ホーム スポーツ

スポーツ

ツンデレの白馬がやってきた 筑波大馬術部に元競走馬

【山口和紀】筑波大学体育会馬術部の厩舎(きゅうしゃ)=つくば市天王台=に2月はじめ、元競走馬の白馬がやってきた。サラブレッドの牡(おす)、15歳。現役時代の名前はバロンビスティー、JRA(日本中央競馬会)美浦トレセン所属で、2008年から11年に国内22戦4勝の成績を残した。白く美しい芦毛の馬体で、引退後は東京競馬場の誘導馬として活躍し、ファンも多かったそうだ。 筑波大に移籍し「桐杏(とうあん)」と命名された。由来は、大きな身体で、杏(あんず)の花のような白さと美しさから連想したという。日本産の牡サラブレッドには、「桐(とう)」という文字に一文字足して命名する同部の慣習にならって命名した。 部長の松田森樹さん(生物資源学類3年)によると「桐杏は少し気難しいところがある。かまって欲しそうにしているが、近づき過ぎると怒る。あえて言うなら“ツンデレ”みたい」だそうだ。 馬術部には「桐杏」を含めて11頭が在籍し、馬術部の部員は14人。全員が大学に入ってから馬術を始めた。松田さんは「生き物への関心が元々あって、入学後の体験で馬に乗ったときに『この部に入ろう』と思った。馬術部の面白さというのは、生き物を相手にすることにあると思う」と話す。 馬術競技には大きく「馬場」「障害」「総合」の3種目がある。同大は特に総合馬術に力を入れているという。他の馬場馬術や障害馬術は、それを得意とする馬種が多く在籍する私立大学が一般的に強い。筑波大馬術部は引退した競走馬、つまりサラブレッドが多く在籍するため、その特性を活かすためには総合馬術が最も適しているそうだ。 「馬との距離の近さ」が大学馬術の特徴だ。部員それぞれが1頭の馬の世話を担当している。持ち回りで担当するが、365日、毎日4回の餌やりも欠かすことはできない。「プレーヤーとマネージャー、そしてトレーニング。これら全てを自分で担当することで得られる奥深さは魅力的。毎日毎日、馬も人間の調子も違うため、新しい発見がある」と内窪夏希さん(教育学類2年)は話す。他競技であれば言葉で話すことで通じ合えるが、馬術は違う。「チームメートは馬。言葉は通じない。『ちゃんとやって』と言ったとしても伝わらない。その難しさと面白さが馬術にはある」そうだ。 馬術部では同大の学生と教員向けに体験乗馬を随時行っている。連絡先は馬術部ツイッター(https://twitter.com/tsukuuma)へ。部活への入部はいつでも歓迎。学外者への一般開放は現在のところ行っていない。  

親子で体験、パラスポーツに白熱 つくばで「2020」

【田中めぐみ】オリンピックイヤーに合わせて、市民がパラリンピックスポーツを体験するイベント「つくパラ2020」(カスミ主催)が9日、つくば市流星台、桜総合体育館で開かれ、親子連れなど多くの来場者でにぎわった。 皆が一緒にいきいき暮らせる共生社会を目指そうと、東京ガス、関彰商事が共催した。 会場には、白い目標球にカラーボールを投げ、どのくらい近づいたかを競うボッチャ、針のついていないピンを的に当てるハンドアーチェリーなど、5つの障害者スポーツの体験ブースが並び、親子連れなどが列を作った。 サッカー元日本代表で鹿島アントラーズの中田浩二さんが登場し、大勢の親子連れらが見守る中、車いすバスケットやブラインドサッカーなどに自ら挑戦。ゴールを決めると大きな拍手が起こった。 市内から参加した強瀬(こわせ)菜乃葉さん(11)と阿川凛央さん(11)は「学校でイベントのチラシをもらって参加したいと思い、誘い合って来た。卓球バレーが結構白熱した」と話した。同じく市内から親子で参加した伊藤朱莉(あかり)さん(10)は、別府花音(かのん)さん(10)と共に「ボッチャを体験してみたい」と挑戦し、体験後は「楽しかった」と顔をほころばせた。 主催者の小浜裕正カスミ会長は「つくば市はSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを推進している。パラリンピックスポーツを体験する機会は少ないので、市民にもっと知ってもらおうと開催した。一企業としてこういう場をもっとつくって毎年毎年より大きな活動にしていきたい。つくば大会、茨城県大会などをつくっていけたら」などとあいさつした。五十嵐立青市長は「障害者スポーツの可能性は大きい。継続して地域に根付いて初めて意義のあるイベントになる」などと話し、盲導犬と歩行体験するデモンストレーションを見せた。 https://www.youtube.com/watch?v=wWIk4jptUfE&feature=youtu.be

