土曜日, 5月 15, 2021
ホーム つくば つくばの子育て、共に考えよう 24日キックオフイベント 支援者ら呼び掛け

つくばの子育て、共に考えよう 24日キックオフイベント 支援者ら呼び掛け

【大志万容子】子育て支援者や親が共につくばの子育てを考える「つくば子育てコミュニティーワーク キックオフ・イベント」(同実行委員会主催)が24日、同市吾妻のつくばイノベーションプラザ大会議室で開かれる。「個の活動では難しいことも、つながることで解決できることがきっとある」と、メンバーは参加を呼びかける。

主催するのは、同市の子育て支援者や助産院院長、市議、大学准教授ら10人。きっかけは一昨年の県の子育てフォーラムで「NPO法人せたがや子育てネット」(東京都)代表の松田妙子さんの事例報告を聞いたこと。世田谷区では区民と行政が共に議論する場をつくり、子育て施策の策定につなげていることを知った。共感したメンバーが「つくばでも同様の取り組みを立ち上げたい」と有志に声をかけ、昨年夏に実行委員会を立ち上げた。

メンバーの1人で、子育て支援団体「ままとーん」代表の中井聖さん(46)は「以前から子育て支援者同士が集まると、隠れた貧困や発達課題のある子どもへの対応など、現場で今直面する課題が話題になった。きめ細かく対応できる子育て支援のネットワークが必要と思うようになった」と話す。

一方で「行政がすべての支援メニューを用意できる時代ではない。さまざまな人や団体がつながり、議論できる場を自分たちの手で作ることが大切」と強調する。イベント名のコミュニティーワークとは「自分だけではできないことを、地域で力を出し合って解決すること」といい、「例えば支援者同士がつながることで、個の活動では対応が難しい人も、より適切な支援につなげることができる」と狙いを話す。

当日は2部構成。第1部は「世田谷区のコミュニティーワークが育んだもの」と題して松田さんが講演する。第2部はつくばの子育てについて、参加者同士がグループディスカッションを行う予定。

中井さんは「日々の活動で手一杯になりがちな人も、他の支援者らとの交流で新たな視点を持ち帰り、その目で自分の場を眺めれば、きっと違ったものが見えるはず」と期待を込める。

◆同イベントは午後2~5時。参加料500円。対象はつくば市在住・在勤者。参加の申し込みは、フォーム https://goo.gl/ZtN4CTから。問い合わせは、kosodate.hughug@gmail.com、FAX029・859・0736。

会員募集中

NEWSつくばでは、私たちの理念に賛同し、一緒に活動していただける正会員、活動会員、ボランティア会員、および資金面で活動を支援していただける賛助会員(クレジットカード払い可)を募集しています。私たちと一緒に新しいメディアをつくりませんか。

スポンサー

注目の記事

ほうきの力で「魔女のフェスタ」 29日 旧筑波小に集結

つくば市国松の旧筑波小学校を会場に、29日開催する「魔女のフェスタ」の準備作業が佳境を迎えている。2018年以来3年間、人の手が入らずにいた校舎を利活用する廃校リノベーション企画。フェスタ実行委員会(いしざき緑子代表)は校長室や各教室の大掃除から始め、ほうきの力で学校ばかりか地域社会にも魔法をかけた。 29日は校庭に飲食店のキッチンカーやテントが並び、3階建ての校舎全体に占いや癒し療法、手づくり品、子供向け工作教室のワークショップなどが展開する。10日現在、その数は95店になった。10代から80代の「魔女」が集結する。

