金曜日, 4月 3, 2026
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イブに2組が届け出挙式 土浦駅前、図書館屋外階段

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参列者に指輪を見せる新郎の坂靖明さん、新婦のさやかさん。右は挙式を執り行った中川清市長

クリスマスイブの24日、土浦駅前に先月末オープンしたばかりの市立図書館・市民ギャラリー「アルカス土浦」屋外階段(ステップガーデン)で、2組のカップルの届け出挙式が催された。中川清市長が式を執り行い、両親や友人らが見守る中、2組は永遠の愛を誓い合った。市役所に婚姻届けを提出した後、市が10分程度の簡単な挙式を行う届け出挙式の開催は県内で初めて。

坂靖明さん(29)、さやかさん(26)と、畑仲淳爾さん(38)、恵さん(34)の2組。それぞれ中川市長の面前で指輪の交換や宣誓書への署名を行い、市から花束と市のイメージキャラクター「つちまる」のぬいぐるみがプレゼントされた。図書館利用者やイベントの参加者などが立ち止まって、2人の門出を祝福した。

坂さん夫妻はいずれも地方公務員。挙式費用がかさむこと、準備が追いつかなかったことなどから結婚式を諦めていた矢先、市広報誌で届け出挙式を知り応募したという。2人は「大勢の人に祝福していただいて心からうれしい」などと話していた。

挙式の後、2組は隣接の市役所前うらら広場で開催されていた音楽ライブに参加し、大勢の祝福を受けた。

結婚情報誌「ゼクシィ」の協力で実施した。中川市長は「話を聞いたときはびっくりしたが、やってみるといいですね。オープンして間もない時期にできてよかった」などと話していた。(鈴木宏子)

土浦駅ビルがサイクリングリゾートに 日本最大級、ホテルも 来春第1弾オープン

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JR土浦駅ビル「ペルチ土浦」
1階入り口イメージ図(PLAYatre TSUCHIURA PR事務局提供)

JR土浦駅ビル「ペルチ土浦」(同市有明町)が来春、日本最大級の体験型サイクリングリゾートに生まれ変わる。レンタサイクル、サイクルカフェなどのほか、県内の人気店を集めたフードマーケットやホテルなどが次々にオープンする。

全長180㎞のサイクリングコース「つくば霞ケ浦りんりんロード」のスタート地点にあることを生かし、従来の駅ビルの枠を超え、ライフスタイルの発信や体験の提供に軸を移した新しい駅ビルになるという。JR東日本の子会社で同駅ビルを運営するアトレ(東京都渋谷区)が22日発表した。

駅ビルの新名称は「PLAYatre TSUCHIURA(プレイ・アトレ・ツチウラ)」で、第1弾として来年3月29日、核施設となる「りんりんスクエア土浦」が1階と地下1階にオープンする。1階にサイクルショップ、レンタサイクル、洗車・修理コーナー、地下1階にシャワー、ロッカーなどを備えた施設で、延床面積は計約959㎡。県が設置し、アトレが指定管理者として運営にあたる。整備費は約3億1700万円(県と土浦市が2分の1ずつ負担)。

駅直結の本格的サイクリング拠点施設は全国初で、サイクリングコンシェルジュが常駐し、地域の観光スポット、サイクリングコース、街の楽しみ方などの情報を提供する。

1階にはほかに、イタリアの自転車メーカー「ビアンキ」と、コーヒーチェーン店「タリーズコーヒー」によるサイクリングカフェがオープン。コンビニ、ドラッグストアなども開店する。

第2弾として来年11月、人気飲食店の企画・運営を手掛けるバルニバービ(東京都台東区)が、2~3階北側に「ステーション・ロビー・ツチウラ」を出店。学びや体験を充実させたカフェ、レストラン、クッキングスタジオなどを開く。

第3弾は2019年5月、2階南側に、地ビールや日本酒、パン、スイーツなど地元茨城の人気店を集めたフードマーケットがオープンする。

第4弾は19年秋以降、3~5階に、サイクリングを気軽に楽しむ人のためのカジュアルなホテルが誕生する。

土浦、つくば市など地域住民や駅利用者のほか、1000万人いるといわれる全国のサイクリング愛好者、アジアやヨーロッパなど海外のサイクリング愛好者の利用を想定しているという。

ペルチ土浦は地下1階地上6階建て、延床面積は約1万7400㎡。(鈴木宏子)

1階サイクルショップイメージ図
1階フロアイメージ図

新たに3カ所が落下の危険 筑波大渡り廊下 通行禁止に

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「通行禁止」のバリケードが立てられた筑波大学平砂学生宿舎8号棟~9号棟間の渡り廊下。所々にさびが目立ち、専門外の人間が見ても老朽化していることが一目で分かる。宿舎の掲示板には連絡通路通行止めに関する告知書が貼られていた=21日夕

筑波大学(つくば市天王台)で連絡通路(渡り廊下)の屋根が崩落した問題で、同大は21日の定例記者会見で、落下の危険がある渡り廊下が新たに3カ所で見つかったと発表した。いずれも18日に通行禁止にしたという。

