Facebook
Twitter
Youtube
新着ページ
社会
科学
産業
暮らし
文化
教育
スポーツ
コラム
新型コロナ特集
NEWSつくばとは
役割と事業概要
理事長挨拶
役員と定款
お問い合わせ
プライバシーポリシー
コラムニスト紹介
サイトマップ
主なサポーター
ライター紹介
サポーター募集
検索
月曜日, 4月 6, 2026
新型コロナ特集
コラム
教育
文化
暮らし
産業
社会
科学
行政
スポーツ
検索
ホーム
2024
武蔵も洞窟に籠もった 「ひきこもり」その4 《看取り医者は見た!》31
2024年12月6日
【コラム・平野国美】前回(11月2日掲載)は、「ひきこもり」の要因として、家屋の構造や町の在り方もあるのではないかと、述べました。もちろん、原因はそれだけではないでしょう。 教科書的に言えば、①ストレス:仕事や学校・家庭で受けるストレスが原因で社会との関わりを避けるようになる、②トラウマ: 過去のトラウマが原因で社会との関わりを避けるようになる、③社会的な孤立:友人関係や家族との関係が希薄、または障害によりコミュニティーから孤立してしまう、④身体的な問題:病気や障害が原因で外出が困難となり孤立する―などが考えられます。 つまり、個人の資質と社会や時代の文化背景が複雑に絡み合って、起きているのではないでしょうか。中には、「ひきこもり」から脱却させるのがよいのか、分からない事例も多くあります。この辺りは、私の中でも整理がついていません。 宮本武蔵は熊本市近郊の金峰山にある洞窟に籠(こ)もって「五輪書」を書きました。これも、今風に「ひきこもり」と表現するのか? 籠もって自己を鍛錬していたとすれば、リスペクトされるべきでしょう。今、部屋に籠もってゲームに溺れていたら、批判されることなのか? 「生きづらさ」を感じる現代、価値観が単一化され過ぎたことも問題なのだと思います。今の時代、学歴に価値観を見出そうとするのが普通の親だと思うのですが、他にも様々な価値観があるのに、見えていないのではないでしょうか。 野山に消えた子は? 90代になる患者さんに、「昔は、いわゆる引きこもりはいなかったのか?」と尋ねたところ、興味深い答えがありました。「病気やある種の感染病にかかり、家で過ごす子はいた。それ以外にも、登校拒否的な子供は結構いた」と言うのです。 「戦前は、学校を休んでも大騒ぎにならなかった。続けて休むと、先生から誰か様子を見て来いと言われたが、安否確認のようなものだった。ただ、一緒に学校に登校する途中で、消える子はいた」。その子たちは家に帰るのか?と聞くと、「いや、家には居場所がなかったでしょう。野原や森あるいは川に行って、1人で過ごしていた」 私が不思議そうな顔をしていると、「やつらは私たちには便利でね。腹が減ったときなんか、彼らの後をついていくと、木の実や魚など食べ物が手に入って、非常に助かった」と言うのです。 野山に消えていく子供たちも、生きていれば、目の前にいる患者さんと同い年。その後の人生の軌跡は分かっているはずです。「その子たち、その後はどうなったのでしょう? 就職はできたのでしょうか? 社会からドロップアウトした状態で過ごしたのでしょうか?」と聞いたところ、意外な答えが返ってきました。続きは次回に。(訪問診療医師)
議長に黒田氏、副議長に小森谷氏 改選後初のつくば市議会開会
2024年12月5日
