火曜日, 9月 8, 2026
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サイクリストにやさしい宿を認定 県

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つくば霞ケ浦りんりんロード

【山崎実】サイクルツーリズム(自転車観光)王国を目指す茨城県は、夏から秋へと今後多くのサイクリストが「つくば霞ケ浦りんりんロード」を訪れることが見込まれる中、サイクリストにやさしい沿線市町村の宿を募集している。

サイクリストに「また来たい」と思ってもらえる宿の認定制度を新たに設け、先行する土浦駅ビル「星野リゾートBEB5土浦」のように、全国に情報発信するのが狙い。

認定条件は▽安全な自転車の保管場所がある▽チェックイン前後のフロントなどで手荷物の預かりができる▽洗濯ができる(近隣のコインランドリー案内でも可)▽自転車宅配の受け取り・配送ができる(配送業者の案内でも可)▽スポーツバイク対応の空気入れ・工具の貸し出しができるーなど。

募集宿の対象地域と施設は、同りんりんロード沿線市町村(土浦、石岡、つくば、鹿嶋、潮来、稲敷、かすみがうら、桜川、神栖、行方、鉾田、小美玉の各市と、阿見町、美浦村の14市町村)内のホテル、旅館、民宿などの宿泊施設。

県は今後、全県的なサイクルツーリズムの展開に合わせ、対象地域を拡大していく考え。

今回のサイクリストにやさしい宿の第1次募集締め切りは7月31日。問い合わせは県スポーツ推進課(電話029-301-2735)。

【高校野球代替大会】日大 小菅監督に聞く㊤ 練習する姿、泣けてきた

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土浦日大、小菅勲監督。第99回と第100回の優勝盾は生徒昇降口正面に飾られている=土浦市小松ケ丘町、土浦日大高校

【伊達康】茨城県の高校野球代替大会が11日開幕した。出場を間近に控えた有力校の監督インタビュー第2編は、2017年と18年の夏に茨城を連覇した土浦日大の小菅勲監督に話を聞いた。

春季大会中止に落胆

—春季大会の中止を聞かされた時はどのようなお気持ちだったでしょうか。

小菅 本校は東京、千葉、神奈川など緊急事態宣言が先に出たところの出身者がいますもので、寮で選手を預かるという判断をしました。

勉強はオンライン授業で、練習は集まって自主練習で行いました。フィジカル的なことはつらいことなのでみんなでやろうということで、1日2時間程度は練習できていたんですね。ですから春はまだやれるという気持ちでいたしチーム状態も非常に良かったんですよ。

3年生を中心に練習への取り組みもよく、心技体ともにすごく良い状態で調子が上がってきていたんですね。それで3月下旬に春季大会がないという判断が発表されたときは本当に落ち込みました。

—3月中に全体練習はできていたのでしょうか。

小菅 全体練習ではなく個人練習や学年練習ですね。チームとして組織立って練習はできていませんが練習を欠かすことはありませんでした。随分良い状態でしたから私も選手も春季大会をやりたかったし、本当に春の関東大会に行きたかったという思いです。

春先の土浦日大桜グラウンド。この時にはまだ紅白戦が行えた

—3月上旬に取材にお邪魔した時にエースの中川竜哉投手の体つきが見違えるように分厚くなっていてびっくりしました。

小菅 昨秋から努力を重ねました。2学年上でエースだった富田卓を見習って自分も体を大きくしたいという思いで食トレと筋トレを継続しました。彼はパワーピッチャーではありません。持ち味であるボールのキレも増し、非常に良い状態で冬を越せたと思います。

エースの中川竜哉投手。冬トレの成果で最速142キロに到達した

オンライン授業と自主練

—4月16日に全国が緊急事態宣言の対象地になりました。その後はどのように過ごしましたか。

小菅 このまま寮で生活するのか、それとも自宅に戻って過ごすのか、選手本人と保護者に判断してもらいました。保護者の方で戻ってほしいとか、この際怪我を完治させるために自宅近くの病院に通いながら生活したいという選手がいて8人程度が自宅に戻りました。

残りの選手は寮で平日は午後3時30分頃まではオンライン授業を受け、終わったら自主練をして過ごす。緊急事態宣言が解除されるまではこのように過ごしていました。

オンライン授業を受けた後に気持ちを切り替えて「さあやるぞ」という気持ちに持っていくのはなかなか難しかったみたいですね。選手同士でモチベーションを維持するように話し合っていたようです。

—オンライン授業はいつから始まったのですか。

小菅 本校は緊急事態宣言が出た後、1週間以内にオンライン授業が始まりました。課題なども提出しないといけなくて、生徒たちもなかなか大変だったようです。

代替大会やっぱり「複雑」

—5月20日に夏の甲子園と地方大会の中止が決まりました。この日、監督はどのような言葉を選手にかけましたか。

小菅 5月20日よりも前に甲子園中止というリーク記事みたいなのが出ましたよね。あのタイミングでまず生徒にはフォローの声をかけて、5月20日には「これで仕方ないということではない。やりたかった大会だし、出たかった甲子園だし、1週間でも2週間でも落ち込んで悔やんでも良いから、悔みきれたらもう一度集まって次に向かって出発しよう」という話をしました。

—その後、茨城県の代替大会開催が決まりました。

小菅 やっぱり複雑ですよね。「やったぞ」というふうにはならないですよね。甲子園につながらない大会なんですから。選手のモチベーションは今でもアップしている訳ではありません。「とりあえず頑張れ」とか「最後に3年生らしくやれ」というのは押し付けになってしまいますよね。

私から無理やり言葉を弄(ろう)することは避けています。甲子園があっての高校野球なので、だから頑張れるというのがありますし、甲子園出場という志を同じくするからこそ指導者と選手という関係が築けているわけで、今まで味わったことのない不思議な数カ月を過ごしています。

これはどのチームもそうだと思いますよ。そこでやっぱり一番武器になるのが言葉だし、一番邪魔になるのも言葉だと思っています。不思議な空気感を感じながら今に至っています。

—3年生の士気は上がってきているのでしょうか。

小菅 確かに甲子園中止、地方大会中止と聞かされた頃よりは上がってきてはいますが、いつもの年のようにはいきません。このコロナ禍にあって野球を諦めた子もいますし、手伝いに回って受験勉強を一生懸命やっている子もいます。本当に一体感のない、モザイクがかかったような感じになっていますね。

例年ならモチベーションが下がった子がいたら「頑張ろうぜ。しっかりやろうぜ」とモチベーションを引き上げることができたんですが、今年はモチベーションの低い子には低いなりの言い分があるしそれが理解できる。強要することはできません。

—例年のように厳しく指導をしていない、できないということでしょうか。

小菅 例年も厳しくないとは思いますが(笑)。ここ数年は生徒の自主性を尊重した指導が大事なのではないかと思っていますし、今年はそれをより痛感していますね。またこれが興味深い臨床例というか、研究対象となって我々の腕も磨かれたと思います。コロナ禍が再来するのは望まないことですが、再来した場合は今回のことが生かせるのかなと思います。

3年生も精神的に大人になりましたね。彼らは「甲子園がない。君たちに夏はない」と叩きつけられたわけです。自分が高校生だったら間違いなくグレていたと思いますよ(笑)。けど、彼らはやっぱり野球が好きだっていう気持ちだけで甲子園がなくてもやっている。彼らが練習をやっているのを見るだけで感動して涙が出てくる時期もありました。本当に泣けてきましたよ。

常に空気を読みながらの毎日です(笑)。現代の高校野球は。部員たちの機微を察しながら、時代の風を感じながら、ですね。そうしていかないと、生徒たちからの信頼は得られません。

(続く)

《邑から日本を見る》67 東海第2 県民投票 県議会が条例案否決

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【コラム・先﨑千尋】茨城県議会は6月23日の本会議で、日本原子力発電東海第2原発の再稼働の賛否を問う県民投票条例案を反対53、賛成5の反対多数で否決した。約8万7000人の県民が署名して求めた県民投票は、最大会派のいばらき自民や県民フォーラム、公明などの反対で実現しないことになった。

