木曜日, 12月 26, 2024
ホームつくば道路工事中に個人宅の光回線ケーブル切断 つくば市

道路工事中に個人宅の光回線ケーブル切断 つくば市

つくば市は8日、市が発注した同市花室の歩道整備工事で7日午後2時ごろ、請負業者が市道の電線付近で作業を実施し、油圧ショベルのアームを持ち上げたところ、光回線ケーブルの電線を切断してしまったと発表した。

光回線ケーブルは個人宅への引き込み線で、切断により1軒でインターネットサービスが一時利用できなくなった。業者はNTT東日本に復旧を依頼、個人宅に謝罪し状況を説明した。インターネットは2時間ほどで復旧したという。

市道路整備課によると、業者が周辺状況に注意を払っていなかったことが原因。市は同業者に対し、周辺状況を把握して細心の注意を払って作業するよう指導したとしている。さらに現在、市の工事を受注している全業者に対しても注意喚起を徹底し、再発防止に努めるとしている。

同市では2021年5月にも道路工事中に光回線ケーブルを切断する事故が発生。今年8月には水路の除草作業中に光回線ケーブルを切断する事故が発生している。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

30 コメント

コメントをメールに通知
次のコメントを通知:
guest
最近NEWSつくばのコメント欄が荒れていると指摘を受けます。NEWSつくばはプライバシーポリシーで基準を明示した上で、誹謗中傷によって個人の名誉を侵害したり、営業を妨害したり、差別を助長する投稿を削除して参りました。
今回、削除機能をより強化するため、誹謗中傷等を繰り返した投稿者に対しては、NEWSつくばにコメントを投稿できないようにします。さらにコメント欄が荒れるのを防ぐため、1つの記事に投稿できる回数を1人3回までに制限します。ご協力をお願いします。

NEWSつくばは誹謗中傷等を防ぐためコメント投稿を1記事当たり3回までに制限して参りましたが、2月1日から新たに「認定コメンテーター」制度を創設し、登録者を募集します。認定コメンテーターには氏名と顔写真を表示してコメントしていただき、投稿の回数制限は設けません。希望者は氏名、住所を記載し、顔写真を添付の上、info@newstsukuba.jp宛て登録をお願いします。

30 Comments
フィードバック
すべてのコメントを見る
スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img
spot_img

最近のコメント

最新記事

悠仁さま「寮に暮らしていただきたい」 筑波大進学で永田学長

秋篠宮家の長男、悠仁(ひさひと)さまが筑波大学生命環境学群生物学類の推薦入試に合格し、来春入学することについて、同大の永田恭介学長は26日の定例記者会見で「合格おめでとうございますというスタンス。他の学生もそうだが、入ったからには筑波大学での勉学、筑波大学という場所での勉学を十分に伸び伸びとやっていただきたい」と話した。 宮内庁が、赤坂御用地からの通学を検討していると発表していることについては「ご家族がお決めになることだと思っていて、現在のところどうなるかは我々として知り得ぬところ。実際にはご相談は何も受けてない」とする一方「希望を言えば、本当は寮に暮らしていただけるといいなあということもある」とし、仮に寮に入る場合でも既存の寮で対応でき、特別な寮を学内に建てるなどはないとした。 警備については、悠仁さまの警備によって「(一般学生の)通常の学生生活が阻害されるような警備や、開かれた大学が壊れるような警備はしないと思う」とも話した。 キャンパスの環境整備については、街灯の数が少なかったり、樹木が大きくなり根が舗装道路を持ち上げてがたがたしている自転車道などがあるので「この際、今まで不備があったところは手を入れたい」と話し、学生がよく通るところを中心に補修したいと述べた。 悠仁さまが入学する生物学類は定員80人。推薦入試は64人が受験し悠仁さまも含め22人が合格した。同大は学際的な学びを重視しているため、入学後は、自分が入学した学類以外の科目を6単位以上とらなくてはならないという。実習については、特に生物学類は学内の演習もいろいろあるほか、下田臨海実験センター(静岡県下田市)で海の生物に関する実習や、菅平高原実験所(長野県上田市)で授業や研修をすることもあるという。

