月曜日, 4月 19, 2021
ホーム 未分類 利活用方針出せず、改選後に持ち越し 旧総合運動公園用地 つくば市議会

利活用方針出せず、改選後に持ち越し 旧総合運動公園用地 つくば市議会

【鈴木宏子】住民投票で白紙撤回となったつくば市の旧総合運動公園用地(同市大穂、高エネ研南側約46ヘクタール)を民間に一括売却するという市の方針を調査検討する市議会調査特別委員会(小久保貴史委員長)が、9月議会開会日の27日開かれた。利活用方針について任期中に結論を出すことができず、改選後に持ち越しとなった。

市議は今年秋に改選となることから、9月議会が任期中の最後の定例会となり、利活用方針の提案が待たれていた。

同日開かれた調査特別委では、小久保委員長から中間報告の提案があった。内容として「新型コロナ感染拡大の影響で議会活動の自粛を余儀なくされ、論点整理後の議論の場を持つことができなかった」とし「改選後も引き続き調査検討を重ねていく」とする案が示され、全会一致で了承された。9月議会最終日の9月18日、本会議で報告される。

一方、委員からは「(前回の市長選で)市長が(元所有者のUR都市機構に)返還するという大きな公約を出して、売却に変わり、(利子も含め)28億円マイナスを出しても売るということになった。今は利活用に流れが変わってきているが、特別委を設置したときは3月までに結論を出そうということになっていた。ずるずるして、4年間何も結論が出ないまま。新しい議員で検討するというが、こういうことをやっていると市民の期待に沿えない」「改選後(の議員)に縛りをかけるのは極めて異例」などの意見が出た。

小久保委員長は取材に対し「委員会として一つの方向にまとめるまでには時間が足りなかった」と説明し、「(市の方針に対し)反対、賛成と両方の立場があった。論点整理をして、それぞれの考え方の共有まではできたが、事業を(提案)する場合の財政面の検討や実現性を含めて、(議会の意見を)まとめるには時間が足りなかった。ただし議員それぞれの考え方は見える化されたと思う」と話した。

市は陸上競技場の検討開始

旧総合運動公園用地をめぐっては昨年3月、五十嵐立青市長が一括売却方針を示し(19年3月20日付)、4月に事業提案を公募した(同4月26日付)。結果、1社から、40億円で用地を購入し、倉庫や大型商業施設、老健施設などとして利用するという提案があった(同8月19日付)。

その後、9月に住民説明会が開かれたが、一括売却に異議を唱える意見が相次ぎ(9月7日付)、市議会に調査特別委員会が設置された(9月27日付)。

特別委では多数の委員から、一部公共利用すべきだとする意見が出された。具体的には陸上競技場、屋内プール、アリーナ、避難所、防災拠点、道の駅、市営墓地、研究所などの提案が出た(同11月7日付)。この間、計4回の委員会と3回の勉強会を開いたが、意見をまとめることができなかった。

一方、市執行部は、調査特別委が設置されたのを受けて、議会の結論を踏まえる方向に転換し、昨年9月以降、売却に向けた手続きをストップさせた。しかし議会の結論が見えない中で、市は7月に陸上競技場整備基本構想策定検討会議を設置し、旧総合運動公園用地も含めて場所や規模の検討を開始している(7月31日付)。

会員募集中

NEWSつくばでは、私たちの理念に賛同し、一緒に活動していただける正会員、活動会員、ボランティア会員、および資金面で活動を支援していただける賛助会員(クレジットカード払い可)を募集しています。私たちと一緒に新しいメディアをつくりませんか。

19 コメント

19 Comments
フィードバック
すべてのコメントを見る
名無しの市民
7 months ago

無能無能アンド無能

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

頑張ってるんだからさ

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

市の利益になること何もしてないじゃないですか、

名無しの市民
7 months ago

結果を出してないのだから、市長も執行部も市議も、そしてそれを選んだ市民も皆無能。

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

いやいや、がんばってるんですから

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

がんばってれば許されるのは幼稚園のお遊戯まで。ww
 
そんな甘いお花畑市民が今の市長と市議を選んだ結果がこれだよ。

名無しの市民
7 months ago

もう元の計画通り陸上競技場作ればいいんだよ。
住民投票にさせた市民団体なんで結局ただのクレーマーなんだしそれを当時の市長降ろしの道具として使った反市長派の責任は大きい