つくばに「ご当地スポーツ」 200人が全5種目を体験

【山口和紀】つくばに「ご当地スポーツ」ができた。全5種目のご当地スポーツを体験するイベントが2日、つくばセンター広場(同市吾妻)で催され、親子連れを中心に約200人が「つくば」と「ゆるスポーツ」の融合をテーマに作られたオリジナルのスポーツを楽しんだ。 主催したのはつくば市と、コワーキングスペース「アップツクバ」などを運営するfor here(フォーヒア)。監修を世界ゆるスポーツ協会が担当した。「ゆるスポーツ」はスポーツの得意不得意などを問わず、誰もが「ゆるっと」楽しむことができることを目的にしている。 昨年12月から2回の会合を開き、参加者はそれぞれがチームに分かれオリジナルのスポーツを考案した。for hereの江本珠理さんは「イベントの趣旨は、関係人口を増やすこと。千葉から来た参加者もいる。イベントをきっかけにつくばに関心を持ってくれる人が増えればうれしい」と話した。 5種目のうちの1つ「ペタウェイ」は、電動の立ち乗り自転車「セグウェイ」と元素記号の融合がテーマだ。つくば市は「モビリティーロボット実験特区」としてセグウェイの公道走行が認められていることからテーマになった。ルールは「元素」をモチーフにしたボールを「セグウェイ」に乗った的(まと)役の人に投げ、的に当たった「元素」がH2OやCO2のようにそろうと得点になるというもの。考案したチームの板谷隼さん(筑波大学大学院2年)は「僕らのチームはセグウェイがテーマ。最初はセグウェイにカゴを載せて、プレーヤーはボールをカゴに投げ入れるというルールだった。後から研究学園都市らしさということで『元素記号』要素を入れて、このような形になった」と話した。 立教大学池袋高校の数理研究部が考案・開発した「谷田川エクスプレス」はバーチャルリアリティー(VR)を使ったスポーツ。参加者はメガネ型のディスプレイ「ヘッドマウントディスプレイ」を装着し、映し出される仮想の「谷田川」で渡し船をこいでゴールを目指す。開発した山崎友也さん(同校2年)さんは「もともとVR作品のコンテストに参加していて、それを見たつくば市の担当者が今回のイベントに誘ってくれた。ゲームは部活の先輩と専用のソフトを使って開発した。コンテストのために作ったものだが、お客さんに楽しんでもらえたらありがたい」と話した。 ほかには、祭ばやしのリズムに乗せて「山菜採り」を行う慶応大学商学部の学生チーム考案の「アブウド採らず」、筑波大院生らが作成した「ガマの油」を集めるVR競技「ガ筋肉(マッスル)」、つくばの特産品である「芝」をテーマにした「筑波つくばおろし」などがあった。 主催者の江本さんは「申し込みは100人を超え、当日申し込みの方もたくさんいた。大勢の人に参加してもらえたのがうれしい」と語り、「ご当地スポーツを作る過程で、つくばが芝の名産地であることなどたくさんの発見があった。10歳の子どもから社会人まで、対等に関わりあってスポーツを作っていくことができたのが良かったと思う」と話した。

大相撲高安関、土浦の激励会で巻き返し誓う

【池田充雄】土浦市出身の関脇、高安関の激励会(高安土浦後援会主催)が2日、同市城北町のホテルマロウド筑波で開かれた。高安関はこの日、田子ノ浦親方や部屋の若手力士10人と同市木田余の宝積寺で節分の年男を務めた後、会場入り。中川清会長や安藤真理子市長らの励ましを受け、「土浦の皆様には日頃よりご支援いただき、恩返しするべく取り組んでいる。これからも精一杯努力し、土浦の名を少しでも全国や世界に広めたい」とあいさつした。 大関復帰を懸けて臨んだ先月の初場所は、けがの影響から思うような相撲が取れず6勝9敗と負け越し。それでも休場せず土俵に立ち続け、最後は2連勝で来場所に期待をつないだ。この日の取材に、高安関は「結果を出せず申し訳ない思いがあった。もう一度鍛え直して気力体力を充実させ、必ず大関に返り咲くとともに、その上の番付を目指して精進していきたい」と誓った。 激励会に集まったファンは約350人。握手や記念撮影には長蛇の列ができた。土浦市田村町の石神道代さん(62)は「十両のころから応援し、テレビ中継は必ず見ている。今は調子を落としているがまだ若いし真面目なので絶対大丈夫。けがを治して体も絞り、コツコツと頑張ってほしい」と期待を述べた。 地元では高安関にあこがれて相撲の道を目指す若者も増えている。弟弟子の序二段・飯塚はつくば市大穂出身。「基礎から全部教えてもらった。教え方も優しいし面倒もみてくれる」と話す。今春から入門予定の高須瑠希亜君(稲敷市出身、霞ケ浦高付属中)は「普通に話すと優しいが相撲を取っているときは格好いい。高安関みたいに強い力士になりたい」と目標を語った。

