【山口和紀】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学園祭「KVA祭」に合わせて26日、英語スピーチコンテスト「TGU CUP」が催された。高校生の部に10人、大学生の部に6人が参加し、気候変動やセクシュアルマイノリティー(性的少数者)などの社会問題をテーマに英語力を競った。

出場者の英語力は非常に高く、特に高校生以上は審査員の質問にも的確に答えるなど、聴衆から感嘆の声が上がっていた。

高校生の部ではセクシュアルマイノリティーの問題を取り上げた参加者が2人おり、高校生の関心の高さがうかがえた。大学生の部では国籍の問題やごみ問題などが取り上げられ、それぞれ迫真のスピーチで聴衆をひきつけた。

高校生の部で優勝した県立古河二高の小林杏奈さんは、気候変動をテーマに、自分たちができる対策についてスピーチした。「発音や強調が難しかったが、気候変動に対し私達が何ができるのかについてメッセージを届けられたら」と語った。

大学生の部で優勝したK.インターナショナルスクール東京出身のアガルワラ・ユキさんは、フェイスブックなどのソーシャルメディアでニュースを見るのではなく、ニュースサイトや新聞などでしっかりとした情報を得るべきだとスピーチした。「5分間でスピーチするのは初めて。長さをコントロールするのが大変だった」と話していた。

表彰される大学生の部優勝のアガルワラ ユキさん(壇上右)

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