水曜日, 4月 22, 2026
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かがいの舞台を再現 27日、筑波山で「百人きもの」

【山崎実】筑波山に着物で集うイベント「百人きもの」(筑波山華やぎプロジェクト主催)が27日、つくば市の筑波山神社と、中腹の旅館、筑波山江戸屋で催される。

奈良時代の「常陸国風土記」にみる、男女が集い恋愛の歌を読み合う嬥歌(かがい)の舞台を再現する。にぎわいと華やぎをもたらすため、日本文化の象徴、着物で集い、歴史や伝統を学びながら、筑波山ファンのネットワークを構築するのが狙い。

筑波山系には、養蚕の創始にまつわる縁起「金色姫(こんじきひめ)伝説」が伝承される蚕影(こかげ)神社がある。筑波山神社の春と秋の祭り、御座替祭(おざがわりさい)の行事、神衣祭(かんみそさい)と神幸祭(じんこうさい)では、絹で織った神衣を神が乗り移るものだとしている。

筑波山周辺にはさらに、常陸紬(結城紬)、絹川(鬼怒川)、蚕飼川(小貝川)、糸繰川(糸魚川)など、いずれも養蚕に関わる地名などがあり、万葉集でも多く歌われている。これらのことから同実行委員会は「養蚕の創始、筑波山神社『御座替祭』の神衣であり、茨城の織物から見る筑波山の着物の淵源(えんげん)をテーマにした」という。

イベントの主な内容は、トークライブ「万葉集から令和を読み解く」布浦万代(万葉集研究家)、ライブ&朗読「金色姫伝説~篠笛にのせて」篠笛奏者YUJI&鈴木もえみ、つくばきものコレクション、きもの男子トーク、ランチ会議―など。参加費は8000円(事前振込)。

問い合わせは同実行委員会(電話090-8722-5697 筑波山江戸屋内)

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学校給食の牛乳に異味 土浦市 6校の12人が体調不良

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運命の人《短いおはなし》50

【ノベル・伊東葎花】 わたしは、前世の記憶を持って生まれた。前世のわたしは、老舗料亭のひとり娘。裕福な家庭に育ったけど、家に縛られ自由はなかった。そしてわたしは恋をした。相手は売れない画家だった。将来を誓い合ったけど、結ばれなかった。身分違いの恋だ。周囲からの猛反対に遭って別れた。 わたしたちは、誓い合った。 「生まれ変わったら、絶対いっしょになろうね」 きっと何度生まれ変わっても、わたしは彼を見つける。だって彼は、運命の人だから。 あれから数十年。わたしは生まれ変わった。今のわたしは、料亭の娘じゃない。親の束縛もない。とても自由なの。彼との出会いを夢見て過ごした。一目見ればわかるはず。だって運命の人だもの。 穏やかな春の日、何かに導かれるように、夕暮れの公園に来た。通りかかったひとりの男が、わたしをじっと見ている。運命を感じた。ああ、この人だと思った。姿は変わっているけれど彼に間違いないと、わたしは感じた。 「わたしがわかる?」 呼びかけてみた。彼が少しずつ近づいてくる。 「ああ、ずっと探していたんだ」 彼は、わたしをぎゅっと抱きしめた。ああ…、やっぱりそうだ。運命の人だ。「僕の家に来る? すぐそこなんだ」 彼が耳元でささやいた。もちろんわたしはうなずいた。 「ほら、見えるだろう。あの赤い屋根の小さな家だよ」 彼が指差す家は、わたしの理想の家だった。いつかあなたが絵に描いた家。赤い屋根のかわいい家で、ふたりで暮らそうと言ったこと、憶えていたのね。うれしい。わたしは目を閉じて、彼に寄り添った。 「これから一緒に暮らそう。きっと君も気に入るよ」 庭には、かわいいお花がたくさん咲いている。ふたりの楽園ね。 彼はドアを開けると、「お~い、帰ったよ」と誰かに声をかけた。家族がいるの? わたし、気に入られるかしら。「おかえり」と顔をのぞかせたのは、若い女だった。 女は、わたしを見るなり目を潤ませた。 「なんてかわいいの」 「公園で見つけたんだ。ピンときた。君が絵に描いていた子にそっくりじゃないか」 「ええ、そうよ。なぜだかずっと夢に出てきたの。きっと運命よ。やっと会えたのね」そう言って、女がわたしを抱きしめた。 ああ、そうか…。彼女のぬくもりに触れたとき、わたしにははっきり分かった。運命の人はこの人だ。 彼が男に生まれ変わるとは限らない。わたしが人間に生まれなかったのと同じだ。 わたしは、いとおしい人の胸に抱かれて目を閉じた。そして「ニャ~」と甘えてみせた。  (作家)

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