常任委の副委員長全員が新人に 改選後初のつくば市議会12月定例会議が5日開会し、議長に最大会派、つくばクラブの黒田健祐氏、副議長に市民ネットの小森谷さやか氏が選任された。 委員会委員の選任も行われ、常設されている総務文教、福祉保健、市民経済、都市建設の4つの常任委員会の正副委員長ポストを、いずれもつくばクラブ、市民ネット、公明などの与党系会派が占めた。改選前は野党系会派である第2会派が委員長職の一つに就いていた。 副委員長は4つの常任委員会いずれも与党系会派の新人が選任された。ベテラン市議の一人は「4つの常任委員会の副委員長ポストすべてを、議員になったばかりの新人が占めるのは聞いたことがない」と話す。 本会議では五十嵐立青市長の所信のあいさつの後、議長選が行われ、黒田氏と山中真弓氏(共産)が立候補した。議員28人全員による投票の結果、27対1で黒田氏が選任された。黒田氏は「諸先輩方がつくってきた議会改革の流れを途切れさせることなく、さらなる推進をしたい。議会基本条例の検証、委員会の事務調査の活性化などを、議員の意見をていねいに伺いながら前に進めたい」などと所信表明した。副議長は小森谷氏以外に立候補はなかった。任期はいずれも慣例により2年間となる。 12月定例会議の会期は26日までの22日間。2日目の6日は五十嵐市長が議案22件、報告4件の計26件を提案する。一般質問は13、16、17日の3日間行われ、28人中24人が質問する予定。 改選後の新たな会派は以下の通り。計10会派のうち6会派は一人会派。◎は代表。敬称略。▷つくばクラブ(8人)=◎小久保貴史、伊藤文弥、小村政文、黒田健祐、神谷大蔵、五頭泰誠、木村清隆、塩田尚▷Nextつくば(7人)=◎飯岡宏之、田代優、市原琢己、樋口裕大、中村重雄、木村修寿、塚本洋二▷つくば・市民ネットワーク(4人)=◎小森谷さやか、川田青星、川村直子、あさのえくこ▷公明党つくば(3人)=◎渡辺峰子、梅沢尊信、篠内幸代▷創生クラブ(1人)=高野文男▷日本共産党つくば(1人)=山中真弓▷つくばチェンジチャレンジ(1人)=川久保皆実▷新・つくば民主主義の会(1人)=酒井泉▷ワニナルつくば(1人)=青木真矢▷縁粋会(1人)=榊原アリーゼ 委員会の構成は以下の通り。◎は委員長、〇は副委員長、敬称略▷総務文教委員会=◎木村清隆(つくばクラブ)、〇渡辺峰子(公明)、樋口裕大、山中真弓、小森谷さやか、飯岡宏之、塩田尚▷福祉保健委員会=◎小村政文(つくばクラブ)、〇伊藤文弥(つくばクラブ)、田代優、篠内幸代、川久保皆実、川村直子、木村修寿▷市民経済委員会=◎あさのえくこ(市民ネット)、〇梅沢尊信(公明)、青木真矢、酒井泉、中村重雄、黒田健祐、神谷大蔵▷都市建設委員会=◎高野文男(創生クラブ)、〇川田青星(市民ネット)、榊原アリーゼ、市原琢己、小久保貴史、五頭泰誠、塚本洋二 ▷議会運営委員会=◎塩田尚(つくばクラブ)、〇神谷大蔵(つくばクラブ)、渡辺峰子、あさのえくこ、小久保貴史、木村修寿、塚本洋二、飯岡宏之▷広報広聴委員会=◎川久保皆実(チェンジチャレンジ)、〇青木真矢(ワニナル)、川田青星、梅沢尊信、小村政文、中村重雄、山中真弓、小森谷さやか▷予算決算委員会=◎木村清隆(つくばクラブ)、〇篠内幸代(公明)、委員は議長を除く全27人 (鈴木宏子)
2025入試と筑波高の可能性《竹林亭日乗》23
2024年12月5日
【コラム・片岡英明】12月になり、受験生も学習に熱が入ってきたころだが、今回は今年度に進学コースを設置した筑波高校を中心に、来年度の県立高校入試について考えたい。 受験生の中間層が私学に流れ、県立高校の2極化現象が起きていたが、県は県立高の魅力アップを図っている。それが、つくばサイエンス高校普通科と筑波高に進学コースを設置する動きである。筑波高の魅力アップは県の県立高づくりの新しい流れといえる。 物価高と私学の高学費のために県立志向が強まり、地元の県立高がそれにどう応えるかが問われている。私学に勤めていた私は、私学助成の増額で保護者負担を軽減し、公私が学費でなく教育内容で選ばれる時代の到来を期待している。 来春、下妻一高の募集定員は1学級減の5学級となる。削られた学級分の生徒はどこへ行くのだろうか? 