最新記事

描いて木の魅力を引き出す 上渕翔さん展覧会「木に描く」

つくば市在住の画家、上渕翔さんの展覧会「木に描く」が水戸市備前町の常陽史料館で開催中だ。板や丸太などさまざまな木に、ウッドバーニングやアクリル絵の具、金箔などで描いた58点の作品を展示しており、白いキャンバスを離れて自由なアプローチを目指した、この10年間の集大成と言える内容になっている。 上渕さんは熊本県出身。筑波大学で油絵を学び、卒業後ウッドバーニングを始めた。電熱ペンを使って木を焦がし描く技法で、木と絵の一体感が強く出るという。「木自体の色や存在感が好きで、それを見て何を描くか考えるのが面白い。例えば木目が風のそよぎにも、降り注ぐ雨にも、水の流れにもなる。木の力を借りて作品が生まれていて、同じものは2つとない」 制作中の上渕さん。電熱ペンから細い煙が立ち上る 生活に入り込めるアートを作りたいという思いもあった。絵を買って部屋に飾るのは、特に若い人にはハードルが高い。より手にしやすいよう小さな升や桐箱などに絵付けした作品を発表し、そこから桐下駄、羽子板、曲げわっぱなど日本の伝統的な木製品にも目が向いていった。 製材所で見付けた古材や、骨董市で出合った建具などからも「描けそう」とインスピレーションを得て、その素材ならではの雰囲気や存在感が生かせる画題や手法を選んでいる。

「つくばセンター」に見る満映の影 《映画探偵団》43

【コラム・冠木新市】「広々とした大野原の中に、魔術の如(ごと)く聳(そび)え立つ、豪華な建築—寛城子(かんじょうし)を見た直後なので、狐(きつね)につままれたやうだ。宮殿の如く、銀行の如し」(徳川夢声)。 岩下志麻主演『極道の妻たち』 つくばセンターを象徴する映画は『仮面ライダー』シリーズだとずっと思い込んできた。しかし最近では、同じ東映の『極道の妻たち』シリーズではないかと揺れ動いている。この映画はセンタービル誕生3年後の1986年に公開され大ヒット 。ビデオも売れ、テレビ放映の視聴率も高く、関係者を仰天させた。 日下部五朗プロデューサー、高田宏治脚本、五社英雄監督―このトリオと、題名から受ける印象で誰もがヤクザ映画と信じていた。ところが、任侠・実録ヤクザ映画ブームはすでに終わっている。 岩下志麻主演でその後10年以上続くこのシリーズは、対立組織との抗争で性根の定まらない男性を支える、女性を描いた作品との理解が深まる。つまり純粋な女性映画だったのである。 東映映画史を振り返ってみよう。

道路工事で光ケーブル切断 つくば市

つくば市は13日、同市下平塚で、市発注の道路改良工事をしていたところ、業者が誤って電線の光ケーブルを切断する事故が発生し、近くの店舗2軒が光ケーブルを同日、使用できなくなったと発表した。 市道路整備課によると、同日午前9時30分ごろ、道路のU字溝を入れ替える作業の資材置き場で、作業員が重機でがれきを整理する作業をしていたところ、重機のアームが電線に引っ掛かって、光ケーブルを切断した。 市はただちにNTT東日本に連絡し復旧を依頼、切断された光ケーブルを使用していた店舗2軒を訪れ、事故の説明をして謝罪した。光ケーブルは同日夕方までに復旧したという。 再発防止策として市は、受注業者に対し、施工中の保安措置の徹底を指導するとしている。

小石が跳ね来園者けが つくば市平沢官衙遺跡

12日午後4時30分ごろ、つくば市平沢、平沢官衙(かんが)遺跡歴史ひろばで、業者が芝刈り機で作業を行っていたところ、小石が跳ね、付近を散策していた50代女性の頭部に当たり、側頭部が腫れるなどのけがを負う事故が発生した。つくば市が13日発表した。 市文化財課によると、女性は12日、同遺跡を見物するため市外から2人で来園した。同日午後4時30分ごろ、歴史ひろば南側の道路を散策していたところ、近くで作業をしていた芝刈り機から小石が跳ね、女性のこめかみ近くに当たった。 事故当時、2人の作業員が芝刈りをしていた。小石の大きさや、どちらの機械が小石を跳ねたかなどは不明という。 女性はそのまま帰宅し、その日の晩に市に事故の連絡があった。13日現在、側頭部の腫れと首の痛みがあるという。14日以降、医療機関での受診を予定している。 同課によると、同歴史ひろばは面積が大きいため、芝刈り作業中は石跳ね事故を防止する衝立(ついたて)やフェンスなどは設置しておらず、近くに人がいないことを確認しながら作業を実施したという。同広場では年3回芝刈りを実施している。 五十嵐立青市長は「管理作業中に来園者にけがを負わせてしまい深くお詫びします。今後再びこのような事故を起こさぬよう、管理作業を受託している全事業者へ注意喚起と飛び石防止の安全対策を徹底するよう指導します」などとするコメントを発表した。