打ちたてのそば485食 高齢者宅に届ける つくばの森林ボランティア

熱心にソバを打つボランティアら=つくば市森の里自治会公会堂

【鈴木萬里子】打ちたての常陸秋そばを地域の一人暮らしの高齢者宅に届ける「茎崎『おぐろくの森』高齢者新そば無料試食会」が27日と28日、つくば市茎崎地区で催された。地元の耕作放棄地で栽培したそばをボランティア20人が手打ちしてパック詰めし、民生委員の協力で計485食を届けた。

同市小茎と六斗地区に広がる「おぐろくの森」の再生に取り組むボランティア団体「つくばフォレストクラブ」(福木哲朗会長)が主催した。同会員らが育てた常陸秋ソバを使い、昨年に続き2回目の開催となった。市の公募型まちづくり補助事業「2017年度アイラブつくばまちづくり補助金」を活用した。

茎崎地区に住む一人暮らしの75歳以上の高齢者485人から申し込みがあった。昨年は300食だったが大幅に増えた。今年から茎崎地区の民生委員20人が協力し、老人宅を訪問するなど要望を把握してくれたのが大きかったという。

そば打ちは27日が宝陽台、六斗、下岩崎、28日は森の里、大茎の計5カ所の会場を使い、2日間かけてそばを打った。そば打ちボランティアも昨年の12人から今年は20人に増えた。全員が70代。その一人で「宝陽台そば打ち食す会」事務局長の深井勇悦さん(74)は「ボランティアで協力するのは良い活動だと思う。上手な人のそば打ちを見ることができて、スキル向上に役立つ」と話した。

出来上がったそばは、ボランティアらが一人前150gに計り、だし汁とわさびを添えてパック詰めした。配布は民生委員が協力して行い、打ち立てをすぐに食べることが出来ると好評だった。

同クラブ会員で新そば試食会の活動を中心となって支える佐藤文信さん(67)は申込者の増加について「昨年評判が良かったので食べたい人が増えたようだ。申込締切後も電話があり対応した。『おいしかった』『来年も楽しみにしている』の電話にほっとしている」と笑顔。今後について「今は数カ所でそばを打っているが、それぞれの地域単位でそば打ちから調理、会食まで出来るようになれば」と話した。

打ちたてそばの分量を計りパック詰めするボランティア=同