3カ所は▽平砂学生宿舎8号棟~9号棟間の渡り廊下(1975年施工)▽同宿舎10号棟~11号棟間の渡り廊下(同年施工)▽医学エリア4B棟~4C棟間の渡り廊下(2005年施工)。平砂宿舎の2カ所は、10日に崩落した人文社会学系棟などがある第1エリアの連絡通路屋根と同じ42年前に建築された。医学エリアは建築後12年しか経っていない。

いずれも建築基準法が定める3年に1回の定期点検が必要な施設の対象外とされ、これまで特に定期点検は行われなかったという。10日に起きた連絡通路屋根の崩落事故を受けて、構内の連絡通路全77カ所を12日から緊急点検したところ、問題の3カ所でボルトがさびていたり、接合部にすき間が見つかったため通行禁止にした。

一方、10日に屋根が崩落した通路については、屋根の解体・撤去工事や通路破損箇所の修理が終了し、20日から再び通行できるようになった。

同大では今後さらに、連絡通路全77カ所の調査を外部の専門業者に依頼することを検討している。(崎山勝功・ラヂオつくば特約記者)

 

爆発予告に一時騒然 ヤマダ電機つくば店、YOUワールド客ら全員避難 不審物発見されず

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パトカーや消防車が集まり一時騒然となったヤマダ電機とYOUワールド駐車場=21日午後2時ごろ、つくば市下原

21日昼ごろ、つくば市下原、家電量販店ヤマダ電機テックランドつくば店に、爆発予告があり、同店と隣接の温浴施設、つくばYOUワールドの利用客が全員敷地から出て避難するなど一時騒然となった。つくば中央署によると不審物は発見されず、同日午後3時ごろ避難は解除となった。けが人などはなかった。

同署によると、同電機店からの通報を受けて警察官が駆けつけ、同店と隣接の温浴施設の客を敷地外に避難誘導した。さらに約70人態勢で店内や敷地内で不審物を捜したが、不審物は何も見つからなかったという。

同日昼過ぎ、同店駐車場にはパトカーや消防車両などが集まり、警察官や消防署員らが店内や敷地内のあちこちを行き来しながら不審物を探す姿が見られた。同店が面する国道354号土浦野田線は午後1時30分ごろから3時ごろまで通行止めとなり、周辺では渋滞が発生した。

龍ケ崎市からYOUワールドに芝居を見に来たという女性(70)によると、午後0時50分ごろ、劇の座長が舞台に出てきてマイクで「ヤマダ電機に爆発予告があるので、そのまますぐに出てください」と言われたという。当時100人くらいが劇を見に来ていて、全員、避難した。荷物をロッカーに置いたまま出た人もいたという。女性は「びっくりして出てきた」と話し、混乱などはなかったという。

敷地から出されたYOUワールドの客の中には、施設が用意したマイクロバスの中で捜査が終わるのを2時間以上待った人もいた。店の前では、近所の人が、捜査の様子を心配そうに見守る姿が見られた。近くの男性(70)は「パトカーや白バイがいっぱいきて大騒ぎになっていたので何かなと思って来た。爆発物なんて話は今までここで聞いたことがない。私たちには訳がわからない」などと話していた。

近くには市立東幼稚園や市立東小学校が立地する。つくば市教育委員会によると、まだ子供たちが下校していなかった東小では、保護者に連絡し、午後3時ごろまでに児童を迎えに来てもらうなどしたという。(鈴木宏子)

駐車場や店内を行き来し不審物を捜す捜査員や消防署員ら

年末年始の事故・犯罪防げ 土浦・荒川沖で防犯パトロール 冬休み前に小学生約30人も

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自転車の点検の仕方などを確認する子どもたち=土浦市荒川沖西3丁目

年末年始の犯罪や事故の発生を抑止しようと、土浦市荒川沖西3 丁目の「防犯・交通安全パトロール」がこのほど同町内で開かれた。小学生約30人が参加し、パトロールしながら子どもを守る110番の家を確認したり、土浦警察署員から自転車の点検方法を学ぶなどした。

子どもたちが冬休みに入るのを前に、通学路や地域の安全を守る防犯パトロール隊や町内会などが毎年開催している。総勢約50人が参加し2班に分かれて約2㎞をパトロールした。

その後、自転車の点検などを実施。署員は「ブレーキ、タイヤ、ハンドル、車体、ベル」の頭文字を組み合わせた言葉「ぶたはしゃべる」の徹底を呼び掛けた。また、ヘルメットの着用について「ゆるんだりしていると転んだ時に外れてしまう。ヘルメットが動かないか、あご紐で調節を」と説明していた。

このほか、防犯ブザーの点検や交通安全の〇✕クイズ、白バイ展示もあった。

区長の中根宏さん(70)は「子どもたちは地域の宝物なので、今後もしっかりとパトロールを続けていきたい」と話していた。(谷島英里子)

 

「カレーの日」地域の高齢者に人気 第2.4金曜に1食350円 龍ケ崎市社協

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「カレーの日」に集う地元住民たち=龍ケ崎市上町
「野菜たっぷりカレー」と野菜サラダ

1食350円でカレーライスと野菜サラダが食べられる―。龍ケ崎市社会福祉協議会中央支所(同市上町)が毎週第2・4金曜日に開く「カレーの日」が、地域住民の人気を集めている。社協がカレーライスを低価格で提供する取り組みは珍しいという。