パラスポーツ体験しよう! 2月9日、つくばで「2020」

東京オリンピック・パラリンピックオフィシャルパートナーの東京ガスは2月9日、地元企業のカスミ、関彰商事などと「障害者スポーツを体験しよう つくパラ2020」(カスミ主催)をつくば市桜総合体育館で開催する。 東京パラリンピック正式種目の車いすバスケットボール、ブラインドサッカー(5人制サッカー)、ボッチャのほか、ハンドアーチェリー、卓球バレーなど障害者スポーツをだれでも体験できる。 オリンピックイヤーに合わせて、皆が一緒にいきいき暮らせる共生社会を目指そうと、つくば地域で活動する企業や団体がメッセージを発信する催しだ。 ブラインドサッカー日本代表強化指定選手を輩出する筑波技術大(つくば市)チームの「アヴァンツァーレ」、各地で車いすバスケットボールの体験会を開いているシッティングスポーツ協会(土浦市)などが参加する。ゲストとしてサッカー元日本代表で、鹿島アントラーズの中田浩二さんが来場し市民と一緒に障害者スポーツに挑戦する。 ほかに常磐大学(水戸市)の学生とオリンピックの応援を盛り上げるフェイスペイントを体験したり、アイマスクをして盲導犬と歩行体験をしたりできる。つくば市内の福祉団体による障害者手作りのクッキーやお菓子の販売もあり盛りだくさんだ。 東京ガスつくば支社の樽井謙尚広報課長は「パラリンピックスポーツを体験する機会は少ないので、楽しみながらぜひ体験していただければ」と話している。 ◆「つくパラ2020」は2月9日(日)午前10時~午後4時、つくば市流星台63、市桜総合体育館で開催。参加費無料。事前予約不要でだれでも参加できる。当日は体育館用の上履きを持参する。問い合わせは電話029-850-1824(カスミ環境社会貢献部)

【霞ケ浦を遊ぶ】1年越しのリベンジへ 冬の味覚ワカサギ釣り

【田中めぐみ】記者は今年1月、土浦港―ラクスマリーナ(土浦市川口)のイベント「手ぶらでワカサギ釣り体験」に参加した。まったくの初心者、それも午前中限定の“腰かけ気分”では、懇切丁寧な指導にもかかわらず釣果はゼロの残念な結果だった。1年越しのリベンジへ、改めて体験イベントを振り返る。 エサの「サシ」にひるむ 2018年の霞ケ浦北浦のワカサギ漁獲量は177トンで全国第4位。ワカサギ漁の最盛期は10月から3月ごろで、寒くなる秋から脂がのってくるが、霞ケ浦では毎年、産卵期の親魚の保護のために春の禁漁期間がある。2020年は1月21日から2月末日まで。採捕禁止期間は産卵後の5月1から7月20日にも設けられている。 体験イベントは春の禁漁期を前にしての開催。旬のワカサギを狙って朝10時、続々とラクスマリーナ事務所前に人が集まってきた。本来ラクスマリーナ内は釣りの禁止区域だが、この日は特別に開放され、大人と小学生の子ども、合わせて25人が参加を予定していた。釣りは全くの初心者でも、道具類はすべて貸してくれるというので安心だ。桜川漁業協同組合の組合長、鈴木清次さんをはじめとする3人の組合員さんとマリーナの職員さん1人が指導についた。 釣り糸には釣り針が5つ付いており、それぞれの釣り針にピンク色の「サシ」というハエの幼虫をひっかけていく。自分で付けろと言われると少しちゅうちょするが、組合員さんがエサ付けも全部やってくれる。至れり尽くせりだ。 ゆったり時間が流れるだけ 桟橋に行き、いよいよ釣り始め! リールの使い方が分からないでとまどっていると職員さんが丁寧に教えてくれた。「気長な人より気が短い人の方が良く釣れる。気が短い人は釣るために試行錯誤するので釣れやすい。場所を変えるのもいいですよ」と聞き、どんどん場所を変えながらトライしてみることにした。 ほどなくして、近くで釣れたという人が出た。全長12センチほど。銀色の透き通った体がきらきらと美しい。確かにワカサギがいるようだ。「よーし、自分も!」と意気込む。 が、どんなに待っても手応えはない。そろそろとリールを回して引き上げてみるも、エサは付いたままだ。「ワカサギは暗く冷たいところにいる」という組合員さんのアドバイスを聞き、日陰に場所を変えてみた。しかし、やはり何の手ごたえもない。別の桟橋からは「釣れたー!」という女の子の声が聞こえてきた。 長い竿でチャレンジしている隣の男性2人も釣れないようで首をかしげている。 釣れなくとも水平線と青空を眺めているだけで心地よい。静かで冷たい空気の中、鳥が飛んでいくのを見ながら、釣り糸を垂れる。それだけで心が洗われていくようだ。ゆったりとした時間が流れる。なんとか1匹は釣り上げたい。ワカサギが隠れて居そうなボートと桟橋の間の日陰に場所を移した。 ワカサギヒットか 残り時間20分ほどになったころ、急にぐんっと釣り糸が引っ張られる感覚があった! 「あっ、ちょっと、待って!」 かなり強い力だ。しかし、落ち着いて対応しなければならない。静かに腕に力を込めていると、ふっと糸が緩まった。逃げられてしまったようだ。だが、ワカサギはこれほど強い力だろうか。そろそろとリールを巻いてみると、一番上の餌がない。やはり何かが食いついたのだ! 隣の男性を見ると、こちらの慌てぶりを見ていて互いに苦笑い。その後そのまま同じポイントで続けたが結局午前の釣果はゼロに終わった。姿は見えなかったが、それでも魚と1度は勝負できたという満足感があった。午前中のみの参加だったため、今回はここでタイムアップ。 午前は全く釣れなかった人も多かったが、組合長の鈴木さんによると、前年の同時期はよく釣れたのだという。釣れなかった人にも味わってほしいと、組合員さんたち自らが去年獲れたワカサギの冷凍をてんぷらにしてくれた。揚げたてのあつあつをいただく。 釣れなかったのが悔しく、帰宅して改めてワカサギの釣り方を調べた。エサを生きているように見せるために、動かしたり止めたりしなければならないが、自分のやり方は止める時間が短かったかもしれない。霞ケ浦の暗い水底で餌を狙って隠れすむワカサギに思いを巡らせた。 新年も1月11日に開催 今季、霞ケ浦(西浦)のワカサギは豊漁だそう。県水産試験場内水面支場(行方市)では、餌となるプランクトンが多かったことが原因とみている。大きさは例年よりやや小ぶりだが、痩せすぎているわけではなく味も例年とそん色ないという。 食べ方についても、霞ケ浦北浦水産事務所(土浦市真鍋)が12月、コミュニティーウェブサイト「クックパッド」にワカサギやシラウオ、エビなどを使ったレシピを紹介するページ「霞ケ浦北浦水産事務所のキッチン」を開設した。地元漁師の漁師飯や郷土料理、職員の一押しの料理25品のレシピを公開している。釣る前に食欲で釣られてしまいそう。 ラクスマリーナの「手ぶらでワカサギ釣り体験」は2020年も1月11日に開催される。定員10人、参加料は大人1000円、子ども500円、前日までに予約が必要。詳しくはラクスマリーナ(電話029-822-2437)まで。