本会議に先立つ同月18日に、県議会防災環境産業委員会は総務企画委員会と連合審査会を開き、同条例制定の直接請求代表者や学識経験者、国、地元自治体首長らの意見を聴取し、討論後に反対多数で否決していた。

条例案は、東海第2原発の再稼働の是非について、県内の有権者が賛否の投票をするというもので、大井川和彦知事も多くの県議も再稼働について明言してこなかった。このため、県民の意思を確認する手段の一つとして、有志が「いばらき原発県民投票の会」をつくり、憲法で保障された条例制定の直接請求を県議会に求めていた。

知事は、請求に基づく条例案を県議会に提案する際には、自らの意見を添えて提案することが求められているが、意見書は「慎重に検討していく必要がある」と賛否を明確に示さなかった。

「基本的知識が抜けた議論」

連合審査会では、参考人の意見表明に対して各委員から質疑や意見が出された。その主なものを列挙する。

・安全性の検証、実効性ある避難計画の策定、県民への十分な情報提供(3条件)がそろわない限り、県民に意見を聞く時期でない(自民、公明)。

・条例が次の任期の議会の判断を縛ることになる(自民)。

・県民の意見は多様。二者択一で県民の意見を求めるのは妥当ではない。投票率が低い場合、その結果の解釈をめぐって混乱する恐れがある(公明、県民フォーラム)。

・民間企業の行く末を県議会が決定することへの矛盾、賠償など法律上の懸念もある(自民)。

これらの意見に対して、私の見解はここでは示さない。この日の審査会で驚いたことは、反対した会派の代表の意見表明が参考人の意見とは関係なく、予め用意された文を読み上げただけだったことだ。これだけ重要な県民からの問題提起をたった1日しか審議しないこと、審査の中身を意見表明に反映させていないことから、前もって否決することを決めて委員会に臨み、形式的な審査だけ行ったと思えてならない。

「県民投票の会」共同代表の徳田太郎さんは、審査会後の取材で「基本的知識が抜けた議論で、これで採決するのかというほどレベルが低い」と話しているが、その通りだ。

県民投票条例案が県議会で否決されたあとの今月5日、水戸市でその経過を検証するシンポジウムが開かれ、常磐大学の吉田勉教授が「賛成派、反対派の議論が薄かった。継続審査にすべきだった。県議会に超党派の勉強会を作ってもらいたい」と提言した。

同会では今後、署名集めのノウハウや県議会審議を通じて明らかになった課題をまとめた報告書を作成、公表する、としている。(元瓜連町長)

【夏の高校野球県大会】競り合いの末惜敗 土浦一、つくば国際大

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1回表、四番中村の左前適時打で先崎が生還、土浦一が1点を先制=J:COMスタジアム土浦

2020年夏季県高校野球大会は2日目の12日、6球場で16試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では土浦一が牛久栄進と対戦、互いのエースをどう打ち崩すかがカギとなったが、牛久栄進のアーチ2本に屈し、5-7で土浦一が敗れた。ひたちなか市民球場ではつくば国際大高が牛久と対戦、激しい打ち合いの末に8-10でつくば国際大高が敗れた。

序盤は優勢に展開 土浦一

【池田充雄】土浦一は序盤優勢に試合を進め、4回を終えた時点で3-1とリードした。先発の滝川悠斗は好調な立ち上がりで、3回には2死満塁の場面に四番打者を三球三振に仕留め、4回にもエラーがらみのピンチを最少失点で切り抜けた。

誤算が生じたのは5回。四番に左翼への3ランを浴び逆転される。「うまく当てられてしまった。徐々にタイミングが合ってきたのに気付けずにいた」と悔やむ滝川。その後は配球を変えて切り抜けるが、8回につかまり、またも一発を浴びる。

「後半は外の直球から入り、沈むカットボールを打たせる組み立て。だがその直球が甘くなった」。体調は良かったものの、練習で投げ込めない期間が2カ月続いた影響は大きく、最後は腕をつりそうになりながら投げた。

苦しみながら最後まで投げ抜いた先発の滝川

打線も相手エースを攻め立てるものの、あと1本が出ず、残塁の山を築いた。8回には滝川が自らの三塁打でチャンスを作り、先崎大空主将のスクイズで一度は追い付くが、攻撃もそこまで。「相手も中盤くらいから球威が落ち、ストライクとボールがはっきりしてきたが、そこを仕留めきれなかった」と先崎。

四番の中村優友は「相手投手は変化球主体で、高めのまっすぐが伸びる印象。それを打たされた。捕手の配球にやられた」と、大事な場面で自分のバッティングができなかったことを悔やんだ。

8回表、試合を振り出しに戻した先崎のスクイズ

柴沼剛己監督は「コロナを含めいろんな状況に振り回されながら、最後の最後まで気持ちを切らさず戦い抜いてくれた。ここまで来たら何とか勝たせてあげたかったが応えられなかった。思いきりできなかった部分は今後、大学野球などで頑張ってほしい」と選手たちをねぎらった。

激しい打ち合い つくば国際大

【高橋浩一】つくば国際大高は継投策で試合に臨んだが、前半4回で投手4人を使い9失点。攻撃では初回に相手投手の立ち上がりを攻め、無死満塁から四番小菅大地の右前適時打などで3得点し、その後もコンスタントに得点を重ねたが、最後まで追い付くことはできなかった。

1回裏無死満塁、四番小菅が右前へ適時打を放つ

「序盤に点数をとられ過ぎたのが効いた。準備不足で難しかったが選手たちは頑張ってくれて、自分たちの野球ができた」と山口幸彦監督。

渡會優翔主将は「自分たちは攻撃が売りで守備が課題。最後の最後にその弱さが出た。投手陣も克復できなかった」と悔やむ一方、「打線は今まで通り3年間やってきたことができた。この1年間キャプテンをやらせてもらってよかった。うまくいかないことの方が多かったが、やり残したことはない」と感慨深げ。

5回から登板し好投した斎藤

5人目の投手齊藤颯太は、それまで二塁手を務めていたが「序盤から先発が打たれる中、登板があると言われていたので準備はできていた」と、5回からマウンドに上がり9回まで1失点で試合を落ち着かせた。

8回に自ら放った適時二塁打については「勢いが来ていたので、狙いを張って打てた」とコメント。試合には1年から出場していたが、なかなか結果が出ずにいた。冬から体を鍛え直した成果が最後に出て「最後まで国際で野球をやってきてよかった」と胸を張った。

つくばFC、開幕戦を飾れず 関東サッカーリーグ1部

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前半13分、ヘディングシュートを放つ、つくばFCの土遠修平(中央の青色ユニホーム)=セキショウチャレンジスタジアム

【崎山勝功】第54回関東サッカーリーグが11日開幕し、同リーグ1部所属のジョイフル本田つくばFCは、ブリオベッカ浦安(千葉県)に後半逆転を許し、2―3で開幕戦勝利を飾れなかった。

開幕戦はつくば市山木のセキショウチャレンジスタジアムで無観客試合により行われた。

つくばは前半13分にDF土遠修平がヘディングシュートを放ち先制。42分に浦安に得点を許し追いつかれたものの、同45分にDF山下宇一がヘディングシュートを決めて、前半を2―1で折り返した。

後半はつくばに疲れが見え、33分同点、40分に逆転を許し、浦安に2―3で敗れた。

小松祐己監督は試合後、「ゲームの結果は非常に残念なものだったが、戦う姿勢は見せてくれたと思う。けが人が多い中で今やれる力を出してくれたと思うので、次に生かしてくれればいいと思う」と語った。

今井渓太主将は「後半は体力的に落ちてきた。落ち着いてつくばのサッカーを展開できれは、もっとチャンスは広がった」と試合を振り返った。

次節は7月19日午後4時にラクスペリアフットボールパーク(栃木市)で、栃木シティFC(栃木県)との無観客試合が行われる。小松監督は「戦力的にも個人の能力も相当高い相手なので、また苦しいゲームになると思うが何とか勝ち点を取れるように頑張りたい」と意気込みを示した。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、距離を空けて記念撮影に臨むつくばFCの選手たち=同