下妻二高への流れ起き、それに明野高の募集停止が加わり、受験生の間に大きな波が広がるのではないか? その受け皿に、進学コースを設置した筑波高がなるのか? この点がつくばの25年入試のひとつのポイントだ。 この高校の新しい芽 11月28日、筑波高を訪問して校長・教頭先生と懇談し、主に学び・青春・進路の3つの点でお話を伺った。 (1)学校の現状:ここ3年間で在校生が201→212→231と増加。今年は1年生が89人で、進学コースは11人だが、ビジネスコースの志願者が募集定員を越えた。昨年は入学4人以上の中学は5校だったが、今年は秀峰筑波18人、大穂18人、桜8人、下妻東部8人、新治6人、豊里5人、谷田部東4人、竹園東4人―と、8校に増加。125号線沿線を中心に入学地域が広がった。 (2)学習の工夫:ビジネスコースは週30時間、進学コースは火曜・木曜7時間の32時間授業。注目したのは、ビジネスコースも小規模校の特徴を生かして国数英で分割授業やTT(ティーム・ティーチング、複数教員による協力的指導)を行っている点だ。また、全教員が関わる学び直しの時間(TSI)が1年~3年に設定され、ていねいな個別指導を通して学習スイッチが入り、生徒から分かった・楽しいという声が聞かれるという。 (3)盛んな課外活動:ホームページにたくさんの楽しい写真が載っているが、文化祭や他の行事、そして「つくばね学」で地域に出て、地域の方との交流する姿に笑顔があふれている。北条の祭りへの参加やガマ口上などもユニークな体験である。来年は入学者が増え、部活や行事も豊富になると思った。 (4)進路の可能性:少人数と個別指導の充実で成績も伸びているが、つくばね学の探求が筑波高生の進路を切り開いている。最近、大学も総合型選抜が増えている。これは「自己推薦書に何を書くか」が重要で、失敗も含めて豊かな自分づくりや学びの体験があるかが問われる。地域とつながる体験は、そこでの問いを深めることを通して進路を開く可能性を持っている。 北条の街との絆 筑波高に行くと、いつも北条の街づくりとの絆を感じる。筑波高が地域にとって必要な学校となり、幅広く生徒を受け入れ、現在の定員3学級が4学級になる日は近いと感じた。(元高校教師、つくば市の小中学生の高校進学を考える会代表)
チャリティーサンタ 夢を届けに今年も街へ
2024年12月4日
クリスマスイブの12月24日にサンタクロースにふんしたボランティアが各家庭を訪問し、プレゼントを届ける「チャリティーサンタ」が今年もつくばで実施される。一般家庭のほか、経済的な理由や病気などでクリスマスを楽しむことが難しい家庭にも手を差し伸べる企画で、2008年にNPO法人チャリティーサンタ(東京都千代田区)が立ち上げ、昨年までに全国33都道府県で5万人以上の子どもたちにプレゼントを手渡してきた。つくばでは同つくば支部ができた17年から活動みが始まり、「子どもたちに愛された記憶を残す」を合言葉に、社会人や学生のボランティアが今年も夢を届けに街に出る。 2018年から活動に参加する同つくば支部代表の会沢和敏さん(60)は、プレゼントを受け取る子どもの笑顔が心に残ると言う。「私たちも最初は、家庭を訪ねる際に不安や緊張があるが、子どもの純粋な笑顔や、家族の絆を感じる場面に出会うときに、こちらが豊かな気持ちになる」とやりがいを話す。 経済的困難を抱える家庭にも 会沢さんは、つくば支部代表(当時)で創設者の工藤咲希さんを取り上げた新聞記事を読み、経済的な理由でクリスマスを楽しめない家庭が身近にあることを知り、活動に加わった。「クリスマスにはそれぞれの過ごし方があっていい」とした上で、「それでもプレゼントを用意できない家庭の子どもには、クリスマスが厳しい1日になる。楽しみたいのにできないという家庭に対して、なんとかしたいと思った」と振り返る。 