「進学は回り道にあらず」5選手がプロに 筑波大蹴球部

【池田充雄】筑波大学(つくば市天王台)で23日、来季のプロチーム入団が内定した蹴球部5選手の合同記者会見が開かれた。5人ともJリーグクラブの育成組織出身で、うち4人は元のクラブに戻ってデビューを果たす。プロを目指す選手にとって大学進学はもはや回り道ではなく、将来を見据えた戦略的な選択になったと言えそうだ。(文中敬称略) J1川崎フロンターレに進む三笘薫は、相手の間合いを外すドリブル突破や、創造性に富むパスが魅力の攻撃的MFだ。会見の翌日にはU-22日本代表に合流し、28日のキリンチャレンジカップ・ジャマイカ戦に備えるという。「この試合への思いは強い。活躍すれば東京オリンピックに向けて生き残れる。自分の特徴を生かしながら、チームに貢献できるようなプレーがしたい」 J1コンサドーレ札幌に進む高嶺朋樹は、体の強さを生かした1対1の守備と、左足からの高精度なキックを武器に、守備から攻撃へのスイッチを入れるボランチだ。「3年冬にオファーをもらい即決した。厳しい戦いになるだろうが1年目からスタメンを勝ち取り、試合に出られるようにしたい」 J1ヴィッセル神戸に入る山川哲史は、長身を生かしたヘディングと、クレバーな守備を得意とするセンターバック。「監督から言われた、チームを勝たせられる選手になること。蹴球部のビジョンである、人の心を動かす存在になること。この2つを意識し、今後も目標にしたい」 J2アルビレックス新潟入りするGK阿部航斗は、身体能力に優れ、視野の広さと正確なポジショニングでゴールを守る。「考えてシュートを止めることと、相手が嫌がるような駆け引きを心掛けている。自分の力で新潟をJ1に上げ、ビッグクラブにすることが目標。新潟を象徴するような選手になりたい」 シンガポールプレミアリーグのアルビレックス新潟シンガポールに入団が決まった大川圭為は、瞬発力を生かしたシュートストップや、安定感あるロングキックが長所。同ポジションの阿部と切磋琢磨して成長し、4年後期は正GKに就いた。「来年1年で結果を出さないと先がなく、いい意味であせりがある。自分の努力次第でどれだけできるか、チャレンジしたい」 大学で得た、自ら成長する姿勢 三笘と山川は、ユース卒業時にもプロへの誘いがあったが、「もっと成長したい」「まだプロになれる覚悟がない」との理由で筑波大を選んだ。他の選手も「大学だからこそ学べたことがある」と口をそろえる。それは何だったのか。 一つは、自ら考えて取り組む姿勢だ。トレーニングや栄養管理はもちろん、自分の特徴は何なのかと悩み、それを作り出す努力や、身体能力などの弱点を直視し、プレーでカバーする取り組みなども含まれる。 「サッカーに対する考え方の幅が広がった」と話す選手もいる。ユースではチームのスタイルに合わせた練習ばかりだったが、筑波大では相手の強みを消すためのさまざまな戦い方を学んだ。また、試合や練習以外の活動を通じて、各自がそれぞれの役割を果たして物事を成し遂げることを学び、自分たちも誰かに支えられてサッカーができていることに気付いたそうだ。 小井土正亮監督は「技術の育成だけでなく人間的成長にも、大学が果たす役割は非常に大きい。本学で学んだことを生かし、プレーヤーとしても人としても必要とされる人材になってほしい」とエールを送る。 筑波大蹴球部にはプロ志望以外にコーチやトレーナー、あるいはクラブ運営スタッフなどを目指す部員もいる。技術レベルも人によってさまざまだ。大勢の仲間の中で、幅広い学びが得られる環境は、他大学にはない特徴的なものだという。

