水曜日, 4月 8, 2026

土浦日大、多賀・神永を攻略し3回戦へ【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は6日目の14日、3球場で6試合が行われた。ひたちなか市民球場の第1試合、土浦日大は注目の右腕、神永耀生を攻略し、多賀に勝利した。 土浦日大は序盤から徐々にリードを広げ、終盤に突き放す展開。多賀は8回に4点を追い上げたが力尽きた。「攻撃では攻めるべきところで攻め、良さを出すことができ、必死になって食らい付いてくる相手を引き離せた」と土浦日大の小菅勲監督。 土浦日大の先発はエース小谷野奨大。多賀は1回戦で温存したエース神永が満を持して登板。昨夏の県独自大会で常総学院を破ったことで脚光を浴び、今大会の注目投手の一人だ。 神永は6回まで8四死球ながら要所を締めるピッチング。これに対し土浦日大打線は4安打に犠飛や暴投を交え、1点ずつコツコツと加点。流れが来たのは7回。先頭の芹沢優仁主将が四球で出塁し、続く4番・菅野樹紀、5番大島優太朗が連続長打。さらに下位打線の小菅成、大木莉生、小谷野の3連打でこの回4得点。7-1とリードを広げた。 主砲・菅野はダメ押し弾も 小谷野は4回に2安打で1点を失ったが、それ以外は散発2安打で多賀打線を抑えていた。ところが8回表、長打3本で2点を許した後、山本琉雅のツーランを浴びて計4失点。ここで山田奏太が救援に向かい、残りイニングを2安打無失点で抑えた。土浦日大はその裏、菅野がお返しとばかり2点本塁打を左翼席へ放り込み、試合を決めた。 「神永君は若干疲れもあったようだが、彼を打てたことでベンチも非常に活気が出てきた。小谷野は100球くらいから継投も考えていた。よく投げてくれたし次は暑さにも慣れ、もっと良くなると思う」と小菅監督。 「序盤は苦しかったが終盤に粘りを見せ、その後も打線がつながり、いい試合ができた。神永投手はストレートに力がありスピードもあるので、それをはね返そうと練習でやってきたことができてよかった」と菅野。 「挑戦者の気持ちで臨み、途中受け身になってしまったが、厳しい中でも自分たちの力を出しきれた」と芹沢主将。神永対策としてはバッティングマシンを使い、140キロを目で慣らして練習してきたという。「神永投手をしっかり打つことができたので勢いが出て、自信をつかむきっかけにもなった。今後も一戦必勝で、目の前の試合を勝っていきたい」(高橋浩一)

通学路の草刈り作業中また石跳ね事故 つくば市

つくば市は13日、同市高野の市道で、市の委託業者が市道の草刈り作業中、小石が跳ね、隣接する市すこやか給食センターに駐車していた従業員の自家用車のガラスが割れる事故があったと発表した。 同市では今年5月、草刈り作業中に石跳ね事故が相次いで発生し、全委託事業者に作業中のバリケードの設置など、安全対策の徹底を指導した矢先だった。 市道路管理課によると、12日午前9時から午後0時ごろまでの間、草刈り機2台で作業をしていたところ、約10メートル離れた給食センター豊里に駐車していた軽自動車のフロントクォーターガラスが破損した。車内に人はおらず、けが人はいないという。 除草作業を実施する場合、市の仕様書にはフェンスなどのバリケードを設置するよう明記されているが、委託業者は設置してなかったという。 市は再度、改めて全業務受託業者に対し、バリケード設置など適切な保安対策を行うよう指示し、再発防止に努めるとしている。 被害者に対しては、委託業者が謝罪し、補償することを伝えた。

