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筑波大、流経大に引き分け リーグ優勝逃す 関東大学サッカー
2018年11月10日
【崎山勝功】第92回関東大学サッカーリーグ戦1部後期第20節の筑波大₋流通経済大(通称、茨城ダービー)が10日、龍ケ崎市中里の市陸上競技場たつのこフィールドで行われ、筑波大が2-2で流経大と引き分けた。筑波大の引き分けにより、関東大学サッカーリーグ1部の優勝が早稲田大学に決まり、筑波大は今期のリーグ優勝を逃した。 筑波大は、前半32分にMF西澤健太(4年)がペナルティーキックで先制点を決めた。流経大は同点に追いつこうと筑波大ゴールを攻めるも、GK阿部航斗(3年)の堅守に阻まれ、筑波大優勢のまま前半を折り返した。 勢いに乗る筑波大は、後半5分に西澤がFW三笘薫(3年)のアシストを受けてゴールを決め2-0と点差を広げた。しかし、同40分に流経大MF鈴木哲平(4年)に失点を許したことから試合の流れが変わり、後半終了間際のアディショナルタイム5分に流経大FW高澤優也(4年)にペナルティーキックを与え失点、筑波大は茨城ダービーを制することができなかった。 6月9日に行われた前期第9節の茨城ダービーでは、筑波大が流経大に5-0で圧勝していた。後期は流経大が「ホームグラウンドでの連敗は避けたい」と、筑波大に意地を見せた格好になった。 筑波大の小井土正亮監督は「結果は残念。ただ我々に甘さがあっての失点」と険しい表情を見せた。今期のリーグ優勝は逃したものの10日時点ではリーグ2位。残り2試合を前に全日本大学サッカー選手権(インカレ)出場圏内の上位6チーム入りをほぼ確実にしている。小井土監督は「(リーグ戦が)あと2試合ありインカレもあるので、まだまだ成長しないといけない」と話した。 流経大の中野雄二監督は「今日負けるとインカレ出場が危うくなるので首の皮一枚でつながった」と安堵の表情を見せた。その上で「筑波大と緊迫感のあるゲームをやれたことは良かった。前回は0-5と歴史的大敗をした。今日も0-2になって嫌な雰囲気だったが、追いつけたのは(選手が)成長したからだと思う」と振り返った。 筑波大は2017年度の関東大学サッカーリーグ1部で13年ぶりの優勝を果たし、16年度のインカレでは13年ぶり9回目の日本一に輝いた。流経大は17年度のインカレで3年ぶり2回目の日本一を果たすなど、両大学とも毎年Jリーグに選手を送り込んでいる強豪同士。
土浦カレーフェスティバル 「ひつじの小屋」連勝目指す
2018年11月2日
https://youtu.be/tI2HpS7XBT8 【谷島英里子】県内外のご当地カレーが集う「第15回土浦カレーフェスティバル」(土浦市など主催)が10、11日に同市川口2丁目の川口運動公園陸上競技場で開催される。同市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらきの「NEWSつくばチャンネル」に2日、昨年優勝した、洋食ぢんぎすかん「ひつじの小屋」オーナーの小島治夫さんをゲストに招いてインタビューした。 カレーフェスは毎年8万人が訪れ、カレーのナンバーワンを決める「C-1グランプリ」も人気の一つとなっている。 ひつじの小屋は同市神立中央3丁目に店を構える、オーストラリア直送の新鮮なラム肉を使ったジンギスカンの有名店。今年も昨年に引き続き、「ぢんぎすスープカレー」を販売する。その場で炭火焼七輪で焼いたジンギスカンを、レンコンとサツマイモが入ったスープカレーと楽しむメニューで、価格はミニサイズ200円と普通サイズ500円。小島さんは「店でもカレーフェスの準備が始まっていて楽しみです。今年もぜひ優勝したい」と話していた。 ひつじの小屋の問い合わせは(電話029・833・2056)。土浦カレーフェスティバルは市商工観光課(電話029・826・1111)まで。
【クレオ再生問題】4カ所の市民説明会終わる
2018年10月15日