ホームゲームを動画配信

新型コロナウイルスの影響で、関東サッカーリーグ2020シーズンが「当面の間は無観客試合で実施」の方針を踏まえ、つくばFCでは同シーズン開幕戦を含めたホームゲーム4試合を動画投稿サイト「ユーチューブ」を使って動画配信を実施している。

同FCによると、動画配信は今年からクリーニングチェーン店「クリーニング専科」を運営するユーゴー(本社・小美玉市)がスポンサーとなり実施。無観客試合のためサポーターが「自宅でも応援できるように」とFCの認知度向上が狙い。

現時点では観客を入れての試合運営の見通しは立っていない。開幕戦開催に当たっては、報道関係者と記録カメラマンなど一部関係者しか入場できず、入場の際には検温が行われた。

コロナ禍で予定より大幅に遅れた開幕戦の開催について、小松監督は「こういう状況の中で開幕を迎えられたということに関して、いろんな方々に尽力していただいたので、感謝してゲームに臨んだ」、今井主将は「いろいろ厳しい状況の中、配信画面を通じ試合をお届けできる場を作っていただいたことは感謝します」とそれぞれ感謝の意を示した。

なお、つくばFCレディースが所属する「なでしこチャレンジリーグ」は8月22日から無観客試合で開幕し、つくばFCレディースは同日午前11時から磐田市竜洋スポーツ公園サッカー場で、静岡SSUアスレジーナ(静岡県)と対戦する。

《食う寝る宇宙》65 茨城で巨大な月ロケットを体感!

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【コラム・玉置晋】今から51年前の1969年7月16日22:32(日本時間)、「サターンV」ロケットSA-506は、米国フロリダ州のケネディ宇宙センター第39発射施設(LC-39)から発射され、3人の宇宙飛行士を月軌道に運びました。サターンVは、全長110.6メートル、重量3038.5トンという巨大ロケットです。そんなこと言われても、大きさを想像できませんよね。

「NEWSつくば」の拠点は茨城県つくば市にありますが、つくば市の隣の牛久市には、日本一の全長を誇る「牛久大仏」が君臨しています。茨城県人の自慢の一つですね。牛久大仏のホームページに載っている諸元によると、像高100メートル、台座20メートル、全高120メートル、重量4000トンだそうです。

つまり、サターンVは牛久大仏くらいの大きさなのです。ちなみに、左手のひらは18メートルありますので、「奈良の大仏様」が牛久大仏の手のひらに乗ってしまうスケール感です。この大きさを体感するには、牛久大仏の内部「胎内空間」に入り、エレベータで高さ85メートルの展望台に上ることをお勧めします。晴れた日には、西に茨城が誇る筑波山、南に東京のスカイツリーや富士山が見える絶景です。

牛久大仏=120m サターンV110

僕には、牛久大仏がサターンVロケットに見えてきました。いっそのこと、サターンVで月に行けたのだから、牛久大仏を宇宙に飛ばすことも可能なのではないだろうか? 残念ながら、無理。

ロケットの質量の大部分は燃料です。牛久大仏を宇宙に飛ばすには、もっと大きなロケットが必要になります。サターンVの搭載能力は地球低軌道で118トン、月軌道で47トンでした。ちなみに、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2007年に打上げた月周回衛星「かぐや」(SELENE)の質量は3トンでした。「かぐや」を15基搭載可能なわけですね。

「かぐや」の実物大試験モデルは、つくば市のJAXA筑波宇宙センターの見学エリアに展示されています。牛久大仏と筑波宇宙センターを見て、サターンVのスケールを体感してみよう!(宇宙天気防災研究者)

【夏の高校野球県大会】初日 土浦勢は土浦二が初戦突破

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笑顔でベンチに戻る土浦二ナイン=J:COMスタジアム土浦

2020年夏季茨城県高等学校野球大会が11日開幕。初日は土浦市から3チームが出場した。土浦二は石岡商・潮来・竜ケ崎南・神栖の四校連合と対戦し6回コールド勝ち。18日の2回戦では優勝候補の霞ケ浦とぶつかる。土浦三は麻生に、土浦工は江戸川取手にそれぞれ敗れ、1回戦敗退となった。

逆転から一気に突き放す

【池田充雄】土浦二は2-3と1点ビハインドで迎えた4回表、堀越岳と小松崎拓馬の連打でまずは同点。その後1死満塁とすると、佐藤耕平が救援投手から四球を選んで逆転に成功。5・6回も大量得点で突き放した。小松崎主将は「最初は先発投手の球に合わず、自分たちのペースが出せなかったが、あわてず全員の力でコールドにもっていけた」と、チームの結束力を誇った。

先発の長峰光は初回3被安打で3失点したが、2~5回はテンポのよい投球で2被安打無失点、抑えの佐藤につないだ。「初めての公式戦先発で、最初は思うように腕が振れなかった。打線の援護をもらってからはリラックスし、野手の前に凡打を打たせることができた」と長峰は、大役を無事に終えて安堵の表情。

6回表、堀越がこの日2本目の三塁打を左中間に放つ。堀越はこの日3安打3打点の活躍=同

坂本武司監督は「特別な大会なので3年生を主体にしたが、練習の成果を出してくれた。長峰は5回を無四死球で成長した姿を見せ、打線も打つべき選手が打ち、後半は1年生にも公式戦を経験させることができた」と話し、次戦にも全力で挑む姿勢を見せた。

最終回に意地も及ばず

【池田充雄】「三高の看板を背負って何もせず終われない。最後まであきらめずよく頑張ってくれた」と松浦三喜男監督。0-5で迎えた最終回、土浦三が意地を見せた。先頭から4人が連続出塁し、渡辺の三塁打など3安打で4点をもぎ取り、なおも2死一塁とチャンスをつなぐが、あと1点が届かなかった。最後の打者となった宮城優斗は「ボールだと思って見送った球で三振になり、頭が真っ白になった。自分がしっかり決められなくて悔しい」と涙をぬぐった。

9回表、渡辺が左翼へ適時三塁打を放つ=同

起塚怜主将は「相手の左投手を攻略できず、ミスから失点を重ねてしまった。それでも最後まで諦めず食らいつけたことは、今後にもつながると思う」と振り返り、「開催できるかどうかも危ぶまれたが、同じ学年のみんなでこの大会に臨めてよかった。こういう大変なときだから得られることもある。それを後輩たちにも学んでほしい」と後を託した。

エースが投げ切る

【高橋浩一】土浦工は毎回得点を許し、5回コールド負けを喫した。小林悟樹監督は「練習不足で練習試合も雨で流れ、ぶっつけ本番だったのでミスはある程度覚悟していた。それでも零封ではなく四球をもらいヒットも5本出たので、能力的にはそれなりの結果が出せたと思う」と感慨深げ。一人でマウンドを守ったエースの野島聖良については「上の代がいなかったので1年の秋から主将をやり、いろいろ苦労もあったと思う。投げ込み不足はあったが、思いきり投げてくれた」と評した。

力投した土浦工の主戦・野島=ひたちなか市民

野島は「最後まで投げられて満足した。力は出し切った。夏の大会が中止と分かった時は唇をかんだが、状況を受け入れるしかないと思った。開会式や応援もなかったけれど、こういう形を作ってくれた高野連には本当に感謝している」と振り返った。

チームはコールド負けはしたものの4点を奪い、無得点だった昨年との違いを見せることができた。「バッティングの強化や筋トレの成果もあり、打球に速さや強さが出た」と野島。2年生の市塚航太は「チーム初ヒットを打ててうれしかった。チーム全体で声も出せていたし、来年は守備を高めていきたい」と先を見据えた。

見ごろ迎えるハスの花 土浦・霞ケ浦総合公園

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ハスの花が見ごろを迎えた霞ケ浦総合公園の花蓮園=土浦市大岩田