「地球1個分の経済社会」の実現 《ハチドリ暮らし》3

【コラム・山口京子】「SDGs」というアルファベットをよく目にする。2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals)の略だと数年前に知った。「今のままだと人間社会は持続不可能で、どこかでクラッシュする」という危機意識が根底にあるからこそ、「持続可能な社会」の標榜(ひょうぼう)なのだろう。 SDGsは「誰1人取り残さない」「地球1個分の経済社会」の実現という理念を持ち、「世界を持続可能な、かつ強くしなやかな道筋に移行させる変革をしていくこと」が目的のようだ。17のゴールと169のターゲット、262の指標が明記されている。 17のゴールの1番目は「貧困をなくす」。2020年に広がった新型コロナ感染症によって、貧困化は国内外でより進み、一方で富裕層は利益を上げているという。世界の富がどうなっているのか、「世界の名目GDP」(出典・国際通貨基金=IMF)を調べてみた。 2020年の世界の名目GDP総額は84兆4393億USドル。1位が米国で全体の約25%、2位が中国で約17%、3位が日本で約6%。この3カ国だけで48%にも上る。1人当たりGDPは、米国は5位で6万3415USドル、中国は61位で1万0483USドル、日本は23位で4万0146USドル。ちなみに、対象国192カ国の真ん中(96番目)は南アフリカで5067USドル。 GDP総額を世界の人口約78億人で割ると、1人当たり1.1万USドル。この数字を見ると、自分は使いすぎているのか、お金がかかる生活様式を選んでいるのではないかと思わざるを得ない。 日本の資源消費は地球2.8個分 考えさせられたのは、「地球1個分の経済社会」の形はどのようになるのだろうかということ。「グローバル・フットプリント・ネットワーク」によると、世界の全人口が米国レベルの資源消費をすると、地球は約5個、日本レベルなら2.8個、東チィモールレベルでは0.3個必要という。 SDGsの本質的な課題として、「世界の資源消費の総量を減らすこと」「国際的にも国内的にも適正な分配がされること」を指摘する専門家がいる。それなしにはSDGsは実現できないとも…。 高度成長期から今まで、土に還らないものをたくさん生産、消費、廃棄してきた。「土に還らないものは生産禁止」なんていう法律はできないのかしら。これからの技術に期待するよりも、今できることを実行した方が穏やかに暮らせるのではないかしら。 自分の手で掘ったジャガイモはおいしかった。ほんの少しのジャガイモだから、できたことなのだけれど…。(消費生活アドバイザー)

霞ケ浦、投げ合いの延長戦制す 【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は5日目の13日、5球場で10試合が行われた。J:COMスタジアム土浦の第1試合、霞ケ浦は先発の山名健心が牛久の主戦・平山龍太郎と共に延長10回まで投げ合う展開、最後は四球押し出しのサヨナラ決着となった。 牛久は敬遠策が裏目に 試合はエース同士の投げ合い。中盤までに互いに2点ずつ取り合う展開だが内容は違った。牛久は8回までに8安打を放っており、得点も2回は3安打をつなぎ、6回は単打と長打で奪ったもの。一方の霞ケ浦は8回まで3安打、2回の得点は四球と敵失、5回の得点は死球と単打、犠飛で挙げた。 霞ケ浦の山名は「立ち上がりが悪かった。2ストライクからの変化球が甘く入って打たれ、ピンチの作り方も四球やエラーからと良くなかった。途中からは厳しいコースに投げられるようになった」と振り返った。 打撃について新山秀男主将は「チームとしてはライナーや強いゴロを打とうという意識だったが、徹底できなかった。自分としても高めのボールに手を出し、ポップフライやショートゲッツーになってしまった。切り替えて集中したい」と反省。「相手の緩いボールにどっしり構えられず、少しずつ前のめりになってフライを打ち上げた」と高橋祐二監督。 ようやく試合が動き始めたのは9回。霞ケ浦は2安打と犠打、四球で1死満塁、だがここは後が続かずサヨナラのチャンスを逃す。逆に10回表は1死一・二塁のピンチをつくるが、山名が相手の4、5番に対し最後の踏ん張りを見せて切り抜けた。 そして10回裏、先頭の本橋優太郎がセーフティバントで出塁し、3番・飯塚恒介が右翼線を抜く長打、4番・宮崎莉汰が敬遠で無死満塁。だがこの敬遠策は牛久にとって裏目に出た。5番・日渡謄輝へのフルカウントからの6球目がワンバウンドになり、霞ケ浦に勝ちが転がり込んだ。 「うちは毎年出足が遅いが、それにしても苦しすぎたゲーム。バッティングはちょっとしたきっかけで上がるので、冷静になり調子を上げていきたい」と高橋監督。新山主将は「厳しい展開だったが、勝ち切れたことが大きい。次に向けてもう一度修正し、守備から流れをつくる霞ケ浦の野球をやっていきたい」と気を引き締める。(池田充雄)

