月曜日, 6月 23, 2025
ホームスポーツパラスポーツ体験しよう! 2月9日、つくばで「2020」

パラスポーツ体験しよう! 2月9日、つくばで「2020」

東京オリンピック・パラリンピックオフィシャルパートナーの東京ガスは2月9日、地元企業のカスミ、関彰商事などと「障害者スポーツを体験しよう つくパラ2020」(カスミ主催)をつくば市桜総合体育館で開催する。

東京パラリンピック正式種目の車いすバスケットボール、ブラインドサッカー(5人制サッカー)、ボッチャのほか、ハンドアーチェリー、卓球バレーなど障害者スポーツをだれでも体験できる。

オリンピックイヤーに合わせて、皆が一緒にいきいき暮らせる共生社会を目指そうと、つくば地域で活動する企業や団体がメッセージを発信する催しだ。

ブラインドサッカー日本代表強化指定選手を輩出する筑波技術大(つくば市)チームの「アヴァンツァーレ」、各地で車いすバスケットボールの体験会を開いているシッティングスポーツ協会(土浦市)などが参加する。ゲストとしてサッカー元日本代表で、鹿島アントラーズの中田浩二さんが来場し市民と一緒に障害者スポーツに挑戦する。

ほかに常磐大学(水戸市)の学生とオリンピックの応援を盛り上げるフェイスペイントを体験したり、アイマスクをして盲導犬と歩行体験をしたりできる。つくば市内の福祉団体による障害者手作りのクッキーやお菓子の販売もあり盛りだくさんだ。

東京ガスつくば支社の樽井謙尚広報課長は「パラリンピックスポーツを体験する機会は少ないので、楽しみながらぜひ体験していただければ」と話している。

◆「つくパラ2020」は2月9日(日)午前10時~午後4時、つくば市流星台63、市桜総合体育館で開催。参加費無料。事前予約不要でだれでも参加できる。当日は体育館用の上履きを持参する。問い合わせは電話029-850-1824(カスミ環境社会貢献部)

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

土浦三高発、東京・長崎を天体観測でつなぐ 青春映画の完成披露

新型コロナの感染が拡大した2020年、登校や部活動を厳しく制限された中高生たちが天体観測の競技を通じて交流する青春映画「この夏の星を見る」が7月から全国公開される。県立土浦三高発のストーリーだ。公開を前に22日、作品の舞台になった土浦市内の劇場で完成披露試写会が開かれた。 7月4日公開「この夏の星を見る」 直木賞作家・辻村深月さんによる同名小説(角川文庫/KADOKAWA刊)の映画化。辻村さんが土浦三高(土浦市大岩田)を訪れて取材した「スターキャッチコンテスト」を軸に展開する。手作りの望遠鏡で星を捉えるスピードを競うコンテストは、同高の科学部顧問、岡村典夫教諭の発案で2015年から県内の高校を中心に行われている。コロナ禍を背景にした小説では、舞台を東京・渋谷や長崎・五島の中学校に広げてのオンライン競技として構成され、映画もほぼ原作をなぞる青春群像劇となる。 監督・山元環、脚本・森野マッシュによるドラマ化。同高をモデルにした茨城県立砂浦高校の天文部に所属する2年生・溪本亜紗役で桜田ひよりさんが主演を務め、亜紗の同級生役で水沢林太郎さん、天文部長役で河村花さんらが共演した。撮影は校門の桜並木が満開となった同高や天体観測の名所であるプラトーさとみ(常陸太田市)など、県内各所でも行われた。 配給・東映で劇場公開は7月4日から。22日には上映館のひとつ、シネマサンシャインのあるイオンモール土浦(土浦市上高津)で完成披露の試写会が行われ、同高の岡村教諭や教職員と生徒、安藤真理子市長ら同市関係者らが鑑賞した。 現地撮影のリアル 上演後、出演者の水沢林太郎さん、河村花さんが舞台挨拶し、「モデルになった学校で撮影できるっていうのは一番(演技の)ヒントになるので助かった。実際に自分たちで望遠鏡も作ったのも楽しかった」と水沢さん。 砂浦高の天文部部室として、土浦三高科学部が使う教室で撮影が行われ、演劇部の生徒らがエキストラ出演した。科学部の3年生、浜村聖空(せいら)さんは「先輩たちのやってきたことがこんな作品になってとても誇らしい。映画で大事なアイテムになっていた部活ノート、私のつけていたノートを参考にしてもらえたのでうれしかった」と喜んだ。 撮影時演劇部部長を務めていたという3年生の阿部凪空(なぎさ)さんは「画面では、あ、かばんが映ったという感じだったけど、ロケに立ち会えて沢山学ばせてもらい、貴重な経験をさせてもらえた」と語る。 衣装、小道具など展示 映画に関わったいばらきフィルムコミッション、土浦フィルムコミッションは共催で、7月31日まで同モール3階未来屋書店・ヴィレッジバンガード前ブリッジで公開記念展イン土浦「この夏、映画の舞台へ」を開催中。ロケ地のパネル展や劇中に登場するスターキャッチ用天体望遠鏡や衣装、小道具などが展示されている。 つくば市では7月4日からMOVIXつくば(つくば市研究学園・イーアスつくば内)で公開される。 土浦三高では29日、県内各高校に呼び掛けて、塩ビ管を切り出して作る屈折型望遠鏡の製作講習を開催。映画のPRに一役買う。(相澤冬樹)