月2回午前11時30分から毎回20食限定で「野菜たっぷりカレー」と旬の野菜を使ったサラダを提供。持ち帰りもできる。「毎回午後1時ごろには完売する」(社協担当者)ほど。同支所がある市中心部の商店街には飲食店が少ないため、「カレーの日」開催日には市内中心部に住む高齢者が集まってくるという。

同社協によると「近所の人たちが集まって楽しくおしゃべりしながら食事をしてもらえる場所」をつくろうと利用者などにアンケートを取った。高齢者から「カレーを作ると余ってしまってもったいない」という声が寄せられたため、2014年11月から「カレーの日」を設けた。

当初は牛スジ肉を使った牛スジカレーを提供していたが、利用者アンケートで「野菜のカレーが食べたい」との意見が多かったため、ニンジン、ジャガイモなど野菜中心のレシピに変更。ジャガイモが型崩れをしないようにニンジンと別に下ごしらえをするなどの工夫を重ね、今年6月からリニューアルした。

調理は市内のボランティアが担当し、開催日には午前9時から同支所の調理室で調理に当たる。ボランティアの60代女性は「調理は全然大変ではない。主婦歴何十年で以前は給食ボランティアもやっていた」と話す。

社協の担当者は「たくさんの人に集まってもらうのが一番。家に引きこもっている人が外出してもらう機会になれば」と語った。(崎山勝功)

◆問い合わせ先は龍ケ崎市社会福祉協議会中央支所(電話0297・64・4335)まで。

「カレーの日」ののぼり旗を掲げてPRする龍ケ崎市社会福祉協議会中央支所

初めての劇にワクワク 1~3歳の親子21組 つくば子ども劇場

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けんけんくじらさんとなにぬのやこさんのパフォーマンスに見入る親子=つくば市東新井のつくば市民大学(つくば子ども劇場提供)

初めて舞台劇を観る幼児と家族が一緒に楽しむ「はじめてシアター おっきいのとちっちゃいの」(つくば子ども劇場主催・つくば市社会福祉協議会歳末地域たすけあい募金助成事業)が18日、つくば市東新井のつくば市民大学で開かれた。役者のけんけんくじらさんとなにぬのやこさんの2人による歌や掛け合い遊び、布でつくった絵本の読み聞かせがあり、1~3歳までの子どもと親ら21組が楽しんだ。

大柄なけんけんくじらさんと小柄ななにぬのやこさんが「一緒に遊ぼ!」「いいよ」と掛け合いながら布製の積み木を投げ合うと、母親に抱っこされていた子どもたちはぐっと身を乗り出した。空き瓶を吹いての「きらきら星」の合奏や、布で作った絵本「うれしいさんかなしいさん」を表情豊かに表現する2人のパフォーマンスに、観客席の親子はすっかりひきこまれて、笑ったり拍手をしたりしながら楽しんでいた。

3歳の敬介くんを連れた母親の友常恭子さん(37)は「子どもの年齢的にもちょうど楽しめる内容だったので、子どもはワクワクしながらずっと見ていました」と話した。

「はじめてシアター」は7回目。小さな子どもと家族に良質な作品に出合う場を提供し、子どもと大人が一緒に幸せな時間を過ごしてもらおうと年1回開かれている。

実行委員長の石隈春江さん(58)は「小さいうちからお芝居に親しんでいれば、大きくなってからもすんなりと演劇鑑賞を楽しめる。小さな子どもが身近で良質な作品に出会える場をこれからもつくっていきたい」と語った。(大志万容子)

布製の絵本の読み聞かせに見入る親子(同)

国賠訴訟へ 弁護団が住民説明会 常総・鬼怒川水害被害

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参加した住民に国家賠償訴訟について説明する坂本博之弁護士(左端)=17日午前、石下総合福祉センター

2015年9月の鬼怒川水害被害で市域の3分の1が浸水するなど甚大な被害を受けた常総市で17日、弁護士らによる国家賠償訴訟の住民説明会が開かれた。弁護士らは、水害は治水政策の誤りによるところが大きいとして、河川管理者である国を相手取って国の責任を問う裁判を起こしていくことを住民に呼び掛けた。住民が10人以上集まれば、国家賠償法の時効となる2018年9月までに水戸地裁下妻支部に提訴したいとしている。

つくば市の坂本博之弁護士ら八ツ場ダム(群馬県)差し止め訴訟や水害訴訟の経験がある弁護士が、7日に説明会のちらしを新聞折り込みで市内全戸に配布し、石下総合福祉センター(新石下)と水海道生涯学習センター(水海道天満町)の2カ所で開催した。弁護士4人が手弁当で参加した。

まず水源開発問題全国連絡会の嶋津暉之代表が国による鬼怒川の治水対策について「上流に大規模ダムを屋上屋を重ねるようにつくり、下流の堤防整備は遅れていた。ダム偏重の河川行政により水害が起こった」と指摘した。

