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2023
冬のキッズアート体験 参加者の募集を開始 つくば スタジオ‘S
2023年11月17日
筑波大学で芸術を学ぶ大学生らの指南を受け、子供たちがアート体験をするイベント「冬のキッズアート体験2023」が12月16日、つくば市二の宮のギャラリー「スタジオ‘S」(関彰商事つくば本社1階)で開催される。 季節を感じる工作などを体験するワークショップを6種類ほど開く予定で、11月16日から子供たちの参加申し込みの受け付けを開始した。 関彰商事と筑波大学が連携して企画し、2016年から毎年夏と冬に開催している恒例のイベント。アートを通じて楽しみながら、大学生と子どもたちが交流できる内容となっている。 一昨年は「キッズアートおうえん展」と題し、展覧会形式で工作の作品や動画を紹介。子どもたちに工作キットを配布した。昨年は「キッズアートツアー」を開催し、小学生30人と保護者が参加。筑波大学芸術系のアトリエ見学ツアーを行い、日本画を専攻する大学生が指導して、染めた和紙でクリスマス用のランタンを作るワークショップを開催した。 関彰商事の浅野恵さんは「お子様が筑波大学で芸術を学ぶ学生と共にアート体験ができる機会として、また学生が地域の皆様と触れ合える機会として好評をいただいているイベント。コロナ禍により変則的な開催が続いていましたが、これからも地域の恒例イベントとして楽しんでいただければ」と参加を呼び掛けている。(田中めぐみ) ◆「冬のキッズアート体験2023」は12月16日(土)、つくば市二の宮1-23-6、関彰商事つくば本社内スタジオ‘Sで、①午前10時から正午までと②午後1時から午後3時までの2回、参加者総入れ替え制で開催。参加対象は小学生と未就学児、保護者が同伴する。各回とも事前申し込みが必要。各回35人ずつ、申し込みは先着順で、定員に達し次第、受付は終了する。参加費1000円。申込締め切りは12月1日(金)。申し込みフォームはこちら。
最新の車いす、装具などが一堂に 18日つくばで福祉機器展
2023年11月17日
障害者の衣服デザインし紹介も 全国の福祉メーカーが最新の福祉機器を展示する「TSUKUBA福祉機器展2023」が18日、つくば市竹園、つくばカピオで開かれる。車いすや義足、装具、補聴器、介護用品など、各メーカーが開発したさまざまな福祉機器を見て、実際に触れて、体験することもできるイベント。コロナ禍によりつくばカピオでの開催は2019年以来4年ぶりとなる。 35の企業や団体が出展し、機器を展示するほか、障害者とクリエイターが協働でデザインし制作した当事者のための衣服を紹介などする。障害者スポーツ体験、各種ワークショップのほか、キッチンカーによる飲食ブースの出店もある。楽しみながら最新の福祉機器を知ることができるという。 同展は義肢や装具などの製造販売、福祉用具の貸与などを行う幸和義肢研究所(つくば市大白硲、横張 巧社長)が主催する。福祉機器の技術やサービスの発展はめざましく、毎年新しい福祉機器が誕生しているが、どのような機器やサービスがあるのか一般にはあまり知られていない。福祉機器をもっと身近に感じてもらいたいという思いから、2007年より開催を始め、今年で15回目の開催となる。15年、18年は水戸で開催、20年と21年はコロナ禍によりオンラインで開催した。対面で開催した19年は約1000人が来場、21年のオンライン開催は数千人が視聴した。 今回、幸和義肢研究所は、義足、車いす、装具などの製品を展示するほか、機器の製作・修理履歴データをスマートフォンなどで一元管理できる新サービス「ぽーさぽーと」などを紹介する。 同研究所の志賀智史さん(43)は「全国の福祉機器メーカーが最新の福祉機器を展示する。会場内のイベントとして、障害をもつ人が自分一人で着用できる服をデザインし制作過程を動画に収めたので、見ていただける。福祉を身近に感じる機会はなかなかないと思う。どなたでも参加いただけるので、福祉の現状や最新の技術を目の前で見て体験していただけたら」と話し、来場を呼び掛ける。(田中めぐみ) ◆「TSUKUBA福祉機器展2023」は18日(土)午前10時から午後3時まで。会場はつくば市竹園1-10-1、つくばカピオのアリーナとホール。入場無料。詳しくは同社(電話029-875-7627)へ。