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

そんな住民投票まで持って行った首〇者の一人が現市長だったからね。
先がどうなるか考えずに聞こえの良いことで人気取りをするのは退職金公約でも同じだよね。
 
人気取りが優先する現市長と、そんな表面のブランド着飾りでしか評価しない支援者。結局その程度なつくば市。

名無しの市民
7 months ago

アイデアないんだから買い手がいるうちにとっとと売ってしまえばよかったのに、市議会が横槍入れて結局なにも決まらない。損切りを決断できなくてダラダラと血を流し続ける。市議会が邪魔しかしてない。

名無しの市民
7 months ago

コロナのせいというのがどこまで本当かはさておき、
住民の納得が得られないのに無理矢理何かを決定したり、
地域のことを何も分かっていない民間業者に売りつけ景観を壊すような施設を建てられるよりは、繰り越しになった方がよっぽど良いと思います。

この15年つくば市ではバカの一つ覚えのように
大型商業施設を建てては周辺の中規模商業施設と潰し合い、でなければどこぞのニュータウンのようにどこにでもあるような安っぽい住宅地を建てるばかりです。

個人的に上記記事にある中で陸上競技場が1番妥当で、
民間企業への一括売却だけは避けるべき事態だと思います。

名無しの市民
7 months ago
返信する  名無しの市民

陸上競技場なんか作ってもしょうがなくないですか。温泉作りましょうよ。あるいは筑波大に売りましょう。

名無しの市民
7 months ago

市議の皆さんも頑張ってるじゃないですか

名無しの市民
7 months ago

公式記録のとれる陸上競技場を、できる限り安価に、
『4年前に話題になっていた茎崎運動公園の既存トラック等を整備するプラン』
の検討を深化させて実現することを希望します。
旧総合運動公園用地の活用は、つくば市にとって、コロナ後の時代で
真に必要と思える公共施設を、緊急・短期・中期・長期で洗い出して、
その中で、かの地で立地することが、好都合と考えられる施設として
何があるか(複数)をはっきりさせてから議論をされることを希望します。

名無しの市民
7 months ago

旧総合運動公園用地の価値、66億で買って、買い手があるからと
40億でたたき売るのは如何にも性急。
購入の決定も性急だったが。

名無しの市民
7 months ago

売るのはどうかと思います。温泉を作ってほしいです。

名無しの市民
7 months ago

逆転の発想で、温泉をまず作って、それを売ったらいいのではないでしょうか?

鳥居徹夫
7 months ago

旧総合運動公園用地の利活用について、つくば市・つくば市議会とも任期前に結論を出さずに、改選後に持ち越すこととなったという。
任期中に結論が出なかったことに対し、一部に批判があったという。
これにより、10月に投開票される市長選挙、市議会議員選挙の争点となり、各候補者は自らの考えを有権者に提示し、市民の審判を受けることとなった。
このことは市政の関心を高めることにつながり、責任を持った一票を行使できることにつながるのではないか。
そもそも総合運動公園構想や土地購入について、当時の市長や市議会が、任期切れの直前に強引に進め、その土地も購入してしまったことにある。
実際、4年前の市長選挙、市議会議員選挙では、運動公園反対派の議員が多数を占めたが、金融機関から借り入れた土地購入費66億円の利子返済は毎年4000万円近くあり、市財政の負担となっている。

10月の市長選挙、市議会議員選挙は、まずは各候補者が諸課題について見解を述べ、市民が責任をもって代表を選ぶチャンスとしなくてはならないと思う。
「うっかり一票、がっかり四年」としないためにも。

名無しの市民
7 months ago
返信する  鳥居徹夫

まあ今の市長が市議グループと共に情弱市民へ住民投票を焚き付ける

旧市政を悪者にして正義の味方へのうっかり一票

代案も示さなかった現市長はお花畑公約を悉く”達成”とすり替えて自己評価し、現実は退職金廃止公約やクレオのお花畑ビル等、何も解決してないのが現実。

名無しの市民
7 months ago

本来なら8年前の選挙で、市長候補者や市議会議員が政見を提示し、市民の審判を受けるのが本筋である。
彼らは、大型公共工事である総合運動公園構想などを提示することもなく、選挙で選ばれた後に突如打ち出し、議会もその不当性を市長に忠告することもなかった。

