじめで、チアのことをよく考えて研究し、上手になろうと熱い気持ちをもって練習している子が多い」と話し、「大会では、上手な演技にとどまらず、見る人が感動や元気をもらえるような演技ができたら」という。

キャプテンで土浦三高1年の鈴木亜弥奈さん(16)は「今までの練習の成果を発揮し、自分たちの納得する演技を世界に見てほしい」と意気込みを話す。

5月の世界選手権大会を前に、選手たちは今月9日に国内大会の予選に出場する。決勝は3月30日に行われ全国優勝を目指している。

念願の出場権 フェニックス チアリーダーズ

世界大会に向けて練習に打ち込む「フェニックス チアリーダーズ」の選手たち

「ゴー フェニックス! ジャスト ドゥ イット!」

全体練習を前に選手たちの掛け声が会場に響く。円陣を組むのは、つくば市みどりの南を拠点に活動するチアリーディングチーム「フェニックス チアリーダーズ」の選抜メンバー16人。ユニティというチーム名で、5月に開催される世界大会へ向けて、練習に熱を込める。

フェニックス チアリーダーズは2016年につくば市で生まれたクラブチーム。同市みどりの南にある専用練習場、ニューバランスアリーナで練習を積んでいる。現在、3歳から高校生・大人のクラスまで全部で70人ほどの生徒を抱える。当初は5人から始まり、設立8年目を迎えた昨年11月に開催された国内大会で2位を獲得し、念願の世界大会「ザ・サミット」への出場権を得た。

クラブチームを立ち上げた同団体代表でヘッドコーチの横田久美子さんは競技の魅力を「人を応援し、励まし、元気づけるスポーツ」だと言い、「『スタンツ(組体操)』や『タンブリング(床運動)』など華やかで高度な技が見る人を魅了するが、技の後ろに選手が積み上げた多くの努力がある。ここに至る過程も感じられる演技をすることで、見る人が元気になる演技をしたい」と言い、「子ども達にとって一生に一度あるかないかの経験。ただ出るのではなく、これまでのプロセスや本番に臨むメンタルが人生の糧になるはず。彼女らと時間を一緒に過ごせるのは私にとっても幸せなこと」と夢の舞台への思いを語る。

キャプテンの柴原あかりさん(14)は「(世界大会出場が)決まった時は、夢の舞台に立てるとうれしさが込み上げた。本番ではこれまでの練習の成果を発揮して、みんなの気持ちを一つにし、いい演技をしたい」と意気込みを語った。

チアの聖地で開催

世界選手権大会は、世界各地で行われる予選大会を経て出場権を獲得したクラブチームによるもので、チアリ―デングの聖地、米国フロリダ州オーランドにあるディズニーワールドリゾートで開かれる。2チームは小学6年から高校1年などが対象となる16歳以下の部に出演する。1チーム16人以上で構成するのが条件で、2分30秒の競技時間内に音楽に合わせて繰り出す技の完成度や美しさなどを競い合う。演技中の表情や声も重要な審査の対象になる。(鈴木宏子、柴田大輔)

◆つくばオールスターチアは世界大会出場のサポーターを募っている。詳しくはチームの公式サイトへ。フェニックス チアリーダーズは、大会に参加するため選手16人、コーチ3人が米国への渡航等にかかる費用約1100万円への寄付を募っている。クラウドファンディングも準備中。活動の詳細はチームの公式サイトへ。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