【筑波大、26年ぶりの箱根路】㊦ 最後の壁「意識の差」乗り越える

【池田充雄】箱根への最後の壁となったのは、選手たちの本気度だった。6月下旬、全日本大学駅伝の関東地区予選会が開かれたが、その中に筑波大の名前はなかった。予選会の参加枠20校に入れなかったのだ。だが選手たちには悔しさを見せる様子もなかったという。弘山勉監督は「本気でやらないなら、自分が教える必要はない」と迫り、そこから選手たち自身による意識改革が始まった。 アクションを起こしたのは上迫彬岳主務。「5月からプレーイングマネージャーとして、少し離れたところからチームを見る中で、不足を感じる部分があった」という。選手一人ひとりから匿名で意見を募り、パワーポイント資料にまとめ、ミーティングで問題提起した。 「入学したときは本気で箱根を目指していた選手たちが、いつの間にか、国立であることを負ける言い訳にし始めていた。他の大学では自分たちより実績ある選手が、より恵まれた環境で、より一生懸命練習している。それに自分たちは本当に勝てるのか。箱根に出るためにどれだけのことを犠牲にし、どれだけ苦しい思いをする覚悟があるのか。その部分を確認したかった」 100%で打ち込むチームへ 大土手嵩主将は「上迫が中心になって動いてくれて、それぞれの競技に向き合う理由や、練習に取り組む意識など、全員の考えに触れられた。考えが甘かったと気付かされた」と感謝の言葉を述べる。 トラック種目を捨てて箱根一本に絞るのか、学業や就職に重きを置くのか。そうした自問自答の末、結果的に駅伝から離れる部員もいたが、チームの結束はかえって強まった。監督や主要メンバーによるミーティングを定期的に行い、強化方針や練習の意図、流れなどを話し合うほか、チーム内でも互いに改善点を指摘し合うなど、横の風通しも良くなった。 「今の3年は各自が責任を持って、能動的にチームを引っ張っていこうとする者が増えた。データ班やエントリー班、SNS班など、それぞれが自分のできる仕事を見つけて動いてくれる。やっとこういう体制が作れた」と、前年の駅伝主将だった川瀬宙夢は話す。 成功体験が与えた心身の充実 生まれ変わったチームは、夏合宿を経て着実に成長を重ね、10月の予選会を6位という予想以上の成績で突破。11月の1万メートル記録会でも、各選手がこぞって自己新を更新した。12月10日にはエントリーメンバーが確定し、本選まで残り3週間と迫る中、最後の追い込みをかける。 「夏合宿で順調に強くなっている感覚があり、それが予選会で確信に変わった。自分たちのやってきたことは間違っていなかったと、今は自信を持って練習に取り組めている。あとはけがや体調不良を出さないよう、細かいところを詰めるだけ」と大土手主将。 「予選会を勝ち抜いたことで、選手には大きな目標を成し遂げたという達成感が生まれている。この充実した気持ちの中でいかに本選を目指せるかがカギ。競技レベルに対し、体だけでなく心が追いつくことが肝心で、それにより調子を上げ、戦うパフォーマンスを発揮できる」と弘山監督。 目標は、翌年のシード権を獲得できる10位以内。復活から新しい伝統の創造へと、夢舞台での挑戦は続く。(おわり)

【筑波大、26年ぶりの箱根路】㊤ 伝統校復活へ 私学に迫る強化策

【池田充雄】筑波大学陸上競技部が、来年1月2、3日に開かれる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に、26年ぶり61回目の出場を決めた。筑波大の前身である東京高等師範学校は、箱根駅伝の創始者として知られる“いだてん”金栗四三の母校で、1920年の第1回大会の優勝校でもある。だが近年は私大勢に押され、四半世紀も出場が途絶えていた。名門復活はいかにして成し遂げられたのか。 大会100年の節目に復活 悲願が成就したのは10月26日の予選会。参加34校から各12人がハーフマラソンを走り、上位10人の合計タイムで競う。10位以内なら本選出場となるが、これに筑波大は6位というサプライズ。弘山勉監督は「チームを箱根に引き戻すことができた。100年目の大会での復活は感慨深い。監督という立場を超え、OBとして純粋にうれしい」と語る。 箱根駅伝への出場自体は94年の第70回大会以来だが、このときは記念大会として予選会11位まで出場枠が拡大された結果。自力で勝ち取った出場権となると、弘山監督が選手として走った89年の第65回大会にまでさかのぼる。 筑波大は2011年に「箱根駅伝復活プロジェクト」をスタート。15年に弘山監督を迎え、以来5年間で予選会の成績は毎年アップ、今回の快挙につながった。ライバルとなる私大各校とは資金力、選手力、練習量などで大きな差があったはずだが、それらをどう克服していったのか。 環境改善へクラウドファンディング まずは資金力の問題。国公立大学では私立大のような潤沢な強化費は望みようもない。そこで16年からクラウドファンディングを開始。得られた支援金を練習のサポートや食住環境の整備に充ててきた。「予想以上の反響に驚いている。これだけ多くの人に期待されているということ。お金がないと得られない環境はあるので、うまく力に変えていきたい」と弘山監督。 一例が、選手アパートでの食事の改善だ。以前は選手が回り持ちで調理当番をしていたが、そのため練習を早上がりしなくてはならず、体のケアもままならなかった。今は夕食を管理栄養士に任せ、選手のストレスが軽減。メニューの種類やバランスも向上している。 「合宿でも20人が行くと1回で100万円からかかる。それらを補助してもらえるのは大きい。私学との環境の差はどれくらいあるか分からないが、確実に縮まっていると思う」と上迫彬岳主務。 「勉強も箱根も狙える」大学 選手力の差を縮めたのは「復活プロジェクト」の影響が大きい。箱根を本気で目指せる大学という認知が広がり、入学してくる選手のレベルも高まった。「勉強も駅伝も続けられる大学。プロジェクトに引かれ、筑波で箱根を目指そうと入学した」と話す大土手嵩主将(3年)もその一人だ。医学群の川瀬宙夢(5年)は解剖実習や病院実習をこなしながら、猿橋拓己(3年)は理工学群で都市計画を学びながら、チームの主力として箱根に挑む。 金丸逸樹(4年、諫早高)や、相馬崇史(3年、佐久長聖高)ら、高校駅伝の名門校の出身者も増えた。「箱根を走るような高いレベルを知っている選手が今の世代にはそろった。それだけに、箱根と自分たちとの距離感もよく分かっている」と上迫主務。 選手層だけでなく指導陣も手厚くなった。一昨年までは弘山監督が一人で練習から渉外、広報まで全部こなしていたが、今はアシスタントコーチらが付き、選手の状態を逐次把握している。 これらの成果が出始め、弘山監督は「今年は明らかにチャンスの年」と手応えを感じていた。1月の第95回箱根駅伝では、相馬が関東学連の一員として5区を走り、その姿を見た選手たちの間にも「ここで自分たちのタスキをつなぎたい」との機運が高まった。だが、実際に戦えるチームになるまでには、まだ大きな壁もあった。(㊦に続く)