チャリティーサンタでは、事前に応募があった一般家庭を訪問し、各家庭が用意したプレゼントを事前にサンタクロースにふんしたボランティアが受け取り、子どもに手渡す。家族から聞き取っていた情報を元に作成した子ども宛てのメッセージも伝える仕組みだ。一方、経済的な困難を抱える家庭に対しては、参加する一般家庭から募る3000円の協力金を元に団体がプレゼントを用意する。集めたお金は、団体の「ルドルフ基金」として無償訪問のための運営費や国内外の子ども支援などにも充てられる。 団体ではその他に、様々な困難を抱える子どもに本を贈るために全国の書店と連携してスタートした「ブックサンタ」や、洋菓子店との協力で誕生日にホールケーキを届ける「シェアケーキ」などの支援企画を行っている。つくば支部では、地域で開かれる子ども食堂などとも協力し、物語を読み聞かせる「パネルシアター」やダンスイベントなども実施している。 ボランティアとして今年から活動に参加する筑波大4年の原悠子さん(21)は「貧困問題への関心から、つくば市内の子ども食堂の活動に関わったのが参加のきっかけ。ワクワクしている子どもの様子を間近に見ると、こちらが幸せな気持ちになれる。私が子どもの時に、両親が一生懸命、私を楽しませようとしてくれたクリスマスは、特別な日。自分も何かしらの形で子どもたちに喜んでもらいたい」と思いを語る。同じく、ボランティアの同大1年、井上もえなさん(20)は「大学入学前に『ブックサンタ』を書店で見たのがきっかけ。私が大好きだった本の思い出が、今度は違う子どもの思い出になるかもしれないと思いブックサンタに応募した。同じ団体が行うチャリティーサンタにも関わりたいと思った」と話す。井上さんは、途上国の貧困問題に関心があると言い、地域でのボランティア活動を通じて、将来は国際的な子ども支援活動にもつなげていきたいと目標を語る。 つくば支部では今年20人のボランティアによるサンタクロースが、応募があったつくば市や周辺地域で暮らす約20世帯にプレゼントを届ける予定だ。普段は市内の民間企業に務める会沢さんは、仕事の傍で続ける活動について「子どもたちにとってクリスマスの経験はほんの一瞬の体験。だがプレゼントを手渡される時に感じる豊かな気持ちは、子どもたちの中で大きい出来事になりうる。その豊かな気持ちが心に残り、将来彼らが作る未来へつながる何かのきっかけになれば」と言い、「誰かの幸せが誰かの幸せになる、思いがつながるのがこの取り組み。参加する学生たちも含めて、この活動に関わるすべての人が楽しく豊かな時間を過ごせたら」と語る。(柴田大輔) サンタを呼びたい家庭、受付中 ◆NPO法人チャリティーサンタつくば支部では、今年のクリスマス当日のボランティアフタッフの募集は締め切っている。来年度の募集は、2025年10月ごろから受け付ける予定。サンタクロースを呼びたい家庭の募集は受付中。詳細は、団体ホームページへ。また同団体つくば支部では、その他の活動に関わるボランティアスタッフを募集している。問い合わせはメール(tsukuba@vol.charity-santa.com)で。X(旧ツイッター)やインスタグラムで情報を発信している。
おいしいベーコンの焼き方《ことばのおはなし》76
2024年12月4日
【山口絹記】オトナになってからというもの、朝食を抜くことが多くなった。小難しい理由があるわけではなく、ただ朝が苦手なのだ。とはいえ、30代も半ばを越え、少し健康にも気を配らねばと思い、今年になってから朝食を作るようにしている。 基本的にはベーコンと目玉焼きにトースト、それからヨーグルトだ。これにコーヒーかオレンジジュースがつく。いつもたいてい同じようなメニューだ。 朝からメニューを考えるのが面倒、というのももちろんあるが、実はもう一つ理由があって、祖母が昔作ってくれた朝食を再現したいと試行錯誤しているのだ。