小学生時代の昆虫食体験《くずかごの唄》145

【コラム・奥井登美子】スーパーで干し柿の「市田柿」を見ると、つい買ってしまう。この柿には、私の異文化体験の思い出がぎっしり詰まっているのだ。 小学6年生のとき、空襲に備えて、都内の小学3~6年の子どもは強制的な疎開。田舎に親戚のない私は、学校単位で集団疎開したものの、あまりの過酷さに耐えられず、父に迎えに来てもらった。そして、父の知人の知人を頼って、長野県の下伊那に疎開できた。 天竜川が流れていて、両側はかなり急斜面の山間の村。おいしい干柿で評判になった市田村のお隣が山吹村だった(両村は後に合併して一つの町になった)。私は山吹小学校6年に転入した。クラスの友だち数人で、山の中のキャンプ場になりそうな空き地で食事会をしてくれるという。 昔からの昆虫食文化が残っている地域だ。田んぼが少ない。蚕(カイコ)に食べさせる桑(クワ)の木がいたるところに植えてあって、どこの家でも蚕をたくさん飼っていた。 蚕の蛹(サナギ)は子供たちの大事な蛋白(タンパク)質源だ。蚕の蛹を油炒めすると、キトキトと動くのが気になったけれど、食べてみたら魚の煮干しの味だった。会食のとき、男の子が蛇を採ってきて、きれいに皮を剥(む)き、5センチくらいに切ってフライパンの中に入れた。 蛇は怖くない 山の友達だ 私は生きた蛇を初めて見たので、ついつい「蛇が怖い…」と泣いてしまった。次の日、私が蛇が怖くて泣いた、という話がクラス中に知れてしまった。女の子は私を優しくかばってくれるが、男の子は、服装も言葉も違う疎開者をからかったり、いじめてみたりしたいらしい。 学校の帰り、生きた蛇をぶっつけられたこともある。蛇を怖がっていたら道も歩けない。草むしりもできない。私は怖くないフリをするしかない。「蛇は怖くない。山の友達だ」と、1人で唱えているうち、だんだん蛇の行動や性格がわかるようになった。 蜂(ハチ)の子は大ごちそう。高価なので子供たちの食事には出してもらえなかったが、私も教えてもらいながら、「蜂の子取り」に参加させてもらった。 蜂の足に真綿の目印をつける。山の中のどこを飛んでいるかよくわかるので、その真綿を目当てに、3~4人で追いかけて地蜂の巣を見つけ、それを掘り取って貴重な蜂の子をゲットする。蜂の幼虫は、チーズに蜂蜜をかけたような風味のある食べ物だった。 この村で味わった昆虫食体験は、今ではとても貴重な体験だったと思っている。(随筆家、薬剤師)

日本国際学園大生の作品が表紙に つくばエリア下宿探し情報誌

日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)がこのほど学内で実施した「ひとり暮らしガイドブック」の表紙デザインコンペ(ジェイ・エス・ビーグループ協賛)で、4年の矢治竜乃介さんの作品が最優秀賞を受賞し、10月につくば市エリアで発行された学生向けマンション・アパート情報誌「学生下宿年鑑2025ダイジェスト版ーつくば市エリア ひとり暮らしガイドブック」(ジェイ・エス・ピーグループ UniLifeつくば店発行)の表紙になっている。年間で約5000部発行される。 優秀賞には同大4年の菊地祥真さんの作品が選ばれた。同大向けの冊子「日本国際学園大学・2025年度春入居のご案内」(同)の表紙となり、同大の受験生や来校者らに配布される予定だ。 学内コンペは、学生の作品を磨く力を伸ばし活躍の場を与えることを目的に、各エリア版の学生下宿年鑑「ひとり暮らしガイドブック」を各地で発行しているジェイ・エス・ビーグループの協賛で、昨年から実施している。今年の学内コンペには教育の一環として学生4人が応募した。 最優秀賞の矢治さんは「自分の部屋に似たイメージでデザインした。学生という立場から、自分の部屋の雰囲気を『本』の中に表現するというコンセプトで挑戦した。気合を入れて作った作品なので、評価をいただけて本当にうれしい」と喜びを語った。 矢治さんは山梨県甲府市出身、卒業後は都内の会社に就職が決まっている。今後は「イラストだけでなく、動画クリエーターにも挑戦し、総合クリエーターとして生きていけたらいい」と語る。 優秀賞の菊地さんは「自分の理想の一人暮らしの部屋を、設計図のように表現した。好きな色合いや木目調の素材感を取り入れたことが、評価されたポイントだと思う。遊び心が隠されてあるので探してみてほしい」とコメントする。 菊地さんは千葉県柏市出身、つくば市内の会社に就職予定で「会社に入ってからは総合的なデザイナーとしての役割があったり、ドローンを使った撮影などもやっていくことになっている。自分のやりたいことをやっていけたら」と話す。 主催者は「昨年よりデザインのクオリティーがより高くなっていて感心した。賞の選定は、どれも素晴らしく僅差の結果となった。来年も開催するので、さらに多くの素晴らしい作品が集まることを楽しみにしている」と講評する。 同大企画部広報課の原沙織さんは「2人のデザインは特に優秀で、教員からも評価をもらっている、2人は今年8月にタペストリーコンペティション(8月2日付)にも選ばれており、今後の活躍に期待したい」と述べる。(榎田智司)