市民は、選んだ市長や議員に、フリーハンドを与えたわけではない。
みんなが選んだのだから、自分に従えという「あの悪夢の民主党政権」の小沢一郎の強弁と同じである。
マニフェストにあることを無視し、マニフェストにないことをやったからこそ市民が怒り、住民投票請求がなされ住民投票で否決されたことは、つくば市民の民主主義の健全さを示したものである。

事実、政治的な原発反対の署名は、ほとんど集まらなかった。
総合運動公園構想ストップの住民投票の成功は、市政を私物化させた市長や議員への怒りであった。

スポンサー

注目の記事

桜川沿いに交流拠点を 24-25日つくば 長屋門の古民家で「市」

江戸末期に建てられた長屋門を構える、つくば市栄地区の塚本康彦さん宅(同市大)で24、25日、地域交流イベント「ICHI 市 in 栄」が開催される。

最新記事

つくば市の注目案件 2つの変な話 《吾妻カガミ》104

【コラム・坂本栄】今回はつくば市政の注目案件、総合運動公園用地処理とセンター地区再生会社を取り上げます。それぞれ、4月初めにある動きがあり、何か変だな~と思ったからです。市政モニターを売りにするこのコラム、ネタが尽きることはありません。 「防災倉庫」案はまだ生きている? 市は4月1日、運動公園計画用地をどう使ったらよいかアイデアを出してくださいと、民間の業者さんに呼び掛けました。市は「サウンディング」と言っていますが、市には知恵がないので活用法を教えてくださいと、業者さんにお願いしたということでしょうか。入札の一つの形である「プロポーザル」(案件に対する企画提案)ではなく、あくまでもご意見拝聴です。 詳しいことは、本サイトの記事「民間へ、また市場調査開始」(4月1日掲載)をご覧ください。見出しに「また…」とあるように、市長2期目の五十嵐さんは1期中にも同じようなことをしていますから、この案件では2度目のサウンディングになります。 何か変だなと思ったのは、アイデア募集要領に「敷地全体の一体的活用法、または分割しての利活用法などをお示しください」と書かれていた点です。運動公園用地については、2月19日、敷地の3分の1ぐらいを防災倉庫とヘリポートに活用する市案が議会に提出されており(「市長の手法に異議相次ぐ」=2月20日掲載)、この構想は一体どうなったのでしょうか? 五十嵐さんに確認したところ、防災施設案はまだ生きているそうです。そうであればそうと募集要領に書いておかないと、業者さんは防災施設案をどう扱うべきか迷ってしまいます。それとも、「防災倉庫+ヘリポート」案はあまり評判がよくないので、無視しても構わないと暗に言っているのでしょうか。

新入生ら「筑波大に入ってよかった」 つくばの食料無料配布に240人

「筑波大に入ってよかった」。無料配布の食料を受け取った筑波大の新1年生たちから歓喜の声が上がった。つくば市天久保の松見公園で18日、食料の無料提供会(学生応援プロジェクト@つくばーPEACE(ピース)主催)が開かれ、入学したばかりの筑波大学1年生をはじめ、大学生や家族連れなど約240人が食料を求めて集まった。 無料配布会の情報をツイッターで入手した新入生らは、入学後に新しくできた友人らと一緒に並び、米(1袋2キロ)やカップラーメン、レトルト食品などの保存食、ネギなどの生鮮野菜、日用品などを受け取った。新入生らは仲間内で「こんなにたくさんもらえた」「筑波大に入って良かった」など喜びあった。 食料無料配布会を告知する主催団体の公式ツイッターは在学生や新入生の間では広く共有されており、多くの大学生らが「ツイッターで(無料配布を)知った」と口をそろえた。会場では、生理用品への出費が負担となる「生理の貧困」に悩む女子学生に向けた無料配布も行われた。 食料の無料配布を求めて並ぶ大学生たち=同 特に他県からつくばに転入した新入生の間では、食料無料配布は非常に喜ばれた。栃木県出身の筑波大1年生男子(18)は「主食から何までもらえた」と感謝した。「来たばっかりなのでお金も大変。引っ越しにあたって家具も揃えないと」と、つくばでの新生活を始める際の経済的な負担を訴えた。 愛知県出身の筑波大1年生男子(18)は「入学したばかりなのでうれしい。愛知県だと(食料無料配布会が)中々ない。お米もいただけたので助かった」と語った。「こんなに(食料を)もらえるとは思ってなかった」という群馬県出身の筑波大1年生男子(18)はと驚きを隠せない様子。「もう少し生活が安定してゴールデンウイーク過ぎからアルバイトを始めようと思っていた」という。