スイス選手団13日つくば入り 8月2日まで筑波大などで事前合宿

東京オリンピックに出場するスイス選手団の第1陣が13日深夜、事前合宿地のつくば市に到着する(6月2日付)。8月2日まで、マウンテンバイク、陸上、柔道の選手27人とコーチら計51人が市内のホテルに宿泊しながら、筑波大学陸上競技場や柔道場などで練習する。 市オリンピック・パラリンピック推進室によると、第1陣として13日来日するのは、マウンテンバイクの選手1人とコーチ、運営スタッフ、シェフら計6人。夕方、成田空港に到着し、検疫で新型コロナ陰性を確認後、つくば市に向かう。夜11時ごろ市内のホテルに到着する予定という。選手は14日から練習し、18日につくばを離れ、選手村に入る。 第2陣は、陸上の選手23人とコーチら12人の計35人が、競技種目ごとに16日から順次、来日し、筑波大学陸上競技場などで事前合宿を行う。陸上の選手らは種目ごとに8月2日までに順次、選手村に入る。柔道も選手3人とコーチら計10人が16日来日し、21日まで、大学の柔道場で練習などを行い選手村に向かう。 ホテル公表せず 選手団と、付き添いの筑波大スタッフ、市職員、ホテルスタッフは毎日、PCR検査を実施する。選手団はホテルと練習会場を往復するだけで、外出も買い物もしないという。 宿泊するホテル名は公表しない。ワンフロアを貸し切り、食事はホテル内の専用の調理室でスイス人シェフが調理したものを、専用の部屋でとる。ホテルの出入りは、同行する市職員やホテルスタッフらが、一般の宿泊客と接触しないよう注意を払うという。 部活動と区切り設置 練習会場となる筑波大は、新型コロナ対策のため、事前合宿期間中、構内への入場は関係者のみとする。公開練習なども実施しない。一般学生がスイス選手と接触しないよう、動線や施設使用の区域を分けるなどする。 大学の担当者は取材に対し「春学期の期間中ではあるが体育実技の授業はなく、一般の学生が練習場に入ることはない。また練習場所に区切りを設けることによって、部活動で練習場を使用する学生とも接触を避けるようにしていく」と感染対策を示す。 大学構内での移動についても「選手団は決まった経路のみを利用することにしている。アテンド(付き添い)の者が選手とのソーシャルディスタンスをとりつつ同行し、学生との接触がないよう注意喚起を行う」としている。 「歓迎したいが複雑」 人間学群の男子学生(22)は「スイス選手団が来ることそのものを知らなかった」と話した。比較文化学類の女子学生(20)は「スイス選手団が来る話は聞いたことはあったが、今来るのかと驚いた。オリンピックが目の前に迫っているという感覚が全くない。大変な時期にわざわざ来るのだから歓迎したい気持ちはあるが、なんだか複雑な気持ち」だと話した。 学生とスイス選手団の交流イベントについて大学は「対面でもオンラインでも、今のところ実施の予定がない」と話した。 事前合宿はもともとは6競技の選手らが予定していた。体操、フェンシング、トライアスロンの3競技は事前合宿を取り止め、直接、選手村に入るという。(山口和紀)