【伊藤悦子】霞ケ浦総合公園(土浦市大岩田)の水生植物園内にある花蓮(はなはす)園では、白やピンク、淡い黄色などハスの花が咲き誇っている。一重咲きのほかに、豪華な八重咲きも花蓮園を彩る。ハスの花は早朝に咲き、昼には閉じてしまう。雨の降るなか朝早くからカメラを持った人や散歩の人が訪れていた。同市公園管理アドバイザーで、元日本花蓮協会学術研究主幹の香取正人さんにハスの話を聞いた。

香取さんによると、花蓮園のハスの花は「7月中旬から8月のお盆あたりまで」見ごろが続く。花1つひとつが開いている期間は4日と短く、咲いてから2日目が一番きれいという。見分け方は、ハスの花の真ん中にある花托(かたく)のめしべの色で、黄色なら2日目、黒ずんでいれば3日目だそうだ。

土浦市が種源地の月彩(がっさい)。真ん中に花托が見える=同

地下茎を大きく育てる食用のレンコン栽培と異なり、花蓮園では花を大きく美しく咲かせる。全体で約200品種あるが、まずたる容器で栽培し、1年に10品種ずつ池に移動することで大きく育てる。花蓮池には80品種、湖岸堤沿いの容器栽培には約120品種を展示している。

ハスを移動する前には、池を改修し土を入れ替え、肥料を加える。隣の区画からハスの実(種)が落ちてくると品種が交ざってしまうため、花期が終わったハスは種にできる前にこまめに切り取っているそうだ。

取手市から訪れた男性(84)は、「ハスの花を撮りに初めて来ました。これだけ種類があるのは珍しい」と話していた。

《茨城鉄道物語》3 茨城県に新幹線は必要か?

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東北新幹線「はやぶさ」=JR東日本

【コラム・塚本一也】茨城県内で最初に通った鉄道は何線であろうか? 答えは東北線(1885年)である。最初に開業した駅も古河駅であり、その後、現在の水戸線が小山~水戸間で開業(1889年)し、常磐線の田端~水戸間の開業はその後の1896年である。当時、常磐線の東京延伸が遅れた原因の一つとして、利根川に橋を架ける技術がなかったということが挙げられる。

では、茨城県に新幹線は通っているか? という問いに対する答えはいかがだろうか。正解は「通っている」である。正確に言うと、一部、古河をかすめているだけなのだが、茨城県内に駅がないので県民としてはあまり実感がわかないのであろう。

国の整備新幹線計画は、今でも全国で少しずつ進められている。1970年に定められた「全国新幹線鉄道整備法」に基づいて、北海道新幹線の札幌延伸や、九州新幹線の長崎ルートなどの整備が進められ、北陸新幹線の新大阪延伸も計画中である。

さらに、山形では様々な問題を抱えながらも山形新幹線のフル規格化を検討し、新幹線の空白地帯である四国においても、新幹線を通そうという運動が地元で盛り上がっている。さらに、北陸新幹線議論の延長として「山陰新幹線を実現する国会議員の会」(石破茂会長)なども存在し、大分県では「東九州新幹線整備推進期成会」も設立されているそうである。

地域の特性に合った公共交通の整備を

このように考えると、全国で新幹線を検討していない自治体は、島である沖縄県と半島である千葉県を除くと、茨城県だけになってしまう。なぜ、茨城県では新幹線の議論が発展しなかったのであろうか?

元々県土が平坦で温和な気候であるため、人口が分散し人口集積地ができにくかった。それゆえに、都市間輸送という考えが育たなかったのではないか、というのが私の考えである。一般的に、鉄道のメリットは、速達性、定時性、大量輸送などが挙げられる。一方デメリットとしては、莫大な建設費用と面倒な維持管理などが指摘できる。同じ費用と手間をかけるなら、道路をつくった方がよいと考えがちなのが茨城県人の気質ではないだろうか。

しかし、その茨城県に革命をもたらしたのが、つくばエクスプレス(TX)の開業である。今住んでいる場所から、東京へ通勤通学ができる。これは、地元住民のライフスタイルを劇的に変化させ、準新幹線ともいうべき機能を備えたTXは、沿線開発で移住してくる住民の心を鷲づかみにした。さらに、在来線ゆえに他社線との相互乗り入れが可能であり、新幹線よりも経済的であり、延伸の自由度も高いという将来性も備えている。

このように、新幹線とは縁のない茨城県ではあるが、決して卑屈になることはない。今ある財産を大事にし、地域の特性に見合った公共交通を整備していくことが、これからの社会に求められるのではないだろうか。(一級建築士)

YS-11にプロペラ戻す 11日から筑西で組立作業公開

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組み立てを待つYS-11量産初号機=ザ・ヒロサワ・シティ(筑西市)

分解されて筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」に移設され、組み立て作業中の日本初の国産旅客機、YS-11の機体が11日から、特別見学会でお披露目される。機体の保有者である国立科学博物館(東京、林良博館長)は10日、近隣の子供たちを招き、報道向けにプロペラの取り付け作業などを公開した。

組み立て作業の特別見学会は、同シティ内に設けられた格納庫、航空ミュージアムで、11日から 26日までの期間限定で行う。入場は無料。7月11日は同機の完成した日にちなんでいる。博物館はまた、一般公開に向け難航する資金獲得のため、この日からのクラウドファンディング開始を発表した。

視界確保へクラウドファンディング

YS-11 は1964年に開発されているが、移設されたのは「量産初号機」と呼ばれる機体。現存する YS-11 の中で試作機を除く最古のものという。1965年 3 月に運輸省航空局に納入され、羽田空港をベースに、飛行検査機として 2 万時間を越える飛行実績を有した。

1999年 1 月の退役後、機体は同博物館の保有となり、20 年にわたり羽田空港で整備・保管されてきた。YS-11の中でも記念碑的価値が高いとされ、日本機械学会の「機械遺産」、日本航空協会の「重要航空遺産」にそれぞれ認定されている。

羽田が手狭になり、保安上の理由などから移設が図られ、同シティで受け入れることとなった。筑西市の廣澤グループが100万平方メートルの敷地に鉄道車両などを保存展開中のテーマパークで、格納と展示のため航空ミュージアムを設置。機体は胴体と主翼、尾翼、プロペラなどに分解され、全長約26メートルの胴体は3月末に深夜の移送が行われた。

今回の分解・組み立てに当たっては、過去にYS-11の整備等に関わっていた航空会社整備士OBたち有志が特別チームを編成。格納庫で組み立て、記録作業を行い、組み立て完成後、関連資料とともに一般公開する予定だった。

しかし、新型コロナウイルスの影響から、整備関係者の筑西入りが阻まれ、機体の組み立て作業は一時休止され、再開は6月下旬にまでずれ込んだ。さらに同博物館は臨時休館が続き、入場者数制限のために入館料収入が激減、財政状況が悪化した。視界良好とはいえない雲行きだ。

このため博物館は11 日から、クラウドファンディング「YS-11」量産初号機公開プロジェクトを開始する。プロジェクト全体の費用を約8000万円と見込んでおり、その一部3000万円を目標金額とした。資金は、組み立てにかかわる材料費、器具類、人件費などに使用。目標到達にかかわらず、締め切りの11月6日までに集まった金額がファンディングされる。

本機の組み立ては年内終了を目指しており、順次整備、関連展示を準備し、2021年春の一般公開を予定している。

◆クラウドファンディング「YS-11」量産初号機公開プロジェクトの支援要領はこちら

子育ての不安に寄り添いたい つくば遊ぼう広場の会 活動再開も模索続く

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活動再開後、遊び場を訪れた親子=流星台プレイパーク(つくば市)

【川端舞】つくば市で異年齢の子供たちに遊びの提供を行っている市民団体「つくば遊ぼう広場の会」(五十嵐亨会長)が、6月から遊びを再開した。3月以降、新型コロナの影響で活動を一時中断していた。感染を予防しながら、どうしたら子どもたちに自由に遊んでもらえるか。活動再開後も模索が続いている。

