「歩け会」で地域の絆深める 土浦市新治 57回目、恒例行事に

16㎞を歩き筑波山中腹のつくばグランドホテルに到着した参加者

【鈴木萬里子】お正月は家族が顔を合わせ絆を確かめ合うのが近年、一般的な過ごし方だ。土浦市新治地区では、毎年正月2日に「新春歩け会」を開催し、家族ばかりでなく地域の絆を深めている。1961年に始まり、今年で57回目。地域住民の正月行事として定着し、雨に降られた年もあったが一度も休むことなく続けている。

新治体育協会(野口敬一会長)が主催する。今年も2日に開催され、小学生から高齢者まで265人の参加者があった。野口会長は「2006年の土浦市との合併前には毎回400人~500人が参加していた。新治地区住民には正月2日の行事として認知されている」と話した。

午前8時30分、のろしを合図に新治地区公民館(土浦市藤沢)を出発し、筑波山中腹にある筑波山神社そばのつくばグランドホテル(つくば市筑波)まで16kmを歩く。途中つくば市北条のチェックポイントで参加証を抽選券と交換し、完歩後のホテルで行われる「お年玉抽選会」に参加する。ホテル到着順にカレーライスの昼食を取り、正午にはほぼ全員が抽選会場の大広間に集合する。

食品や洗剤などいろいろな商品が当たる抽選会は午後1時前に終わる。最終バスが出る3時までは自由行動となり、筑波山神社に初詣をする人も多い。今年も皆、完歩した満足感で帰宅の途についた。

土浦市立藤沢小と斗利出小5年の女子3人は「みんなと最後まで歩けて良かった」「とても疲れた。最後の階段がきつかった」「お正月に歩くのはちょっと大変。けど歩くと楽しいし達成感がある」などと話していた。抽選会で1等を当てた少年野球、藤沢イーグルスに所属する野口楓斗くん(7)は「うれしい」と賞品を持って笑顔で話した。

歩き終えた小学生から高齢者まで265人の参加者で満員のホテル大広間

抽選会で1等を当てた野口楓斗くん(中央)