ベーコンと目玉焼きとトーストに再現もなにもあるものか、と言われそうなのだが、これがどうにもうまくいかない。 そもそも、素材をそのまま焼くだけ、という料理はたいてい難しい。素材そのものに味が左右されるのはもちろんだが、ただ焼く、という調理法は存外、奥が深い。 サッと作る料理がおいしい 祖母は自分でも公言していたように、あまり料理が好きな人ではなかった。面倒だとケンタッキーやスーパーの刺身を買ってくることも多く、長時間キッチンに立っているタイプでもなかった。 しかし、「こんなものでいいかしら」とサッと作る料理がどうしようもなくおいしい。そして仕上がりは昔ながらの喫茶店のような安定感である。 いろいろなお店でベーコンを買ってきて比べてみたり、しまいには実家から当時祖母が使っていた鋳鉄(ちゅうてつ)の重いフライパンまでもらってきて試しているのだが、いまだにあの味にたどり着けないでいる。安定感とも程遠い。 カリカリのベーコンに、半熟の目玉焼き、たっぷりとバターののったトースト。私が作って朝食に出すと、こどもたちは無言で黙々と食べている。いつか私の味が思い出される日も来るのだろうか。コーヒーを飲みながら、朝からそんなことを考えたりする。(言語研究者)
鳥インフルエンザウイルスを迅速に検出 国環研発ベンチャー第1号
2024年12月3日
国立環境研究所(つくば市小野川、木本昌秀理事長)に、初の研究所発ベンチャーが誕生した。株式会社組織の「野生動物医科学ラボラトリー」(大沼学社長)で、鳥インフルエンザウイルスの病原性検出をはじめ、野生動物の各種疾病に関する検査や研究、技術開発を専門とする。先月末、法人登記を完了し、新年1月6日から事業を開始する。同社は、国環研の生物多様性資源保全研究推進室長が社長となり、資本金100万円で立ち上がった。国環研で開発された鳥インフルエンザウイルスの迅速な検出と病原性判定技術を活用し、感染拡大の早期警戒や防疫対策に貢献するとしている。野鳥などからの高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染は近年、世界規模で拡大しており、哺乳動物への感染事例も見られるようになった。感染症は養鶏産業への経済的な被害をもたらすばかりではなく、生物多様性へも影響を与えかねない脅威となっていることから、環境省では発生を把握するために、野鳥における高病原性鳥インフルエンザの監視活動を恒常的に行ってきた。鳥インフルエンザを疑われる野鳥の死骸から採取された検体はこれまで、自治体などを通じ国環研に持ち込まれ、病原性の判定を行っていた。検体を卵に接種してウイルスを増やした上で判定するため、従来は最終的に10~14日間かかっていたという。この作業が迅速化できれば、地域の感染拡大の早期警戒や効果的な防疫対策の立案につながることから、大沼室長らが技術開発に取り組んだ。その結果、卵で増やす過程をなくす2つの判定法を確立した。1つは遺伝子配列の情報から病原性を判定する方法で、3日間で鳥インフルエンザに特徴的な遺伝子配列まで確認できる。もう1つは蛍光色素によって病原性を判定する技術で、1日で陽性か陰性かを判定できる。蛍光色素による判定だと遺伝子データまでは取れないが、これまでの試験で100%の判定精度を得ている。「普通の実験室レベルで判定できることから海外の技術支援などにも使える」と大沼室長はいう。迅速なウイルスの検出と病原性判定についての技術開発は、ほぼ研究の余地がなくなったことから、社会実装を目指しての企業化を図った。これまでも今後も農水省の所管となる養鶏場での防除には関与しないが、動物病院経由でペットなどの病原性の判定には応えていきたいとしている。国環研では先にベンチャー支援規程を制定しており、第1号として同社を認定した。研究所内に事務室・研究室を確保し、判定機材の貸与などで企業活動を支援する。支援期間は5年とし、半年ごとに事業が適正に進められているかモニタリングを行っていくとしている。同社によれば、来年1月から3月にかけては助走期間で、検査スタッフとして当初1人を雇用する。4月以降の初年度については200件ほどの利用を見込んでいる。利用料金は、遺伝子データ提供を含む判定で1検体当たり3万3000円(税込み)になる想定だ。(相澤冬樹)
