《食う寝る宇宙》41 宇宙県いばらき×宇宙防災チーム


【コラム・玉置晋】8月5日、つくば市で「いばらき宇宙ビジネスサミット」が開催されます(http://www.uchuriyo.space/iss2019/)。昨年に続き2回目です。このニュースサイトにも「宇宙ビジネス参入促進を つくばで8月に第2回サミット」(7月4日掲載)との見出しで取り上げられました。大井川和彦知事はひじょうに「宇宙推し」で、僕としては茨城がますます大好きになっております。

茨城県には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターをはじめ、宇宙開発や運用の拠点が集積しており、これらの業務に従事する官民の組織拠点があります。また、最近熱を帯びている宇宙ビジネスにチャレンジするベンチャー企業も生まれたり、県外から集まってきたりと、茨城は宇宙に熱い県です。

「いばらき宇宙ビジネスサミット」では、僕が所属する茨城大学理学部野澤研究室(宇宙天気防災)にも、「S-Matching with 国研&ベンチャー」において講演オファーをいただきました。これは、つくばに集積する国の教育・研究機関やベンチャー企業が、宇宙ビジネスに関連しそうな技術やアイデアを発表し、参加者との交流・マッチングを促進するものです。

僕たちは、宇宙天気災害から茨城を護りたいと考えています。このイベントはそこに向け一つのマイルストーンになると思いますので、僕は全力で応援いたします。

宇宙天気災害はSFにあらず

宇宙防災はなかなかビジネスに結び付けることは難しい分野です。主な理由は、今、生きている私たちは身近に宇宙天気災害を経験していないことです(一部の宇宙業界関係者は2003年、人工衛星を失い大変な経験をされていますけどね)。僕は、昨年の宇宙科学技術連合講演会で以下のように発言しました。

「宇宙天気災害は、SFにあらず。私たち日本人は、2011年に未曾有の大災害を経験し、『幸運に』生き残ることができた。宇宙天気災害は起きてしまえば、全地球規模で影響を受け、復興にも多くの時間と労力を要する。宇宙天気災害から社会インフラを護るガーディアン(守護者)を目指す方が一人でも増えることを期待する」(

これを実現するため、Facebook(https://www.facebook.com/groups/257361341395109/

)で仲間を集めています。ご興味ある方は、是非ご参加を。(宇宙天気防災研究者)

参考文献:玉置晋 野澤恵 宇宙天気災害から社会インフラを護る~宇宙天気インタプリタ~ 第62回宇宙科学技術連合講演会講演集 2018, 1K07(JSASS-2018-4241)

➡玉置晋さんの過去のコラムはこちら