つくば市最大の夏祭り「まつりつくば2022」(まつりつくば大会本部主催)について、同市は27日、今年は規模を縮小し、会場を変更して、8月27日と28日の2日間、TX研究学園駅近くの研究学園駅前公園と周辺道路で開催すると発表した。
まつりつくばは41年前の1981年に初めて開催されて以来、つくば駅周辺で催されてきた。会場が研究学園駅周辺に変更されるのは初めて。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年と21年は中止となっており、今年は3年ぶりの開催となる。
市観光推進課によると、詳細はまだ固まってないが、ねぶたやみこしの一部が同駅前公園の周辺道路をパレードするほか、公園内ではステージイベント、バザー、スポーツイベント、ふれあい広場などを開催する予定だ。
ねぶたパレードは例年、つくば駅近くの土浦学園線を通行止めにして10基ほどが練り歩いたが、今年、何基出るかは現時点で未定という。
まつりの開催時間は、例年午後9時までとしていたが、今年は両日とも午後8時までと1時間繰り上げる。
会場変更について、まつりつくば事務局の市観光推進課は「今年は規模を縮小するので、土浦学園線という大通りを通行止めにすることは難しかった」とする。
会場の変更は、今月22日の本部会議で正式決定したが、異論などは出なかったという。
今年のまつりつくばについて同課は「新型コロナの状況下で何ができるか、今年は新しい形の祭りを試すことになる」とし、来年以降については「来年に向けてどうするのか、つくば駅周辺も含めて、今年のまつりつくばが終わってから、改めて協議したい」としている。
「まつりつくば2022」のプログラムについては、内容が決まり次第、順次、大会本部のホームページなどに掲載するとしている。