土曜日, 5月 4, 2024
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伝説の音職人・行方洋一さん 日本ポップス録音史つづる

【田中めぐみ】土浦市在住の行方洋一さんが書いた「音職人・行方洋一の仕事 伝説のエンジニアが語る日本ポップス録音史」(DU BOOKS、税別2200円)。昨年8月に出版され、話題を呼んでいる。名盤といわれるレコードの制作秘話が満載の自伝的な一冊だ。日本のポップス史を、録音技術の進化の過程やエンジニアの労働環境という観点からもうかがい知ることができる。 行方さんは1943年生まれ。元の東芝音楽工業(後の東芝EMI)のレコーディング・エンジニアでオーディオ評論家。坂本九「見上げてごらん夜の星を」や弘田三枝子「私のベイビー」、欧陽菲菲「雨の御堂筋」、ザ・ドリフターズ「ドリフのズンドコ節」など、数多くの有名ミュージシャンたちの楽曲録音から、テレビアニメ「サザエさん」の主題歌、蒸気機関車の音などの野外録音まで、様々な作品を手掛けてきた。川口真や筒美京平ら、よく知られた作編曲家からの信頼も集め、「伝説のエンジニア」と称されている。 本の中には、秘密主義で閉鎖的だったレコード会社の気風を壊し、エンジニア同士のコミュニケーションを活発にするため、他社の同業者たちと「音屋会」(現在の「日本レコーディングエンジニア協会」)を発足した経緯も書かれている。当時エンジニアの名前はレコードに記載されていなかった。エンジニアの地位向上を目指し、行方さんら「音屋会」が名前の記載を求めて働きかけた結果、名前が記載されるようになった。 記録媒体がレコードからCDに移り変わるなか、録音の仕方も変化したという行方さん。レコード録音の場合は音が圧縮されるため自然と丸みのある柔らかい音になるが、CDだと音圧レベルを下げる調整が必要だと話す。 「死ぬまで現役エンジニアでいたい」という言葉通り、現在でも毎日何かを作っている。野外録音にも取り組む。対象は、鳥の声や陸上自衛隊の実弾射撃の音、台湾を走る日本製の古い蒸気機関車の音、飛行機の離着陸の音など幅広い。霞ケ浦に船で乗り出し、土浦全国花火競技大会の花火の音を取ったこともある。 「次の世代に引き継ぎたい」 後進の育成にも心を寄せる。都内で活躍するエンジニアの「弟子」が15人ほどおり、今でも月1回は集まりを開いて話をしたり、相談に乗ったりするという。また台湾にも4人の後継者が育ち活躍している。「音楽業界も昔より厳しくなった。1万枚か100万枚か、どのくらい売れるか予測ができないので、結局制作費を削られてしまう」と話す行方さん。音楽業界でエンジニアとして働く夢を持つ人に向け、「よい音楽に興味を持ってたくさん聞くことが大切。やりたいと思ったら年齢は関係なく、手を動かして作ってみるといい」とエールを送る。 録音技術を次の世代にも引き継ぎたいと、地域でも講演会やセミナー活動を行っており、3月23日にコーヒー& ジャズ「ノーチラスカフェ」(阿見町・土浦三高下)で開催の「『音屋』セミナー2 音職人・行方洋一の世界」に登場する。1月に開催したセミナーの2回目で、初心者から上級者まで楽しめる内容を予定している。 ◆『音屋』セミナー2 音職人・行方洋一の世界 3月23日(土)午後7時から、阿見町阿見79コーヒー & ジャズ「ノーチラスカフェ」。参加費2000円(ソフトドリンク付き、税込み)。予約・問い合わせは同店(電話029-887-0375)。

しゃべってOK 写真見ながら魅力語る「しゃべっぺ土浦写真展」

【谷島英里子】土浦市内で撮影された写真を見ながら郷土の魅力や思い出を語り合う「しゃべっぺ土浦写真展」が16日、同市大和町の市民ギャラリー(アルカス土浦1階)で始まった。四季折々の自然風景や祭礼などを切り取った約480点を展示している。 主催は市教育委員会と映像ディレクターや元大学教員、学生、市民などでつくる「しゃべっぺ土浦」市民の会。市民ギャラリー開館前の2016~17年度に「人と街をアートでつなぐ」をテーマに市が開いたワークショップを経て企画された。 地域の魅力を再発見することを目的に開催。ギャラリーは通常静かに鑑賞する空間だが、写真を見た人同士で懐かしさや面白さを語り合う楽しさも認めることにした。土浦市内で撮影した珍しいもの、美しいもの、思い出の場所などを中心にホームページやインスタグラムなどから募集した。 展示は撮影地を中学校区ごとに分け、写真1点をA3判で掲示している。霞ケ浦総合公園の風車、祭礼、花火、石仏、霞ケ浦を背景に写したハス田やハクチョウなど土浦ならではの写真。付近の住人にしか知らないであろう天川ショッピングセンターや銅像、鳥居なども並んだ。撮影者のコメントの下に、来場者が見た感想を書けるようにした。 ほかに、ハスの花托(かたく)を写した写真に「懐かしい黒電話の受話器のデザインを発見!もしもし?今からしゃべっぺ!」といったユニークなコメントもあり、来場者の目を引いていた。同市民の会の上杉伸夫さん(79)は「おしゃべりのネタを集めたので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。 会期は3月10日まで(月曜休館)。午前10時から午後6時。入場無料。写真の撮影可能。問い合わせは市民ギャラリー(電話029-846-2950)まで。

【人が想い 街を育てる】2 美味しいカレーを土浦に足運ぶきっかけにしたい レストラン中台 中台義浩シェフ

【戸田さつき】土浦に移住を提案するイベント「意外と近い!?つちうら―土浦市移住フェア」が10日、東京都千代田区有楽町の東京交通会館で開催される。土浦カレーフェスティバルで6年連続優勝を果たし殿堂入りしたことで知られる「レストラン中台」(同市桜町)が同イベントに出店し、土浦ブランドの飯村牛を使った「幻の飯村牛ビーフシチューカレー」と、カレーに合わせて作った「土浦レンコン福神漬」を販売し土浦をPRする。オーナーシェフの中台義浩さんに、カレーと土浦への思いを聞いた。 ―レトルトカレーを独自に開発し移住フェアで販売すると聞きます。こだわりポイントは何ですか。 お店の味を皆様の自宅で再現することです。80年引き継いできたデミグラスソースのコクの深さをレトルトで表現するのは大変難しく、試作を何度も何度も繰り返しました。土浦の銘柄牛である飯村牛は「幻の飯村牛」と言われるくらい流通量が少ない。店で出しているようにゴロっとした塊を入れるために調達するのも苦労しました。 ―なぜレトルトを作ったのですか。 レトルト化は土浦カレーフェスティバルで優勝して以来の夢でした。都内での修行を終えて妻と一緒に帰郷した時、自分たちが若いころの土浦と変わっていて、寂しくなりました。同フェスでは、他の地域からも土浦に足を運んでもらえるきっかけになればという一心で美味しいカレー作りに取り組みました。専門的な知識を知りたくてカレー大学に通ったこともあります。 その結果、同フェスで6冠をいただけるようになりました。 そのタイミングで、開店80周年が近づいてきて。全国に味を届けて、さらに土浦への関心を高められたらと思いました。奄美大島出身の妻の家族にもやっと食べてもらえてうれしかったですね。ああ、これがレトルトだからできることなんだなって。 ―個人店が レトルトを作るのは珍しいと聞きます。 通常は個人店でレトルトカレーを作るのはハードルが高いものです。そんな時に知人からクラウドファンディング(資金調達)について教えてもらいました。販路の拡大や告知にもなるだろうと思い、挑戦しました。ちょうどこのころ、高安関が大関になるかどうかという時期で、高安関が来店した店としてテレビに取材をしていただきました。おかげさまで視聴した方がご来店くださいました。クラウドファンディングの告知活動は十分にできませんでしたが、ふたを開けてみたら、あっという間に目標額の300%を達成。お客様や友人、家族、関係業者の皆さんに支えられているのを改めて実感しました。 ―今後の展開をどう考えてますか。 ―今回、カレーに合わせてレンコンを使った福神漬けを発売します。今後もセットで販売できるものを作っていきたいなと思っています。新作も予定しています。 ―移住フェアの来場者に伝えたいことは何ですか。 私が生まれ育った土浦は、高校も多く、子供を育てやすいと思います。妻は休みのたびに上京してしまうほど交通の便がいいです。全国的に有名な土浦花火競技大会も土浦市民にとってはDNAに組み込まれているかのように愛着があります。愛すべきものがたくさんある土地だからこそ、移住にふさわしいのではないでしょうか? 当日はレンコンの無料配布や特産品がある抽選会もあり、楽しいイベントです。皆様のご来場をお待ちしております。 ◆ 土浦市移住フェア会場では、カレーのほかに「つちうらブランド」として認定された「つちうらネル」(ニコニコ珈琲)、「わかさぎのコンフィ」「わかさぎのエスカベッシュ」(いずれも小松屋食品)も出店・販売される。 日時は10日(日)正午~午後3時、場所は東京都千代田有楽町、JR有楽町駅前、東京交通会館1階ピロティ。詳細は同市ホームページ ◆レストラン中台は電話029-822-1068 ➡「人が想い 街を育てる」第1回はこちら