会は、野外の遊び場、流星台プレイパーク(つくば市流星台)で毎月第1・第3土曜日に活動している。子育ての不安に寄り添いたいと、休止中は子育て家庭がどんなことを感じているかを知るためにアンケートを実施した。再開にあたっては、子どもたちが密になることを避けるために話し合いを重ねた。

アンケートに不安と工夫

会は今年3月、活動場所を流星台プレイパークに移すことになり、移転セレモニーを開催しようとしていた。しかし、新型コロナの影響でセレモニーはできなくなり、以降、活動自体も中断となった。

会では、子どもたちに遊び場を提供すると同時に、子育て中の人同士が交流できることも大切にしている。感染予防のために遊び場が限られる中、子育て家庭がどのような思いを抱えているのかを知ることは、子育て家庭に寄り添いながら活動を再開するためにも必要だと考え、ホームページ上で子育て中の保護者を対象に「外遊びに関するアンケート」を実施した。アンケートは5月5日から15日まで実施され、67件の回答があった。

アンケートには「先の見通しが持てない」「子どもが運動不足になっている」など不安や心配が寄せられる一方、「子どもと一緒に料理に挑戦してみた」「のんびり植物を観察している」など、自粛期間を楽しく過ごそうとそれぞれ工夫している様子も垣間見られた。

同会では当初、アンケート結果も踏まえて今後の活動に向けて動いていく予定でいたが、感染の状況が刻々と変化していく中で、「答え」を出すのは難しく、今後の状況を見ながら模索していくしかないという考えに至った。

「感染対策は子どもたちの人権にも踏み込む」と主張するのはメンバーの坂口暁詩さん(35)。「感染対策のもとで、自由な遊びが制限され、子どもたちの健全な育ちが保障されない状況を危惧している。感染の危険性がなくならない中で、社会の未来をつくる子どもたちに、どのような環境を提供できるかを考える時だと思う」と語る。

時間短くし2部制に

同会では、水遊びや穴掘りなど、一般の公園ではできない遊びもできるだけ自由に子どもたちにやってもらうことを大切にしている。6月から遊び場を再開したが、再開前には、どうすれば感染を予防しながら、子どもたちに制限をかけないで遊んでもらえるかをメンバー同士で話し合った。

その結果、今までは午前10時から午後2時までの活動時間の間なら、いつ来ていつ帰ってもいいとしていたものを、時間を前半と後半に分け、一度正午で子どもたちを入れ替えることにした。

滞在時間を短くし、2部制にすることで、子どもたちの遊びに制限をかけることなく、密になることを避ける。大人にはマスク着用を要請するが、子どもは熱中症のリスクから任意とした。

7月の第3土曜日も遊び場を開く予定だが、感染状況を見ながら柔軟に対応していく。詳細は開催日の数日前にホームページに掲載する。

◆「つくば遊ぼう広場の会」ホームページはこちら。アンケート結果の詳細も同会ホームページに掲載している。

《宍塚の里山》66 アメリカザリガニが大発生!

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組写真左は2020年の宍塚大池、中央2019年の宍塚大池、右は水の色が茶色になった2020年

【コラム・及川ひろみ】コロナ問題が続く中、宍塚の里山は安全安心だと、家族、カップル、高齢者のグループなど、訪れる人がとても増えています。初めて宍塚に来た人誰もが、こんなに素敵なところがあったと大変驚きます。

さて宍塚大池。いつもの年なら、今ごろから淡い紅色の野生ハスが花を咲かせ、夏には一面の花と甘い香りが大池を覆います。また、ヒシもハスの合間でハスと競うように広がりますが、今年はこれらの植物を見ることができません。さらに、池の水は茶色に濁っています。昨年と今年の池の写真を見比べると、その違いに驚かれることでしょう。

なぜ? 宍塚大池は水田耕作用の貯水池、ため池です。当たり前のことですが、昨年も水田耕作農家が池の水を使いました。ところが昨年は雨が少なく、池の水を多く使いました。その結果、池の水位が極端に下がり、しかもハスやヒシが池を覆ったことから、水中酸素が少なくなり、大型魚が酸欠で多数死にました。

その結果、ザリガニやその子どもを食べる生き物がほとんどいなくなり、今年はアメリカ ザリガニが大発生。池をのぞくと、水際に赤い大きなアメリカザリガニが多数見られます。アメリカザリガニは水草が好物で、ハスやヒシを食べ尽くした後の光景が広がっているのです。

大池の捕獲数は去年の 14 倍

宍塚大池の調査は、2006 年、環境省の事業「いきづく湖沼ふれあいモデル事業」を請け負ったことに始まり、それ以後、池の生き物を調べる調査と外来生物の駆除活動を続けています。

今年も週 1 回程度、調査と外来生物捕獲活動を、定置網や「小型もんどり(魚わな)」を使って続けています。去年と今年(いずれも 1 月~ 6 月半ば)に捕獲したアメリカザリガニを比較すると、今年の捕獲数は去年の約 14 倍、その重さは 21.3 倍にもなりました(調査回数はほぼ同じです)。

この結果から、アメリカザリガニの激増と大型化が分かります。池の色は、アメリカザリガニの増加に関係がありそうです。アメリカザリガニと水質について解明できたらと考えていますので、 池の活動に関心のある方は、及川(090-9840-719)までご連絡ください。

宍塚の里山は、里山保全部隊「里山さわやか隊」の方々が、仕事の合間をぬって散策路の草を刈ってくださっていて、とても歩きやすくなっています。ここは、ほっとでき、リフ レッシュできるところです。お越しください。(宍塚の自然と歴史の会代表)

アップテンポスタイルでB1昇格目指す 茨城ロボッツが新体制発表

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会見に出席した(左から)中村功平選手、遥天翼選手、グレスマンHC、山谷拓志代表、上原和人GM=M-SPOスタジオ、水戸市南町

【高橋浩一】男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の茨城ロボッツ(本拠地・水戸市)は9日、2020-21シーズン新体制発表会見を水戸市内で開いた。チームの指揮を執るヘッドコーチに、攻撃的なバスケを得意とするリチャード・グレスマン氏(42)=米国出身=を迎え、今季はアップテンポスタイルのバスケットボールを目指すことを表明した。新加入選手は5人で、うち外国籍選手は3人。

コロナ禍昨季は圏内で途中中止

会見で山谷拓志代表は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により3月途中で中止となった昨季について「プレーオフ圏内にいたので大変残念。悔しい思いでシーズンを終えることになった」と振り返り、不本意な形で途中終了となった昨季を乗り越え、今季こそB1昇格を勝ち取る決意を新たにした。

新型コロナの影響が残る環境で迎える新シーズンについては「今もまだ先行きは不透明で、どうなるか分からない中、チームの編成をどうするか大変難しい判断が迫られた」と胸中を明かし、「いかなる状況でも、目の前の一つひとつの試合に勝つことが目標になるし、その結果としてプレーオフに出て優勝することが最終目標であることは揺るがない。一つひとつの勝利にこだわって、最高の成果を出せるよう頑張っていきたい」と抱負を語った。

「B2支配できる」

就任したグレスマンヘッドコーチは、2017-18シーズンから3シーズン、B2の愛媛オレンジバイキングスを指揮し、1シーズン目にB2リーグトップの1試合平均得点を記録した。

「アップテンポのバスケは、見ていて面白いだけでなく、チームのタレントを生かせる。ロボッツはB2を間違いなく支配できると思っている。練習を通し、このスタイルを日々積み重ねていきたい。昇格することが、今年達成しなければならない目標だと思っている」と話した。

新加入選手5人のうち、会見には日本国籍選手2人が出席し抱負を述べた。コメントは以下の通り。

遥天翼(B3東京サンレーヴスから加入、31歳、SF) B1昇格を成し遂げたいし、それを目標に日々の練習に打ち込んでいる。ロボッツはいい選手ばかりそろっている印象。若手もハッスルしていて声も出ていて、仲がいいだけじゃなく競争心をもって切磋琢磨している。アピールポイントは外のシュートと、いろんな情況でアシストやディフェンスなどもできる何でも屋を目指す。

