土曜日, 5月 4, 2024

土浦の雛まつり開幕 干支のいぬテーマに創作雛も

【谷島英里子】「土浦の雛(ひな)まつり」が4日、土浦市中央1丁目の土浦まちかど蔵「大徳」「野村」会場を中心に市内134店舗で始まった。大徳では土浦の商家に伝わる明治時代のひな人形の展示や干支(えと)の戌(いぬ)をテーマにした手作りの人形がお目見えした。期間は3月3日まで。 大徳では「花咲じいさん」と「ワンちゃん大集合」と題した創作雛が所狭しと飾られた。7段のひな階段には、干支のいぬの顔を施した創作ひなが展示されるなどユニークな作品もあった。 参加店にはつるし雛や創作雛が展示されている。今年も一部店舗でお茶やお菓子のサービス、和服来場者へのプレゼントがある。協賛店のスタンプラリーもあり、土浦駅前通り、中城通り、本町通り、亀城公園周辺の4エリアの店舗でスタンプを集めて応募すると抽選で景品をプレゼントする企画もある。 問い合わせは主催の市観光協会(電話029・824・2810)まで。

土浦出身の大関高安が豆まき 5日、木田余の宝積寺

【谷島英里子】きょう3日は節分。土浦市木田余の宝積寺(飯山孝之住職)で5日、節分会が行われ、同市出身の大関高安関(田子ノ浦部屋)、田子ノ浦親方、前頭四枚目の荒鷲関(峰崎部屋)が本堂から豆まきする。 節分は厄年や還暦を迎えた男女が豆をまき、1年の健康を願う行事。同寺の節分会は、伝統文化を体験してもらおうと、木田余地区長会、同地区子ども育成会、資源保全会が協力して開催し6年目となる。 今年も高安関らが参加し、高安関と荒鷲関の色紙が当たるおひねりやお菓子などもまくという。豆まき後には力士と握手ができる交流会も設けている。 飯山住職は「豆まきをする家庭が減少しているので子どもたちにも参加してほしい。力士とも交流して楽しい時間にしていただけたら」と話している。 節分会は午後3時30分から、法要後に豆まきをする。問い合わせは宝積寺(電話029・821・6731)まで。

節分に向け恵方巻商戦ピーク

【崎山勝功】3日の節分に向け、恵方巻(えほうまき)商戦がピークを迎えている。スーパー、コンビニ各社や外食産業などがこぞって参入し、PRに余念が無い。 大手スーパー、イオンつくば店(つくば市稲岡)では、すし売り場に特設コーナーを設けて販売に力を入れる。飲食店ガイド「ミシュランガイド東京」で7年連続三ツ星を受賞したすし店「鮨(すし)よしたけ」が監修した「極(きわみ)恵方巻」(税込1058円)を中心に、魚介類やローストビーフなどの具材を取り入れた各種恵方巻を売り出している。 「極」は、エビ、煮アナゴなど8種類の具材を使った太巻きずし。のりは、1月下旬に佐野厄除大師(栃木県)で祈祷を済ませたものを使うなど随所で差別化を図っている。 2日、同店の売り場を訪れた土浦市の60代主婦は「夫婦2人で食べます」と恵方巻を買い求めていた。 イオンの広報担当者によると今年は、通常サイズ(約18㎝)よりも半分の長さのハーフサイズが増えており、種類の違うハーフサイズを3本パックにまとめ、食べ比べを楽しめるよう工夫しているという。 恵方巻を広めるきっかけを作ったコンビニ店でも、1月ごろから店内に恵方巻の模型やPRポスターを掲示し販売している。イワシ1匹の塩焼きを丸ごと包んだ「まるごといわし巻」など、意表を突いた商品を出す回転すしチェーン店もある。  

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