日曜日, 11月 8, 2026
ホーム土浦【人が想い 街を育てる】2 美味しいカレーを土浦に足運ぶきっかけにしたい レストラン中台 中台義浩シェフ

【人が想い 街を育てる】2 美味しいカレーを土浦に足運ぶきっかけにしたい レストラン中台 中台義浩シェフ

【戸田さつき】土浦に移住を提案するイベント「意外と近い!?つちうら―土浦市移住フェア」が10日、東京都千代田区有楽町の東京交通会館で開催される。土浦カレーフェスティバルで6年連続優勝を果たし殿堂入りしたことで知られる「レストラン中台」(同市桜町)が同イベントに出店し、土浦ブランドの飯村牛を使った「幻の飯村牛ビーフシチューカレー」と、カレーに合わせて作った「土浦レンコン福神漬」を販売し土浦をPRする。オーナーシェフの中台義浩さんに、カレーと土浦への思いを聞いた。

―レトルトカレーを独自に開発し移住フェアで販売すると聞きます。こだわりポイントは何ですか。

お店の味を皆様の自宅で再現することです。80年引き継いできたデミグラスソースのコクの深さをレトルトで表現するのは大変難しく、試作を何度も何度も繰り返しました。土浦の銘柄牛である飯村牛は「幻の飯村牛」と言われるくらい流通量が少ない。店で出しているようにゴロっとした塊を入れるために調達するのも苦労しました。

―なぜレトルトを作ったのですか。

レトルト化は土浦カレーフェスティバルで優勝して以来の夢でした。都内での修行を終えて妻と一緒に帰郷した時、自分たちが若いころの土浦と変わっていて、寂しくなりました。同フェスでは、他の地域からも土浦に足を運んでもらえるきっかけになればという一心で美味しいカレー作りに取り組みました。専門的な知識を知りたくてカレー大学に通ったこともあります。 その結果、同フェスで6冠をいただけるようになりました。

そのタイミングで、開店80周年が近づいてきて。全国に味を届けて、さらに土浦への関心を高められたらと思いました。奄美大島出身の妻の家族にもやっと食べてもらえてうれしかったですね。ああ、これがレトルトだからできることなんだなって。

―個人店が レトルトを作るのは珍しいと聞きます。

通常は個人店でレトルトカレーを作るのはハードルが高いものです。そんな時に知人からクラウドファンディング(資金調達)について教えてもらいました。販路の拡大や告知にもなるだろうと思い、挑戦しました。ちょうどこのころ、高安関が大関になるかどうかという時期で、高安関が来店した店としてテレビに取材をしていただきました。おかげさまで視聴した方がご来店くださいました。クラウドファンディングの告知活動は十分にできませんでしたが、ふたを開けてみたら、あっという間に目標額の300%を達成。お客様や友人、家族、関係業者の皆さんに支えられているのを改めて実感しました。

「幻の飯村牛ビーフシチューカレー」のレトルトパックと「土浦レンコン福神漬」

―今後の展開をどう考えてますか。

―今回、カレーに合わせてレンコンを使った福神漬けを発売します。今後もセットで販売できるものを作っていきたいなと思っています。新作も予定しています。

―移住フェアの来場者に伝えたいことは何ですか。

私が生まれ育った土浦は、高校も多く、子供を育てやすいと思います。妻は休みのたびに上京してしまうほど交通の便がいいです。全国的に有名な土浦花火競技大会も土浦市民にとってはDNAに組み込まれているかのように愛着があります。愛すべきものがたくさんある土地だからこそ、移住にふさわしいのではないでしょうか? 当日はレンコンの無料配布や特産品がある抽選会もあり、楽しいイベントです。皆様のご来場をお待ちしております。

◆ 土浦市移住フェア会場では、カレーのほかに「つちうらブランド」として認定された「つちうらネル」(ニコニコ珈琲)、「わかさぎのコンフィ」「わかさぎのエスカベッシュ」(いずれも小松屋食品)も出店・販売される。 日時は10日(日)正午~午後3時、場所は東京都千代田有楽町、JR有楽町駅前、東京交通会館1階ピロティ。詳細は同市ホームページ

◆レストラン中台は電話029-822-1068

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