越冬ヒメトビウンカの防除を 田植え控える県西・県南に警告

田植えシーズンを控え、茨城県病害虫防除所(笠間市、農業総合センター病害虫防除部)は、県西、県南の一部地域で水稲被害のイネ縞葉枯病(いねしまはがれびょう)の多発傾向がみられると警告している。同病は発病してから治療方法がないため、田植え前のイネの苗に薬剤施用を行うことが重要だとしている。 イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカという体長約3~4ミリの害虫により媒介されるウイルス病。イネはこのウイルス(RSV)をもった保毒虫に吸汁されると同病に感染し、葉の緑色がかすり状に黄化したり、生育不良となったり、出穂期には穂が奇形となり実らなくなるなどから減収を余儀なくされる。 発病の警戒には、ウイルスを保有するヒメトビウンカの割合(保毒虫率)が大きく影響する。県では、ヒメトビウンカ越冬世代幼虫のRSV保毒虫率(ウイルスを持った虫の割合)5%以上を、葉剤の育苗箱施用による防除を推奨する目安にしているが、今年の調査では県西地域11地点中10地点、県南地域ではつくば市などを含む4地点中2地点で、5%以上の高い保毒率を示している。 ヒメトビウンカはRSVに感染したイネを吸汁すると保毒虫となり、死ぬまでウイルスを媒介し続け、また保毒虫が産卵した卵から生まれた幼虫はウイルスを保毒している。幼虫はイネ科の雑草などに生息して越冬するため、翌年も発生する可能性が高くなるという。 同防除所は、田植え期前のイネの薬剤施用に加え、6月中・下旬に水田に薬剤散布を行うと防除効果が期待できるとしている。

正岡子規『水戸紀行』追歩(6) 《沃野一望》26

【コラム・広田文世】灯火(ともしび)のもとに夜な夜な来たれ鬼我(わが)ひめ歌の限りきかせむ とて 明治22年(1889)、東京から水戸へ友人を訪ねて歩き出した正岡子規は、土浦市内をぬけ真鍋の急な石段を上がる。高台より霞ケ浦を俯瞰(ふかん)する。令和の時代の土浦市民としては、霞ケ浦を眺望していただいたことが、悪印象を残してしまった土浦の、せめてもの救いになる。 「この断崖に立ちて南の方を見れば果して広き湖あり。向ひの岸などは雨にて見えず。されど霞浦とは問わでも知られたり」 真鍋あたりの旧水戸街道は真鍋の町なかから急坂をあがり、土浦一高の手前で旧6号国道に合流する。子規は、石段を上がったとあり、善応寺の裏手あたりの道かとも推察されるが、判然としない。現在残されている旧水戸街道とは、いくぶん異なっているようだ。 土浦一高は、旧制土浦中学校。本館は明治37年竣工の重厚な建物で、重要文化財に指定されているが、子規が真鍋へ来訪した時点では、この本館はまだ建設されていない。子規が『水戸紀行』を歩いた時代は、それほど古い過去の出来事。 ところで文化財の旧本館、われわれの年代は卒業年度に実際に校舎として使用させてもらった。夏になると高い天井からダニが降ってきたり、冬は床板の隙間から寒風が吹きあげたりしたが、やはり味わいのある校舎だった。
19
0
コメントお待ちしてますx
()
x