4 コメント

4 Comments
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

土浦湖北、伊奈を8回コールド【高校野球茨城’26】

第108回全国高校野球選手権茨城大会は7日目の12日、2回戦が行われた。J:COMスタジアム土浦の第1試合では土浦湖北が伊奈と対戦。手堅く試合を進めた土浦湖北が8回コールドで伊奈を下した。 12日 2回戦 J:COMスタジアム土浦 第1試合土浦湖北 20012012 8伊  奈 00000100 1 土浦湖北が初回からペースを握った。1番・杉村大雅と2番・来栖快理の連打から、3番・真家大和が送って1死二・三塁とし、4番・豊﨑匠朗の中前適時打で2点を先制。「下級生がつないでつくってくれたチャンス。1点でもいいから報いたいと、浮いたスライダーに対しコンパクトにバットを振っていった。ゴロで捕られるかと思ったが、案外鋭い打球だったようで内野の間を抜けてくれた」と豊﨑の振り返り。 2・3回の土浦湖北は得点こそ成らなかったが、下位打線がファールや待球で粘り、相手投手に球数を使わせた。その甲斐あってか4回には追加点。5番・守井蒼人が死球で出塁、7番・中島壱成の右前打で1死一・三塁とし、8番・長谷川颯大の二ゴロの間に守井が生還した。また5回にも来栖快、真家、豊﨑の3連打で2点を加えた。 土浦湖北のマウンドを守ったのは2年生エースの来栖鳳雅。「相手打線はスイングが速く、負けないよう一生懸命腕を振っていった」と話す。初回はスライダーが低めに外れカウントを悪くしたが徐々に調子を上げ、5回まで2安打1三振1四球に抑えた。最大のピンチは6回、2安打と1死球で1死満塁。マウンドに集まった仲間からは「点差はあるので大丈夫。難しく考えすぎず、一つずつ確実にアウトを取っていこう」と励まされた。内野ゴロで1点を失い、さらに満塁とされるが、最後は三振でこの回を乗り切った。 これで流れは再び土浦湖北へ。7回表、先頭の来栖快は「アウトコースに張っていて、どんぴしゃの球が来た」と会心の当たり。打球は右翼への長打で来栖快は三塁へ滑り込んだが、右翼手の送球の乱れを見て立ち上がり、そのまま本塁へ突入した。続く8回表も、先頭の中島が四球を選び、杉村の左前打で生還、さらに来栖快の左前打で杉村も生還し、この回2点を加えた。 「11安打と打線がつながり、失策ゼロとよく守ってくれた。特に1回と5回の豊﨑のバッティングが大きく、好機に迷いなく振り抜いてくれた」と片岡良祐監督。3年生が3人しかいないチームで、主将で正捕手、4番打者といくつもの役割を兼ねる豊﨑の存在は非常に大きいという。投手の来栖鳳については「一生懸命投げ、いいゲームを作ってくれた。苦しい場面は必ず来るよと話していたが、よくぞ乗り切ってくれた」、この日5打数4安打と大暴れの来栖快については「打って走って最終回はダブルプレーの起点にもなり、攻守ともに頑張ってくれた」と、それぞれ讃えた。 土浦湖北の次戦は15日、ノーブルホームスタジアム水戸の第1試合で、水戸葵陵と対戦する。(池田充雄)