関彰商事が2連覇 社会人軟式野球 茨城大会決勝

社会人軟式野球の2025年度県民総合体育大会兼第79回国民スポーツ大会軟式野球競技茨城大会決勝が22日、常陸太田市山吹運動公園野球場で行われ、関彰商事が常陽銀行を逆転、延長の末、9ー3で破り大会2連覇を達成した。 関彰商事 000 012 000 6   9常陽銀行 101 010 000 0   3 大会は4月から県北、中央、県南、県西の4つのブロックで予選を勝ち抜いた16チームが決勝トーナメンに進み。国民スポーツ大会予選代表を賭けて戦った。 決勝は2年連続で同じ対戦カードとなった。昨年の雪辱に燃える常陽銀行が初回に関彰商事先発の矢萩陽一朗(元茨城アストロプラネッツ)から先制、3回にはホームランでリードを広げる。関彰商事は5回に1点を返すも、常陽銀行はその裏、タイムリーツーベースで1点を追加する。 関彰商事は終始リードを許し苦しい展開になるが、6回2死満塁のチャンスに主将の飯田涼太(土浦市出身)が、この回からマウンドに立った常陽銀行 高崎雄太のチェンジアップをレフト前へ2点タイムリーを放ち同点とした。 その後は両投手ともにランナーを出すも、要所を抑えた。延長に突入すると関彰商事は、相手のエラーと守備のミスで勝ち越し。さらに昨年まで5年間、茨城アストロプラネッツに在籍していた瀧上晶太(坂東市出身)がライトポール際に3ランを放ち試合を決めた。瀧上は「いつも通りのバッティングを心がけた。チームに貢献できて良かった」と笑顔を見せた。 先発の矢萩をリリーフした松本航輝は「監督から『任せた』と心強い言葉を掛けてもらった。昨日の試合、準々決勝も完投し連日の連投で疲れてきつかったが、気合、気持ちで投げた。国民スポーツ大会関東予選では何としても勝って全国大会に出場したい」と抱負を語った。飯田主将は「リードされながらも全員が最後まで諦めることなく、いい流れを持ってこられた。チーム一丸となってチーム力を上げ関東予選を勝ち抜く」と力強く語った。 関彰商事の藤井楽監督は「序盤は厳しい戦いで主導権を持っていかれたが後半諦めずに1人1人が塁に出ることを意識して考えて出来た。2番手としてマウンドに上がった松本は予想以上のピッチングをしてくれた。自分で何かをしようと考えて行動してくれた。国民スポーツ大会は、昨年は相手の不戦勝で出場したが、今年はしっかり勝ち抜いて全国大会に出場する」と力を込めた。 一方敗れた常陽銀行の柄目友久監督は「序盤はうちのペースできていたがミスが出たのが敗因」と悔しがった。 優勝した関彰商事は8月16日から群馬県で開催される関東ブロック予選会、11月1日から茨城県で開催される水戸市長旗第33回東日本軟式野球選手権大会にそれぞれ出場する。(高橋浩一)