今年は5人がプロ入り 筑波大蹴球部
2024年12月3日
筑波大学蹴球部からプロ入りする5選手の合同記者会見が2日、つくば市天王台の同大大学会館で開かれ、各人が抱負を語った。蹴球部は今季、関東大学サッカーリーグ1部準優勝、全日本大学サッカートーナメント3位、天皇杯本戦では2回戦で当時J1首位の町田ゼルビアをPK戦で破るなど、輝かしい成績を残した。選手たちの次のステージでの活躍が期待される。 J1ジュビロ磐田に内定した角昂志郎選手は東京都生まれ、FC東京U-18出身。身長165cmと小柄だが、圧倒的なスピードと局面を打開できるドリブルが武器のサイドアタッカー。ユース世代の日本代表歴も豊富。「先輩の三笘薫選手(英ブライトン)は同期の山川哲史選手(J1神戸)との1対1で高め合ってきたと聞いて、自分も福井啓太選手との自主練で攻撃の強さを磨いた。自慢のドリブルを発揮しチームを勝利に導きたい」と話す。 J1湘南ベルマーレに内定した田村蒼生選手は千葉県生まれ、柏レイソルの下部組織に9年間所属。圧巻のテクニックで、昨年度の関東リーグベストイレブンに選ばれたサイドハーフ。「狭いところに入ってドリブルでこじ開けてくる、相手にとって嫌な選手」と小井土正亮監督の評。「もっと相手に嫌がられる、ピッチ内で怖い選手になりたい。自分のプレーで会場を沸かせ、もっと見たいと思ってもらえるようになりたい」 J2水戸ホーリーホックに内定した沖田空選手は千葉県生まれ、鹿島アントラーズユース出身。フィジカルの強さを生かし、スピードとパワーでねじ伏せる攻撃的サイドバックだ。今年度は水戸の特別指定選手として、鹿島とのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル」などにも先発出場。「縦の推進力が自分の強み。『苦しい状況でもあいつに預けておけば、一人で何とかしてくれる』とチームに思ってもらえる選手になりたい」という。 J2ロアッソ熊本に内定した半代将都選手は宮崎県生まれ。高体連の名門、熊本県立大津高校出身。プレー強度の高さと機動力を誇るパワー系のFWだ。好きな選手は岡崎慎司(元日本代表)。小柄だが誰よりもハードワークして点が取れる。本当はアルバレス(アルゼンチン代表)と言ったら小井土監督に「ふざけるな」と言われたそうだ。「これからもハードワークと強度にこだわり、ゴールやアシストなどの数字も出せるようになりたい」 J3大宮アルディージャに内定した福井啓太選手は埼玉県生まれ、大宮の下部組織に9年間所属。正確なロングフィードやビルドアップ、スピードなども併せ持つ現代的なセンターバックだ。「5人中で一番苦労してチャンスをつかみ取った選手。主将としてトップチームはもちろん部全体をまとめてくれた」と小井土監督。「相手の次のプレーを予測する力など、対人の守備が強み。1年目でスタメンに定着しチームを引っ張るのが目標」と話す。 例年は12月下旬に開かれていたこの合同記者会見だが、今年から全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)の開催方式が変更されたことにより前倒しされた。同大会で筑波大はグループステージから出場する(初戦14日、会場は福岡市黒崎播磨陸上競技場 in HONJO、対戦相手は未定)。決勝は28日、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアム。プロ内定の5選手らも4年間で最後の日本一のタイトルを目指す。(池田充雄)