都内から参加した只野靖弁護士は「1984年の最高裁判決以降、住民に極めて厳しい判決が出されている」と水害訴訟の歴史を説明した上で、今回、越水や決壊が起こった2カ所の堤防のうち若宮戸地区について「堤防の役割を果たしてきた自然砂丘が長年にわたって削られていたのに国は保全や築堤の計画を立てず放置していた、特に2014年はソーラーパネルの設置により大規模に削られたのに改修箇所に入れてなかった」などと国の責任を指摘した。

石下福祉センターでは住民約50人が参加した。園芸農家の男性は「ハウスに甚大な被害を被った。若宮戸はもともと無堤地区。山林の砂丘が自然堤防だったのに(砂丘を削るという)業者の開発を認めたのは国。人災だと思っている。国の責任を認めさせるよう闘っていけたらと思う」と話した。

参加者からは「全壊に近いのに半壊しか認められなかった友人がいる。水害のショックが大きく心労が重なったことが原因で脳梗塞になり入院し死亡した。遺族は原告として参加できるか」「自分は裁判をやりたいが家や土地は親の名義になっている。親でないと原告になれないか」などの質問が次々に出された。

今後は、提訴の意向がある住民を対象にアンケート調査をした上で、弁護士が個別面談などを実施する予定という。(鈴木宏子)

二紀会会員ら18人 つくばの画廊で「エテルナ展」

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熱心に作品に見入る来場者=つくば市花室の画廊フラーレン

県内在住の二紀会会員など18人による作品展「第13回エテルナ展」が14日(木)より、つくば市花室の画廊フラーレンで始まった。

エテルナ展は画家・陶芸家の同画廊オーナー川添莞爾さんが13年前に同所でカフェギャラリーを開いた時から始まった。川添さんは東京教育大学(現筑波大)出身で同校出身者や県内在住の画家の知人も多い。今展は二紀会会員・準会員などを中心に18人が出展している。作品は油絵やアクリル画など24点。

作品の一つ、大崎宥一さん作「扉」は、ヨーロッパの街の扉が描かれ、アクリル絵の具の中にいろいろな材料を混ぜ入れ質感を出した作品。扉は外界とを分け隔てるものといわれるが、白を基調とした作品はそれらを強く感じさせる。

来場したつくば市島名の甲斐一成さん(72)、和子さん(66)夫妻は「昨年恐ろしい感じのする絵で気になった画家が、今年はまるでタッチが違ってやわらかい。画家の心境の変化が気になった」と話し熱心に見入っていた。

川添さんは「今年13回で最終回にしたいと思ったが、出展画家らから続けてほしいと言われている」と笑顔。エテルナはイタリア語で永遠の意味。(鈴木萬里子)

◆入場無料、開館時間は午前11時~午後5時。会期は22日(金)まで。問い合わせは画廊フラーレン(電話029・811・6077)

育て、打ち、すする 仲間と味わう新そば絶品 茎崎の森林ボランティア

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真剣にそば打ちをする会員ら=土浦市小野の 体験交流施設、小町の館

高崎自然の森と茎崎こもれび六斗の森を結ぶウオーキングロード「おぐろくの森」で森林整備に当たっているボランティア団体「つくばフォレストクラブ」(福木哲朗会長)の会員らがこのほど、同地区の耕作放棄地で収穫されたソバを使った「新そば試食会」を土浦市小野の小町の館・体験館で行った。

今年は台風や害虫ヨトウムシによる被害が大きく収穫量の大幅減が心配されていた。ところが製粉して44㎏の収穫があり、昨年の49㎏には及ばないものの予想以上で「害虫の被害の割には収穫が多くて良かった」と会員らに笑顔が広がった。

会員で素人そば打ち段位認定者の桂木賢一さん(70)を中心に各自そば打ちが始まった。こね鉢でそば粉と小麦粉をもみほぐし麺棒で均等に大きく伸ばす。初心者のでこぼこ生地を桂木さんが見事に整えてくれる。次は麺切り包丁での仕上げとなった。麺の太さ細さはいろいろだが、自分で打ったそばは絶品に違いなく満足気の顔が並ぶ。

午前中のそば打ちが終わるとお楽しみの試食会が始まった。そばをゆでるかたわらで天ぷらを揚げる者、テーブルを整える者など手際が良い。新そば特有のウグイス色にゆであがったそばを前に、唾液が口の中に広がる。いっせいにそばをすする音がして「おいしい」の声だけが響く。そば好きにはたまらない。

そば打ち担当責任者の一人冨田研二さん(77)は「全員農家出身ではないので本を参考に見よう見まねでした。ソバ栽培に作業時間を取られて本来の森林整備作業がなかなかできないが、楽しい」と笑顔に。料理のスペシャリストと会員らから信頼の厚い山田光子さん(73)は「そばの味もさることながら、このメンバーだからこそおいしい」と話した。

「森林整備作業はやはりきつい」と話す会員もいるが、仲間といると、疲れ以上のごほうびがあるという。(鈴木萬里子)

「体験学習・合宿は福島へ」 キャラバン隊がPR 震災やエネルギー学ぶコースも

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福島県への教育旅行誘致のパンフレットなどを持ってPRするキャラバン隊=つくば市吾妻、筑波学院大学内のNEWSつくば編集部

