日曜日, 10月 26, 2025
ホームつくば子犬のベビーラッシュ つくばわんわんランド

子犬のベビーラッシュ つくばわんわんランド

【崎山勝功】筑波山の麓、つくば市沼田の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」で、子犬が約20匹以上生まれ、ベビーラッシュの季節を迎えている。パグやトイプードルなどが8月から9月にかけて生まれた。

子犬がたくさん生まれるこの時期だけの催しとして、同園では、子犬と触れ合える特別イベントを15日から17日と、22日から24日までの3連休に開いている。

このうち、生後1カ月から5カ月前後の子犬をひとりで触ることができる「子犬ふれあい独占タイム」には15日、多くの来場者が訪れ、体長10~20㌢前後の子犬を膝の上で抱きしめるなどして子犬の感触を楽しんでいた。

埼玉県から来た小学3年生の男子児童(8)は「すごくかわいかった。子犬が震えていた」と、初めて触った感想を語った。一緒に子犬を触った母親(31)は「初めて触って、いい体験になった」と話した。

このほかにも子犬に授乳体験ができる「赤ちゃんわんこにミルクをあげよう」や、生後1年未満の子犬と触れ合える「わんわん幼稚園」など、子犬と触れ合える催しが開かれている。

同園は「子犬がたくさん生まれるこの時期だけのイベントなので、子犬に触れることを楽しんでもらえれば」と話している。

ミルクを飲む子犬=つくばわんわんランド提供

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福島第1原発の廃炉作業を視察《文京町便り》45

【コラム・原田博夫】10月初め、茨城新聞・政経懇話会の主催により、福島第1原子力発電所の廃炉作業を視察する機会を得ました。 2011年3月の東日本大震災の後、宮城県石巻や岩手県釜石などの地震・津波被災地には何度か足を運ぶ機会がありました。同地に所在していた石巻専修大学は、地震・津波の被害をほとんど受けなかったこともあり、被災直後から復旧・復興に向けて基地の役割を果たしていたため、そのネットワークに頼ったところもありました。 加えて当時、私が代表を務めていた研究プロジェクト「持続的発展に向けての社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の多様な構築」(2009~13年度)が文科省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に選定されていて、この復旧・復興プロセスがその研究テーマそのものであるとの認識もありました。 石巻や釜石などの被災地には、東北新幹線の仙台発着が復旧した2011年5月の連休明けに訪れ、その後5年ほどは半年ごとに現地訪問を重ねました。しかし、福島第1原発の現場および被災地には訪問する機会がありませんでした。私自身、体力面の自信もなく、ボランティアなどでお手伝いできる見込みが薄く、現地訪問でかえって足手まといやご面倒をお掛けするのではないかと危惧したためです。 そうしたところ茨城新聞からの提案・打診があり、この機会に現地をぜひ訪ねたいと考えた次第です。この視察会に参加する際は、本人確認の身分証明書(運転免許証など)の提出を事前に求められるなど、当然ながら気持ちを引き締められました。 誰にも見通せない最終的な廃炉 集合地・水戸をバスで出た後、富岡町の東京電力廃炉資料館に到着し、そこで全体状況の説明を担当者(東電・福島第1廃炉推進カンパニー・視察コミュニケーション課長)から聞き、構内バスに乗り換え、協力企業棟(被災後建設されたほとんど窓のない長方形の建物群)の一棟に入り、そこで、線量計(施設内での累積線量を計測)や立入許可証(入構ゲートで事前提出の身分証明書との突合せ)を貸与されました。 我々のような単発の視察者だけではなく、現地で日常的・継続的に作業している関係者(現在は毎日2000人程度)も同様の手続きを踏んでいました。 現地では、海抜30メートルの崖上から、廃炉作業を進めている(海抜10メートルに設置された)1~4号機での進捗(しんちょく)状況を確認しました。大部分はカバー壁で覆われているため、内部を視認することはできませんが、望見できるわずかな部分や撤去されていない箇所や周辺の部材からも、被災の深刻さ・復旧作業の大変さに身をつまされる思いでした。 現在の廃炉作業では、原子炉循環冷却に連動する汚染水処理に相当注力していますが、最終的には燃料デブリの取り出し・処理・管理が目標のハズです。 しかし、この燃料デブリについては、原子炉格納容器内部調査(気中部調査)のための試験的取り出しが2回ほど行われただけです。しかも、そのサイズは小指の爪ほどの大きさにすぎません。この作業を進めるためにも、隣接の(地震・津波で被災しなかったが稼働していない)5~6号機をあえて解体せず、試行・事前調査用に活用しているようです。 粛々と進んでいる廃炉作業ですが、最終的な廃炉がいつどのような形で達成できるのか、実は誰にも見通せないのではないかと、ため息が出ました。帰路に立ち寄った、双葉町の東日本大震災・原子力伝承館の見事なレイアウトの施設とのコントラストにも呆然としました。(専修大学名誉教授)

小田氏の一族郎党 435年ぶり居城跡に参集 つくば

一族郎党が集まるのは435年ぶりー。鎌倉時代から戦国時代まで常陸国南部に一大勢力を築いた大名家の一族や家臣の子孫ら約30人が25日、つくば市小田の小田城跡に集まり、地元関係者らと交流を持った。 小田城跡歴史ひろばを拠点に、ボランティアガイド活動を展開する常陸小田城親衛隊の会(小島幹男会長)が企画、関東一円の子孫に参加を呼び掛けた。小田城最後の領主、15代小田氏治(うじはる)から数えて28代目という、東京都に住む小田治嗣さん(42)らが参集した。 親衛隊の会の懇話会として開催した。同会の会員にも地元在住の子孫がおり、総出で一行を出迎えた。家系図などで系譜がはっきりしている子孫もいれば、姓が小田というだけで「歴史的な興味をもって色々調べさせてもらっている」という小田大二さん(千葉市)もいた。参加者同士の交流では、正室と側室の子孫が互いの素性を確かめ合って歓談する場面もあった。 小島会長によれば、小田氏治は佐竹氏の侵攻を受けて居城を失ったが、奪還を図るべく反旗をひるがえした1590(天正18)年の戦いが豊臣秀吉の逆鱗(げきりん)に触れる形で所領を没収された。以来一族郎党は全国に散り散りになり、400年以上が経過したという。 小田城跡が1935(昭和10)年に国の史跡指定を受けてから今年90周年、本丸跡を貫通していた筑波鉄道の廃線(1987年)後、一帯を復元整備して2015年に歴史ひろばが開設されてから10年となることから、「10年の間に歴史ひろばを訪れた人の記帳などから、全国に散らばった小田一族の所在が少しずつたどれるようになった。いい機会だから、市のホームページなどを介し、参加を呼び掛けた」と小島会長。 懇話会は今回が初開催。小島会長が「国史跡指定から100周年になる10年後には市の方で開催を検討してほしい」と言うと、参加していた森田充教育長は「小田城の認知度が上がるよう一致して取り組みたい」と応じた。 一行は午後、8代孝朝(たかとも)の供養塔がある小田地内の龍勝寺にお参り。座禅と焼香で、先祖を供養する儀式に臨んだ。 小田治嗣さんは「つくばには40年前から来ていて、おぼろげながら筑波線の記憶もある。畑になっていた本丸跡も見ている。それがここまで立派に保存してもらい、小田氏が今もって地元の人に愛されているのを感じることができた。感謝しかない」と語った。(相澤冬樹)