物事の要因は一つじゃないよ《続・気軽にSOS》156
2024年12月3日
【コラム・浅井和幸】私が代表をしているNPO法人があります。不登校・ひきこもり・ニート問題の解決を目的に活動をしている法人です。そこには、様々な立場の様々な悩みが持ち込まれます。 そこに、ある不登校の中学生の子どもの親からの相談がありました。小学校の時からの不登校で、暴力も少し出始めて、壁にも穴が開いているとのことでした。全てはこの子のせいで家族関係も悪くなり、仕事もうまくいかないとのことでした。全ての原因はこの子にあると。 因果応報という言葉があります。原因があるから結果があるということです。一つの結果はたった一つの原因からなっていると捉えすぎているなと、私は常日ごろ感じています。自分以外の何か一つの悪いところを責めてしまう気持ちも分からなくはないのですが、実際問題として、生活の中で起こる現象はたくさんの要因が絡まって起こってきます。 会社を辞めれば楽になれる。日本だから駄目なんだ。茨城だから駄目なんだ。フィンランドは幸せな国だから、そこに生まれたら自分は幸せだったのに。親が自分を生まなければよかったんだ。結婚さえできれば幸せになれる。金さえあれば何でもできる。 これらは、余裕がないとき、多くの方が感じたり口にしたりすることでしょう。きっかけさえあればという考えも、一つのよい原因があれば全てはよくなるという思い込みからくるものだと思います。ビックバンさえなければ、地球さえなければ、悩みなんてないのにと考えてもしょうがないですよね。 必要条件と十分条件 物事には必要十分条件というものがあります。例えば、ポークカレーは、豚肉・カレールー・水・調理器具・調理でできると仮に定義します。この5つの材料がそろったときにポークカレーが存在するので、どれか一つが抜けてもポークカレーは出来ません(玉ねぎやニンジンなどがあった方がおいしいというのは別の話です)。 豚肉があればポークカレーだとか、水があればポークカレーだとかと話すと、違和感がありますよね。それぞれの物や動きは必要条件ですが、十分条件にはならないのです。十分条件は、ポークカレーならば調理されているとか、ポークカレーならば豚肉が入っている(溶けているもあり?)です。 今現在起こっていることは、どのような材料で出来上がっているのか、大きな影響力がある要因は何かということを捉えることは大切なことです。ですが、もう一つの考え方として、今ある結果が次の材料の一つになるんだという考え方も持てるとよいですね。 あまりおいしく出来なかった肉じゃがの残り物にカレールーを足すと、おいしいポークカレーができるかもしれませんよ。砂糖を入れ過ぎたとか、じゃがいもに味がしみ込んでいないとか、過去の悪い要因を探し出すだけでなく、今あるものに新しい要素を加えることでおいしくなるかもしれません。 また、待つだけでも、じゃがいもに味がしみ込むという改善策があるかもしれませんね。ときには、あえて何もせずに待つことが良策であることもあります。(精神保健福祉士)
関彰商事とハノイ工科大 スポンサー契約更新し寄付金贈呈
2024年12月2日