つくばセンター地区冬の風物詩 ランタンアート 16日も7000個点灯

【谷島英里子】約7000個の明かりがまちを彩るつくばの冬の風物詩「ランタンアート2018」が15日、TXつくば駅周辺の遊歩道で始まった。ランタンには花火や動物などがデザインされ、訪れた人たちは写真に収めて楽しんでいた。 つくばセンター広場やクレオ前広場、エキスポセンターからデイズタウンまでのペデストリアンデッキに飾られている。つくばセンター地区活性化協議会が主催し、今年で10回目を迎えた。 市内の23校の小中学生、同協議会会員らが作った障子紙に絵を描く「絵付きランタン」や赤、緑、青色の画用紙を切り抜いた「切り抜きランタン」がずらりと並ぶ。 ランタンは16日(日)の午後4時45分から7時30分まで点灯される。開催中は初企画として、インスタグラムへの写真投稿で当たるプレゼント企画や、クイズラリー、オリジナルランタンコンテストへの投票、その場でランタンを作って飾れるコーナーがある。問い合わせは同協議会事務局(電話029・883・0251)まで。

24万球の光で別世界へ 霞ケ浦総合公園でイルミネーション

【谷島英里子】土浦市大岩田の霞ケ浦総合公園で17日、光がつくる"Art"水郷桜イルミネーションが点灯した。来年2月中旬まで毎夜ともされる。 約24万球のLEDライトで公園のシンボルとなる高さ25㍍、羽直径20㍍の「オランダ型風車」を中心に、土浦の地域資源である桜、霞ケ浦、花火、ハス田、帆引き船、筑波山、桜川をモチーフに演出された。恒例の手作り「竹あかり」のほか、会場入り口に霞ケ浦に浮かぶ虹をイメージした「水と虹のアーチ」が設置された。 午後5時から点灯式があり、中川清市長や子どもたちがカウントダウン。電飾が浮かび上がると、花火が打ち上がり、大勢の市民らが幻想的な雰囲気を楽しんだ。 主催は市民・企業有志で組織される水郷イルミネーション推進委員会。今年で7回を迎えた。代表の広瀬英敏さんは「回る風車や光る羽などを楽しんでほしいです」と話していた。 期間は2019年2月17日まで、点灯時間は午後5時から9時。入場無料。問い合わせは市産業文化事業団(電話029・823・4811)まで。 ▽イルミネーション点灯のようす https://youtu.be/cU98kfoJuIs

《ひょうたんの眼》10 平成の大合併で生まれた市町村名

【コラム・高橋恵一】大きな催しや災害、事件などで国内外の都市名が報道されるが、便利なのは「TVのそばに一冊。ワールドアトラス」という地図帳だ。世界の諸地域と日本の各地方の全部を網羅していて、週刊誌レベルの大きさ。余計な情報が無いので、目指す国や都市を見つけやすい。 初訂版を20年以上愛用していたが、その間、平成の大合併が日本を襲い、世界も6カ国増えて、変化を頭の中だけでは追いきれなくなり、同じものの第7版を手に入れた。なんと、値段は1,200円のままで、内税のため実質値下げになっている。世界地図には、世界遺産が記載され、日本地図には高速道路が引かれていて、多少込み入って来たが、他の情報過多の地図帳より見やすく、ほっとしている。 さて、地図帳の宣伝をしているわけではなく、メディアから発せられる地名に違和感が多いことを述べたいのだ。 メディアや地図帳に文句があるわけではないが、平成の大合併に伴う「新都市名」には、10年以上たった現在でも、違和感が多過ぎる。新市町村名は、それぞれの自治体が、民主的な手続きを経て決めたもので、他人が口を出せることではないかもしれないが、人名、地名、施設名などは、他者に、その人、場所、施設を他と区別して認識してもらう意味も大きいのだ。 特に、地名は、位置や歴史、産業、名勝などと強くかかわっている。地元、茨城県にも、違和感のある新市名が出来てしまったが、身近なところで争いたくないので、なるべく離れたところに、愚痴を言ってみたい。 「中央市」ってどこにあるの? 先ず、「中央市」だ。一体、どこにあるのだ。東京都の中央区が独立して「市」になったわけでもあるまい。日本の中央に位置する都市の意味なのかもしれないが、市の名称が大き過ぎて、位置が分からない。歴史上の地名でもなく、特に有名な施設があるわけでもなさそうだ。甲府市の南にたどり着くまでには、地図帳の索引を使っても容易ではない。長野県ともめるかもしれないが、中央市に隣接する「南アルプス市」の方が、まだましかも知れない。 同じく、「四国中央市」だ。伊予三島や川之江が合併して出来た新市だが、四国の屋根・石鎚山とも離れており無理がある。中央というからには、経済的、文化的な中心地の意味も兼ねるだろうが、松山や高知と比較しても、背伸びした新市名と言わざるをえない。市を愛する地元の人には申し訳ないが、外から見ると、四国中央の名前からは、川之江も、三島も、瀬戸内海も連想できないと思う。 「奥州市」は、違和感のある新市名の東の大関だ。旧陸奥の国全域を名乗っていることになるが、宮城県、岩手県、青森県、さらに福島県までを代表する存在とは言えないだろう。その地域を代表するのは、仙台だろうし、歴史的にも、胆沢城をして、多賀城、奥州探題の大崎、厨川の盛岡、奥州藤原氏の平泉を押しのけるほどの存在とは言えない。水沢か胆沢の名称が相応しく、奥州市は荷が重いのではないか。 平成の大合併より前の「むつ市」の例もあるが、その時は、ひらがな市名が珍しく、「陸奥市」としなかったことで、受け入れられたのだろう。「下北市」や「大湊市」「田名部市」ならば、全国の人は、青森県の下北半島の要地であることを、より理解したかも知れない。 「中央一丁目」 智恵のない町名 昭和の合併で「長門市」がある。長門の国の国府は、下関市の長府であり、地域を代表するのは、下関や萩だ。港町「仙崎」の方が相応しかったのではないか。この例は、平成の大合併で多くなり、県庁所在地でも旧国府でもないのに、県名や旧国名を市名にしている。甲州市、伊豆の国市、伊豆市、丹波市、淡路市、美作市、瀬戸内市、さぬき市、四万十市、日向市、南九州市などなど、町村名も同様である。その中で、勝沼や塩山、韮山、修善寺、土佐中村、知覧が表面に出なくなり、篠山や洲本、津山、高松は、地名が変わったのかと、思ってしまう。 全くの造語や合成地名の新地名も、何処にある地域なのか連想出来ず、外部の人間を悩ますことになる。北海道大空町、北斗市、宮城県美里町、秋田県八峰町、大仙市、秋田県では、花火の大曲や桜の角館、在宅福祉の鷹巣町も市町村名から消えた。 さくら市、みどり市、ふじみの市、北杜市、東御市,瑞穂市、あま市、愛荘町、北栄町、雲南市、島根県美郷町、三豊市、福津市、宮若市、福岡県みやこ町、みやま市、佐賀県みやき町、和水町、宇城市、あさぎり町、湧水町など。馴染みのない市町村名が生まれた陰で、歴史と伝統の地名が無くなっているが、この違和感は、時間とともに薄れて行くのだろうか。 地名を語る中で、新住居表示の際に、伝統的な町内の名称が消えてしまったことも、違和感の大きな要素である。城下町や門前町の「鍛冶町」「鷹匠町」「稲荷町」などが、「中央一丁目」などに変わってしまった。理由は、街区方式を取り入れた住居表示をするため、それまでの町内が分割され、元の町名の争奪戦が生じて、どちらも新しい町名を適用したことによる。なんとも智恵のない結末だ。 それにしても、全国に新しい町名で「文京町」というのがある。学校や文化施設のある地域と分かるが、正しくは「文教町」だろう。東大のある東京都文京区は、東京の文教地区の意味で「文京区」なのだ。大阪にあれば、「文阪区」になる。地名は、後世の人や外部の人に理解してもらえるように、銘々されることが望ましい。(元オークラフロンティアホテルつくば社長)