中村功平(B1滋賀レイクスターズから加入、23歳、PG) B1昇格は必ず成し遂げたい。ロボッツにはベテラン選手がたくさんいて、いろいろ学ぶべきところがあると感じている。いろんなことを吸収してコートに立ってB1昇格に貢献したい。3ポイントシュートもアシストも得意、若さを生かして激しくハッスルしてハードにやっていきたい。

開幕は10月の予定。観客の動員については状況を見ながら判断していく。

プライベート花火 土浦市が打ち上げを応援

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土浦の花火

【鈴木宏子】コロナ禍で花火大会の中止が全国で相次ぎ、花火業者が苦境に立たされている中、花火のまち土浦市が、プライベート花火の打ち上げを応援する企画を検討している。

プライベート花火は、誕生日、プロポーズ時、結婚記念日、命日などに、花火師が個人やグループなどのために打ち上げる本格的な花火。

土浦市では日本三大花火の一つ、土浦全国花火競技大会が開かれていることから、大会を支えてくれている全国の花火師たちを応援しようという取り組みだ。

応援方法は、同大会実行委員会(事務局・土浦市)のホームぺージで、プライベート花火の打ち上げを実施している花火業者を紹介してPRしたり、花火の種類や料金などの情報を提供することなどを検討している。

打ち上げの際、保安距離を確保したり、許認可が必要になる場合があるため、打ち上げ場所確保のお手伝いをしたり、他市や他県の業者が花火玉を提供し、別の業者が市内で打ち上げる場合の支援なども検討している。

市花火対策室によると、現在、花火業者の情報を集めているところで、8月ごろまでにホームぺージに掲載できるようにしたいという。

市は、日本三大花火が開催されるまちという知名度を生かして、新しいビジネスにつなげていきたいとする。

催行は7月下旬に最終判断

今年の土浦全国花火競技大会は11月7日の開催が予定されているが、催行の可否は7月下旬に同実行委員会が最終判断をする。新型コロナウイルス感染拡大防止に関する8月1日以降の国の方針(緊急事態宣言終了に伴う外出自粛の段階的緩和の目安など)が7月下旬までに示されると見られていることから、国の方針を待って可否を判断する。

日本三大花火の一つ秋田県「大曲の花火」(8月29日予定)も中止が決まるなどしており、開催は極めて難しいとみられる。

《映画探偵団》33 つくばセンタービル 磯崎新の設計思想

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イラストは筆者

【コラム・冠木新市】東京ディズニーランドのシンボル、シンデレラ城が新型コロナウイルスで休園中に改修された。シンデレラ城は、ドイツのバイエルン国王ルードウィッヒⅡ世によって創られたノイシュバンシュタイン城をモデルにしたものである。東京ディズニーランドと同じく1983年に完成した「つくばセンタービル」も、実はノイシュバンシュタイン城の影響を受けて創られている。

「狂王ルードウィッヒが純粋に快楽のために建設したこの折衷主義のあだ花、キッチュの権化ともいうべきノイシュバンシュタインは、いまでは確実にポピュリズムの核心にある。《つくばセンタービルの複合体が独自の象徴作用をなすためには、私はキッチュ的な要素の使用も辞すまい、と考えたことも事実である」「私はノイシュバンシュタイン的なものへ接近する道を歩んでいたのかもしれない」(磯崎新編著『建築のパフオーマンス』PARCO出版局)

「こんな面白いところが、入場料もとらずに開放されているなんて、信じられない」と言った人がいた。私も30年ほど前から、毎日のようにセンタービルを眺めてきたが、見飽きないし、少しも古びないのは驚きである。晴れた日には、3棟のビルの表面がきらきら輝き、美しいかぎりだ。さらに、1000人以上入るホールがあるのに、巨大さを感じさせないのはなぜだろうか。

なかでも中央の楕円形の広場、いや、庭は実に刺激的だ。何もない空間だからである。だが、東洋的なこの庭は、西洋的な3棟の建物を際立たせている。しかし、権力、財力、名誉を求める人にとっては、廃墟をイメージするような空間は腹立たしさを覚えるのに違いない。力を暗示するシンボルが存在しないからである。

霞ケ浦を模した階段から流れる水は、つくば市の位置に相応する中央へと流れ落ちる。センタービルの空っぽの庭は、創造性を触発する器であり、水が主役なのである。私などは、崩れかけたような岩山に大魔神が埋め込まれているのではないかと、つい想像してしまう。

大映の『大魔神』ドーム屋根案を踏み壊す?

大映の『大魔神』(1966)シリーズは、1年間に3本製作された幻想的な特撮作品であった。大映の美術陣は、大魔神の大きさを4.5メートル、人間の2.5倍に設定した。そして、本建築とミニチュアの中間の精巧なセットをつくり上げた。大魔神が神聖な場所を荒らした領主に怒り、建物を破壊する。屋根瓦が崩れ落ちるシーンは、いつ見ても圧巻である。

昨年3月、磯崎新が建築界のノーベル賞ともいえるプリツカー賞を受賞し、私はつくば市民としてとても嬉しかった。さぞかし、つくば市も喜びの声を上げると思っていたのだが、ホームページで儀礼的なメッセージを出して終わりだった。オイオイ、中心市街地活性化を声を大にして呼びかけているのに、それはないだろうと納得できなかった。しかし最近、やっとその謎が解けた。

受賞と同じ時期の3月に策定された「つくばセンタービルのあり方検討業務報告書」で、なんと、センター広場にアーチ状のドーム屋根をつくることが検討されていたからである。道理で素っ気ないはずである。プリツカー賞は、つくば市にとって目障りだったのだろうか。

東京ディズニーランドは、1年前からシンデレラ城の改修計画を発表している。つくば市は、今までなぜ隠していたのか。センタービルの庭を覆い隠す屋根はなにかを物語っている。

センタービルは、つくば市民のものでも、茨城県民のものでもない。今や世界の文化財である。これでは、「世界のあしたが見えるまち」のコピーに傷がつくのではないか。このままでは、きっと世界の建築家、アーティストの批判の的になることだろう。私には、センタービルの岩山から現れた大魔神が、屋根を踏み壊す映像が見えてしまう。サイコドン ハ トコヤンサノセ。(脚本家)

新品種導入も推奨 イネ縞葉枯病対策で県

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6月下旬の水田の様子

【山崎実】つくば市や筑西市など県南、県西の一部地域で発生が多くみられるイネ縞葉枯(しまはがれ)病対策として茨城県は、従来からの薬剤散布などによる防除対策に加え、水稲新品種の「にじのきらめき」や「ふくまるSL」などの抵抗性品種の導入を進めていく。

イネ縞葉枯病は、体長3~4ミリの害虫ヒメトビウンカに媒介されるウイルス病で、発病すると生育不良となり、イネが実らなくなって減収となる。

県は保毒虫率(ウイルスを持った虫の割合)5%以上を薬剤防除の目安にしている。県南、県西地域のつくば市や筑西市などで行った調査では、一部地域でいずれも5%を超え、次作でも多発可能性が高いことから、抜本的な対策が必要とされていた。

この問題は県議会第2回定例会でも議論に上り、県は①育苗期や生育期間中の薬剤散布②収穫後の田起こしや畝(うね)の雑草除去③抵抗性品種への転換ーの具体策を提示した。今後は防除対策が地域全体の取り組みとして行われるよう、薬剤散布や田起こし、雑草除去など複数の対策を組み合わせて行う従来の方法と、抵抗性品種への転換の2つの方法について効果を検証し、多発地域を指導していく考えを明らかにした。

特に抵抗性品種の導入は、栃木県や埼玉県で効果があったとされ、県も有効な被害軽減策と位置付けている。

農研機構が育成した「にじのきらめき」は「コシヒカリ」よりやや遅い収穫期の品種で、倒れにくく、収量も多い。縞葉枯病に抵抗性で、高温でもよく実り、コメの外観品質が良く「コシヒカリ」と同等のおいしさ。ブランド米に並ぶ食味と安定多収性で、外食・中食用途への利用が期待されている。