東日本大震災と福島第1原発事故からの復興を目指し、福島県への体験学習やスポーツ合宿などの誘致を訴える「福島教育旅行・合宿誘致キャラバン隊」がこのほど、つくば市吾妻、筑波学院大学内のNEWSつくば編集部を訪れ「ぜひとも福島県に足を運んでいただきたい」と訴えた。

キャラバン隊は福島県観光物産交流協会の会員ら3人。担当者らは、自然体験や震災学習などをアピールする「福島県教育旅行総合ガイドブック」や「ふくしま復興ツーリズムガイドブック」などのパンフレットを手に「安全、安心の『福島の正しい情報』と、福島の魅力として『福島でしか学べないこと』を伝えていきたい」と語った。

原発事故から6年9カ月経った今も放射能を心配する一部の保護者の声が根強くあることから、全国に専門家を派遣して、各学校の修学旅行説明会で保護者に説明したり、実際に学校の先生に福島県に来てもらい、放射線などを調査してもらった例もあるという。

同県では、2016年7年に震災や原発事故について学べる施設「福島県環境創造センター交流棟 コミュタン福島」(同県三春町)が開所するなど、教育旅行施設の充実を図っている。

モデルコースとして、会津若松市で戊辰戦争の歴史を学んだり、喜多方市で農業体験をしたり、日本ジオパークに認定されている磐梯山で自然を体験する体験学習などがあるという。津波被災地を見学して復旧の様子を実際に見たり、小中学校や高校を訪問して学校間で交流したり、原発や再生可能エネルギーについて学ぶコースなども紹介している。

学校行事の一環として福島県内で宿泊を伴う教育旅行を実施すれば、バス経費の一部を補助する制度もあるという。

同協会によると、震災前の2010年度は教育旅行の来県者数が70万9332人(延べ宿泊者数)だったが、震災から5年後の16年度は43万5648人(同)と、震災前の約6割の回復にとどまっている。

キャラバン隊は計21人。7班に分かれ5日からの計4日間の日程で、茨城県内116カ所の学校や報道機関などを訪問して、福島県への教育旅行・合宿誘致を訴えた。(崎山勝功)

絶滅危惧種サンカノゴイ 防鳥ネットにからまり死ぬ 土浦市沖宿町のハス田

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防鳥ネットに首をからまれた絶滅危惧種のサンカノゴイ=13日、土浦市沖宿町

土浦市沖宿町、霞ケ浦湖岸のハス田で、絶滅危惧種のサンカノゴイが、防鳥ネットにからまり死んでいるのが見つかった。個体数が少なく、これまで同市で確認されたこと自体なかった。

日本野鳥の会茨城支部会員で同市の金沢まち子さんが12日午後4時ごろ発見した。すでに死んでいたという。ネットに首がからまっていた。

サンカノゴイはサギの仲間で体長70㎝くらい、羽は薄茶色で、羽を広げると140㎝くらいの大きさになる。田んぼに入って水生昆虫や魚、小動物などを食べるという。留鳥で、県内では利根川下流の湿地などで確認されているほか、近くの千葉県印旛沼でも生息が確認されている。

県鳥獣保護員で野鳥の会茨城支部副会長の明日香治彦さん(77)は「防鳥ネットの側面の開いていたところから中に入って、驚いて飛び立ったときに首がひっかかったのではないか。大変悲しい現実」と話し、発見した金沢さんは「本物のサンカノゴイを見たのは初めてなので大変驚いている。防鳥ネットがきちんと張られていたら防げた惨事だと思う。貴重な鳥だけに悲しい」と話している。

県環境政策課は「防鳥ネットに隙間が空いているなど適切な管理がされてない場合、鳥が入って飛び立つときに引っかかるケースが多い。JAで適切な管理を指導していただいているが、行き届いてないところでこういう事案が発生してしまう。引っかかっている鳥を狙って猛きん類が引っかかる二次被害も起きている。保護する立場としてはひじょうに残念」とし、土浦市農林水産課は「防鳥ネットは農作物の被害防止につながるが、鳥獣が引っかからない形で耕作してもらうのが望ましい」と話している。

霞ケ浦・北浦はガン・カモ類が2万羽以上飛来するなど国内有数の水鳥の生息地。沿岸のハス田では野鳥によるレンコンの食害を防ぐため2002年ごろから、防鳥ネットが張られるようになった。ネットに引っかかり死ぬ野鳥も目立つようになり、野鳥の会茨城支部は霞ケ浦・北浦沿岸のハス田で毎年、防鳥ネットによる野鳥の被害状況を調査している。今年1月の調査では、19種類以上1570羽が防鳥ネットにかかっているのが確認された。県は防鳥ネットを開けたままにしないなど適切な管理を呼び掛けている。(鈴木宏子)

撮った!ふたご座流星群 つくば市森の里、富樫次夫さん

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富樫次夫さん撮影。流星群の右下に見える白い建物は同市茎崎のキヤノン化成

つくば市森の里の富樫次夫さん(66)が14日午前0時22分、森の里団地脇の東谷田川土手沿いで、ふたご座流星群を写真におさめた。

気温マイナス1度と今季最強の冷え込みの中で流星群を待ち、約1時間にわたり300回シャッターを押した中の一枚。空気が澄んで夜空が美しく見える季節だが、撮影した時間は雲一つなく良い条件で撮影できたという。