いつでも、どこでも出来る健康体操で介護予防 土浦市職員出演

https://youtu.be/WlVndrdXbKQ 【谷島英里子】土浦市は「介護予防応援隊」として理学療法士や作業療法士が地域の公民館に出向き、65歳以上の市民を対象に健康体操や認知症を予防する頭の体操などの指導を行っている。土浦のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」で24日、介護予防講座を開いている市高齢福祉課の小野めぐみさん、健康増進課の鈴木徹さんをゲストに招き、取り組みを聞いた。 同市の高齢化率は2014年25・3%、17年は27・7%と右肩上がり。団塊世代が75歳以上を迎える25年には28・9%とさらに上昇した数値が見込まれている。要支援・要介護率も同様に上昇して、要介護者の約60%が認知症の人と推測されているという。 このため市では、「介護予防応援隊」として理学療法士の資格を持つ鈴木さんや作業療法士が地域の公民館に出向き、健康体操や認知症を予防する頭の体操などの指導を行っている。理学療法士と作業療法士が出向くことで、体の部位の悩みに応じた体操を教えているそうだ。 また、県が推進する「いつでも」「どこでも」「一人でも」出来るシルバーリハビリ体操や健康講話、体操の教室もある。場所はイオンモール土浦1階の花火広場で、第1から第4週木曜日の午前10時30分から11時30分まで。先着30人。参加費無料。 介護予防や教室の問い合わせは市健康増進課・高齢福祉課(電話029・826・1111)まで。

18日小町宵まつりに出演 音楽ユニット「inemuri」

https://youtu.be/J9jr_w9DVnw 【谷島英里子】土浦市小野の「小町の館」で18日夕方開催される第6回小町宵まつりに、音楽ユニット「inemuri(いねむり)」が初出演する。土浦のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」で17日、inemuriをゲストに招いて意気込みを聞いた。 2015年に結成された。ボーカル兼ギターのゆかさんと、ピアノを担当するぱんだのユニットで、響きの豊かなボーカルと、遊び心のあるぱんだのピアノが特徴。2人とも県内在住。アコースティックをベースに、新しいような懐かしいような音楽を各地で演奏している。また、絵本の読み聞かせに即興演奏を取り入れた「音で広がる絵本」もライブで好評を博している。 小町宵祭りでは、オリジナルソングのほかに、誰もが耳にしたことがある曲を披露する。「みんなの心に灯をともせるように歌いたい」意気込みを見せた。 祭りは午後4時から8時まで。inemuriは5時30分ごろ登場予定。竹筒灯篭の灯りによる幻想的な風景や夜店、コンサート、花火などが楽しめる。 inemuriの情報はホームページhttps://www.inemurip.com/

【シルバー団地の挑戦】5 あうんの呼吸で夏祭り開催 高齢化配慮し独自の安全対策

【橋立多美】つくば市の森の里団地で4日、団地最大のイベント「夏まつり」が催され、住民800人が山車巡行や盆踊りなどを楽しんだ。自治会の負担が大きく高齢化のため4月時点では開催が未定だったが、役員から中止しようという声は出ず例年通り開催。高齢化を考慮し独自の安全管理計画を策定して準備にあたった。今年はとりわけ猛暑だったが、長年培った仲間意識やあうんの呼吸で乗り切った。 森の里団地は1979年に入居が開始された1300戸の住宅団地で、高齢化率は2017年5月現在で49%。つくば市全体の19%を大きく上回っている。 自治会は会員相互の親睦を目的に、引き継がれてきた夏まつりや餅つき大会、文化祭などの行事を毎年行ってきた。中でも役員の負担が大きいのが夏まつり。とりわけ今夏は命に関わるほどの猛暑の中で準備を行った。 75歳以上は高所に従事させない 6月初めに夏まつり実行委員会が始動した。総務、会計、広報、食品調達、イベント推進、模擬店管理など11の部門に分かれて準備が始まった。団地脇を流れる東谷田川の河川敷きで花火を打ち上げるため、県竜ケ崎工事事務所への申請や団地内に乗り入れているバス路線の路線変更要請、模擬店のための保健所申請、チラシやポスター作製などだ。 各種許可申請の手続きを終えた7月22日、自治会公会堂で実行委の全体会議が行われた。まつり会場の設営など、本格的な準備作業を確認し合うための最終会議で40人が集まった。会議の終盤、倉本茂樹会長(76)が高齢化を考慮した独自の「安全管理計画書」を示して、舞台や看板などの組立解体作業への注意を促した。 同書に「原則として75歳以上には高所作業は従事させない」とあるのに気づいた70代後半の男性が「俺は(作業)できないなぁ」とジョークを飛ばした。すかさず「これからは80歳以上だよ」の声が上がって笑いが広がった。 作業前に血圧測定など徹底 この会議を境に準備作業は本格化、まつり前日まで続いた。高温注意情報が出され、熱中症に対する備えが必要になったことから、作業参加者記名表を作成して作業前に血圧と緊急連絡先を記載することを徹底した。 修理が特技で音響機器の設置や電気の配線を一手に引き受けている遠藤邦明さん(84)は「子どもたちの夏の思い出作りの大義のもと、まつりの準備で顔を会わせる仲間との一体感がいい」。 みこしの組み立てや掲示物の設置を担当した副会長の渡部友吉さん(67)は「実行委には、これまでまつり運営に関わった住民が自主的に参加してくれ、あうんの呼吸で事が運ぶ。森の里独自の仲間意識がある」と話す。 会場設営は長年ゼネコンに勤めていた工藤哲也さん(72)に負うところが大きい。屋根付きで高さ1㍍だった舞台を、3年前に屋根を外して高さ70㌢にした。また今年から団地入り口に掲げていた照明付き看板の設置を止めた。「高齢化して作業は困難になる。年々改良を加えて縮小していくことになるだろう」と工藤さんは話してくれた。 今後の在り方検討へ 4月の総会で倉本会長は、住民の意向を考慮することを前提に「負担の大きい夏まつりは中止も考えている」と述べた。森の里団地と同時期に入居が始まり、高齢化が進む近隣団地が夏まつりを中止または縮小していること。また、経費が会費収入の約3割を使うことから中止を求める意見があるという。 今年の役員会で実施反対意見が出ることはなく、従来通りに最大イベントを盛り上げようと一致した。倉本さんは「高齢化が加速していく中で、6月に発足した当自治会の高齢化検討委員会の検討課題になるだろう」と話した。

《光の図書館だより》9 座右の書に出合うかもしれない、夏

【コラム・入沢弘子】本日8月2日、新館開館219日目にして来館者を40万人お迎えし、年間来館者目標を達成しました。ご来館いただいた皆様、いつも土浦市立図書館を支えてくださる地域や関係団体の皆様に御礼申し上げます。 夏休みに入り、図書館には朝から多くの子ども達が来館しています。駅前に移転してからは、高校生はもとより、中学生や小学生の姿も多く見受けられるようになりました。お弁当や水筒持参の長時間滞在準備をして、資料探しや学習に来る子が多いようです。 当館では、夏休み期間中の37開館日に、20のお子さん向けイベントを実施します。どのイベントも、図書館と本に親しみを持ってもらうこと、興味あるテーマの本に出合うこと、本から好奇心や世界が広がることを目的にしています。 人気の「おはなし会」は、5団体のおはなしボランティアさんの協力のもと、週に3回程度実施、全15回予定しています。中でも、8月4日(土)の「戦争と平和のおはなし会」では、樺太から引き揚げた方の体験談、ブルガリア人の方の戦争の話(英語)を聞きます。 ネットTVのスタジオも開設 夏休みの宿題の役にも立つ「子ども講座」は、「土浦の花火」「霞ケ浦」「インターネットTV」のテーマで3回予定しています。 ネットTVの回では、館内にスタジオを設け、ラジオパーソナリティを進行役として、子ども達が市立図書館のPR番組を企画制作。番組はリアルタイムで配信されます。ほかに、「子ども映画会」が1回開催されます。 新しい企画としては、「科学道ジュニア100」を実施しています。これは、理化学研究所と編集工学研究所が選書した「科学の面白さ・深さ・広さが伝わる」子ども向け書籍100冊を6つのジャンルに分けて展示しているものです。身近な「科学」を知り、興味の分野を広げてほしいと思います。 長い自由時間を過ごす夏休み。お子さんたちも、夏季休暇を取得できる大人の皆さんも、涼しく明るい駅前図書館で、「座右の書」と出合いませんか?(土浦市立図書館館長) ▼夏休みイベントの詳細は図書館HPをご覧ください:http://www.t-lib.jp/

