【谷島英里子】土浦市の知名度や魅力を高めようと、市が認定する「土浦ブランド」に、新たにコーヒーやアイスクリームなど8点が選ばれた。第2期の認定で、17日、市役所で認定式が開かれた。第1期分も含め土浦ブランドは計26点になった。
地域の特産品や特性を生かした商品などを認定している。第2期として6月15~30日に土浦ならではのこだわりのある農水産物や加工品、料理などを募集した。10点の応募があり、有識者らでつくる「土浦ブランドアッププロジェクト推進協議会」が独自性や品質などを選考基準に審査した結果、8点が選ばれた。
認定式で中川清市長は企業や団体の代表者に認定証を手渡し、「土浦の顔として自慢できる品ばかり。地域活性化の一助となり交流人口の増加につながると期待している」と話した。
認定品の包装には「土浦ブランド」のマークが使用でき、自社商品の宣伝などに活用できるほか、市のふるさと納税の返礼品やシティプロモーションなどでも優先的に活用される。
オリジナルコーヒー「つちうらブレンド」と布フィルター「つちうらネル」が選ばれた同市下高津のコーヒー店「ニコニコ珈琲」オーナーの松本正さん(53)は「ふるさと納税の返礼品になるので、全国の人たちに飲んでもらい、土浦に興味を持ってほしい」と話していた。コーヒーは、霞ケ浦を吹く風のような滑らかな味わいと、土浦の歴史を感じるコクや深み、香りに仕上げたという。
認定品8点は次の通り。
▽土浦農業協同組合「グラジオラス」
▽果樹生産者組合 いきいきフレッシュ組合「果樹アイスクリーム」
▽レストラン中台「レストラン中台の土浦レンコン福神漬」
▽和洋菓子製造販売 久月総本舗「れんこんどら焼き」
▽中華料理 福来軒「福来軒のツェッペリンカレーコロッケ」
▽創作和菓子すぎやま「れんこん最中」
▽ニコニコ珈琲「つちうらブレンド×つちうらネル」