【山崎実】匠の技が集結する「茨城県伝統工芸品展」(同展実行委員会主催)が10月1日から4日まで、つくば市研究学園のイーアスつくばで開かれる。
茨城の風土と暮らしの中で育まれ、受け継がれてきた伝統工芸品を一堂に集め、製造者の意欲高揚と、工芸品に対する県民の認識を深めることを目的にしたもので、今年で39回目を数える。
知事指定の特に優れた伝統工芸品は現在40品目(4月現在)あり、2017年には時代への継承を目指し、高度な技術を保有する製造者を「茨城県伝統工芸士」として知事が認定するなど、社会的声価を高める施策を推進している。
今回出展される伝統工芸品は笠間焼、結城地方の桐下駄など16品目。イーアスコートでは伝統工芸体験ワークショップとして、桐小物入れづくり、総桐小たんすづくり、桐のリースづくりの3種類が行われる。また製作実演として、ミニ下駄ストラップづくり、ひな人形づくり、杉線香づくりが披露される。
会期中、会場でのアンケート協力者に先着で笠間焼のレンコン箸置きがプレゼントされる。
会場はイーアスつくばのメインコート・イーアスコート。問い合わせは県産業政策課地域産業振興室・同実行委員会事務局(電話029-301-3585)
展示・販売される16品目の伝統工芸品
・笠間焼
・結城地方の桐下駄(げた)
・結城桐箪笥(たんす)
・水戸やなかの桶(おけ)
・石岡府中杉細工
・石岡の桐箱
・茨城藤工芸
・西ノ内和紙
・本場結城紬
・水海道染色村きぬの染
・常陸獅子
・水府提灯
・桂雛
・線香
・真壁石燈籠
・霞ケ浦帆引き船模型