台風12号接近 イベント中止や延期に

台風12号が近づき28日夕方には関東に最接近すると発表される中、つくば市や牛久市ではイベントや祭りが中止や延期になっている。つくば市では28日開催予定の「第9回世界のつくばで盆踊り2018」が翌29日に延期、「トワイライト音楽祭」が中止となった。 盆踊りは29日に延期 【第9回世界のつくばで盆踊り】28日(土)午後3時~8時40分まで、つくば市竹園、ショッピングセンター・デイズタウン平面駐車場で開催予定だったが、翌日に延期し、29日(日)午後5時~8時40分まで開催する。午後3時からの生ライブは開催を取り止めるなど一部規模を縮小する。プロとスポーツ遊び、出店、盆踊り、ちびっこ花火遊びなどは予定通り実施する。問い合わせは電話029・860・5000(デイズ・タウン) 音楽祭は中止 【トワイライト音楽祭】来場者が1000人を超えた5回目の今年から、研究学園駅前から同駅前公園に会場を移動したが、台風の影響で中止となった。 一般公開は催し縮小 【夏休み一般公開】28日を夏の一般公開日としていた研究機関は、催しを縮小するなどの対応を行った。▽森林総合研究所=樹木園案内や昆虫トラップの解説、樹高当てクイズなど、屋外での催しが中止となった。同市松の里1。電話029・829・8372▽農業・食品産業技術総合研究機構=4つの会場をバスで結んで公開された。ほとんどが施設内での催しだったことで、中止したイベントはわずかで済んだという。同市観音台3-1-1。電話029・838・8980。 タウンミーティング中止 【タウンミーティング】28日(土)、豊里地区を対象につくば市遠東、老人福祉センターとよさとで開催予定の「第13回タウンミーティング 会える市長」は開催を取り止め、延期とした。延期後の開催予定日は現時点で未定という。 学院大は社会人講座など中止 【学校】筑波学院大学(つくば市吾妻)は28日開催予定だった入試相談会、社会人講座「コミュニティカレッジ」の各講座、ちびっこ博士講座、学生サークル活動等を中止し、附属図書館を臨時閉館とした。 かっぱまつりは29日のみ 【第37回うしくかっぱ祭り】28日(土)、29日(日)の2日間、牛久市役所や花水木通りなどで開催予定だったが、28日(土)は全プログラムを中止する。29日(日)は予定通り午後0時30分~9時まで、よさこい鳴子踊りパレードや河童ばやし踊りパレードのほかステージイベントを開催する。午後3時~9時30分は踊りパレードが催される花水木通りなどは交通規制が実施される。問い合わせは電話029・874・5554(同市観光協会内のうしくかっぱ祭り実行委員会)

若い感性キラリ 筑波学院大でフォトコンテスト

【橋立多美】筑波学院大学(つくば市吾妻)附属図書館と学生食堂グルマンで、同大写真部主催の「なんかいい」フォトコンテストが開催されている。 同写真部は昨年5月に発足したクラブで部員は11人。初めてのコンテスト兼写真展だ。デジタルカメラやスマートフォンで撮影した。作品は四季の風景と人物写真の2部門で、風景写真22点を同図書館1階のラウンジに展示。人物を写した作品18点が学食内に展示されている。 寅さんゆかりの寺、柴又帝釈天の参道に軒を連ねる店頭に寝転ぶネコを撮った「¥500」や、夜空を彩る花火を捉えた「夏恋花(カレンカ)」、野原に放置された自転車を被写体にした「屍体(したい)」など何気ない日常が切り取られ、タイトルが若い感性を物語る。人物写真は赤ちゃんや親子、子どもの成長を捉えてほほ笑ましい。 部長の鏡田八汐さん(3年、20歳)は「大学が開講しているコミュニティカレッジの写真実技講座で学んで部員一人ひとりの技量を上げ、定期的に撮影会を行って作品の質や幅を広げるようにしている」と話す。 会期は29日まで。コンテストの投票(各部門3点まで)も28日まで行われており、一般市民も参加できる。投票数によって風景写真は図書館長賞、人物写真にはグルマン賞、また学長賞も設定され、29日に行われる表彰式で趣向を凝らした賞品が贈呈される。部員の津久井茜さん(同)は「なんかいいなと思った作品に投票してほしい」と話した。 ◆附属図書館、グルマンはだれでも入館・入店できる。開館時間は午前9時~午後6時、土曜は午後3時まで。日祝休館。同図書館には歴史的価値のあるフィルムカメラも展示されている。サックス奏者で昭和期にレコードカートリッジとして流行したスペックスの創業者・朝倉収さんが所蔵していた。朝倉さん他界後、妻の愛子さんが、卒業した東京家政学院大系列の同大に220台を寄贈した。選りすぐった30台が展示され、フォトの世界の歩みが見て取れる。 29日に表彰式が行われ、図書館長賞が「夏恋花」(川嶋美琴さん、2年)、グルマン賞は「今日も1日」(板倉広人さん、同)、筑波学院大学学長賞には「Tsukuba Mountain Sunrise」(留学生のパク・イット・ダリオさん、同)に決まり、表彰状と賞品が贈られた。

《吾妻カガミ》33 土浦市街を貫通する高架道は必要?

【コラム・坂本栄】前回はTXつくば駅周辺の駐車場問題を取り上げました。その中で、土浦市街の高架道の下を駐車場にしたらどうかとも提案しましたが、舌足らずだったと思います。今回はこの話をフォローします。 15年前、土浦に戻ったときにショックを受けたのは、市街を貫くように造られた高架道で街が覆われていたことです。道の上に屋根が付いているようで、鬱陶(うっとう)しく感じました。これが商都土浦の地盤沈下の一因ではないかと思ったものです。 言うまでもなく、高架道はつくば科学万博(1985年)会場と土浦駅東口(霞ケ浦側)を結ぶために設けられたものです。来場客をピストン輸送するには、西口(市街地側)スペースは狭すぎると市が判断したのでしょう。科学博への市民の高揚感が箱根宏市長(当時)の決断を支持したのだと思います。 箱根さんは霞ケ浦総合公園を造成した市長でもあります。田中角栄タイプの公共事業が好きな政治家だったようです。でも湖畔の広々とした公園は素晴らしい施設であり(私は毎朝柴犬と1時間弱散歩)、ダイナミックな発想をした箱根さんに感謝しています。 壊して青空駐車場に 話を元に戻します。高架道は科学万博には必要だったかも知れませんが、中長期的には土浦の街を壊してしまったような気がします。高架道の屋根が街を暗く窮屈にしてしまったからです。これで生じる鬱の気分は商業市にはマイナスです。 前回のコラムで触れましたように、私は土浦市街活性化策として①市街地は前車社会(江戸・明治・大正)の構造になっており、平成の商都の要件を満たしていない②対策の一つとして、高架道の下を駐車スペースにしたらどうか―と提案したことがあります。 このときは「高架道を壊せ」とは言っていません。そこまで言うと、真面目な会合の雰囲気を壊してしまうと思ったからです。でも腹の中では、「高架道を壊し、そのゾーンを青空駐車場とか広場にしたらどうか」と言いたくてウズウズしていました。 今、この高架道の機能は、土浦駅東口→跨線橋→マロウド筑波→土浦警察署経由で学園線につながる新道路によって代替できるようになりました。秋の花火大会のとき、来客を桟敷席へ運ぶのには便利かも知れませんが、高架道そのものの役割は低下しました。ある時にフィットしていたことが、時を経て変わることがあります。都市構造もそうではないでしょうか。(経済ジャーナリスト)