地元出身の2投手に期待 BCL 茨城アストロプラネッツ入団会見

【池田充雄】プロ野球独立リーグのルートインBCリーグ(⇒メモ)で活動する、茨城アストロプラネッツの新入団選手発表会見が8日、つくば市二の宮の関彰商事つくば本社で開かれた。新入団選手7人のうち4人が県内生まれで、土浦市から常総学院高出身の井上真幸投手、つくば市から霞ケ浦高出身の大場駿太選手が入った。2人とも大卒ルーキーの22歳で、高校3年時の甲子園大会が大きな経験になっているという。 井上投手は小学生のとき土浦駒津ヤンキースで野球を始め、常総学院高に進むと2年時から頭角を現し、3年春のセンバツで全国デビュー。2回戦の今治西戦に4番手として登板、2/3回を無安打1三振で勝利に貢献した。「甲子園のマウンドは自分に合っていて投げやすく、思ったより緊張せず落ち着いて投げられた」と当時を振り返る。 神奈川大学では登板の機会に恵まれなかったが、186センチ85キロの恵まれた体格を生かしたダイナミックなピッチングは、即戦力候補との呼び声高い。スリークオーター気味のフォームで、最速150キロ近くのストレートと、120キロ台の切れ味鋭いスライダーを投げ込む。 「自分の売りはまっすぐ。スピードでバッターをねじ伏せる投球で、1つでも多くの勝ちに貢献できる選手を目指す。できるだけたくさんの試合で投げ、いち早くファンの人に顔を覚えてもらえるようにしたい」と話す。 大場投手は小学生のとき谷田部ジュニアスターズ(つくば)で野球を始めた。高崎中から霞ケ浦高へ進むが、同学年に綾部翔(元DeNA)ら好投手がそろっていたため、当時は野手としてプレー。3年夏にチームは甲子園に出場したが、大場はスタンドで応援団長を務めた。「自分ももう少し頑張ったら、このグラウンドでプレーできていたという悔しさが、その後のモチベーションになった」という。 大正大で本格的にピッチャーを始め、4年秋に4勝を挙げて東都大学リーグ3部優勝に貢献。東農大との入れ替え戦では第2戦に先発し、8回を投げてチームの2部昇格の原動力となった。 武器は140キロオーバーの直球に変化球を織り交ぜ、直球を生かすタイプ。テークバックが小さいため、打者からはタイミングが取りづらいという。「茨城でもう一度野球ができることが嬉しい。今季の目標はチーム優勝と日本一。そこで貢献できて初めて、個人としての夢も開けてくると思う」と話す。 お互い競い合う存在に 同じ時期に茨城の高校球界で、それぞれに歩んできた2人の道がここで交わった。互いにどのような思いを抱いているのだろうか。 井上「常総学院高と霞ケ浦高は、いつも県内で競い合い、高め合ってきた関係。その相手と一緒に野球ができることは、いい影響があると思う」 大場「井上くんはセンバツで見て、球が速いピッチャーだなという印象だったが、4年後に同じチームになるとは思わなかった。自分より経験を積んでいると思うので、それを学んでいきたい」 【メモ】ルートインBC(ベースボール・チャレンジ)リーグ 北信越5県と関東4県、東北1県、近畿1県を活動地域とするプロ野球の独立リーグ。東西それぞれ6、5チームの11球団で構成され、茨城は19年リーグ東地区6位(最下位)だった。