「ボーン ディス ウェイ」 《続・平熱日記》89

【コラム・斉藤裕之】「先生、どうやって学校に来てるんですか」「車」。すると隣の男子がすかさず、「軽トラ!」というツッコミ。春先に買った中古の軽トラはその後期待通りの活躍をしているのだが、実はもうひとつの役割があったのだ。「実はねえ、長女が子供を産むためにうちに帰ってきているものだから、いつも乗っている乗用車を娘夫婦に貸しているんだよ。それにしても、なんで私が軽トラで来ているのを知ってるの?」「だって見たもん!」 別に隠すこともないが、冷やかされるのも面倒くさいと思って、生徒たちが大方登校し終わったころを見計らって、軽トラで校門を通過するようにしていたのだが…。しかし、たまたま遅刻気味のこの生徒に目撃されていて、「軽トラ先生!」と冷やかされるはめになった。 高校生だったころ、古典のK先生はセピア色の軽自動車に乗って学校に来ていた。先生のご自宅の近所に住む合田君は、「K先生の家は米屋で、あの軽自動車でよく米を配達するんよ」と教えてくれた。カラカラというやや非力なエンジン音が聞こえると「お、K先生の米屋カーじゃ!」と冷やかしていた。先生はそんなことを気にもなさらず、さっそうとしておられた。余談だが、K先生のご子息が1学年下にいて、確か現役で赤門をくぐられた。 それから、もう1人思い出すのが筑波大学の芸術系のある先生。とてもきさくでユーモアのセンスに富んだ方で、教え子の方々からも厚い信頼を得ておられたようだ。ある日、その先生がやや薄汚れた軽自動車から降りて来られるのを目撃した。地位も名誉もあるのに、メンツや外聞を気にしない。そんな先達のたくましい姿を思い出しつつも、「でもやっぱ、さすがに軽トラはねえな」。なにしろ、私の見てくれは明らかに工事関係者。 チャイルドシートが届いた さて、大きな荷物が届いた。チャイルドシートだ。若い夫婦は早速それを私の車に取り付けた。もうすぐこのシートに乗って赤ん坊が帰ってくる。とにかく元気な子であってほしいと願うばかりだが。 登校時間の校門には生徒を乗せてくる車が次々とやって来る。国産車に交じって、高級な欧州車も少なくない。その間隙をついて、その日も軽トラで校門を通過。梅雨の晴れ間で、朝から気象予報士が「洗濯日和」を連呼していた。午後1時過ぎ。帝王切開にて3700グラムの男児を無事に出産という知らせ。すぐに動画が届いた。元気な産声を上げる立派な赤子と安心したような顔の長女。「でかした!」 待てよ、軽トラにはチャイルドシート付けられないなのかなあ。軽トラのモノラルラヂオから、ややこもり気味にレディ・ガガの曲が流れた。「ボーン ディス ウェイ」。(画家)

コールド勝ちでつくば秀英、常総に続く【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会は4日目の12日から2回戦に入り、5球場で10試合が行われた。つくば・土浦勢では常総学院がつくば工科に6回コールド勝ちし、つくば秀英も投手2人で緑岡をシャットアウト、7回コールド勝ちした。土浦湖北は延長10回サヨナラ負け、土浦一は常磐大に及ばなかった。 救援の檜垣力投で零封リレー つくば秀英は3回裏、遠山剛史が右前打で出塁し、西山悠人の左前打で1死一・三塁とすると、佐藤慈恩主将のスクイズで1点を先制。5回には金井田豪が左翼へ2点適時打を放つ。6回には3四死球から佐藤の左前打などで2点を加え、7回には桐原未来が右翼へ2点二塁打。これで7点差としてコールド勝ちが成立した。 緑岡はつくば秀英の先発・遠山に対し毎回走者を出すものの、3回1死一・二塁のダブルプレーなどでチャンスを広げられず、5回途中からは救援の檜垣力渡の前にノーヒットで終わった。 「真っすぐが好調で、コントロールも良かったので思い通りの投球ができた。緑岡打線は3、4番が長打があるので一発を警戒した。先輩の夏を絶対に壊さない、何としても抑えてやるという強い気持ちで投げた」と檜垣。 先頭打者で3安打1打点と打線を牽引した西山悠人は「初戦の難しさはあったが、先発の遠山が頑張っていたのでチャンスを作ることができ得点につながった。常総学院には秋に悔しい負け方をしたのでリベンジしたい。甲子園に向かって一戦必勝で全力で戦う」と誓った。 先制のスクイズやその前の送りバントについて、森田健文監督は「常総との対戦ではバントミスから1-0で負けたので、今日は送るときは送るなどしっかりと小技でつなぎ、一人一人が役割を果たせた」と振り返った。次の常総学院戦については「第1シードの相手に対し、挑戦者の気持ちで思い切りぶつかる」という。(池田充雄) 湖北は終盤追い付くも延長で力尽く 土浦湖北は8、9回に3点差を追い付く粘りを見せ、延長に持ち込んだが、10回裏に力尽きた。 1-4で迎えた8回、土浦湖北は2死一塁から代打攻勢をかけ、1人目の清水俊介が四球を選び、2人目の野口彗太が左翼線への適時打で1点を返した。9回には四球と敵失、犠打で1死二・三塁の好機をつくると、稲葉悠太の内野安打と福田雄大の内野ゴロで同点とした。だが10回裏、先頭打者の中前打で無死三塁のピンチをつくると、次打者への5球目が暴投となり、無念の幕切れとなった。 敗戦投手となった塙康介主将は「外角への直球を投げるつもりが、力んで引っ掛けてしまった。スクイズも頭にあった」と振り返った。捕手の野口は「自分のせい。どんな球でも止められないといけない。ああいう形になって3年生に申し訳ない」とくちびるを噛んだ。 塙は投手経験はなく初の公式戦登板。エース紺屋憲人の故障により急遽1か月前から練習を始めたばかりだった。先発を務めた古川拓海は6回に疲れから制球が乱れ、一度は紺屋につないだもののやはり無理があり、8回からは塙がマウンドを守っていた。 「古川にはあと2イニング行ってほしかったが、暑さでスタミナが切れてしまった。コロナ禍で例年のような合宿や遠征などができず、苦しい場面で踏ん張る経験を積ませられなかった。内面的弱さが残っている世代で、それが大事なところで出てしまった。下級生には勝負の厳しさを感じてもらいたい」と、小川幸男監督は振り返った。(池田充雄)