ドラゴンボートでお花見

桜川お花見はドラゴンボートに乗って川から楽しみましょう 土浦市桜まつり期間に20人でドラゴンボートを漕ぎながら両岸470本の桜を愛でる。今年で6回目、初心者でもOK。陸上での事前練習しライフジャケットを着用して乗船する。 実施日  4月1日(日)、予備日4月2日(月)、荒天中止 実施場所 桜川 学園大橋下流河川敷 (花火桟敷席) 集合時間 ①9:30 ②10:30(30分漕ぎ方を練習) 乗艇時間 ①10:00~10:45 ②11:00~11:45 コース  花火桟敷席河川敷⇔銭亀橋 約500m 銭亀橋でUターン 駐車場  学園大橋北側より下りた河川敷(100台) アクセス キララバス 生田西から徒歩5分 費用   大人1,000円 子供500円(保険料など) 募集人員 先着76人(小学生以上、保護者同伴 子供だけの参加は不可) 主催   ラクスマリーナ 共催   土浦B&G海洋クラブ、セイラビリティー土浦 後援   土浦市、土浦市教育委員会、土浦市観光協会(予定) 協力   筑波大学、筑波学院大、つくば国際大学、他 (予定) 連絡先  〒300-0033 土浦市川口2-13-6 ラクスマリーナ TEL029-822-2437 FAX029-826-2839 担当 大里恭子

市民会館を大規模改修 土浦市新年度予算案

【鈴木宏子】土浦市の中川清市長は23日、2018年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初と比べ5.1%減の510億8000万円。主な事業として、老朽化している市民会館の大規模改修を実施するほか、土浦港周辺にサイクリング愛好者向けの拠点施設を整備する。 特別会計を合わせた総額は同6.2%減の909億6000万円。市立図書館、川口運動公園野球場、新治学園義務教育学校建設など大規模事業が一段落したことによる減額という。 歳入は市民税は1.3%の増加を見込んだが、3年に1度の固定資産税の評価替えなどから市税全体では同比0.2%減とした。10月からスタートする家庭用ごみ袋の有料化により、ごみ処理手数料収入を2億2500万円計上する。17年度がピークだった市債(借金)は、大規模事業の完了により減額に転じるという。 新年度の主な事業は、1969年に建設された市民会館の耐震補強と大規模改修を実施し、大ホールの座席幅を広げるほか、エレベーター設置、トイレ改修などを実施する。完成は2019年度で全体事業費は23億円。合併特例債の活用可能額167億6000万円のうち残り1億800万円を財源の一部に充て、使いきる。 土浦港周辺の拠点施設は、2010年にプロパストから取得し暫定広場になっている「つくば霞ケ浦りんりんロード」沿いの用地に、総額2億3000万円でサイクリング拠点施設とイベント広場、100台分の駐車場などを整備し、民間参入の呼び水とする。土浦駅ビルに3月オープンするサイクリング拠点施設「りんりんスクエア土浦」は鉄道利用のサイクリング愛好者向け、土浦港周辺はマイカー利用者の拠点になるという。 ほかに、今年10月6日に開催予定の土浦全国花火競技大会のブランド化を図ろうと、土浦駅前のビル壁面に花火を題材にした映像を投影するプロジェクションマッピングを実施するほか、東京・品川駅自由通路44面で花火大会の映像を上映する(1600万円)。 老朽化した第1・第2給食センターを統合して新治庁舎跡地に建設する学校給食センターは18年度に着工する。完成は20年度で全体事業費は37億2900万円になる。

《郷土史あれこれ》3 古文書と近現代文書の保存と運用

【コラム・栗原亮】近世江戸時代に村に残っている古文書は、きちんと残されていれば、1万点は下らないという。しかし、現実に残されている古文書は3千点を超えれば、1村に残る古文書としては多い方である。 江戸時代には、村の古文書は再生紙の材料として使われたり、花火の材料として使われたり、製茶の材料として使われてきた。明治期には「村には歴史がない」という考え方があり、研究の対象とはならなかった。その対象になったのは戦後である。戦後の動乱期を経て、村の古文書が研究者の目に留まり、近世農村史の研究が進展した。 戦後、地主制が解体されると、その凋落に伴って古文書が古本市場に出回り、多くが国文学研究資料館や地方の博物館に所蔵されることになった。農村文書だけでなく、旧大名家や公家の史料も放出され、これらが資料館や博物館に残されている。 茨城県では、県立歴史館、古河市立博物館、土浦市立博物館などに古文書が収集され、利用されている。これらの施設や個人蔵(公開を許可された史料)の文書がマイクロフィルム化され、写真版として公開されるようになれば、一般の関心も高まるのではないか。これらの古文書は、もともと残されていた古文書の何百分の一であろうが、きちんと保管して後世に伝えなければならない。 まず、国の「公文書館法」を見直し、自治体の条令を整備し、基本的な体制をつくることが先決である。日本では、近現代文書を扱う「公文書館法」と近世文書を扱う「博物館法」がきちんとしていない。茨城県では、県立歴史館が近現代文書と古文書を保管整理している。 現用文書を後世に伝え公開していくことは重要である。文書が進行中の行政を考える素材であることは言うまでもない。また行政を歴史的に検証するためにも必要である。現用文書が利用されなくなったら公文書館に移管し、後に使えるようにしていくべきである。 すべての史料を残すことは不可能に近いので、一定の基準に従って選別し、後世に伝えていかなければならない。現在の「公文書館法」は、元茨城県知事、後に参議院議員となった故岩上二郎氏が提唱、法制化したものである。 茨城県は、歴史館とは別個に公文書館条令を作り、県立公文書館を設立して、公文書館の模範県となるべきではなかったろうか。岩上氏の考えが生かされず、茨城県が先進県になっていないのは、歴史の皮肉である。(郷土史家)

空き店舗につちまる登場 常総学院高生、シャッターに描く 土浦

土浦市中央1丁目の空き店舗で、地元の常総学院高校美術部員によるシャッターアートが完成間近だ。市のイメージキャラクター「つちまる」を主人公にした5コマの作品がお目見えする。 この取り組みは、景観に彩りとにぎわいを生み出そうという市の「中心市街地シャッターアート事業」。賛同した同高美術部員7人が筆を執った。 シャッター4枚の”キャンバス”には、つちまるがプレゼントの箱を見つけて中身が何かを考えて楽しむ物語が描かれ、花火やカレーも登場する。1年深澤透矢さん(16)が中心になり考えた。「多くの人に立ち止まって見てもらえるようにマンガ風にした」という。 制作は26日から下地塗りや下描き、着色とていねいに作業を進めている。顧問の榎本篤教諭によると「シャッターに絵を描くことは部員全員が初めてなので凹凸をきれいに塗るのに苦労していた」という。 1月中に完成予定。部長の2年清水凛さん(17)は「自分たちの絵で土浦が明るく、にぎやかになることを願っています」と話した。(谷島英里子)

《光の図書館だより》1 Our story starts here. 

また、光が降ってきた。足元を照らす光の帯に視線を移し、たどった先は天井近くの窓。雲が早く流れている。青空が広がっていく。思い悩んでいたことが吹っ切れた。光輝燦然(こうきさんぜん)。この光とともに前へ進んでいこう。この場所から、新しい物語が始まろうとしています。 土浦市立図書館は、1927年生まれの今年93歳の図書館。土浦の長い歴史を刻んできた図書館が、今年11月27日に土浦駅前に移転開館しました。 初めは、今の筑波銀行本店の場所にあった土浦町役場内に開館。開館翌年の1928年には、第1回の土浦花火大会が実施されました。ツェッペリン号が飛来した翌昭和5年には、現在の常陽銀行土浦支店の場所にあった元霞ケ浦航空隊下士官集会所に移転。1969年に現在の土浦博物館の場所に、73年には文京町に移転しました。 新図書館の必要性は21年前の1996年から審議され、2006年に建設が決定。リーマンショックと東日本大震災の影響による2度の事業中断を経て、ついに完成したものです。 新図書館への引越しと開館準備には3カ月を要しました。段ボール約9000箱分の本の搬入と書架への配架。約35万冊の書籍や資料へのICタグ貼り付け。修理が必要な書籍や約1000冊の紙芝居の修理。蔵書を管理するパソコンシステムの導入と動作や利用法の確認。書棚や家具備品類の納入。 さらに、新しい設備とこれまでの4倍の面積のフロアに対応するための職員の配置や訓練。駅前に立地することからの危機管理対策―などなど。休日返上で夜遅くまで作業する職員と、約50名の市民の配架ボランティアのおかげで、ついに開館日を迎えることができました。 11月27日午前10時、入口前に並んだ約100名の方が次々に入館。「うわ~、明るい!」感嘆の声をあげながら、エントランスの吹き抜けから差し込む外光を見上げる来館者の方々。ここは、光の図書館。これから、この新しい場所でたくさんの物語が生まれていきます。(入沢弘子) 【いりさわ・ひろこ】1962年、福島県喜多方市生まれ。1969~76年、新聞記者だった父の転勤で土浦市に住まう。約30年の博報堂勤務のあと、つくば市任期付職員として広報・プロモーションを統括。2017年4月、土浦市立図書館長(公募)に着任。