不登校問題対応 水戸とつくばの違い《水戸っぽの眼》2

【コラム・沼田誠】「学校に行かないなんて恥ずかしい」。そんな空気は今でも根強いものがあります。しかし、不登校は今や特別な話ではありません。2023年度の文科省調査によれば、全国の不登校生徒は34万6482人、茨城県だけでも7987人もいます。不登校への取組は各地で行われており、つくば市、水戸市でも進められています。ただ、その向き合い方には違いがあるようです。 つくば市の基本的な立場は「不登校は問題行動ではない」(市教育委員会の「不登校に関する児童生徒支援の在り方」、2023年)。登校を目的とせず、子どもの安心と社会的自立を重視する姿勢が明確に示されています。例えば、公設民営フリースクール「むすびつくば」では、子どもが自分のペースで過ごすことを第一に、学校に戻ることを無理には求めていません。また、不登校生徒支援事業として、市内に居住する利用者の保護者に月2万円の補助も行っています。 一方、水戸市では、校内フリースクールの整備を重視しています。2024年度には市内の全中学校に設置し、25年度はモデル校として小学校6校にも設置しました。市長記者会見(5月30日)では、今後、全小学校に拡大する方針も示しました。ここでは「自分に合った多様な居場所を選択できる環境を整える」と表明しつつも、「これまで登校できなかった生徒が登校できるようになった」との発言にもあるように、「学校に行くこと」が前提とされているように思えます。 つまり、つくば市は「学校外の学びもOK」とする市民社会的視点からのアプローチ、水戸市は「学校という制度の中で可能な限り包摂する」というアプローチと言えるのかも知れません。 「多様性重視」「教室に戻す」 この違いはどこから生じたか? 「多様性」に対する地域の経験値の差ではないかと思います。 例えば、駐日ジョージア大使で元つくば市民のティラムズ・レジャバさんの講演(2021年11月)では、「つくば市の先生は外国人児童・生徒が受け入れられるように多大な努力を払っている」と話していたことが印象に残っています。一方、水戸では、冒頭の引用にもあるように、不登校の子どもの親たちから「子どもが学校に行かないと、身内や周囲の目が気になる」という話をよく聞いていました。 これらを踏まえると、両市とも「子どもたちが安心して学び続けられる」ことを起点に施策を組み立てていますが、つくば市は「学校・教室に行かない」ことも多様性のひとつとして選択肢に含める一方、水戸市は保護者の意向を重視して「理由はどうであれ学校に行く」「教室に戻れる」仕組みを整えようとしているのではないでしょうか。 私たちは、「学校」というものを問い直すべき時が来ているのかもしれません。「教室でじっと座って先生の話を聞く」という行為は、近代工業社会が「工場労働者に必要な習慣」として制度化したもので、人類の歴史的にはそれほど昔のことではありません。つまり「不自然なこと」なのです。そこにうまくはまらない子どもがいたとしても、それは子どもが間違っているのではなく、「型」の方に問題があるのではないか。そんな想像力を持ってもいいのではないかと思います。(元水戸市みとの魅力発信課長)