「昨年も挑戦したがうまく撮れず、今年こそはと臨んだら、うまく撮れたのでうれしかった」と富樫さん。

今夜14日も流れ星をたくさん見ることのできる神秘的な現象を観察できる。(橋立多美)

手荷物検査など警備強化 つくば市成人式 今年の大荒れ式典受け

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大荒れになったつくば市の成人式の様子を伝える今年1月9日付の常陽新聞

今年1月のつくば市成人式が大荒れとなり、19歳の少年1人が公務執行妨害の疑いで逮捕されたのを受けて、五十嵐立青市長は13日、来年の成人式の運営と警備体制を大幅に見直すと発表した。受付で手荷物検査を実施するほか、警察官による周辺や会場内の警備を強化、式典そのものを例年の2時間30分程度から40分に大幅短縮する。

受付では、あらかじめ新成人に発送した入場券を確認し、入場券がない新成人は原則、入場できないようにする。手荷物検査ではバッグの中を開けてもらい、酒類や大きな音が出るクラッカーなど危険物の持ち込みを禁止する。

つくば中央警察署、つくば北警察署に協力を依頼し、周辺の違法駐車対策のほか、会場内の警備を強化してもらう。

スタッフは市職員、協力団体、警備員合わせて、昨年の約90人から200人以上に大幅増員し、会場内や周辺の警備を強化する。

式典は例年、午後に2時間30分程度催していたが、来年は新成人の誓い、主催者あいさつ、津軽三味線演奏などだけに簡素化し、午前中の40分間程度に短縮する。昨年、新成人がステージに上ったのを受けて、ステージ前に鉄柵を設置し警備員を配置する。

ほかに会場周辺は例年、送迎車で渋滞することから、隣接地に送迎スペースを設けて乗降してもらい、路上での乗降を規制する。

来年の同市成人の集いは1月7日午前11時からつくばカピオ(同市竹園)で催される。県内最多の2774人が成人の日を迎え、当日は約1800人が参加すると見込まれている。

大荒れになった今年の成人の集いは1月8日、つくばカピオ(つくば市竹園)で催された。式典の開始15分後、新成人約20人が警備員の制止を振り切り、壇上に上がったり、椅子を投げつけたりするなどして約20分ほど式典が中断し、土浦市の19歳(当時)の少年が公務執行妨害の疑いで逮捕された。(鈴木宏子・ラヂオつくば特約記者)

納屋をリフォーム、憩いの場開設 つくば市の高野ひろ子さん 「地域で支え合える場つくりたい」

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天井が高く開放的なサロンみどりの風の内部。右から2人目が高野さん=つくば市苅間
かつて納屋だったサロン

つくば市苅間の畑の中に地域住民主体の交流の場、ふれあいサロン「みどりの風」が9月末にできた。オープンから3カ月、懐かしい歌を聴いたり健康体操や食事会を催すなど、地縁の輪を広げている。

主宰者は同地区在住の高野ひろ子さん(69)。栄養士として働いた後は、活け花と茶道の指導をしながら農業を営む夫を支えてきた。今年4月、長女が出産。産後の手伝いのため東京で1カ月生活した。日常を離れたことで人生を振り返り、女性の健康寿命に照らしてこの先10年をどう過ごそうかと心が騒いだ。

同市吾妻の市民活動センターに相談するなど情報収集をしたことで、農具を置いてある納屋をリフォームして地域住民が憩い、支え合える場を作ろうと考えが固まった。

7月に改修工事が始まり、9月中旬に完成した。土間が床板に変わったサロンは約48㎡。重厚な梁(はり)を生かした開放的な造りで、近代的なキッチンと広々とした洋式トイレを備えている。リフォーム代は、栄養士として働いてい当時から、老後の蓄えにと積み立てていたお金を充てたという。

「以前の私は何事も夫任せだったけど、サロンを作ると決めてから1人で市役所に手続きに行ったりするようになった」とひろ子さん。当初、夫はサロン構想に憤ったが、活動が始まると縁の下の力持ちとして応援している。「内弁慶の私にできるのか夫は不安だったと思う」と話す。

11月30日に常陸秋そばを味わう食事会が行われた。大穂や茎崎地区から駆け付けた男性たちが手打ちに挑戦し、近隣の女性たちがそば汁作りを担当。30人の参加者が田舎仕立ての温かいそばに舌つづみを打ちながら交流した。年内は15日に映画上映会、25日には餅つき大会が予定されている。

同サロンは会議やセミナーなどの利用もできる。苅間在住の女性たちは「地域に公共施設の交流センターがあるが、予約を取りたくてもいっぱいで利用できない。サロンができて便利になる」と話す。(橋立多美)

◆みどりの風はつくば市苅間1486。学園西大通りを北に向かい、ファミリーレストラン、デニーズ筑波学園都市店(同市春日)の交差点を左折して約300㍍直進した左奥。問い合わせは電話029-856-1381/高野さんまで。