土浦一、接戦の末 シード校 境に敗れる【高校野球茨城’26】

第108回全国高校野球選手権茨城大会は8日目の12日、2回戦が行われた。笠間市民球場の第1試合では土浦一がシード校の境と対戦し、接戦の末、2―3で敗れた。 12日 2回戦 笠間市民球場 第1試合境   1000200000 3土浦一 0001100000 2 土浦一は初戦で水戸三に14安打13得点と猛打で圧勝して境に挑んだ。土浦一の主将、松橋隆太郎は試合前、ナインに「点が取れなくても、厳しい試合になっても、最後の一球まで集中を切らさずやっていこう。それがシード校相手にいい試合をして勝つ唯一の道」だと話した。 土浦一、先発投手の白根大輝は初回2死2塁で、境の4番宮部颯斗にレフト前へタイムリーを打たれ、失点を許すが、その後は境打線を抑える。初回を最少失点で切り抜けた白根は「境は格上なので、1球、1球全力で目の前の打者をしっかり抑えることを意識して投げた」と振り返った。 打線は4回、先頭の岡田侑樹がライト前にチーム初ヒットを放つと、宮口駿人がバンドで送り、佐藤啓がレフト前ヒットで1、3塁とチャンスを広げる。続く大畑陽輝がストレートをライトへ運び、犠牲フライで同点に追いつく。「何とか追いついて流れを引き寄せたかった」と大畑。 一方、境は、5回に先頭の木村快成がヒットで出塁すると、土浦一先発の白根のボークで2塁進塁。送りバントで3塁に進むと、古澤一樹、小木曽祈睦がタイムリーを放ち、土浦一は勝ち越される。 2点を追う土浦一はその裏、境先発の滝澤佑樹に代わってマウンドに上がった橋本陸から、渡辺安道が内野安打で出塁し、北原律がバントで送った。続く松橋隆太郎は三振に倒れたが、2死2塁で皆川慶太郎がレフトへタイムリーヒットを放ち、1点差に迫る。 境は、7回表に内野安打と土浦一の失策で1死2塁、3塁とする。土浦一はピンチに、白根に代わり、渡辺颯太がリリーフ登板、後続を抑える。土浦一の荒木理行監は「ピンチの苦しい場面で堂々と投げ、期待以上の働きをしてくれたので、攻撃に集中はすることが出来た」と、素晴らしい投球をした1年生の渡辺を讃えた。 土浦一は7回、境3番手投手の橋本大翔から、渡辺安道がレフト前ヒットで出塁し、北原律がバントで送り2塁に進めるが、けん制アウトでチャンスを逃す。8回には松橋隆太郎のツーベースで無死2塁とするが、後続が凡退。9回も三者凡退に倒れ、Cシードの境に敗れた。 荒木監督は「境は初戦で固さが出ていた。こちらは落ち着いた試合が出来、中盤、終盤に勝負が出来たのはよかった。チャンスはあったが、点が取れなかったのが悔やまれる」と敗因を語った。 主将の松橋は「白根が抑えてくれて、ロースコアで勝負出来たが、境の投手陣を打てなかった。安打が出ても続かなかった。個人的には成績が不甲斐ないまま終わってしまった」と話し「大学でも野球をやりたいと思っているので、次のステージで頑張っていきたい。土浦一での最後の1年間は、自分が練習メニューを考えて、練習も増やして、厳しい中、みんなついて来てくれた。最後の大会で初戦突破して、シード校相手にあと一歩まで攻められたのは、チームみんなのお陰」と感謝の言葉を表した。 先発の2年生エース白根大輝は「いいピッチングは出来たが負けてしまって悔しい。秋の大会では県大会を目標に頑張る」と次に向けて意気込みを語った。(高橋浩一)

土浦工、石岡商に初戦敗退【高校野球茨城’26】

第108回全国高校野球選手権茨城県大会は6日目の11日、2回戦が行われ、J:COMスタジアム土浦の第1試合では土浦工が石岡商と対戦した。土浦工は全力を尽くすも力及ばず、初戦敗退となった。 11日2回戦 J:COMスタジアム土浦 第1試合石岡商 200200001 5土浦工 000001100 2 土浦工の先発投手は前島悠輝。1年生の秋からエースナンバーを背負ってきたが、最後の夏のマウンドはやはり特別な場所だった。「応援席から大声援を浴びて全身が熱くなり、胸の高鳴りを抑えられなかった」と、初回先頭打者からデッドボールを連発。2死満塁とされ単打と四球で2点を献上した。2、3回は打たせて取るピッチングを続けていたが、4回にも2安打に野手エラーがからみ、再び2点を失った。 土浦工の反撃は6回。2番・糸賀周大が左前打と盗塁で二塁に達し、4番DH(指名打者)樽見侑汰のショート頭上を抜くライナーで1点を返した。また7回には、ポジション変更により7番に入った前島が四球で出塁、8番・巨泉拓巳の右翼線三塁打で生還し、1点を加えた。8回には1番・長南琉愛が敵失で出塁し、ボークと盗塁で三塁に達したが、樽見が三振に倒れ、追加点はならなかった。「6回の打席はいい集中ができ、変化球をうまく捉えられた。8回の打席では高めに抜けた変化球にバットを止めたが、ハーフスイングになってしまった」と樽見の振り返り。 最終回は6番・助川誓哉が左前打で出塁し望みをつないだが、後続2人が三振に倒れてゲームセットとなった。「石岡商には練習試合でも一度も勝ってなく、今日こそは絶対勝ってやると意気込んで臨むも及ばなかったが、チーム一丸となって熱く戦うことができた。ここまで熱い試合ができたことがうれしい」と助川主将。 石岡商は前任校 一からチームつくる 「3年生にはこれが高校最後の試合。一昨年、当時は選手が5人しかいなかった部に入り、厳しい時期もあったが誰一人逃げ出さずついてきて、一からチームをつくり上げてくれた。だから一人でも多く試合に出してあげたかったし、少しでも長く野球を楽しませてあげたかった」と久保田昌倫監督。 実は久保田監督にとって石岡商は前任校。同校も5年前に合同チームから再出発し、みるみるうちに力を付け、今年は藤代を倒すほどの強豪校になった。そして久保田監督も、その姿を追いかけるかのようにして土浦工を鍛え上げ、この日の試合を迎えたというわけだ。 「今年こそ強い相手に本気の勝負を挑み、勝つんだという思いでやってきた。もう少しギャンブルができれば良かったが精一杯やれた。しっかり練習してきた成果を駆使し、素晴らしい試合ができた」と久保田監督。「次はここからさらに強くなる。土浦工が地域の誇りになれるようなチームを目指していく」と、さらに先を見据えている。(池田充雄)