イルミネーション点灯 土浦、霞ケ浦湖畔の風車前広場

土浦の冬の風物詩「水郷桜イルミネーション」が18日夕、霞ケ浦湖畔の同市大岩田、霞ケ浦総合公園風車前広場に点灯した。 高さ25m、直径20mのオランダ型風車が光で彩られ、霞ケ浦、花火、ハス田、帆引き船、桜などをイメージした土浦の風物が、約22万5000球のLED電球で浮かび上がった。 島根県に住むおばを誘って母親と3人で初めて点灯式に参加したという市立土浦第二小3年、関根雅史さん(9)は「点灯の瞬間がきれいだった。皆ワーっとなって、花火も上がってびっくりした。来て良かった」などと話していた。 市民と企業有志で組織する「水郷桜イルミネーション推進委員会」と市が共同開催し今年で6回目。今年は花火イルミネーションがリニューアルし、花火が打ち上がる様子が再現された。市のイメージキャラクター、つちまるを描いたイルミネーションも新たに登場した。毎年延べ約15万人が訪れる。事業費は970万6000円(市が600万円、起業・団体からの協賛金が370万6000円)。 入場無料。点灯時間は毎日午後5~9時。来年2月18日まで点灯する。(鈴木宏子)

コラムニスト紹介

坂本栄 《吾妻カガミ》 【さかもと・さかえ】土浦一高卒。1970年、一橋大社会学部卒、時事通信入社。ワシントン特派員、経済部長、解説委員などを経て、2003年退社。同年から10年間、旧常陽新聞新社社長-会長。現在、内外情勢調査会-茨城県南副支部長、茨城キリスト教大学経営学部講師、NPO法人NEWSつくば理事長。1946年生まれ、土浦市出身、同市在住。 先崎千尋 《邑から日本を見る》 【まっさき・ちひろ】慶應大経済学部卒。茨城大学人文学部市民共創教育研究センター客員研究員、一般財団法人総合科学研究機構特任研究員、環境自治体会議監査役、NPO法人有機農業推進協会顧問。現在、農業。主な著書は『農協のあり方を考える』(日本経済評論社、1982)、『よみがえれ農協』(全国協同出版、1991)など。元瓜連(うりずら)町長。1942年、瓜連町(現那珂市)生まれ。那珂市在住。 及川ひろみ 《宍塚の里山》 【おいかわ・ひろみ】東京都出身。神奈川県内の小学校教員を務める。1970年代につくば市転居後、「学園都市の自然と親しむ会」などのメンバーとして子連れで近隣の自然を散策。1987年に宍塚地区の開発計画を知り、里山を未来に伝える活動に取り組む。現在、認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会理事長。 浅井和幸 《続・気軽にSOS》 【あさい・かずゆき】石岡一高卒。1991年科学技術庁無機材質研究所(総理府事務官)入庁。精神障害者福祉施設勤務を経て、2002年浅井心理相談室開業。NPO法人若年者社会参加支援普及協会アストリンク理事長。NPO法人青少年の自立を支える会シオン副理事長。NPO法人とらい理事。ボランティア活動「浅色の雲の会」主宰。 奥井登美子 《くずかごの唄》 【おくい・とみこ】東京薬科大卒。1958年、奥井薬局(土浦市)の奥井清氏(中外製薬勤務)と結婚、土浦に。薬剤師。1895年創業の老舗薬局を経営する傍ら、霞ケ浦の自然を守る活動などに参加。「水の時代をひらく」(KGP総合研究所)、「柳川堀割りから水を考える」(藤原書店)、「くずかごの唄」Ⅰ~Ⅷ(筑波書林)など、著書多数。加藤尚武京大名誉教授は実弟。1933年生まれ、杉並区出身。土浦市在住。 玉置晋 《食う寝る宇宙》 【たまおき・すすむ】東京理科大理工学部物理学科卒。茨城大学大学院理工学研究科地球生命環境科学専攻修了。現在、つくば市で宇宙開発の仕事に従事する傍ら、放送大学大学院生として二足のわらじを楽しむ。茨大理学部でも「宇宙天気防災」のテーマで研究中。1978年生まれ、水戸市双葉台出身、土浦市宍塚在住。 斉藤裕之 《続・平熱日記》 【さいとう・ひろゆき】東京芸術大学大学院後期博士課程満期退学、フランス政府給費制として滞仏。同大助手のあと、東京芸大講師などを勤めながら作家活動を続ける。1961年、山口県生まれ。牛久市在住。 堀越智也 《つくば法律日記》 【ほりこし・ともや】土浦一高校卒。法政大法学部卒。茨城県弁護士会所属「つくば中央法律事務所」代表弁護士。つくばコミュニティ放送株式会社代表取締役。離婚、相続、中小企業・ベンチャー企業、借金の問題、交通事故など民事全般、著作権、刑事事件を主な業務とする。筑波大アソシエイトプロフェッサー、スピードリーディングインストラクター。  1975年、東京都生まれ。つくば市在住。 オダギ秀 《写真だいすき》 【おだぎ・しゅう】本名は小田木秀一。早稲田大学政経学部卒。写真家。高度な技術に裏付けられたハートフルな写真に定評があり、県内写真界の指導的立場にある。専門はコマーシャルフォト全般およびエディトリアル。㈳日本写真家協会(JPS)会員、㈳日本広告写真家協会(APA)会員、土浦写真家協会会長。1944年、水戸市生まれ、土浦市在住。 高橋恵一 《ひょうたんの眼》 【たかはし・けいいち】土浦一高卒、中央大経済卒。茨城県庁に入り、知事公室長、生活環境部長などを歴任。この間、明野町(現筑西市)、土浦市に助役で出向。県庁退職後、オークラフロンティアホテルつくば社長(2006~11年)、JA茨城県厚生連理事長(11~16年)。現在NPO法人NEWSつくば理事。1946年、土浦市生まれ、同市在住。 冠木新市 《映画探偵団》 【かぶき・しんいち】脚本家、アートプロデューサー。TVや映画の編集助手を経て、映画監督市川崑に師事。角川映画「天河伝説殺人事件」で脚本家デビュー。映画『マヌケ先生』(大林宣彦総監督)、舞台『奥様は化け猫』(瀬川昌治演出)など。2008年、つくば市に移り、宴劇『桜川芸者学校』などを制作。著書に『ゴジラ・デイズ』(集英社)、『映画「極道の妻たち」ノ美学』(近代映画社)など。1951年、福島県生まれ、つくば市在住。 入沢弘子 《ポタリング日記》 【いりさわ・ひろこ】1969~76年、新聞記者だった父の転勤で土浦市に住まう。約30年の博報堂勤務のあと、つくば市任期付職員として広報を統括。その後、アルカス土浦の土浦市立図書館初代館長。国立研究開発法人・防災科学技術研究所調査役として勤務後、広報コンサルタントとして自治体などの広報アドバイスやセミナーを担当。1962年、福島県喜多方市生まれ。つくば市在住。 室生勝 《地域包括ケア》 掲載終了 【むろう・まさる】東京医大卒。1970年、東京医大霞ケ浦病院内科医長。76、年つくば市で室生内科医院開業(2006年閉院)。第2回Ciba地域医療賞(現ノルバティス地域医療賞)受賞。つくば市高齢者保健福祉推進会議委員。現在、高齢者サロン「ゆうゆう」を主宰。著書に「地域の中の在宅ケア」(医歯薬出版)、「僕はあきらめない-町医者の往診30年-」(那珂書房)など。1936年、京都府生まれ、つくば市在住。 中尾隆友 《茨城の創生を考える》 【なかお・たかとも】土浦一高卒、慶応大学文学部史学科卒。外資系金融機関、官公庁勤務を経て、現在、㈱アセットベストパートナーズ代表取締役。経営アドバイザーとして大企業・金融機関に助言・提案を行う。総合科学研究機構特任研究員。1970年、土浦市生まれ、つくば市在住。 川浪せつ子 《ご飯は世界を救う》 【かわなみ・せつこ】武蔵野美術短期大学デザイン科卒(テキスタイルデザイン専攻)。住宅部品会社デザイン室、(建物の外観や室内を立体的な絵にする)建築パース事務所を経て、現在、フリーの「建築パース」イラストレーター。