高度外国人材 日本企業での活躍を期待 関彰商事(本社 筑西市・つくば市、関正樹社長)つくば本社で2日、同社が包括連携協定を結ぶベトナム・ハノイ工科大学とのスポンサー契約更新の調印式と、同大が学内に新設する、日本とベトナムの文化交流施設「越日スペース」建設に向けた寄付金の贈呈式が催された。同大からはフィン・クェット・タン学長ら関係者3人が出席し、タン学長は「多くの学生が日本企業で活躍できることを期待している」と述べた。 関彰商事は2016年にハノイ市に事務所を開設し、日系企業への就職を目指すベトナム人と企業を結ぶ「セキショウ ジョブ フェア」をグループの人材派遣会社セキショウキャリアプラスが毎年開催するなど、日本国内企業やベトナムに展開する日系企業に向けたベトナム人の高度外国人材紹介をしてきた。その他にシステム開発、ベトナム進出を検討する日本企業に向けたコンサルティングサービスなどを事業展開している。ハノイ工科大とは、同大への支援を目的としてスポンサー契約を2018年に締結し、同大内でジョブフェアを開催するなど関係を深めてきた。 ハノイ工科大学は、1956年に設立されたベトナム初の技術系総合国立大学で、同国の工学部系大学で最難関とされている。学生数は4万人以上を数える。1学年600人余りが日本語を学び、11月2日と3日に同大で開催されたジョブフェアには2000人以上が参加するなど、日本への関心が高いとタン学長は話す。 「越日スペース」は、より多くの学生が日本に関心を持てるようにと、同大が設立70周年を迎える2026年の開設へ向けて建設が進められる。2階建ての建物で、日本語学習や関連セミナー、文化交流などのイベントが開催される予定だ。 タン学長は「関彰商事とはジョブフェアを始め学生の募集、採用だけでなく、同社が得意とするスポーツアナリスティックやAI分析などの分野で共同研究、開発に取り組むことができれば」と展望を話すと、同社の関社長は「これまでは外国人を採用することで社内に盛り上がりを生む時代だったが、これからは一緒に研究していく時代」だとし、「(日本では)就職希望が東京に集中している。地方に外国の優秀な方に就職してもらいたいという動きは相当活発になる。ハノイ工科大と関彰の関係がさらに深まることを心から期待している」と思いを述べた。(柴田大輔)
減収額は土浦市28億円 つくば市52億円 「103万円の壁」引き上げで試算
2024年12月2日
所得税の支払いが発生する「103万円の壁」を178万円に引き上げた場合の自治体財政への影響について、土浦市の安藤真理子市長は2日開かれた定例記者会見で、市税収入が約28億円減収になるという試算を明らかにした。一方、つくば市によると同市は約52億円の減収になると試算している。 103万円の壁については、国民民主党が基礎控除などを178万円に引き上げると主張し、石破茂首相が11月29日開かれた衆参本会議で「(2025年度の)税制改正の中で議論し引き上げる」と所信表明している。これに対し全国の自治体の首長からは影響が大きいとする意見が出されている。 土浦市(人口約14万人、今年度一般会計当初予算約576億円)の場合、減収の28億円は今年度予算ベースで個人市民税の約30%、市税全体の12%を占める。地方交付税についても約3億5000万円の減収が試算されるとする。 つくば市(約26万人、1118億円)の場合、減収の52億円は、個人市民税の25%、市税全体の10%を占めるという。 103万円の壁の引き上げについて安藤市長は「市政を運営する上で大きな影響が出るので(財政運営を)大幅に見直さなければいけなくなる」とする一方「物価が上がる中、働く人の収入が上がり人手不足解消につながるなど市民にとって良いこともある」とし「国には、地方の財源に配慮しながら進めていただきたい」と話した。(鈴木宏子)
1
...
5
6
7
...
83
ページ%CURRENT_PAGE%の%TOTAL_PAGES%
Most Read
切り捨て《短いおはなし》
2026年4月5日
10年の区切りに…《令和樂学ラボ》40
2026年4月4日
さくら小学校が開校 TX沿線の学校新設に区切り つくば市
2026年4月3日
「小さな目標から一つずつ実現を」 日本国際学園大で入学式 つくば
2026年4月3日