【鈴木宏子】つくば駅前の商業施設クレオ(筑波都市整備所有)再生問題で、市民説明会が14日午後、筑波交流センターで開かれ、計4カ所の説明会が終了した。説明会は9日大穂交流センター、11日茎崎交流センター、14日午前市役所で開かれた。 筑波交流センターでの主なやりとりは以下の通り。 参加者 (立体の)駐車場はどうなるのか。 市長 今ある駐車場は狭い。1区画を広げる工事をしている。駐車料金が高いという問題もあるので買い物すると3時間無料から5時間まで無料にできる。 参加者 再生案はいいと思った。お願いだが、3Dプリンターやいろいろな工作機械が置いてあって1時間いくらで自由に使えるスペースを置いてほしい。つくばならではのものだと思う。小指の先ほどのダイオード(半導体素子)1個もつくばに売ってない。秋葉原に買いに行かないと無い。 市長 クレオの建物ですべてを満たすことは難しい。インキュベーション施設を新しくつくり来年夏にオープンするので、そのような場所に3Dプリンターや工作機械を置きたい。 参加者 (「市が関与すべき」と回答した人が8割だったと広報つくば8月号で発表された)意見募集は圧倒的に学園中心部の回答が多かった。違和感を感じた。 市長 8割あったからそれみろという気は毛頭ない。全域から声を聞けるようにしたい。 参加者 (食品スーパーや雑貨物販店などが入る)1階と2階ゾーンはマーチャンダイジング(商品化計画)まで市が関与していただき質の高いマーチャンダイジングを組んでいただきたい。スマートでコンパクトな社会実験的なものを打ち出してほしい。 市長 どこにでもあるスーパーにしないでくださいという声をたくさんいただいている。単なる商業施設でなくロボットが動き回るような施設を提供していきたい。 参加者 思い切った観光施設をこの中につくっていただきたい。そして、きらきらするバスを1台(筑波地区まで)走らせてほしい。つくば市の将来は研究学園地区が中心になるので、庁舎の近くに2000人入れるホールをつくって、総合運動公園用地には野球場と蹴球場をつくってほしい。 市長 動線をちゃんとつくっていく。子どもたちは上(3~5階)で遊んで、大人は小田に行って、帰りに(子どもたちを)拾って帰るなどの過ごし方もある。筑波大学が最大7000~8000人のアリーナを中心市街地に計画している。アリーナによってとても大きな流れができてくる。陸上競技場をつくってほしいというニーズがあり、9月議会で検討する予算をいただいたので、場所の選定も含めて詳細に検討したい。候補地は廃校跡地になる。 参加者 マンションを建ててはいけない条例をつくば市として作る考えはないか。 市長 どういう形の規制があるのか、あらゆる選択肢を検討している。 参加者 具体的なタイムスケジュールは。 市長 市民や議会に評価をいただいて、出資金の予算をつけたら、11月にまちづくり会社を作って、12月に筑波都市整備に取得のお金を払う。詳細なものを詰めて、改修工事をして、うまくいった場合、2020年の秋ぐらいにできる。 参加者 地元で起業したいとか出店したい人をサポートするシステムが手薄だと感じている。箱モノと同時にそういった人への資金援助などのサポートは考えているか。 市長 スタートアップ戦略のパブリックコメントをやっている。段階に応じて資金を含めいろいろな形の支援を検討している。 参加者 これだけの支出をして市の財政が回るか大変心配。大穂にある空き地(旧総合運動公園用地)を早く整備してほしい。マンションを建ててつくばの人口を増やせば消費が伸びると思う。 市長 この事業をやったから税金が上がるというのは絶対にない。他の予算を削って回すのでもない、貯金を崩してやる。運動公園跡地はいろいろな形で調査している。方向性を迅速に出していきたい。
スイスが筑波大で事前キャンプ 2020東京五輪
2018年3月22日
【鈴木宏子】2020年の東京オリンピックで、スイスが筑波大学(つくば市天王台)で事前キャンプをする。22日、同大が発表した。事前キャンプ実施に向け、同大の永田恭介学長、大井川和彦知事、五十嵐立青つくば市長がスイスを訪問し、4月11日(現地時間)にスイスオリンピック協会と基本合意書を締結する。 同大によると、陸上、柔道、体操などの選手団が競技の2、3週間前などに来日し、同大の陸上競技場、武道館、中央体育館などの施設でトレーニングをする。選手団の規模は、1種目当たり選手、スタッフを含め数十人程度になると見込まれ、市内のホテルに宿泊しながら同大で練習することになるという。 同大つくば国際スポーツアカデミーとスイスのスポーツマネジメント大学院が2014年に連携協定を締結し、相互訪問するなど交流していたことから、スイス側から申し入れがあった。 永田学長は「学生にとってひじょうにいいボランティアが経験できる。できる限りサポートし協力していきたい」と話した。