濃厚接触はサッカー部の土浦市職員ら12人 聖火リレー担当者感染で

東京オリンピックの聖火リレーで交通規制を担当していた土浦市の30代男性職員が新型コロナウイルスに感染していた問題(10日付)で、男性職員の濃厚接触者は、7日夜に市役所サッカー部で一緒に練習した市職員10人と外郭団体職員2人の計12人であることが分かった。 男性職員は7日夜8時から9時30分まで実施されたサッカー部の練習に参加した。プレー中はマスクをはずして練習したという。 市広報広聴課によると、12人は10日から自宅待機しており、12日から順次、最寄りの保健所でPCR検査を受ける。陰性が判明するまで自宅待機となる。12日時点で、症状が出ている職員はいないという。 男性職員が所属する市役所4階の下水道課を含め、市役所では12日から通常通り業務が実施されている。 一方、市スポーツ振興課によると、男性職員は、聖火リレーが実施された5日午後4時10分から6時まで、ゴール地点の市役所から約500メートル亀城公園寄りの裏通りで、車両の進入を規制する交通規制を担当していた。聖火リレーのルートとなった駅前通りの沿道には当時、大勢の市民が集まったが、沿道の交通規制は担当しておらず、聖火リレーでの濃厚接触者はいないという。

立花隆と橘孝三郎 《邑から日本を見る》91

【コラム・先﨑千尋】「反骨精神持つ水戸っぽ」「知の巨人」と言われた立花隆(本名:橘隆志)さんが4月30日に80歳で亡くなった。長崎市で生まれ、親の仕事の関係で中国に移り、戦後は水戸市で育った。2年時に水戸一高から都立上野高校へ転校したので一緒に学んだことはないが、立花さんは元水戸市長の佐川一信さんと仲が良かったようで、本とモノ書きが大好きな私は、レベルは格段に違っても勝手に先輩、兄貴分だと思い込んでいる。 よく知られているように、立花さんを一躍有名にしたのは、1974年に月刊『文藝春秋』に「田中角栄研究-その金脈と人脈」を発表し、田中角栄首相が失脚するきっかけを作ったことだ。ウィキペディアでは、立花さんの職業を「ジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家」としているが、そういう一般的な分類ではとらえ切れない人だった。 立花さんの著作は、田中角栄や日本共産党、農協、天皇と東大、宇宙、脳死、インターネットなどあらゆる分野にまたがり、私にはとても読み切れない。自分ががんと診断され、手術を受けたときは、そのことすら叙述の対象とした。『立花隆の書棚』(中央公論新社)を見ると、歴史、政治、文学、聖書、哲学、自然科学など10万冊を超える蔵書は、「すごい!」の一語に尽きる。関心のあるテーマについて徹底的に調査、分析して、社会に伝える手法を採った。万巻の書はそのために必要であり、それらを丹念に読み込んだ。 現在、佐川文庫を主宰する佐川一信さんの姉、千鶴さんは「茨城新聞」の取材に「本が体にくっついているような子だった」と述べているが、その本の読み方も、書棚の端から順に全部を読んでいたという。同紙には「(水戸市の)川又書店に弁当持参で行った」ということも書いてあり、本に対する執着は並大抵、尋常ではなかったようだ。知りたいという欲求は、性欲や食欲と並ぶ重要な本能的欲求だと位置づけている。 