土浦三、シード校相手に先制も3回戦進出ならず【高校野球茨城’26】

第108回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の11日、2回戦が行われた。ひたちなか市民球場では、土浦三がシード校の鹿島学園と対戦。先制したが逆転され、1-4で敗れた。土浦三は1回戦で牛久栄進に8回コールド8ー0で勝ち、勢いに乗っていたが、3回戦進出はならなかった。 11日2回戦 ひたちなか市民球場 第1試合土 浦 三 000100000 1鹿島学園 00004000× 4 土浦三の竹内達郎監督は試合前、選手に「強気で集中して最後まで力を出し切ろう」と選手を鼓舞して送り出した。 土浦三は4回1死後、増田誉が、鹿島学園先発のエース前田渓斗からライト前ヒット放ち出塁。次の村塚陽斗は四球を選び、1、2塁のチャンスをつくる。続く高野真啓は狙っていたスライダーを振り抜き、打球はレフトオーバーのタイムリー2塁打となり先制した。高野は「(先発の)星加が、苦しい中でも鹿島学園打線を0に抑えていたので、しっかりシャープなバッティングを心掛けてスイングした。感触は良かった」と振り返る。さらに2塁、3塁とするが続く田中凛太郎、坂本純希が凡退し追加点を奪うことが出来なかった。 土浦三先発のエース星加塁は、初回から制球が定まらない中、ヒット、四死球で4回まで毎回ランナーを背負うが、粘り強い投球を続け、真っすぐ、スライダー、フォークで要所を抑え、無失点で切り抜ける。 一方の鹿島学園は、5回に5安打と、土浦三の守備の乱れから4点を入れ逆転した。土浦三の打線は、8回2死、浅倉陽向がセンター前ヒットで出塁するが、1塁けん制でアウトとなる。その裏、鹿島学園はヒットとエラーで無死2塁、3塁とするが、星加が後続を抑えた。 星加は8回を投げ切り「良くも悪くも自分のピッチング、自分らしい投球が出来た。自分のベストの状態で、自分の実力を出し切ることが出来た。4失点したのは自分の実力」と振り返った。 9回土浦三は、この回から登板した鹿島学園2番手、文元響太から、先頭の増田誉が四球で出塁するも、村塚陽斗の代打飯田陽斗がショート併殺打。続く高野真啓がサードゴロに倒れ、Bシード鹿島学園の前に姿を消した。 土浦三の竹内達郎監督は「守備のチームなので、5回の守備の乱れがもったいなかった。それでもシード校鹿島学園相手に前半我慢して先制点を取り、相手を焦らせるゲームの入りは出来た。5回の4失点を除けば終始三高らしい野球が出来た」と述べ「シード校に相手に立派に戦った。選手の成長は目を見張るものがあった。一人一人よく成長してくれた。星加は打者にひるまず投げ込んでいき、コーナーを大胆につき、腕を振るい、あっぱれの投球だった」と評価した。 先制タイムリーを放った高野真啓は「星加が素晴らしい投球をしていた。自分たち打線が応えられなくて悔しい」と話す一方、「3年生が(マネージャーを含め)20人いて、誰1人最後まで欠けることなく今までやってきて、最後まで走り切ることが出来た」と3年間を振り返った。(高橋浩一)