差別が根強い社会だから《電動車いすから見た景色》48
2023年11月17日
【コラム・川端舞】どの性を好きになるかという「性的指向」や、自分の性をどのように認識しているかという「性自認」を、本人が誰かに打ち明けることを「カミングアウト」と言い、誰かの性のあり方を本人の同意なく第三者に暴露することを「アウティング」という。 自身もゲイであることを公表しているライターの松岡宗嗣さんは「あいつゲイだってーアウティングはなぜ問題なのか?」(柏書房)で、アウティング問題の本質に迫っている。 この社会は、出生時に割り当てられた性と性自認が一致する「シスジェンダー」、異性の相手だけを好きになる「異性愛者」しかいないことを前提に、あらゆる制度や文化がつくられている。その人の性的指向や性自認は、本人にしか分からない。 そして、性のあり方は誰にとっても大切な個人情報なのだから、誰に伝えるかどうかは本人が決めればいい。それなのに、本人から性的少数者だと名乗らない限り、勝手に「シスジェンダー・異性愛者」だと決めつけられ、日常会話が進んでいく。 時には、その場に当事者はいないと思われ、性的少数者に対する差別的な発言を周囲から悪気なく浴びせられる。そんな社会だから、性的少数者にとってカミングアウトはとても勇気のいることで、アウティングは当事者から時に生きる気力をも奪うと、松岡さんは指摘する。 共通項は「社会モデル」 常に車いす姿の私を見れば、初対面の人でも、良くも悪くも、私を障害者だと認識し、私の前では障害者を傷つける発言は控えるだろう。だから、周囲から無意識に発せられる差別や偏見を空気のように吸わされる性的少数者の痛みは、おそらく私には分からない。 しかし、「多数派」とされる者たちが生きやすいようにつくられた社会で、そこから外れた者は自ら声を上げなければ、存在すら無視され、生きづらさを押しつけられる構造は、性的少数者も障害者も同じだ。 差別や偏見がある社会だから、アウティングが性的少数者の生死に直結する問題になるという松岡さんの指摘はまさに、障害者が生きづらいのは障害者個人のせいではなく、その存在を想定してつくられていない社会の仕組みに問題があるのだという「障害の社会モデル」と全く同じ考え方だ。本の中でも「社会モデル」が引用されている。 社会はそう簡単には変わらないし、異なる属性のマイノリティ同士が連帯して運動するのも容易なことではない。しかし、同じように社会の「当たり前」を変えていくなら、協力しないのはもったいないと私は思う。(障害当事者)
座席のみ利用も 障害者就労支援施設がカフェ開店 つくば駅近く
2023年11月16日
つくば駅に近い同市東新井に、座席のみでも利用できるカフェ「そらいろラウンジ(LOUNGE)」がオープンし、話題を集めている。食事や飲み物を提供するが、メニューを注文せず座席のみを予約して持参したお弁当を食べたり、パーテーションで仕切られたスペースを個室のように使用することもできる。 障害者就労支援事業を営む民間企業「風」(つくば市稲荷前、山川宏社長)の所属団体である就労支援施設「アシタエ-ラボ(ASHITAE-Lab)」が9月13日にオープンした。アシタエ-ラボは今年5月に同市花畑から一部移転し、作業所を運営したり障害者が作ったフラワーアレンジメントなどを販売する。今回のカフェ開業は地域社会との接点を広げる試みとなる。 プロジェクト責任者の室野智佳さん(27)によると「オフィスなどが多い東新井周辺は、お昼どきの飲食店が混雑して昼食をゆっくりいただけないケースがある。ウェブからの予約によってこの問題を解決したい。席のみ利用の場合、お弁当を持参していただくことも可能。お客様が自分だけの時間を得たいというリクエストも想定し、その場合はパーテーションを使って個室化したスペースを利用できる」と話す。 事前に予約して席を確保できるため、確実に昼食の場所と時間を確保でき「ランチ難民」にならずに済む。 利用時間はランチタイムが午前11時30分から午後2時まで、イブニングタイムが午後3時から5時30分まで。ランチタイムは座席を事前予約できる。いずれの時間帯も「席のみ利用」が可能だ。 ランチタイムの人気メニューは、ランチプレート(税込み1000円)やドリンクサービス(同700円)。