ブラブラ歩きで発見 古い城下町の新しい魅力 11日に第5回「つちうら亀の市」

多くの人出でにぎわう前回の亀の市の様子=2018年11月、土浦市中央

【田中めぐみ】土浦の旧城下町の由緒ある史跡や老舗の魅力を再発見して欲しい――と「つちうら亀の市」が11日、土浦市中央の中城山不動院・琴平神社の参道・境内や、中城通り商店街で開催される。「亀の市」は2017年4月から年2回開催されており、今回で5回目。中城通り商店街にも開催エリアを拡大し、これまでで最も広い範囲での開催となるという。

土浦には旧跡や建物、伝統の技術や社寺の行事など、有形無形の貴重な歴史的文化遺産が数多く残っている。「亀の市」では、文化遺産を活かし「温故創新(古きをたずね、新しきを作る)」の理念のもと、リメーク、リユース、スローライフ、手作りといったキーワードに沿った出店やイベントを企画。毎回多くの人でにぎわい、好評を博しているという。

参道、境内から中城通りには30を超える出店が並ぶ予定で、古本屋アンティーク、古布バッグなどはじめとする手作り品や、有機野菜、スイーツや軽食、コーヒーなどを販売する。「双六(すごろく)商店街」というゲームも企画。サイコロを振り、会場エリアの商店や出店を双六形式で回るまち遊びゲームで、参加者にはもれなくプレゼントを用意している。

落語会「中城寄席」を初開催

不動院の階段には音楽ステージを設置し、和太鼓やお箏(こと)、二胡(にこ)、昭和歌謡やギターの弾き語りなどのコンサートが楽しめるという。

今回初のイベントとして、落語会「中城寄席」も開催。演じるのは三遊亭圓窓(えんそう)師匠の指導を受け、県内各地で活躍している社会人噺家(はなしか)グループで、古典から新作落語、手品など披露する。

亀の市実行委員の神永裕人さん、石原之壽さん、髙梨美香子さん(左から)=まちなか交流ステーションほっとOne(土浦市川口)

つちうら亀の市実行委員のひとり、石原之壽(いしはらのことぶき)さんは会社勤めのかたわらちんどん屋の活動を始めて18年、壽ちんどん宣伝社座長の肩書きを持つ。笑顔のやり取りをしたいとこれまで病院などでボランティア活動を行ってきた。今回は「体験型の企画を多く用意している。親子3代で楽しめる内容なので、みんなで来て楽しんでほしい。土浦の歴史ある街でちんどん屋として笑顔を届けたい。『ツェッペリンが舞い降りた日』の紙芝居も披露する予定。漫画チックな絵柄の新しい紙芝居を楽しんでほしい」と話す。

同実行委員で、当日お箏のコンサートに出演する髙梨美香子さん(生田流筝曲家)は、お箏歴25年の演奏家。仕事のかたわらお箏の活動を行い、参道沿いにある井戸端庵2階で教室も開いているという。「目的を決めず、ぶらぶらするのも楽しいイベントになっている。お箏のコンサートでは新しい曲も披露する」と話した。

お箏の演奏をする髙梨さん㊧、昨年のコンサートの様子

◆つちうら亀の市 11日(土)午前9時~午後3時。雨天の場合は12日に順延。ただし落語会は雨天の場合も開催予定。当日は無料駐車場が会場周辺に用意される。問い合わせは「土浦界隈まちづくり研究会」伊藤春樹さん(電話090・4059・4860)