セルフサービスで熱々の常陸秋ソバを楽しんだ

連絡通路の屋根崩落 筑波大 42年前に建設、老朽化原因か

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崩落した連絡通路の屋根=つくば市天王台、筑波大学

筑波大学(つくば市天王台)で10日午前7時45分ごろ、建物と建物の2階部分をつなぐ連絡通路(渡り廊下)の屋根が崩落した。日曜日だったことから建物内や付近に学生などはおらず、けが人はなかった。

屋根は長さ約17.5m、幅約4.7m、重さ約25t。鉄骨造りで、42年前の1975年に建設された。屋根を建物に固定していた片側の鉄筋が切れていた。原因は調査中だが老朽化によるとみられている。

屋根は3年に1度点検していた。前回2015年10月の点検では異常は確認されなかった。崩落直前も予兆などはなかったという。建設以来、改修工事などは実施されておらず、来年度予算に改修を概算要求していたという。

事故時、近くの警備員室にいた警備員がどーんという大きな音を聞き、駆け付けたところ、屋根が約2m下の2階通路に落下し、光を取り入れるための屋根のガラスが割れ、通路に散乱していた。通路手すりも一部破損し、通路に出入りする片側の建物の扉のガラスも割れた。

同大は通路付近を通行止めにし、近く屋根を撤去する方針。類似箇所が構内にどれくらいあるかについても調査を進めている。

一方、通路両側の建物では現在も授業が行われている。授業で何度も通路を行き来したという社会学類2年の女子学生は「学内でも(今回事故が起こった建物や人文社会学系棟などがある)第1エリアの建物だけ古いのではないか。何か起きる前に危険箇所を点検してほしい」と話していた。

同大広報室は「安全確保をしたので、今後、事故原因を明らかにし、類似箇所を調査したい」としている。(鈴木宏子)

通行止めとなっている通路付近

子ども食堂がプレオープン 土浦駅前の総合福祉会館 月1回、100円で手作りの食事提供

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地元産のレンコン、カボチャ、ピーマンなどが入った手作りのカレーを味わう子供たち

土浦駅前の市総合福祉会館(同市大和町)5階に11日、子ども食堂「つちうらほぺたん食堂」がプレオープンした。子どもの貧困や孤食などが社会問題になる中、来年1月から月1回、1食100円で子どもたちに手作りの食事を提供する。

市社会福祉協議会(会長・中川清市長)といばらきコープ(鶴長義二理事長)が共同で取り組む。市内の一人暮らしの高齢者などに手作り弁当を調理・宅配している市社協の調理ボランティアが温かい食事を作る。JA土浦から野菜などを無償で提供してもらうほか、今後、市民の寄付なども募って運営する。

市内に住む中学生以下の子どもならだれでも利用でき、保護者も1食300円で一緒に食事できるのが特徴だ。保護者は高校生以上ならきょうだいや祖父母でも構わないという。子どもたちは食事のほか、宿題をしたり、ボランティアと遊んだりなど自由に過ごすことができる。

下妻、常総、結城市の3カ所ですでに子ども食堂を展開しているいばらきコープ食育サポーターが運営のノウハウを提供する。スタート時は月1回だが、利用者の要望により回数を増やしたり曜日を変更することも検討する。

市社協の調理ボランティアは現在約250人いる。子ども食堂にはそのうち約30人が登録し、毎回10人ほどが交代で調理をするという。市社協では将来、運営のノウハウを学んだ調理ボランティアらが中心となって、市内の中学校区ごとに開設したい意向がある。

11日は地元のレンコンやカボチャ、ピーマンなどが入ったカレーが出された。近隣の小中学校にちらしをまいて参加を呼び掛け、小中学生38人と保護者らが参加し、元気にお替わりをする子どもたちも多くいた。土浦二中1年の沢辺湧星さん(13)と妹の媛星(きら)さん(11)は「野菜そのものの味がしておいしい」「来月も来たい」などと話し、調理ボランティアの田之室光子さん(73)は「月に一度だけでなく1回でも多くできれば」などと語っていた。(鈴木宏子、谷島英里子)

◆つちうらほぺたん食堂は来年1月から毎月第4水曜日午後5時から8時ごろまで開設する。本格オープンは1月24日午後5時。保護者が送り迎えすることが原則。参加費は中学生以下100円、保護者300円。詳しくは電話029・821・5995(市社協福祉のまちづくり係)

子どもたちにカレーを盛り付ける土浦市社会福祉協議会の調理ボランティアら(右側)

 

都心の外国人旅行客を茨城に つくばで商談会 大手旅行会社に売り込み

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商談会で大手旅行会社の担当者㊧と面談する観光業関係者=つくば市竹園、つくば国際会議場

都心に集中する訪日外国人旅行客(インバウンド)を茨城・千葉エリアの観光地に誘致するための商談会「第6回JATAインバウンド商談会」(日本旅行業協会=JATA=主催)がこのほど、つくば市竹園のつくば国際会議場で開かれた。ホテルやレジャー施設など茨城・千葉地域の観光産業関係者ら153人が参加し、大手旅行会社に向けて、茨城・千葉地域の観光資源を売り込んだ。

茨城県国際観光課の大賀庸年係長は、訪日外国人旅行客を呼び込む県の施策として、PRと情報発信、旅行商品づくり、受け入れ態勢の整備の3つの柱を掲げ、「都心に集中している外国人をいかに茨城に来てもらうか、単純に泊まるだけでなく、観光資源があることをPRしたい」などと語った。