同大ではスポーツ科学やリハビリなどの研究設備も整っていることから、大学院生などが選手たちの測定を手伝ったり、ケアをするなどのサポートもできるという。 永田学長はスイスでさらにIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長を表敬訪問する予定で、同大など4大学が連携して開発したアンチ・ドーピングシステム(薬物検査方法)を紹介したいとしている。 県内で東京オリンピックの事前キャンプ地になるのは、常陸太田市(パラオ)、龍ケ崎市(キューバ=柔道、オセアニア地域=柔道、タイ=陸上)、桜川市(モンゴル=射撃)。つくば市は4市目。事前キャンプは時差を調整し気候に順応するために行う。
土浦消防Aが3連覇 県民駅伝大会
2017年12月10日
第34回県民駅伝競走大会(県体育協会主催)が9日、那珂市向山の笠松運動公園補助陸上競技場の周回コースで開かれ、職域対抗の部(45組参加)で、土浦消防Aチームが52分00秒で優勝。昨年よりタイムを46秒縮めて大会3連覇を果たした。 同部門で同じく出場した土浦消防Bチームも、昨年よりタイムを16秒縮め54分16秒で4位入賞と健闘。表彰対象の8位までのうち、1位と4位を土浦勢が占めた。 レースは、同公園の周回コース1周3.1㎞を、走者5人がタスキをつなぎ、合計タイムを競った。 土浦消防Aは、1区は笠間市消防A(笠間市)にリードを許したものの、2区走者の中川慎太郎(25)が首位に躍り出た。その後は3、4、5区とも首位をキープし、5区走者の福本純(29)が独走状態でゴールした。 クラブ対抗の部(41組出場、走者1チーム5人)では県南の牛久走友会A(牛久市)が54分17秒で7位入賞と健闘を見せた。 市町村対抗の部(23組、走者7人)には、土浦、牛久、龍ケ崎、守谷市と県南勢4チームが出場した。県北、県央勢に苦戦したものの、市町村から複数チームが出場した場合は表彰は1チームのみという規定に基づき、土浦市チームが1時間16分34秒で繰り上げて8位に入賞した。 入庁1年目、2区の中川慎太朗 ライフセービング全国2位の実力発揮 職域対抗の部で首位に躍り出た2区走者の中川慎太郎(25)は土浦消防本部入庁1年目。学生時代からライフセービングに取り組み、今年のライフセービング全日本大会で2位の実績をもつ。 「走る力の強化の一環」として同消防本部の陸上部に入った。中川は「ライフセービングで砂浜を走るのは慣れているけど(本格的に)陸で走るのは初めて。前の区間の方に配置してもらって安心して走ることができた」とレースを振り返った。 土浦消防A・Bチームの木村真也監督は「今年1年目のルーキーの中川が入ってかなりの好タイムを出した」と高く評価した。 最終走者としてゴールした福本は「皆の力で優勝できたのでほっとしている。いろんな方に協力してもらって大会に出場できているので感謝でいっぱい。来年は4連覇に向けて頑張りたい」と意気込みを示した。 木村監督は「皆、実力を出した。互いに切磋琢磨して練習をしたのが良かった。速い新人が入ってくればいい刺激になる」と述べた。Bチームについても「『Aチームに負けない』という気持ちがあったせいか、タイム差もあまり無くいい走りができた。今年は目標に『ワン・ツー・フィニッシュ』を立てていたけど及ばなかった」と語った。 土浦消防Bの5区走者の田崎平生(20)は「去年も(土浦消防)Aチームが1位でBチームが4位。来年こそはワン・ツー・フィニッシュを達成したい」との目標を示した。(崎山勝功) ※区間賞(県南分のみ)は次の通り。 ◆職域対抗の部 3区・中泉英行(土浦消防A)10分36秒▽4区・伊豫田悠(同)10分36秒▽5区・福本純(同)10分39秒 ◆市町村の部 4区・高橋実里(守谷市)10分38秒※区間新記録 出場チームコメント 【クラブ対抗の部7位】▷牛久走友会A・5区走者、青山直毅(30)=初めて走ったので完走できればいいかな思った▷青山努監督=選手全員が頑張ってくれて本当に良かった 【市町村対抗の部8位】▷土浦市チーム・3区走者、柴崎伊武希(高校2年)=8位入賞できるとは思ってなかったけど、チーム全員で頑張って走って結果を残せることができて良かった。来年は今年以上のタイムと成績を残したい 【市町村対抗の部10位】▷龍ケ崎市チーム・油原信義総監督=個々に選手みんながベストタイムを出していた。あとは中学生選手の底上げが必要。 【市町村対抗の部11位】▷守谷市チーム・高橋義久監督=「本格的に走る」というよりは楽しく走るのを目的にエントリーした。みんながそれぞれ楽しく走れたので結果には十分は満足。 【市町村対抗の部15位】▷牛久市チーム・高橋信博監督=選手みんながそれぞれ力を出し切って頑張ってくれた。