歴史に呼ばれて生まれてきた 立花さんの逝去に対しては多くの人が追悼文を書いているが、その中では『サンデー毎日』7月11日号の保阪正康氏の「立花隆は歴史に呼ばれてこの世に生まれてきた」がよかった。「(日本の運命は)ほとんど滅びるのが確実」という立花さんの見方を紹介し、同世代の責任として「自らの世代が背負い込んだこの時代の人類史上の問題を抽出し、次代の人たちに書籍として残す。人間本来の存在を、歴史上の哲学者や思想家の解明を整理し、新しい視点を浮かび上がらせて、人類上の方向性を示す」ことを課題とした、と書いている。モノを書く一人として肝に銘じなければ、と思う。 右翼の思想家・橘孝三郎は、立花さんの父親のいとこで、ごく近い関係だ。だが、千鶴さんは、立花さんとは孝三郎や愛郷塾の話はタブーだったと言う。先の『立花隆の本棚』には、明治維新や二・二六事件の本は出てくるが、五・一五事件を含めて愛郷塾や孝三郎の本は少ない。「ぼくの親戚には五・一五事件の関係者がいます。橘孝三郎といって」とあるのみだ(527ページ)。保阪氏の追悼文には「農本主義者の橘孝三郎」には触れているが、立花隆との関係については書かれていない。他の人の評伝を見ても2人の関係を誰も書かない。なぜなのか、私には分からない。この際、改めて孝三郎に光を当ててみるのも面白いと思う。(元瓜連町長)

土浦三、5回コールド発進【高校野球’21】

第103回全国高校野球選手権茨城大会3日目の11日、3球場で1回戦6試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では、序盤から打線が勢いづいた土浦三が14-1の大差を付けて玉造工に大勝した。大会は12日から2回戦に入り、常総学院など強豪校が登場する。 土浦三は1回に藤田寛大の三塁打を皮切りに打線が爆発。続く薄田匠篤が二塁打を放った上に、主将の田口雄大の三塁打などが続き、打順が一巡しても勢いが止まらず計8点を先取した。 土浦三が2回、3回と安定して得点を重ねる一方で、マウンドに立った前田隼利や土浦三守備陣が玉造工の打線を抑え、4回終了時までは14-0と無失点で試合が進んだ。 5回、玉造工に失点を許す場面があったものの大勢には影響なく、そのままコールド勝ちを収めた。 坂本佑真監督は「バッティングのチームなので、いい形で先制できた。うまく(流れに)乗ってくれた。(今回は)点数を取り過ぎたところはあるけど、(境との)次戦は細かいところまでしっかりとやって、一球一球集中してやってくれれば」と語った。 田口雄大主将は「初回を無失点で抑えた中で、初回の攻撃も走塁ミスやプレーミスも無く常に先の塁を狙ってプレーすることができたので、その結果初回に8点取ることができたのかな」と振り返った。 今回で初めて先発投手として登板した前田は、5回の失点について「前の回に最後のバッターだったので休憩ができずに体力を欠き、最後に球が浮き始めて捕まった。変化球が浮き気味だったので、変化球でカウントを取れるようにしていきたい」と次戦に向けての改善点を示した。(崎山勝功)

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