席のみ利用なら500円(同)という料金設定も含め、市内にありそうで無かったカフェスタイルだ。食事や飲み物を注文すれば座席代500円は不要。 「私どもは福祉事業に従事する企業なので、料金については利益追求してはならないという理念がある」と室野さん。 アシタエ-ラボは就労継続支援B型の施設だ。同A型が、雇用契約を結び就労規定と賃金を設定するのに対し、B型は、雇用契約を結ばず就労支援を通して要支援者を社会に送り出すことが前提。もちろん就労の対価は提供することとなっており、その原資にはアシタエ-ラボでのフラワーアレンジメントなどの販売や、そらいろラウンジの売り上げが活用される。 「そらいろラウンジは、カフェというスタイルを用いて地域のお客様とつながりを持とうと考えた。アシタエ-ラボ全体でもその姿勢は共通。気づいていただき、楽しみ親しまれる場所を目指しています」と室野さんはいう。 カフェオープンにあたり、明るく生命力のある表現をしたいと、店外にある白壁に壁画を描く企画が立ち上がり、つくば市在住のアーティスト、飯泉あやめさんを起用した。飯泉さんは、独創的な技法と表現で作品を描き、各地で個展を開いている。 飯泉さんは「初めはアートの創作を軸にした教室のようなものを依頼され、プランを練ってきた。コロナ禍でそのプランはまだ実現していないが、代わりに壁画を描いてくださいと、話が大きくなりました」と話す。 飯泉さんは9月初めに4日間をかけて絵を仕上げた。素材は飯泉さんのモチーフの一つである「花」。「いのち」の躍動を意味するという。 「植物は生命力の象徴であり、中でも花は私たちにポジティブなエネルギーをもたらしてくれる。このイメージが、福祉に出合い、つながる場所というイメージにふさわしいと評価してもらった」と飯泉さん 壁画は幅4メートル、高さ1.6メートルほどの大きさ。「風」や「アシタエラボ」の理念やイメージから、空色を基調とした色彩を強調している。(鴨志田隆之) ◆そらいろラウンジはつくば市東新井19-6。ホームページはこちら。ランチタイムの座席はLINEで予約できる。問い合わせは電話029-896-9655(同)。
「金色姫伝説旅行記」を終えて《映画探偵団》70
2023年11月16日
【コラム・冠木新市】11月3日(金)、4日(土)、5日(日)、つくば市神郡(かんごおり)の石蔵Shitenで「金色姫伝説旅行記/つくばシルクロード2023」のイベントを開催した。3日は20人、4日は5人、5日は30人名集まった。この10数年間、つくばで活動してきたが、神郡の地では始めてのイベントだった。 享和3年(1803)。常陸の海岸に髪の長い異国の女性が「うつろ舟」で漂着した。その事件は江戸の瓦版で紹介され話題を呼んだ。今年はその事件から220年目にあたるので、ぜひとも伝説が残る神郡でやりたかつた。 全体は「演劇仕立ての講演会」になっていて、「第1章 筑波恋古道」「第2章 天竺から来たお姫さま」「第3章 瓦版・うつろ舟事件」「第4章 金色姫と八犬伝」「第5章 金色姫からのメッセージ」と、過去、現在、未来へと旅する構成である。 会場を「うつろ舟」内部のタイムマシーンに見立て、時間旅行して「金色姫伝説」の変容を体験するというもの。もちろんフィクションだと誰もが考えるわけだが、話が進むにつれ、これは本当のことではないかと見えてくる仕掛けになっている。 「第4章」で、満州事変があった年、昭和6年(1931)に製作された無声映画『里見八犬伝の暗号』のガリ版刷りの台本が、神郡の蔵で発見された。「それがこの蔵であり、だからこの場所でやりたかったのです」と語ると、ほとんどの参加者がうなづいていた。信じきって帰った人も多くいた。すみません、これはフィクションです。 うれしかったことがある。13年前に作った歌「筑波恋古道」をソプラノ歌手で吹き込みし直したところ、以前にまして評判が良く、CDが欲しいと3人の方から言われたこと。また、この曲をテ一マにした映画「つくつくつくばの七不思議/サイコドン」第1話を上映したところ、興味を持つ人が多くいた。以前、映画を見てあまり受けなかった2人からも、「今回見たら面白かった」との感想が聞けたこともだ。 そして「第4章」では、18年前の『北斗七星伝』を絵本バ一ジョンで語ったところ、皆、食いつくような目で見て、スマホで撮影していた。 