土浦消防は5位 県民駅伝 雨の中 選手ら力走

【崎山勝功】第36回県民駅伝競走大会(県体育協会主催)が7日、ひたちなか市佐和の笠松運動公園陸上競技場の周回コースで開かれた。職域対抗の部(50組エントリー、48組参加)で一昨年まで3年連続優勝し、昨年は3位に甘んじた土浦消防Aチーム(土浦市)は今年、首位返り咲きを狙ったが、総合タイム51分57秒で5位入賞となった。優勝は日立水戸A(水戸市)で48分52秒。 レースは、同公園の周回コース1周約3㎞を、走者5人がタスキをつなぎ、合計タイムを競った。雨天で路面状態が悪い中での競技となった。 土浦消防Aは、序盤の混戦状態から、2区走者の中泉英行が5位に躍り出た。その後もチームは上位をキープしつつ力走を見せるも、首位チームを追い抜くには至らず5位にとどまった。 市町村対抗の部は表彰逃す 市町村対抗の部(22組、各チーム走者7人)には、県南から土浦、牛久、龍ケ崎市の3チームが出場した。土浦市は健闘及ばず総合タイム1時間14分13秒で9位と表彰対象外だった。龍ケ崎市は総合タイム1時間13分50秒で8位入賞。優勝は日立市Aの1時間08分30秒だった。 土浦市は、レース序盤に出遅れたものの、3区走者の宮代和騎(竜ケ崎一高)の力走で6位に浮上。その後も抜きつ抜かれつの展開を見せたが、表彰対象の8位までに入ることはできなかった。 ➡県民駅伝の過去記事はこちら

サンガイア(V2)開幕5連敗 巻き返しに布陣整うも

【池田充雄】バレーボールVリーグ2部(V2)男子のつくばユナイテッドサンガイアは23日、2019-20シーズンのホーム初戦として、土浦市大岩田の霞ケ浦文化体育会館でヴォレアス北海道と対戦。セットカウント0-3で敗れた。つくばは開幕から5連敗したが、24日は同会場で兵庫デルフィーノと対戦し、3-0で勝利。この結果、順位を12チーム中8位に上げている。 つくば 0 - 3 北海道 19-25 22-25 21-25 チームの勢いの差が結果に出た。北海道はVリーグ加盟3季目で、今季V2初挑戦ながら無敗で首位を走る。対してつくばはここまで上位陣との試合が続き、その中で結果が伴わず苦しんでいる。この日も各セットの序盤はつくばが先手を取りながら、サーブミスなどで自ら流れを切ってしまい、北海道に逆転を許すという展開が続いた。 「チームの強みである攻撃力を出しきれなかった。相手の多彩な攻撃や高さのあるブロックに対し、守りきることができず、思うようにされてしまった」と都澤みどり監督。「ホームの力を借りて連敗をストップさせたかったが、できなかった悔しさがある。負け続けると自信がゆらいでくるが、練習でやってきたことに間違いはない。それを信じて明日の試合も頑張りたい」と浜崎勇矢主将。 収穫は若手成長株 戦力的には昨季を通じて大幅に厚みを増し、特に若手は成長株が揃っている。加えて今季は、廣瀬優希がV1のジェイテクトSTINGから加入。日立市生まれ、霞ケ浦高出身の26歳のミドルブロッカーだ。経験を生かして早くもコートの内外でリーダーシップを発揮しており、浜崎主将も「廣瀬が入ってくれて自分の負担が軽減された。チームの雰囲気も明るい」と喜ぶ。 ポジションの流動化も進んだ。奥村航はミドルブロッカーに加えオポジットもこなし、さらに攻撃力を発揮できるようになった。曹海倫はミドルブロッカーとしてその高さを守備にも生かす。こうした采配の妙が、今日の試合でも後半に拮抗した場面を作り出していた。 上位陣との対戦が一通り終わった今が、仕切り直しのチャンスでもある。「これまでの試合でも手応えは感じている。あとは勝ちきること。勝ち方を覚えればポンポンといけると思う」と都沢監督。浜崎主将も「今は個々のスキルに頼るバレーになっている。チームで展開を運べたら強いチームになれる。全員バレーで勝ちに行きたい」と巻き返しを誓う。

Most Read

休校中の中学校駐車場に不法投棄 つくば市の歴史緑空間用地

つくば市は28日、同市さくらの森、市立桜中学校西隣の駐車場に、大型ダンプ3台分の土砂やがれきなど約30立方メートルが不法投棄されたと発表した。 駐車場は普段、生徒を送迎する保護者などが利用している。休校中は車の出入りがあまりなかったという。 市公園・施設課によると、26日に桜中の教員から通報があり、不法投棄が分かった。同中は22日に異常がないことを確認しており、22日夜から25日朝までの間に投棄されたとみられるという。 駐車場の出入口は、鎖で施錠しているが、当時は施錠されてなかったという。 同市は28日、つくば警察署、県県南県民センター環境・保安課と現場確認を実施した。今後さらに、がれきの成分調査を行った上で、市が撤去する予定だ。 同駐車場は、つくばエクスプレス(TX)沿線開発地区の一つ、中根・金田台地区内の国指定史跡、金田官衙(かんが)遺跡周辺にある。将来、緑地公園などとして整備する「歴史緑空間用地」だが、現在は中学校が駐車場として利用している。