有名店テントに行列 カレーフェス&産業祭 19日まで、土浦
2017年11月18日
「カレーのまち土浦」と地場産業を盛り上げる第14回土浦カレーフェスティバル&第41回市産業祭(市など主催)が18・19日、土浦市川口の川口運動公園陸上競技場で開かれている。両イベントの同時開催は今年初。 会場では参加108店舗が、それぞれ「カレーのまち土浦エリア」「全国ご当地グルメエリア」など計7区画に分かれ、カレーや地元産品の販売などに励んだ。 このうち、土浦C-1グランプリで6回優勝し2016年に殿堂入りを果たした洋食店「レストラン中台」(同市桜町)のテントには、小雨交じりにもかかわらずイベント開始早々に長い行列ができた。取材に訪れたニュースサイト「日刊カレーニュース」の村尾直人編集長は「今日(18日)は天気が良くないから来場者は有名店に集まる傾向にある」と動向を分析した。 16年の創作部門で優勝した焼き鳥店「鳥〇(とりまる)」(同市永国)ではカレー味の唐揚げを販売。同店の店員は「今年は2年連続優勝できるようがんばる」と意気込みを示した。 「土浦市食のまちづくり推進協議会」のテントでは、27日開館する新図書館でフランスの画家モネ展が開かれるのにちなんで「フレンチカリー」を出品。限定100食が完売となった。開発に当たった堀越雄二さんは「来年からツェッペリンカレーとフレンチカリー両方をブランドとして立ち上げたい」と意気込んだ。 「きのこたっぷりスパイシーキーマカレー」を出品したつくば国際大(同市真鍋)料理研究会の谷入彩花部長(19)は「思った以上に売れている。去年以上に(メニューの)試行錯誤を繰り返したので、お客さんもおいしいと言ってくれている」と手応えを感じていた。 会場内に設けられたC-1グランプリ投票所には来場者が票を投じていた。投票結果は19日午後2時30分ごろに同会場で発表される。(崎山勝功、大志万容子) 記者も食べてみた 記者も6店のカレーを食べてみた。 まず、かすみキッチン(かすみがうら市)の「常陸牛の牛すじカレー」。柔らかい牛スジ肉の触感が印象に残った。カレーの上の素揚げレンコンがアクセントとしてよいと感じた。 続いて長崎県から出店の護衛艦カレーナンバー1(GC1)グランプリカレー。海上自衛隊の護衛艦「こんごう」と「さわぎり」で実際に食べられているカレーだという。「こんごう」は若干酸味が感じられ、「さわぎり」は濃厚な味がする。護衛艦ごとの味の違いが楽しめた。 地元、土浦商工会議所女性会などが出店した「土浦ツェッペリンカレー」も味わった。カレールーの中に入った大きなレンコンにまず目がいく。レンコンの食感とローズポークの味が楽しめた。 福来軒(土浦市)の「ツェッペリンカレーコロッケ」は、かじるととろりとした食感にカレー風味が一気に口の中に広がる。おやつとして充分に満足できた。 土浦商工会議所青年部の「カレートルティーヤ」は、シャキシャキとした食感のレタスとカレーソースの相性がいい。 つくば国際大学料理研究会の「きのこたっぷりスパイシーキーマカレー」は、名前の通りカレーの上にシメジが乗ったカレー。ルーとシメジの相性が良く、黄色いサフランライスも見た目にいい。18日だけの限定販売が惜しまれた。(崎山勝功)
「フレンチカリー」土浦の新ブランドに 新図書館モネ展にちなみ 18、19日カレーフェスでお披露目
2017年11月16日
27日に新しく開館する土浦市立図書館などの複合施設、アルカス土浦のオープニングイベントでフランスの画家モネの作品が展示されることにちなみ、フレンチとカレーをドッキングさせた新たな「フレンチカリー」が誕生した。 カレーによる土浦のまちづくりに取り組む堀越雄二さん(67)が発案し、フランス料理店、ル・タブリエ(つくば市花室)店主の丸田敏明さん(61)が作り上げた。18、19日に土浦市の川口運動公園陸上競技場で開かれる土浦カレーフェスティバルでお披露目される。フレンチとカレーを融合させた料理は珍しい。堀越さんは「カレーの新ジャンルとして全国に広めたい」と期待を込める。 きっかけは同市の五頭英明副市長から、モネの出身地フランスをテーマに食でまちを盛り上げられないかと相談されたこと。