T・カ一チスの「グレートレ一ス」 イベントを終えて、アメリカ映画「グレートレ一ス」(1965)が無性に見たくなった。監督はブレイク・エドワーズ。主人公は、全身白ずくめの善玉グレート・レスリー(トニー・カ一チス)と、全身黒装束の悪玉フェイト教授(ジャック・レモン)。フェイト教授は、レスリーに対抗しニュ一ヨ一クからパリへの自動車レースに出場する。 無声映画風のドタバタ喜劇で、2時間40分の大作である。特に、前半40分、レ一スに入るまでが面白い。フェイト教授が奇妙なデザインの人力飛行機などでレスリーを襲うシ一ン。レスリーが女性を見つめると、キラリとマンガみたいに瞳が光るシ一ンなど、次から次へと楽しい場面が連続する。 イベントの最後で、金色姫伝説は、つくばが誇るべき財産だから、つくばから世界に向けてアピールしていきたいと、フェイト教授ばりに宣言した。後で、参加者から感激したとの声をいただいた。うーん、このレ一スは、まだまだ続きそうだ。サイコドン ハ トコヤン サノセ。(脚本家)
洞峰公園問題で市民アンケート開始 賛否に主眼置かず つくば市
2023年11月15日
34億円超の補修・更新費認めないまま つくば市が県から無償譲渡を受ける方針を示している洞峰公園(つくば市二の宮、約20ヘクタール)について、市によるインターネットでの市民アンケート調査が10日から、紙でのアンケートが15日から始まった。設問は11問あり、10番目に無償譲渡の是非について尋ねているが、賛否の数の多寡に主眼を置かないとし、広くさまざまな角度から意見をもらって、無償譲渡を受けた後に市が設置する予定の協議会での協議の参考にするとしている。回答期限はいずれも今月30日。 アンケートは、公園の利用頻度や主な利用目的、筑波研究学園都市建設当時の公園緑地計画の基本方針の是非、洞峰公園に求めるものや将来について理由と共に尋ねている。ほかに維持管理費の削減策として利用料金の値上げの是非などについても尋ねている。氏名、住所は記入が必要。 アンケートの質問項目は2日開かれた市議会全員協議会で示され、議員から「新都市の公園緑地計画の基本方針(設問6)について尋ねているが、(新都市が)洞峰公園の基本方針か何かが分からない」「アンケートに答えるにあたって市民が費用負担について参照できるようにした方がよい」などの指摘があった。市は全協で、アンケートに分かりにくい点があることを認める一方、市ホームページにこれまでの資料を掲載するので、Q&A(「洞峰公園の無償譲渡に関してよくいただくご質問について」)などを確認してから、回答してほしいとしている。市公園・施設課によると設問にある「新都市の公園緑地計画の基本方針」は「つくばの自然誌-Ⅱ洞峰公園」(STEP発行)の中に記述がある二次資料から引用したもので、新都市は洞峰公園ではなく筑波研究学園都市を指す。 一方、洞峰公園内の体育館、新都市記念館など4施設だけで来年度以降、34億円以上の補修・更新費がかかると県が試算していた問題については、市は市ホームページのQ&Aで「施設修繕費の年額としては3500万円程度を想定」しているとの主張を続けている。 年3500万円という市の想定額に対してはNEWSつくばが、市は、県の2016年の健全度調査資料をもとに、県が計算した補修費だけを抜き取って算定し、施設の更新費を計算に加えておらず問題だと指摘している(9月23日付)。県は、9月25日に開かれた県議会調査特別委員会で、長寿命化対策を実施した場合、2016年度の健全度調査で4施設だけでなく公園全体で40億円ほどかかると算定していたと答弁している(9月25日付)。市議の要望で開かれた11月2日の市議会全員協議会では、市議らが、自ら調査した県の証拠資料を議会に開示し、市に対し、きちんと算定して市民に示すよう求めている(11月2日付)。全協では他の市議からも「いくらかかるか分からないまま(市民は)アンケートに答えるのか」などの疑問が出ていた。(鈴木宏子) ◆洞峰公園の市民アンケートに関する市ホームページはこちら。アンケートはこちら。市によるQ&Aはこちら。紙によるアンケートは、市内の各公園管理事務所と各交流センターでアンケート用紙を配布し、同所に回収箱を設置する。
つくば松代公園の紅葉《ご近所スケッチ》7
2023年11月15日
