画面操作で119番通報 聴覚・発話障害者に対応 つくば市消防

1日から運用を開始した「緊急通報システムNET119」のスマートフォン画面

【谷島英里子】つくば市消防本部は、聴覚や発話に障害がある人を対象に、会話なしで携帯電話やスマートフォンの画面だけの操作で119番通報できる「緊急通報システムNET119」の運用を1日から始めた。GPS(衛星利用測位システム)機能を活用して通報者の居場所を特定でき、自宅や外出先からでも通報できる。

アプリの画面上から「救急」「火災」「その他」を選択し、「自宅」「現在地」のどちらかを押す。その後チャット機能が表示され、けがや周囲の状況などを文字でやりとりすることができる。

同市消防指令課によると、これまで聴覚や言語発声に障害がある人は、ファクスで119番通報で対応していたという。利用者は3日までに35人が事前登録しているという。同課の沼尻賢一さんは「自宅や外出先から、素早く通報できるようになったので、利用を広めていきたい」と話している。

対象は市内に在住または在勤・在学者で、聴覚や発話に障害がある人のほか、会話による通報に不安がある人。利用するには事前に住所、氏名、生年月日、メールアドレスなどの申請登録が必要。任意情報として緊急連絡先やよく行く場所(勤務先や学校)、持病、アレルギーなども登録できる。

問い合わせは市消防本部消防指令課(電話029・851・0119)、(ファクス029・851・0138)まで。

利用者から緊急通報を受けるつくば市消防本部のPC画面