クリスマス坊や《短いおはなし》34

【ノベル・伊東葎花】 子どもたちが巣立つと、クリスマスは普通の日になる。ケーキも買わないし、ごちそうも作らない。ツリーも飾らなければ、プレゼントを用意することもない。夫婦2人で、鍋でもつついて終わり。そう、あの子が来るまでは。 あるクリスマスの夜、その子はひょっこりやって来た。まるで最初からそこにいたように、ちょこんと椅子に座っていた。とても小さな男の子。絵本に出てくる小人のような男の子。 「あらあら、なんてかわいい坊やかしら」 私は急いで夫に電話をした。 「あなた、帰りに駅前でケーキを買ってきてちょうだい。かわいいお客様なの」 子どもたちが小さかったころを思い出して、チキンライスを作り、てっぺんに折り紙で作った旗を立てた。小さな坊やに出してあげると、目を輝かせてきれいにたいらげた。イチゴがたくさん載ったケーキを片手に帰って来た夫は、坊やを見て頬を緩めた。 「かわいいなあ」 ケーキを切り分けると、小さな手で上手にフォークを使って食べた。満足そうな笑顔を残して、坊やはいつの間にか消えていた。 クリスマス坊やは、毎年やって来た。どこから来るのか分からない。だけどそんなことはどうでもいい。イブの夜、私たちは坊やを待ちわびて、ケーキを買ってごちそうを作る。去年のプレゼントは、毛糸で編んだ小さな帽子。その前は手袋とポシェット。坊やは大事そうにそれを持って帰り、次の年にはちゃんと身に着けて来た。 そして今年もクリスマスがやってきた。プレゼントは赤い小さなマフラー。水色の箱にリボンをかけてテーブルの上に置いておく。もうすぐ来ると思うと、そわそわした。 しかしその日、クリスマス坊やは来なかった。 「私の手料理に飽きちゃったのかしら」 「いや、僕がいつも同じケーキを買うからだ」 夫も私もひどくがっかりした。 「まあ、せっかくのイブだ。シャンパンでも開けようじゃないか」 「あら、珍しい。日本酒しか飲まないあなたが」 夫がシャンパンを買ってくるなんて初めてのことだ。ふたの開け方がわからなくて、ふたりであれこれ言い合ううちに、ポンと跳ねたふたが天井に当たって落ちた。 「あらいやだ。あなた下手ねえ」 そう言って大笑いした。 「夫婦2人でも、充分楽しいな」と夫が言った。 「そうですねえ」 私たちは、グラスを合わせて乾杯をした。 「メリークリスマス」 クリスマス坊やは来なかったのではなく、私たちに見えなくなっただけだ。だって、テーブルに置いたプレゼントが、いつのまにかなくなっている。それはきっと、坊やがいなくても楽しく過ごせることが分かったから。坊やは「もう大丈夫だね」と笑いながら、来年は他の家に行くのかしら。 「ねえあなた、来年はプレゼント交換でもしましょうか」 「いいね」 (作家)