【コラム・川浪せつ子】四季折々の日本。同じ場所でも、季節によってガラリと趣が変わります。今回は、1月11日に掲載した雪景色と同じ、松代公園(つくば市松代3丁目)の秋景色です。季節を巡り、雪のホワイトがグリーン→イエロー→レッドに変化。グリーンの前に、桜の花が咲いたらピンクも加わりますね。 どの季節が一番好きかと問われても、コレというのはなかなか難しいです。それぞれステキなので。また樹木の色だけではなく、季節によって、集まってくる鳥なども違います。風景を描いていると、人々の生活、そして洋服の違いに、なんだか楽しくなります。 この公園には、夏は小さな水場があり、我が家の子供たちも、そこで楽しい時間を過ごしました。先日スケッチしていますと、平日にもかかわらず、先生風の男性が、年齢の異なる数人の子供たちと、池の周囲をジョギング。 個人的な見解ですが、「フリースクール」ぽかったです。時代を反映しているような。 たった一つの公園であっても、四季折々の自然を映しているだけではなく、時代の流れまでも包んで、色々な人々を癒してくれているのだと感じたひと時でした。(イラストレーター)
老人福祉センターでレジオネラ菌検出 つくばの60代男性入院
2023年11月14日
つくば市は14日、同市台町、市谷田部老人福祉センターの浴室から、基準値を上回るレジオネラ菌が検出されたと発表した。同浴室を頻繁に利用している市内に住む60代男性が7日から医療機関に入院しており、レジオネラ菌が検出されているという。 男性の症状は不明。同浴室は8日から利用を停止している。他の利用者から健康被害などの報告はないという。 市高齢福祉課によると、7日午後6時、つくば保健所から、同浴室を利用し入院した男性からレジオネラ菌が検出されたと市に連絡が入った。市は翌8日、浴室の利用を停止、つくば保健所が同日、浴室の立ち入り検査を実施した。 一方、同センターが年3回行っている浴室の定期水質検査が1日に実施され、14日、検査結果が判明。基準値(100ミリリットル当たり10CFU=コロニー形成単位=未満)を少し上回る10CFUのレジオネラ菌が検出されたことが分かった。なぜ検出されたかなど経路は現時点で不明。市はさらにレジオネラ菌の遺伝子解析を実施している。 同センターの浴室は、ろ過装置を付けてお湯を循環し、週に3回、新しいお湯に入れ替えている。ジェット噴射装置などもある。60歳以上の市民は無料で利用でき、毎日140人から180人が利用しているという。 同課は、検査結果と保健所の立ち入り検査結果を踏まえ、保健所の指導を仰ぎながら対応していくとしている。浴室の再開時期は現時点で未定。
老ザル2匹、土浦 亀城公園から引っ越し 人気者になることなく
2023年11月14日
リョウタとスミレ、終の棲家へ 土浦市中央の亀城公園で飼われていた2匹のニホンザルが14日、石岡市吉生の動物園「東筑波ユートピア」に引き取られた。23年を過ごした公園園舎からの引っ越し、世話をしてきた市シルバー人材センターのスタッフらは「寂しくなる」と見送った。 2匹はオスのリョウタとメスのスミレ、ともに生年は不明、公園での飼育は2001年にスタートしている。ニホンザルの寿命はほぼ25年とされるから、23歳を超えては相当な高齢。健康管理ができる環境が望ましいと判断した市は県動物指導センター(笠間市)と相談し、東筑波ユートピアに引き取ってもらうことにした。 同ユートピア事業は2019年、神奈川県川崎市に本社を置く猿まわしの会社、戦豆(せんず)へ譲渡されており、現在12匹のサルが飼われている。さらに旧小田原動物園(神奈川県)のサル7匹も受け入れることになっている。 2匹のうちリョウタはもともと東筑波ユートピア生まれで、群れから排除されたはぐれザルだった。かたや笠間市で農作物を荒らし回って捕獲されたのがスミレ。ニホンザルの習性から元の群れに戻すのは難しく殺処分もできないため、同指導センターの仲介で土浦市が引き取った。亀城公園では昭和30年代にミニ動物園を設置、サルやタヌキ、クジャクなどの鳥類を飼っていた施設があったためだ。 以来23年、2匹は公園の人気者となることはなかった。気性が荒く、人間ばかりか互いに敵意をむき出しにし、毛をむしり合って争うなど、つがいとは言い難い奇妙な同居生活を送ってきた。 