いばらきの花火2025は見どころ満載(上)《見上げてごらん!》41

【コラム・小泉裕司】昨年から今年にかけて、全国で「市制施行20周年記念」を冠したイベントが多いことにお気付きだろうか。理由は、1999年から行われた「平成の大合併」が20年のピークを迎えたから。 花火大会も例外ではなく、茨城県内では筑西市や常陸太田市が昨年に記念の大会を開催。今年合併20年目を迎え、かつ花火大会を開催する水戸市や古河市、取手市、稲敷市、行方市、常総市、桜川市をメーンに、県内の花火大会の見どころなどを2回に分けて紹介しよう。 水戸偕楽園花火大会(2005年内原町を編入合併) 7月26日(土)午後7時30分から、千波湖畔を会場に約5000発打ち上げ。担当は野村花火工業(水戸市)。1906年にご先祖が始めた「沼開き花火」から119年目を迎える。昨年の人出は23万人。水戸駅から1キロの近さから毎回多くの観客が訪れる。 野村花火の十八番10号玉「五重芯変化菊」や「野村ブルー」と評される独特の青色の花火をはじめ、土浦や大曲の競技大会では常に優勝を争うミュージックスターマインなど、国内最高峰の花火を60分に凝縮。フィナーレでは、水戸黄門まつりのイメージソング「いざ水戸黄門まつり!」(よさこい風)にコラボしたミュースタはレアもの。有料観覧席を発売中。 第20回古河花火大会(2005年に1市2町が新設合併) 8月2日(土)午後7時20分から70分間、古河ゴルフリンクスを会場に約2万発打ち上げ。担当は野村花火工業(水戸市)。阿部煙火工業(新潟県)、田熊火工(栃木県)。例年の人出は20万人。会場が県境のため、隣県からも多くの観客が訪れる。 市長のトップセールスで招聘(しょうへい)した野村花火と大玉が十八番の阿部煙火の三尺玉2発は必見。注目は、市制施行20周年+第20回のスペシャル企画。高スペックのスピーカーから流れる選りすぐりの音楽と三尺玉の爆発音の『響き』を体感してほしい。 一昨年まではメインの有料観覧席は堤防斜面席であったが、昨年から、ゴルフ場内にフェアウエイ席を増設し、打ち上げ筒も角度を変えたとのこと。高額の観覧席から完売するという。有料観覧席を発売中。 第70回とりで利根川大花火(2005年に藤代町を編入合併) 8月9日(土)午後7時から約80分間、利根川河川敷を会場に約1万発(最大10号)を打ち上げる。担当は、山﨑煙火製造所(つくば市)、筑北火工堀米煙火店(桜川市)、高城煙火店(千葉県)。例年の人出は12万人。取手駅から観覧エリアまで約500メートルの至近距離にあることから、東京圏からも多くの観客が訪れる。 2023年から約15分間のドローンショーを取り入れて人気を博しているが、これは全国でドローンショーを展開する㈱レッドクリフが、利根川河川敷を定期的に練習場として利用しているご縁とのこと。打ち上げ幅はそれほど広くないので正面有料席が良席。オンライン販売は7月1日午前10時から。 いなしき夏まつり花火大会(稲敷市市制施行20周年記念) 8月23日(土)午後7時から約90分間。江戸崎総合運動公園をメーン会場に約1万発を打ち上げる。担当は、山﨑煙火製造所。人出は約15万人。鉄道施設がないことから、来観者の駐車場不足を補うため「軒先パーキング」による駐車場の有料予約制システムを導入している。 打ち上げ時速の間延び感は否めないが、フィナーレを飾るスターマインは迫力満点。午後3時からのステージイベントや多種多様な露天商など、かつての「えどさき夏祭り」の雰囲気を楽しむ観客も多い。有料桟敷席の発売は7月10日午前10時から。 土浦キララまつり(願いごと花火募集) 8月2日(土)午後8時30分から10分間。土浦新港で約1000発(最大5号)を打ち上げる。担当は森煙火工場(筑西市)。目玉企画は、4年ぶりの「願いごと花火」。会場で応募者のメッセージを読み上げ、4号玉2発を打ち上げる。応募者には、模造玉が記念品として安藤市長から手渡される。申込締め切りは7月7日(月)午後5時。 2021年の願いごと花火で打ち上げた筆者のメッセージ。「本日の花火打ち上げを担当されている花火師の皆さんありがとうございます。これからも土浦全国花火競技大会で素敵な花火作品を見せてください」 本日は、これにて打ち留めー。「どーん キラキラキラ まつり」。(花火鑑賞士、元土浦市副市長)