「にじのきらめき」の籾と玄米(左列、右はコシヒカリ)=農研機構資料

県内ではすでに、JA北つくばの農家が19年産米から試験的に栽培。今後、規模拡大し産地化を目指していくという。

また、県の育成品種「ふくまる」に抵抗性を持たせた「ふくまるSL」は、来年度から作付けが可能となり、つくばみらい市で「ふくまる」を栽培している約800ヘクタールを「ふくまるSL」に入れ替え作付けする。

イネ縞葉枯病対策を契機に浮上している新品種の導入は、コシヒカリの作付けが全体の7割以上を占める茨城県の水稲栽培に一石を投じている。

筑波山・霞ケ浦を稼げる観光地へ 遊べる旅行企画など募集

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筑波山

【山崎実】茨城県は、筑波山・霞ケ浦広域エリア観光連携促進事業を2018年度から3カ年計画で進めている。現在、両地域の観光資源を生かした「土産品・グルメ」「アクティビティーコンテンツ」の新商品開発プランを募集している。

観光連携の新たな魅力創出と、稼げる観光地域づくり促進が狙いで、選定されたプランには補助金の交付、販売支援などが行われる。

募集は▽新たな定番商品の開発▽アクティビティー(遊べる)ツアープログラム企画の開発ーの2部門。定番商品の開発では、観光目的の大きな要因である「食(グルメ)」、地域を代表する新たな「土産品」を募集する。既存商品の味やデザイン、パッケージなどに工夫・改良を加えたものも応募可能とする。採択は4件程度を予定し最大補助額は75万円。

アクティビティー・ツアープログラム企画開発部門は、アウトドア層を対象に、地域の観光資源を活用した新たな「ツアープログラム」を募集する。採択は2件程度で最大補助額は50万円。

応募資格は新商品の企画・開発をめざす個人、法人、グループなど。「土産品・グルメ」提案部門は県内に事業所をもっていることが条件だが、アウトドア層向けの企画開発の提案は、事業所の所在地は問わない。

応募締め切りは8月21日。同月下旬に書類審査、9月にプレゼンテーション審査を行い、商品開発を実施。来年2月に成果報告会を予定している。

問い合わせは、県観光物産課(電話029-301-3617)。

《雑記録》13 アメリカ大統領選挙・雑感

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【コラム・瀧田薫】2013年1月、再選されたオバマ大統領は2度目の就任式に臨み、リンカーン大統領と公民権運動の指導者キング牧師が愛用した聖書に手を置いて就任の宣誓をした。このパフォーマンスにこめられた政治的意図は、アメリカ建国以来の宿痾(しゅくあ)である人種差別を解消し、分断された社会に調和と協調をもたらすことにあった。しかし、不幸なことに、アメリカ初の黒人大統領の願いは実らず、トランプ大統領の登場以降、アメリカ社会の分断はむしろ拡大の一途を辿(たど)っている。

今年11月、トランプ大統領は再選をめざして民主党候補バイデン氏とたたかう。現時点(7月2日)で、大方の専門家の予想はバイデン氏有利としているが、前回選挙同様、予断を許さない。それはさておき、ここまでの選挙運動を通じて目立った動きは、オバマ氏が前職大統領としては異例なほどにバイデン氏に肩入れし、支援する姿勢を見せていることだ。トランプ氏が再選されれば、アメリカ建国以来の理想(自由、民主主義、人権など)の崩壊につながるとの危機感が彼の背中を押しているに違いない。

2020年5月25日、米中西部ミネソタ州ミネアポリスで、白人警官が黒人男性の首を膝で押さえ続けて死亡させる事件が起きた。この映像がネットを通じて拡散されると、全米各地で人種差別に抗議するデモが発生し、時間の経過とともに、デモは人種差別に対する抗議の域を超えて、米国社会に残る「構造的な差別」の根絶を訴える運動へと展開しつつある。黒人奴隷制度と先住民からの収奪のうえに繁栄を遂げた米国の歴史そのものを見つめ直す議論も始まっている。

南北戦争のトラウマが大統領選に影響

一例をあげれば、南部ミシシッピ州議会(上下院ともに共和党が多数を占める)は、南北戦争(1861年)で南軍が使用した旗をあしらった州旗を廃止する法案を圧倒的な多数で可決した。アメリカの全州の旗から南軍旗のデザインは消え去ることになる。アメリカで、何かが動き始めたようだ。

筆者は、過去何回かの米国大統領選挙について、毎回同じ仮説上に立って分析を試みてきた。すなわち、「南北戦争」(同じ国民同士が殺し合った記憶)のトラウマが大統領選挙の結果に影響を及ぼすのだが、その影響の出方(強弱)は選挙ごとに異なるという仮説である。例えば、オバマ氏の選挙の時よりもトランプ氏の選挙の時に「分断国家」のトラウマはより強く出た。分析の手法としては実に単純で、南軍に参加した州と北軍に参加した州それぞれにおける投票行動(誰に投票したか)を比較する。

ちなみに、前回選挙においては、予想どおり、南軍に参加した州の投票はトランプ氏に有利に出た。今回の選挙においては、アメリカの歴史上、これまでにない何かが起きるかもしれない。ただし、今回の選挙の結果がどちらに転ぼうとも、日本国が受ける影響は深刻なものになる。それだけは確かなことだ。(茨城キリスト教大学名誉教授)

個別テントなど備蓄へ 土浦市がコロナ対応避難所指針

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記者会見する安藤真理子土浦市長=6日、同市役所

【鈴木宏子】新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、災害発生時に避難所での集団感染を防ごうと、土浦市は新たに「新型コロナウイルス等感染症対応避難所運営指針」を策定した。6日開かれた定例記者会見で安藤真理子市長が発表した。避難所となる体育館で使用する個別テントなどを新たに備蓄する方針で、7月に開く臨時議会に諮るという。

運営指針は、避難所での「密」を防ぐため①車中泊や親せき、友人宅などに避難する分散避難を推奨する②小中学校の体育館以外に校舎の教室や公共施設、民間施設を有効活用して避難スペースを確保する③避難所では消毒や換気など感染防止対策を実施するーの3つが柱。

分散避難の推奨では、車中泊が増えることが予想されるため、避難所となっていてトイレや水が確保できる学校校庭や公園などに車中泊に適した場所を確保する。

避難スペースの確保は、小中学校の教室や公民館、保健センターなど公共施設の活用のほか、災害協定を締結している民間企業や、個室のある民間宿泊施設などとも調整する。

避難所の感染防止対策は、一般避難者向けのスペースのほかに、熱があるなど体調不良者向けの部屋と、高齢者や障害者など要配慮者向けの部屋などを別々に用意する。個別テントや間仕切り用のパーテーションなどを備蓄し、不足した場合は段ボールで代用する。すでに備蓄しているマスクや消毒液、ビニール手袋、非接触型体温計の備蓄量をさらに増やす。

運営面の感染防止対策は、避難者の体温や健康状態を確認する、消毒液などを設置する、避難者同士は2メートルの間隔を確保する、換気のため1時間に1回程度、2方向の窓を10分間開ける、手すりなどは1時間に1回程度を目安に消毒するーなどを定めている。

避難所で新型コロナウイルス感染者が発生した場合についても、保健所と連携し感染者を医療機関に移送する、感染者がいたスペースを消毒する、濃厚接触者が他の避難者と接触しないようにするーなどと明記している。

9日、市職員60人が訓練

指針策定を受けて市は、災害時に避難所に直行する役割の市職員約60人を対象に9日、同指針に基づく初の避難所開設研修会を開催する。安藤市長は「職員の研修や訓練を繰り返し実施し、より適切な運営が図れるよう防災力向上に努めたい」と話した。