堀越さんは、食のまちづくり検討委員会委員長として2004年から土浦でカレーによるまちづくりに取り組み、地元産のレンコンなどを使ったご当地カレー、ツェッペリンカレーをプロデュースしてきた。フレンチとカレーの融合を思い立った堀越さんは、丸田さんに開発を持ちかけた。 丸田さんの頭に浮かんだのが、東京のフランス料理店で働いていたとき賄い食で食べたクスクスだった。クスクスは小麦粉からつくる粒状のパスタに羊肉もしくは鶏肉と野菜などを煮込んだスープをかけて食べる料理。発祥は北アフリカだが移民によってフランスに伝わり、現在はフランスで広く一般に食べられている。「カレーと同じようなスパイスを使っており、アレンジしやすいと思った」と丸田さん。 クスクス風に柔らかい子羊の肉に、地元産のレンコン、野菜などを6種類のスパイスでじっくり煮込み、小麦粉や市販のカレールーは一切使わず、スパイスの豊かな風味を生かしたスープカレー風に仕上げた。唐辛子をベースにしたアリッサという調味料を別に添え、辛さを自分好みに調整する「味変」も楽しめるようにした。 「フレンチカレーをうたっている店は、全国でも東京と北海道に2店のみ」と堀越さん。「土浦発の『フレンチカリー』ブランドを立ち上げ、ツェッペリンカレーと並ぶカレーの新たなジャンルとして全国に広めたい」と意気込んでいる。(大志万容子) ◆フレンチカリーは土浦カレーフェスティバルの「アルカス土浦」PRブースで、1日100食限定(1食400円)で提供される。
筑波大が13年ぶり15回目の優勝 関東大学サッカーリーグ戦
2017年11月11日
第91回関東大学サッカーリーグ戦・後期第21節の筑波大―流通経済大戦が11日、龍ケ崎市中里の市陸上競技場たつのこフィールドで行われた。同リーグ1位の筑波大と3位の流経大という県勢同士が対戦する「茨城ダービー」は、筑波大が3―0で流経大に完封勝ち。残り1試合を前に、リーグ2位の順天堂大の自力優勝の可能性が消滅したため、筑波大の優勝が決まった。優勝は、前身の東京教育大、東京高等師範大を含め、2004年以来13年ぶり15度目。 筑波大は前半、流経大ゴールを攻めるも、GKオビ・パウエルオビンナ(2年)らの堅守を前になかなか得点が決まらずにいた。前半35分にFW中野誠也(4年)が先制点を決め、1―0で前半を折り返した。 勢いに乗る筑波大は、後半7分に中野が2点目を決めた。同29分にMF戸嶋祥郎主将(4年)がMF渡邊陽(1年)のアシストを受けて3点目のダメ押し。流経大も筑波大ゴールを攻めるも、筑波大のGK阿部航斗(2年)が一切の得点を許さず茨城ダービーを制した。 試合を終えた筑波大の小井土正亮監督は「今日はうまくいかない時間でも我慢していった。何よりも流経大に前期(直接対決の試合で)負けていたので、今日の試合で勝ってくれたのはうれしい」と喜びを見せた。その上で「リーグ戦は年間を通しての大会。選手たちに感謝したい」と選手らをねぎらった。 敗れた流経大の中野雄二監督は「スコアは0―3だけど悲観するほどでもない。先制点がどちらかに入るかでスコアがどちらかに偏る。筑波大は『勝てばリーグ優勝』というモチベーションがあった」と試合を分析し、筑波大の優勝について「一番身近にいるライバルが優勝して悔しいけど良かった」と余裕を見せた。その上で全日本大学サッカー選手権(インカレ)を念頭に「お互いに勝ち上がっていけばまた(筑波大と)当たる。どっちも日本一になる力を持っている。もう一回インカレの準決勝戦でやりたい」と筑波大との再戦を視野に入れていた。 第91回関東大学サッカーリーグ戦1部第21節 (11日、たつのこフィールド、2126人) 筑波大 3 1―0 0 流通経済大 2―0 筑波大の戸嶋祥郎主将がJ1新潟アルビレックス入り 11日の試合で3点目を決めた筑波大の戸嶋祥郎主将(4年)は、来シーズンからJリーグ1部の新潟アルビレックスへの入団が内定。戸嶋主将は「ひとまず進路が決まったのでほっとしている。本当に素晴らしいクラブに入れるので頑張っていきたい」と抱負を述べた。新潟には、同大OBで急性白血病で治療中の早川史哉元主将が在籍。戸嶋主将は「早川さんは本当に素晴らしいキャプテンだったので、また一緒にサッカーができるように頑張りたい」と語った。(崎山勝功)
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