イーアスつくば内「アイカルチャー」の「かんたん水彩イラスト」講師。つくばショートムービーコンペティション市民審査員。東京都練馬区出身。1982年、結婚によりつくば市に移り在住。 山口絹記 《ことばのおはなし》 【やまぐち・まさのり】脳動静脈奇形(AVM)による脳出血、失語、失行を経験する。リハビリと育児と仕事の傍ら、放送大学にて言語学と心理学を中心に学ぶ日々をおくる。1988年、神奈川県生まれ、東京都育ち。つくば市在住。 沼尻正芳 《制作ノート》 掲載終了 【ぬまじり・まさよし】水海道一高卒、武蔵野美術大学卒。千葉県公立中学校で教職に就き、茨城県公立小中学校長を退職後、つくばみらい市公民館長などを歴任。現在、一般社団法人・新極美術協会副理事長。1951年、茨城県生まれ、つくばみらい市在住。 浦本弘海 《法律かけこみ寺》 掲載終了 【うらもと・ひろみ】ペンネーム。会社勤務を経て弁護士に。会社在職中に法科大学院への進学を決意。苦節〇年、司法試験を突破(暗黒時代でした…)。企業経験を活かし、現在、企業や自治体の法務コンサルタント。両親が土浦市出身の縁で、土浦・つくばを中心に活動中。東京都出身。 沼澤篤 《霞ケ浦 折々の眺望》 掲載終了 【ぬまざわ・あつし】山形大理学部生物学科卒。東京大大学院修了、理学博士。医薬品会社研究員、自然公園職員などを経て、1989年より霞ケ浦の市民活動に参加。霞ケ浦情報センター主任研究員、茨城大学農学部非常勤講師、霞ケ浦環境科学センター嘱託職員などを歴任。現在、霞ヶ浦市民協会・研究顧問。1952年、山形県出身。土浦市在住。 広田文世 《沃野一望》 掲載終了 【ひろた・ふみよ】土浦一高、山梨大学工学部卒。1984年、㈱トータルシステムデザインを設立、社長に就任。2017年から会長。旧常陽新聞に『いばらき・里・山・みち』を掲載。『桜田門外雪解せず』で「茨城文学賞」受賞。『縁故節現世考』で「やまなし文学賞」受賞。『天狗壊滅』で「日本自費出版文化賞」特別賞受賞。1946年、土浦市生まれ、同市在住。 石井康之 《ON THE ROAD》 掲載終了 【いしい やすゆき】ファッションデザイナー、オブジェアーティスト。桑沢デザイン研究所卒。1987年、パルコオブジェ展で「やまもと寛斎賞」受賞。97年より、東京コレクションのほか、パリ、ミラノ、ニューヨークで作品を発表。東京デザイナーズウイークでオブジェ製作。建築雑誌で特集が組まれる。東京在住。 古家晴美 《県南の食生活》 【ふるいえ・はるみ】筑波大学第2学群比較文化学類卒、同大学院博士課程歴史人類学研究科単位取得満期退学。筑波学院大学経営情報学部教授。専門は民俗学・生活文化。神奈川県生まれ。 川上美智子 《令和楽学ラボ》 【かわかみ・みちこ】お茶の水女子大学大学院家政学研究科食物学専攻修了。1971~2016年、茨城キリスト教大学勤務(1982年から教授)。19年4月から、関彰商事㈱ライフサイエンス事業部・保育園開設準備室(つくば市)勤務。現在、保育園長。茨キリ大名誉教授、茨城県教育委員。著書に『茶の香り研究ノート-製造にみる多様性の視点から-』(光生館、 2000)、『茶の事典』(朝倉書店、2017)など。兵庫県出身、水戸市在住。 瀧田薫  《雑記録》 【たきた・かおる】土浦一高卒。慶応大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。茨城キリスト教学園に入り、短期大学長、茨キリ大教授、常務理事を歴任。2016年、定年退職。現在、同大兼任講師、名誉教授。中学2年のとき、V.フランクル著「夜と霧」に衝撃を受ける。当時の安保闘争・学生運動になじめず、その反動で「政治学」を志す。1947年、土浦市生まれ。同市在住。 小野村哲 《ライズ学園日記》 掲載終了 【おのむら・さとし】39歳で公立中学校を退職した後、つくば市内で不登校や学習につまずきがちな子どもたちのための「ライズ学園」を立ち上げる。県内外で、子育て・英語教育・LD(学習障害)などについて講演活動も行う。NPO法人「リヴォルヴ学校教育研究所」元理事長、つくば市教育委員。1960年、東京都板橋区生まれ。つくば市在住。 川端舞 《電動車いすから見た景色》 【かわばた・まい】生まれつき脳性麻痺という障害があり、電動車いすで生活している。2010年、筑波大学障害科学類への入学を機に、つくば市に引っ越し、介助者にサポートしてもらいながら、1人暮らしをしている。障害者団体「つくば自立生活センターほにゃら」で活動中。群馬県出身。つくば市在住。 霞ケ浦市民協会 《泳げる霞ケ浦へ》 掲載終了 【かすみがうら・しみんきょうかい】1995年の世界湖沼会議で採択された「霞ケ浦宣言」の理念を継承し、「霞ケ浦及び流域環境の浄化・保全及び創造をめざす市民活動を推進し、人と自然が共生できる快適で文化的な地域社会を構築する」ため、翌96年「社団法人霞ケ浦市民協会」として発足。2013年一般社団法人に。 相沢冬樹 《土着通信部》 【あいざわ・ふゆき】1953年土浦市生まれ。常陽新聞(旧社)に在籍もキャリアは1999年まで。辞めて18年も経つのに周囲も自分も記者扱い・記者気分が抜けない。この間地域政策コンサルタントを経て、現在は地元財団の発行する機関誌でパートタイム編集長を務める。記事はもっぱらブログ「重箱の隅に置けない」に書いている。http://fykai.blog.fc2.com/ 栗原亮 《郷土史あれこれ》 掲載終了 【くりはら・りょう】土浦一高卒、中央大経済卒。1976~2010年、霞ケ浦高で世界史と日本史を担当。「新治村史」「図説 土浦の歴史」「牛久市史」「八郷町史」の編纂に参画。旧常陽新聞で「江戸時代とは何か」を連載。著書に「忠臣蔵の真実」(常陽新聞新社、2012年)、「近世村落の成立と検地・入会地」(岩田書院、2013年)。土浦市出身・在住。71歳。 橋立多美 《猫と暮らせば》 掲載終了 【はしだて・たみ】1949年、長野県天龍村生まれ。84~96年、常陽リビング社勤務。退社後フリーライターとして活動しつつ、『茨城のホームヘルパー最前線』『ルポ消防団』など4冊を出版。2013年から常陽新聞記者。17年の休刊後はNPO法人NEWSつくばのデスク兼ライター。つくば市在住。69歳。 大島愼子 《世界に生きる》 掲載終了 【おおしま・ちかこ】米DePauw Univ.を経て、早稲田大学第一文学部卒。同大学院経営学修士。ルフトハンザドイツ航空客室乗務員、人事担当、広報室長を経て、2006年に筑波学院大学教授。12年から学長。筑波技術大学監事、日本広報学会理事、日本インターンシップ学会理事、日本国際観光学会前副会長、NPO法人Japan Now観光情報協会理事長。専門は航空政策・観光政策。著書に「ドイツおいしい物語」「飛翔へのロマン」(東京書籍)など。 吉田礼子 《食のエトセトラ》 【よしだ・れいこ】東北学院大文学部史学科卒。子どものころから母が料理する姿に触れ、料理の先生に憧れる。「台所は実験室」をモットーに独学。50歳を前に、全国料理学校協会所属の児玉久美子先生に師事。2008年、土浦市に吉田料理教室を開校。1953年、宮城県生まれ。土浦市在住。 塚本一也 《茨城鉄道物語》 【つかもと・かずや】土浦一高卒、東北大学工学部卒、筑波大学大学院修了。一級建築士。大曽根タクシー(株)取締役社長。元JR東日本グループリーダー。茨城県ハイヤー・タクシー協会経営研究会会長、つくば市花畑自治会長。県議。著書に「つくばエクスプレス最強のまちづくり」(創英社 三省堂書店)。1965年、つくば市生まれ。同市在住。 