まずは分散避難を推奨

豪雨や台風が増える出水期に入った現在、霞ケ浦に面し、桜川が市の中心部を流れる同市は、市中心市街地一帯が浸水想定区域となっている。

つくば市北部で浸水が発生した昨年10月の台風19号の際、同市では26カ所の避難所に最大2048人が避難し、混雑した避難所もあった。

市危機管理室によると、今回策定した新たな指針により、水害の場合、公共施設の屋内避難所は現在の25カ所から43カ所に増える。

ただし避難者同士の距離を2メートル以上確保すると1施設に避難できる人数が限られるため、同市では分散避難の推奨により、公共施設の施設内避難者数を昨年の台風19号時の半分にすることを見込んでいる。まずは分散避難の推奨がコロナ禍の避難所運営のかぎになる。

動画はJ:COM茨城提供

【高校野球代替大会】常総 佐々木監督に聞く4 伝説のヒーローが好影響

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投手の2枚看板、菊地竜雅(㊧、中学3年の春季シニア関東大会当時)と一條力真(中学3年7月の夏季全日本軟式関東大会当時)

【伊達康】県の高校野球代替大会が11日から始まる。優勝候補筆頭、常総学院の佐々木力監督にインタビューした4回目は、ノッカーの心得やスカウティングについて聞いた。

島田直也さんがコーチに

ー今年からOBで元プロの島田直也さん(日本ハム、横浜などで活躍)が投手コーチとして加わりました。島田さんが加わったことはチームにどのような影響を与えたでしょうか。

佐々木 やはりプロで活躍してあれだけの成績を残した投手なので選手の信頼が厚いと言いますか、私には言いづらいことでも島田君には話したりしているようです。

私が野手出身なので、投手目線で指摘してもらったりあらゆる面でプラスになっています。取手二高でいうとエースの石田文樹(横浜で活躍、がんにより41歳で死去)が伝説のヒーロー扱いされるんですけれども、常総学院では島田君が石田みたいな伝説のヒーローなので(笑)。その辺は子どもたちも分かっていて、目を輝かせながら会話しています。

逆転で勝つ常総へ

ー大変聞きづらい質問ですが、試合終盤、特に9回に逆転負けを喫することがここのところ続いています。逆転負けについてどうアプローチし対策を講じているでしょうか。

佐々木 逆転負けに菊地と一條が絡んでいるのがほとんどなので、最後の夏にそのあたりを本人たちがどう解決してくれるか楽しみにしています。

これだけ投げる機会がなくスタミナが持つとは到底思えないので完封、完投っていうのはないと思います。

無理して投げさせたら壊す危険性もあるし。その辺は本人と話し合いながら大会に入っていこうと思います。あまり先行しないでこの大会は逆転で勝つ常総にしたいですね(笑)。

ノッカーの心得

ー常総学院の試合前ノックは芸術作品のようにリズミカルに進んでいく印象です。よろしければノックを打つ際にノッカーとして気をつけていることを教えていただけないでしょうか。

佐々木 私の場合、シートノックの7分間で大体110本くらい打っています。どういうノックを打つかという前に、選手20人と同じ呼吸で、同じリズムで入ることを心がけるべきですね。ギリギリのプレーとかじゃなくて、リズムで一連の動作が流れるようになるのが一番きれいなノックですし、「俺がノックを打ってやるんだ。俺がノッカーで偉いんだ」ってなると、絶対に選手は固まってしまいます。

リラックスして捕りやすいようにする。次どこに打つか決まっていますし、それをきちっと選手も分かっていますので。自分が周りに魅せたくて「あと3メートル右に打ってください」とかいう要求をしてくる選手も昔はいましたね。

110本をリズミカルに打っていって、選手たちがそこに乗っかってくれれば、本当にノーエラーでいけます。昔は110本打ってエラーが1個とか2個とか、シートノックの練習をしながら数えていました。

今はそこまで考える必要はないんじゃないかと思うんですけれども。気持ちを一緒にしてノックをやるみたいなところに気を遣っていましたね。

怒っているときはやっぱりずれが出てくるので、ノックを打つときは気持ちを落ち着かせて打つ。シートノックではない普通の練習の時は引っかけたりこすったり色々打ってやります。今は変化球の球種が多いので、先っぽや根っこに当たった打球も多いですからね。そうやっていくと選手は上手くなっていくと思います。

ボールがバットのどの部分に当たって切れていくか、伸びていくか、ヘッドを立てたり下げたり当たり損ねたりというのをノックでやってやらないと、試合では何本もないのに対応できませんからね。ノックで色々見せてやると、バットにどう当たればボールがどう回転するかが分かるので、バッティングの技術的な部分もノックを見ながら学習していく選手もいました。

スカウティングで重視すべきこと

ー最後に、選手のスカウティングについてお聞きします。中学生をスカウティングする際に重要視しているポイントはどこでしょうか。たとえば体つきですとか、フォーム、足の速さ、運び方などのポイントはありますでしょうか。

佐々木 センターラインがスカウティングで一番大事だと思います。キャッチャーに関しては肩が強いというのが条件ですね。それに股関節が硬いとショートバウンドが止められません。昔は体の大きなキャッチャーがホームでクロスプレーに有利だということでしたが、今はコリジョンルール(衝突プレー防止規則)があってそんなに大きなキャッチャーは必要なくなりました。

正捕手の中山琉唯(小山ボーイズ)なんかもそんなに大きくはないのですが、三拍子揃っていて非常に欲しかった選手なので、20校近くの誘いがあった中で熱烈に誘ってうちに来てもらいました。

1番捕手で主将の重責を担う中山琉唯=正面㊨、昨年秋の大会

ピッチャーは伸びしろを考えながら獲るっていうのが大事ですね。一條(力真、石岡中)なんかは軟式(オール県南選抜)の2番手でひょろひょろしていましたが、お母さんが大きくて、お父さんもがっちりしていますので、お母さんが大きいのでたぶん大きくなるから育ててみるかということで、大峰先生と相談して獲りにいきました。

当時180センチに満たなかったですが今は189センチです。また、取手シニアのエースとして全国でも有名だった菊地(竜雅、けやき台中)に関しては当時から137キロ放っていてできあがっていましたので是非欲しいと。できあがっている選手を獲るのも一つだし、伸びしろを計算して獲るのも大事だと思います。ピッチャーは怪我などがあり一人だけでは成り立たないですから、4人くらい獲れれば一番良いです。それも左右2枚ずついれば最高です。

ショートに関してはハンドリングと足裁きが一番大事だと思います。近年、カウンターになってボールに衝突してしまう選手が多いです。やはり肘から先で吸収できるような柔らかいハンドリングを持っている子が常総のショートにふさわしいのかなと。歴代のショートは金子誠さん(日本ハムで活躍し現在一軍野手総合コーチ)をはじめ非常に上でも活躍する選手が多いので、そういうところを見ながらスカウティングをしています。

外野に関して、以前は内野やピッチャーをやっていた子に外野をやらせたこともありました。内野ができれば外野もできるだろうと。ただやはり今は専門職というか、外野でトップクラスを獲らないと太刀打ちできません。ノックの量が少なくなったというのもあるのでしょうけれど、脚力プラスボールへ最短距離でいける感性を持った子が少なくなったので、そういう専門的な外野手を獲らないと潰しの起用では難しいと思います。

昨夏の日立商戦でコールド勝ちを決める2ランを放ち喜ぶナインが待ち構えるなか両足でホームを踏む中妻翔

ーそういった面では中妻翔選手(日体大1年)は外野手として抜群の能力を発揮していましたね。尋常じゃない守備力でした。

佐々木 中妻の場合、入学したての1年春のオープン戦でいきなりセンターとして起用したのですが、絶対に抜けるよなという大きな当たりを軽々と捕っていましたので、これはセンターが出来上がったなと、安泰だなと、その時点で確信しましたよ。ピッチャーでも左で小さい子でしたけれど、コントロールが良いので重宝しました。本当にユーティリティプレーヤーでしたね。

進学先の日体大の監督さんからも、素晴らしい選手だと、春先からメンバーに入る予定であると連絡をもらっていたのですがリーグ戦がありませんでしたからね。木のバットに対応できれば十分活躍できると思っています。(常総学院監督インタビュー編 終わり)