つくば市の観光PRを担う「第16代つくば観光大使」6人が27日、五十嵐立青市長を表敬訪問し、市役所内で意気込みを語った。観光大使は今年新たに選ばれた3人と、15代から継続の3人の計6人になる。
つくば観光コンベンション協会が公募し、51人の応募があった。書類審査の後、32人が面接審査を実施し、3人が選ばれた。コロナ禍の影響で2年ぶりの公募になった。
新大使は、いずれもつくば市在住の友部穂乃歌さん(22)、宮本真里さん(31)、仲条祐佳さん(29)。継続は、つくば市の井上魅空さん(36)、宮崎絵美さん(40)と、牛久市の吉澤綺音さん(23)。
6人は市のイメージアップや観光客誘致を図るため、市内のイベントや県外での観光キャンペーン、メディア出演、SNSによる情報発信などを行い、市の魅力をPRする。
新たに選ばれた友部さんは「現在大学生だが、就職が決まり、来年社会人になる。学生時代はチアリーディングや乃木坂46のパフォーマンスなどを経験した。先輩大使を見習いながら、つくばの成長に携わりたい」と話す。宮本さんは「プロ野球のチアリーディングチームで5年間活動し、現在、市内のチアリーディングクラブでコーチをしている。踊れる大使として、つくばを元気にしたい」とし、仲条さんは「つくばチャレンジショップに参加して、カフェ店出店の経験があり、ビジネスにも興味を持っている。チャレンジショップでは吉沼の皆さまにお世話になった。これからはつくば市全体に貢献したい」とそれぞれ抱負を語った。
新大使の任期は9月から2025年8月末までの2年間。継続大使は来年8月末までのあと1年。今年度は10月1日の筑波山ガマまつり、来春の筑波山梅まつりなどに参加し観光PRに取り組む。
五十嵐市長は「今年は(ジオパーク拠点と自転車BMXコースがある)つくばゲートパークのオープンなどもあり、出番は多い。今後はイベントだけではなく、市の施策を紹介するなど、行動範囲を広げていただけたらありがたい」と述べた。(榎田智司)