公園を訪れる市民から「虐待ではないか」との通報もあったが、管理者の同市は園舎のサイズなど飼養状況は獣医師ら専門家から適正と診断されたとしてきた。 日常的な世話に当たってきたのが同市シルバー人材センターのスタッフで、計6人が当番制で毎日園舎を清掃し、1日1回のエサやりも行ってきた。 その担当スタッフが見守る中、引っ越しは14日午前から始まった。動物園の担当者がサルをなだめすかし、移送用のオリに追い込む作業が行われた。担当者の誘導に特にリョウタは終始抵抗し、約1時間かかる作業になった。 スタッフの1人、山崎さんは「面倒をみて3年、スミレはようやく慣れてきて、好物のサツマイモを持って園舎に入ると後からついてくるようになった。引っ越しは突然のことで驚いている。寂しくなる」と話す。 同社では「2匹は別個に飼う形になるだろう。他のサルと同じ猿舎で飼うことはない」とする。余生を過ごす終の棲家(ついのすみか)が用意されそうだ。山崎さんは「必ず様子を見に行くからね、サツマイモを持ってくね」と見送った。 同市公園施設管理課によれば、亀城公園の園舎は「特定動物」飼育の許可を28年まで取っていたが、新たな動物を飼育する計画はなく、このまま廃止される見込みという。(相澤冬樹) ➡亀城公園のサルの過去記事は2019年1月11日付、同12月22日付 【15日午後1時5分】3段落目、戦豆の社長名に誤りがあり削除しました。
クリスマス間近 金管ハーモニーを 筑波大生らが企画・運営
2023年11月14日
筑波大学の学生を中心に企画・運営されているクラシックコンサート「つくばリサイタルシリーズ」の第14回目となるコンサートが12月16日、つくば市竹園、つくばカピオ ホールで開催される。読売日本交響楽団(東京都千代田区神田錦町)の金管セクションが公演する。題名は「読響プラス―クリスマスに贈る金管のハーモニー」だ。 同楽団の金管セクションがつくばリサイタルシリーズに出演するのは、2019年1月14日に行われた第7回コンサートに引き続き二度目となる。出演者は、桒田晃(トロンボーン)、辻本憲一(トランペット)、次田心平(チューバ)、日橋辰朗(ホルン)、尹千浩(ユン・チョノ=トランペット)だ。 つくばリサイタルシリーズ実行委員の加藤千尋さん(同大障害科学類3年)は「金管五重奏のすばらしさがまずある。その上で、見ているお客様との距離の近さ、一緒に盛り上がる形のコンサートという点が特徴的だと思う。コロナ禍の制限が緩和している中で、演奏会ならではの魅力を感じられるコンサートになるはず」と話す。 新たに留学生や外国籍住民にも広報 2012年に始まったつくばリサイタルシリーズだが、10年以上が経ち、組織体制も充実してきている。筑波大学の学生を中心に運営がなされており、クラウドファンディングでの資金の調達や会場の運営なども学生によって行われている。現在、実行委員会のメンバーとして活動している人数はおよそ30人で、中心的に活動するメンバーも多くなってきているという。 今回、筑波大学に通う外国人留学生や外国籍の住民などに向けた広報を新たに始めた。「これまでも留学生などが来場することは多かった。しかし、日本語のみでの告知や案内だったので、そうした方にコンサートの情報が届きやすい環境はつくれていなかったと思う。委員会の体制が充実してきたこともあり、大学の留学生が多く住む宿舎などに英語のポスターを貼ったり英語での告知文を作成したりしている」と加藤さん。 つくばリサイタルシリーズの趣旨は、いままでクラシックになじみの薄かった人が気軽にクラシック音楽を楽しむ環境をつくることであり、そのための様々な工夫をこれからも行っていきたいと意気込む。 12月の開催となる第14回のテーマは「クリスマス」だ。「少し早いが、クリスマスのムードを楽しんでもらえたらうれしい」と加藤さんは語った。企画の創設者である同大の江藤光紀教授(比較文化学類)による新曲も披露される予定だ。(山口和紀) ◆第14回コンサートは12月16日(土)午後1時30分開場、午後2時開演。チケットは一般1500円(税込み)、大学生無料。事前申込必要。つくばリサイタルシリーズの情報は公式ブログで発信されている。現在、開催に向けたクラウドファンディングも実施中だ。
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