田口哲郎 《遊民通信》 【たぐち・てつろう】慶應大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。専門は19世紀パリの遊歩者について。その後、家庭教師、派遣社員などを経て、四十路過ぎで2度目の大学生として東京大学文学部在学中。興味・関心は、神秘主義、スピリチュアル、宗教、高等遊民、鉄道模型。大阪・仙台育ち。牛久市在住。 岩松珠美 《介護教育の現場から》 掲載終了 【いわまつ・たまみ】同志社女子大学(栄養生化学)卒。女子栄養大学大学院修士課程修了。老年看護学、地域看護学に研究分野を拡げ、大学や専門学校で教育に携わる。精神保健福祉士、介護福祉士、看護師など。著書に「六訂栄養士・管理栄養士をめざす人の社会福祉」(みらい出版)。現在、つくばアジア福祉専門学校(土浦市)校長。1961年、長野県生まれ。土浦市在住。 鶴田真子美 《晴狗雨dog せいこううどく》 【つるた・まこみ】1990年、東京外語大イタリア語学科卒。同大学院博士前期課程修了後、後期課程単位を取得。日伊協会講師、東邦音楽大、慶応義塾大などの非常勤講師を歴任。2008年からNPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク」理事長。茨城県の犬殺処分ゼロを目指し活動中。2021年、土浦市に「パルTNR動物福祉病院」を開設。神戸市生まれ。 山口京子 《ハチドリ暮らし》 【やまぐち きょうこ】2020年まで、いばらきコープ生活協同組合の「くらしの電話相談ダイヤル」相談員を15年務める。また組合員を対象にした「くらしの講座」講師として、生活設計、家計管理、年金、相続、遺言、終活、保険見直しなどのセミナーを企画。現在「社会保険労務士 やまと事務所」所属。ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、消費生活アドバイザー。1958年、栃木県生まれ。龍ケ崎市在住。 三浦一憲 《塞翁が馬》 掲載終了 【みうら・かずのり】高校生の時に8ミリ映画を自主制作。以来、フリーのフォトグラファー。 電鉄・建築などの撮影のほか、写真館も経営。2004年「まちかど音楽市場」を立ち上げ、代表に就任。現在住む団地内でボランティア環境美化活動(ローズマリーの会)。1952年、東京都江東区生まれ。1991年、つくば市に移住。 秋元昭臣 《夢実行人》 【あきもと・あきおみ】土浦一高卒。明治大工学部卒、京成電鉄系列のホテル会社に入社。奥那須、千葉、水戸、犬吠埼、白浜、土浦などのホテルに勤務。土浦京成ホテル閉鎖にともない、2008年からラクスマリーナ(株主は土浦市)専務。遊覧船運航、霞ケ浦湖上体験スクール、小型ヨット体験、ボート教室、足湯浴場、サイクリング事業などを展開。 2021年4月退職。1942年生まれ、土浦市在住。 原田博夫 《文京町便り》 【はらだ・ひろお】土浦一高卒、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了。専修大学経済学部教授を経て、2019年4月から名誉教授。米スタンフォード大などに留学。公共選択学会会長、政治社会学会理事長などを歴任。著作(編著)に『人と時代と経済学-現代を根源的に考える-』(専修大学出版局、2005年)、『身近な経済学-小田急沿線の生活風景-』(同、2009年)など。現在、土浦ロータリークラブ会員。1948年土浦市出身、土浦市文京町在住。 伊東葎花 《短いおはなし》 【いとう・りつか】小説ブログを始めて12年。童話、児童文学、エンタメ、SFなど、ジャンルを問わずに書いている。文学賞にも挑戦中するもやや苦戦気味。第19回グリム童話賞大賞、第33回日本動物児童文学優秀賞を受賞。妄想好き。猫好き。趣味は読書と太極拳。東京生まれ、美浦村在住。伊東葎花はペンネーム。 小泉裕司 《見上げてごらん!》 【こいずみ・ひろし】1954年、土浦市生まれ、県立土浦一高卒。工学院大学工学部卒。民間企業を経て土浦市役所に入庁。政策企画課長、市長公室長を歴任。2017年まで副市長1期。在職中、花火審査員係業務に13年従事。現在、日本花火鑑賞士会会員。ラジオやネットTVにも出演。茨城新聞に寄稿(19~22年)。花火セミナー開催や「花火通信」(Facebook)などで花火の魅力を発信中。「花火と土浦」(土浦市、2018年)も一部執筆。同市在住。 若田部哲 《日本一の湖のほとりにある街の話》 【わかたべ・てつ】筑波大学大学院修士課程芸術研究科デザイン専攻修了後、建築設計事務所など経て、2009年、土浦市役所入庁。地元出身が多い職場にあって、県外出身として地域への理解を深めるため、霞ケ浦周辺を歩き回り、様々な対象をイラスト化。WEBサイト「日本一の湖のほとりにある街の話」などで地域の魅力を配信。1976年生まれ。「日本一の湖のほとりにある街の話」の公式ホームページはこちら。 片岡英明 《竹林亭日乗》 【かたおか・ひであき】福島高校卒。茨城大学農学部卒業後、太陽コンサルタンツ勤務。茨城大大学院修了。39年間、霞ケ浦高校勤務。主な著書は、英語Ⅰ教科書「WORLDⅠ」(三友社、1990年)、「たのしくわかる英語Ⅰ 100時間」(あゆみ出版、同)、「若い教師のための授業・HRづくり」(三友社、2016年)。現在、「つくば市の小中学生の高校進学を考える会」世話人。1950年福島市生まれ、つくば市在住。 平野国美 《訪問医は見た!》 【ひらの・くによし】土浦一高卒。1992年、筑波大学医学専門学群卒後、地域医療に携わる。2002年、同大博士課程を修了、訪問診療専門クリニック「ホームオン・クリニックつくば」を開業。著書「看取りの医者」(2009年、小学館)は大竹しのぶ主演でドラマ化。新刊は『70歳からの正しいわがまま』(2023年4月、サンマーク出版)。医療関係業界誌などでもコラム執筆。1964年、龍ケ崎市生まれ。つくば市在住。 松永悠 《医療通訳のつぶやき》 【まつなが・ゆう】北京で生まれ育ち、大学で日本語を専攻した後、日系企業に就職。24歳のとき、日本人夫と結婚して来日し、気がつけば日本にいる時間が長くなっています。3人の子供を育てながら、保護犬1匹、保護猫5匹も大切な家族。子育てが一段落した今、社会のために、環境のために、何ができるか、日々模索しています。 三橋俊雄 《デザインについて考える》 【みつはし・としお】1973:千葉大学工業意匠学科卒業/1973〜6年間:GKインダストリアルデザイン研究所/1979〜6年間:二番目のデザイン事務所/1985〜6年間:筑波大学(デザイン専攻)・千葉大学(環境科学専攻)にて学生/1991〜6年間:筑波技術短期大学・千葉大学にて教官/1997〜18年間:京都府立大学にて教員。6年単位で「居場所」を替えながら、さまざまな人と出会い、さまざまなデザインを行ってきました。退職後つくばに戻り、「竹園ぷらっと」「ふれあいサロン」「おやじのキッチン」など、地域の「居場所づくり」「まちづくり」のデザインを行っています。 島田由美子 《けんがくひろば》 【しまだ・ゆみこ】けんがくまちづくり実行委員会代表、研究学園グリーンネックレス タウンの会代表。本業は海外映画・ドラマの字幕翻訳。TX研究学園駅地区に移り住んだことをきっかけに、まちづくりに興味を持つ。まちづくり活動を行いながら、現在、筑波大学大学院システム情報系非常勤研究員として、都市計画の研究に携わっている。

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