ホテルオークラフロンティアつくば(つくば市)の大内裕・宿泊セールス課予約担当課長は「茨城は観光資源のPRはまだまだ。紅葉シーズンの筑波山も日本の人にもインバウンドにもまだまだPRが出来ていない」と課題を挙げ「もっと茨城をPRするお手伝いができれば」と話した。

テーマパーク「こもれび森のイバライド」(稲敷市)の運営会社ファームの担当者は、同園での乗馬体験を例に「欧米の人は日本らしい『和』の雰囲気を求めているが、アジアの人には乗馬は喜ばれるのではないか」と、どの国の旅行客をターゲットにするかで売り込む商品が違ってくると話し「今回商談会に参加したのを参考に、ゼロベースからインバウンド対策や集客について考えていきたい」と述べた。

質高いプロフェッショナルな商品を

外国人旅行客の茨城への誘致について観光学が専門の大島愼子・筑波学院大学学長は「茨城県は豊かな自然と文化と食があり、更なる訪日外国人の誘致が期待できる。東京と関西に偏りがちな訪日外国人を誘致するためには、まず地域が自分たちの文化資産を知り、情報発信することが必要。観光客は新しい魅力を常に探している。観光業界は、外国人の個人旅行者に質の高いプロフェッショナルな商品を提供していただけたら」とコメントした。(崎山勝功)

認知症予防は可能か 高齢化進む茎崎で勉強会 「考える習慣を」

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50代以上の地域住民が熱心に講演に聴き入った=つくば市小茎、茎崎保健センター

「認知症の予防は可能か」と題した勉強会が9日、つくば市茎崎保健センターで開かれた。つくば双愛病院(同市高崎)内の介護老人保健施設「ひまわり」の長廻紘施設長が講演し、「認知症の予防は社会性を保ち、考える習慣をつけること」などと語りかけた。

茎崎地区は高齢化率が今年4月1日現在35.56%と市内で突出して高いなどから、市茎崎地区連合会が主催した。できるだけ平穏な日々を送りたいと願う地区住民ら約60人が参加した。

長廻さんは東京女子医科大学消化器病センターで、選りすぐりの内視鏡を作ることに専念した後、群馬県立がんセンター病院長を務めた。その経験から、がんと認知症を比較し、予防について語った。

講演では「がんができる部位は決まっていて、小さいがんでも発見できるようになり死に至る病気ではなくなった。予防には検診です」と話した。一方「認知症は脳に垢(あか)がたまった状態。体内で脳細胞だけは再生できない。社会性の欠如や思考しない生活習慣が認知症の引き金になるとされている。認知症に有効な薬はできていない」などと述べた。

老齢の親と同居している50代の男性は「認知症になると介護が大変だと聞いて参加した。(親の)聴覚が衰えてきたが、できる限り会話して認知症にならないようにしていきたい」と話した。(橋立多美)

講演する老健ひまわりの長廻紘施設長

ヘイトスピーチ規制に前向き 五十嵐つくば市長 11月の街宣活動受け

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排外主義を掲げる団体の街頭宣伝活動に対し「差別主義者監視中」のプラカードを掲げる市民ら=11月12日午後2時ごろ、つくば市吾妻、TXつくば駅前

つくば市内で11月、排外主義を掲げるヘイトスピーチ=メモ=の街頭宣伝活動があったのを受けて、五十嵐立青市長は6、7日の市議会一般質問で、ヘイトスピーチを抑止する対策に前向きな考えを表明した。

五十嵐市長は、6日の一般質問で小森谷佐弥香市議(つくば・市民ネットワーク)の質問に対し「ヘイトスピーチはあってはならない」と述べ、規制のガイドラインを設けている神奈川県川崎市の事例を念頭に「大阪や川崎などの事例があるので参考にしながら、憲法に保証された(言論の)自由を留意をする必要があるが、ヘイトスピーチを抑止する取り組みについては進めていきたい」と答弁した。

7日の一般質問でも、滝口隆一市議(共産)の質問に対し「ヘイトスピーチ対策法第4条第2項の規定に基づき、地域の実情に応じた対策を講じていく」と答弁。「ヘイトスピーチを抑止する対策を進めていきたい」と改めて表明した。

同街頭宣伝活動は、11月12日、同市吾妻のつくば駅前で「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の会員ら約20人により行われた。県警によると「在特会のつくばでの街宣活動は初めて」。当日は50人近くの警官が警戒に当たったほか、周辺では市民らが「差別主義者(レイシスト)監視中」や「差別街宣にNO」などのプラカードを掲げ抗議した。(崎山勝功)

※メモ
【ヘイトスピーチ】人種、国籍、思想、宗教、性的指向など変えることが難しい個人や集団の特質に対し、暴力や差別をあおる発言や行動。国内では2016年6月に「ヘイトスピーチ対策法」が施行されたが、差別的言動の解消に向けた教育・啓発活動に重点が置かれ、罰則規定はない。

ヘイトスピーチ抑止の考えを表明した五十嵐立青市長=6日、つくば市議会議場