笑顔になるカヌー体験 土浦ラクスマリーナ、土日限定の予約プラン

【田中めぐみ】緊急事態宣言の全面解除を受け、子どもたちに少しでも笑顔になってほしい―と土浦港にあるラクスマリーナ(土浦市川口)がカヌー体験プランの提供を始めた。受付の換気やパーテーション、手指の消毒など感染対策を徹底し、5月から11月までの毎週土曜日と日曜日に実施する。 体験時間は漕ぎ方の練習を含めて1回45分。密集を避けるために1回につき3家族までの完全予約制となる。料金は子ども500円、大人800円(保険料、税込み)。足湯やシャワーもあり無料で利用できる。 ラクスマリーナでは2005年から年に4回「誰でも楽しもう霞ケ浦」(セイラビリティー土浦主催)という乗船体験イベントを開催してきた。障害の有無や年齢にかかわらず霞ケ浦に親しんでもらうことを目的としており、参加者はカヌーやカッターボートなどさまざまな種類の船に試乗できる。親子連れを中心に人気を集め、昨年5月の同イベントには約270人が参加。今年5月にも61回目の開催が予定されていたが、新型コロナの影響で中止せざるを得なくなった。7月、10月に予定されている同イベントも開催できるか見通しがたたないため、代わりとして少人数制のカヌー体験プランを企画したという。 「誰でも楽しもう霞ヶ浦」でカヌーの講習を受ける子どもたち=同 同社の秋元昭臣専務は「子どもたちに少しでも元気になってほしい。カヌーに乗ることで霞ケ浦に興味を持つきっかけになれば。自分たちが飲んでいる水の水源でもあるのだから」と話す。 カヌー体験だけでは物足りない人に、追加料金500円でエンジン付きゴムボートに試乗できるオプションも準備。また、お弁当を持参すれば、体験の前後に施設内の芝生やテーブルを利用してピクニック気分も味わえるという。施設利用料が別途必要となるが、バーベキューやキャンプをしたり、レンタサイクルでりんりんロードを巡ったりするのもお勧めだという。

保育ボランティア89人の個人情報 つくば市が誤送信

つくば市は27日、幼児を対象にした家庭教育学級の保育ボランティア89人の氏名、性別などの個人情報を、誤って国等の18研究機関に電子メールで送信し、個人情報を漏えいしてしまったと発表した。 同市教育局生涯学習推進課によると、研究者が小中学校などで出前授業をする「科学出前レクチャー」について、市内18の研究機関に対し4月10日午後3時ごろ、講師となる研究者がボランティア保険などに加入するための書式を、電子メールで送信したところ、過去に使用した別の事業である家庭教育学級保育ボランティアの情報が、非表示状態で残っていた。 5月26日午前10時ごろ、1研究機関の担当者から「個人情報のデータが入っていた」と電話連絡があり、漏えいが分かった。発覚後、18機関に連絡し削除を依頼した。17機関は個人情報が含まれていたことに気付かなかったという。 漏洩したのは、保育ボランティアを2019年度に実施したうちの89人の氏名と性別。一部についてはメールアドレス、生年月日、郵便番号も記載されていた。同市は27日までに89人に電話連絡し謝罪した。 再発防止対策として市は、今後は、データを送付する際は新規に作成した書式を使用し余分なデータが含まれないようにする、データを送信する際は職員2人以上がチェックするとしている。

《ひょうたんの眼》27 三密を避ける新しい生活とは

【コラム・高橋恵一】新型コロナウイルス感染症の拡大対策のため、小池都知事が隣接県の知事に呼び掛けた。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、山梨県による首都圏知事の対策会議である。このニュースに違和感を覚えた。茨城、栃木、群馬が入らないで、山梨が首都圏か? 問題の本質から外れるが、茨城県人としては心穏やかではない。ちなみに、東京駅あるいは皇居を中心に同心円を描くと、一番遠いのが山梨県である。 話を感染対策に戻すと、大都市の隣接県で危険なのは、通勤電車の混雑である。東京一極集中の象徴で、三密の極みであろう。大体、ウイルス感染以前に、ラッシュ時の密着度はもともと異常なのだ。座ることも出来ず、下手すると痴漢のえん罪も受けかねない。輸送態勢の強化・改善、時差出勤の徹底、職場の郊外移転、勤務時間の短縮―。日本人の年間労働時間をヨーロッパ並みにすることだ。 次は、学校だ。1学級の定数を減らす。小学校だと、15人ぐらいが最良だと聞いた。さらに、児童生徒を、過重な受験勉強から解放してあげられないか。小学生がなぜ満員電車やバスで通学しなくてはならないのか。義務教育期間に、児童生徒が身につけなくてはならない学力はどれだけなのか。 受験のためだけの知識・技術は、その後の社会人として必要な知識なのか。絵画や音楽を楽しむことが主体の部活ではいけないのか。スポーツも楽しむ程度ではいけないのか。日本語の豊かさは、スポーツで「勝負」と言わずに「試合」という。金メダルだけが価値があるような風潮は疑問だ。 医療介護体制整備が喫緊の課題 それにしても、三密を避けるのが感染症対策の基本なのだろうか。親子・家族の関係は、会話と接触抜きに成り立たないだろう。友人関係だってある意味三密が無ければ、空々しいものになる。