《学生インタビュー》17 ボードゲームで子どもの居場所作り

ボードゲームをする子どもたちの様子=つくば市の春日交流センター

学生が地域で活動し社会貢献する筑波学院大学(つくば市吾妻)の社会参加型教育プログラム「オフ・キャンパス・プログラム(OCP)」で、同大経営情報学部ビジネスデザイン学科3年の加瀬晃大さんと鈴木優介さんらは昨年度、ボードゲームを通じた子どもの放課後居場所づくりに取り組んだ。市民団体「つくばボードゲーム愛好会」に参加して活動した。活動拠点は小中一貫教育校、市立春日学園そばにある春日交流センターだ。同愛好会の活動は毎週水曜日午後3時~5時まで開かれ、将棋やオセロ、チェスなどのボードゲームがそろっている。

経営情報学部ビジネスデザイン学科3年
加瀬晃大さん
鈴木優介さん

―活動に参加した理由は。

加瀬 以前もボランティアで活動していましたが、デジタルではない対面式のボードゲームの楽しさを子どもにもっと伝えたいと思ったからです。

鈴木 私自身、学童保育を利用していました。その時、将棋を経験して好きになったので、今度は私が子どもに教えてみたいと思いました。

―具体的な活動は。

加瀬 子どもが来る30分前にボードゲームをセットし、すぐに対戦できる準備を整えます。来るのは低学年で男の子が多いですね。初めにルールを説明して、子ども同士や学生との対戦を始めます。子どもたちの中には将棋の大会で賞を獲得した腕前の子もいましたので、私たちも参加しました。子どもと接する上でとても大切にしていたことは言葉遣いです。それからけがが無いよう全体を確認して注意を払うことです。私たちは、放課後といえど大切な子どもを預かっているので、常に学校の延長線上にいるという思いで活動しました。

鈴木 そして、ただただ対戦するだけではなく、今日は小学校で何をした?給食は?といった雑談をして、互いになじめるように心掛けました。

加瀬晃大さん(左)と鈴木優介さん

―長時間続けると子どもたちが飽きてしまうという課題があったようですね。

鈴木 そうなんです。課題を解決しようと、どうしたら集中して楽しく続けられるか考え、ゲームに勝って勝ち点を増やしたら上のランクに上がることができるというランク制の導入を提案したところ、見事に子どもたちの集中力がアップしました。やり方を少し変えるだけで対戦がはかどるのだなと勉強になりました。

―活動で学んだこと、感じたことは。

加瀬 デジタルゲームだと自分が勝つことをだけを考えてしまいますが、ボードゲームは対戦相手のリアクションを見ながらできるため、コミュニケーション力を伸ばすきっかけになると思いました。また、記憶にも残りやすくなりますね。

鈴木 子どもは飽きたら室内で走ったり騒いだりする場合があり、それがけがにつながることもあります。楽しく過ごすことだけでなくマナーを教えることもできました。また子どもたちに話をするときは子ども目線で、かみ砕いて丁寧に話をしました。

―将来何を目指しますか?

加瀬・鈴木 システムエンジニアを目指しています。授業でスマホゲームを作っているので生かしたいですね。OCP活動で学んだ「ほう・れん・そう(報告・連絡・相談)」も必ず身に付けておきたいです。

(聞き手・谷島英里子)

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