つくば市小茎、茎崎庁舎跡地の北側に隣接する旧茎崎保健センターが改修され、東隣に立地する茎崎交流センターの別館として17日オープンする。当初、旧庁舎跡地利活用の一環で解体する予定だったが、計画を変更した。同別館のオープンにより茎崎庁舎跡地の利活用事業は一段落する。
保健センターは廃止され、地域交流センターとなる。ただし保健センターとして実施していた地域住民の定期健康診断などは引き続き同別館で実施する。
別館は鉄筋コンクリート造2階建て。1階はだれでも利用できるオープンスペースとなる。住民票などが取得できる窓口センターは改修前と同じ1階に設置される。2階は会議室などの貸しスペースとなる。1階はロビー、キッズスペース、ミーティング室2室、和室と事務室がある。いずれも予約なしで、おしゃべりしたり、くつろいだり、中高生が勉強したり、自由に利用できる。2階は会議室3部屋と調理室、多目的室があり、隣接の茎崎交流センターなどで事前予約して利用する。建物は敷地面積約3880平方メートル、建築面積約1260平方メートル、延床面積約1480平方メートル。
改修工事は、建築から38年経ち老朽化していた屋上の防水工事や外壁の塗装工事、室内の壁や床のクリーニングなどを実施した。トイレは便座を洋式にしたほか、多機能トイレを新設などした。間取りは1、2階いずれも茎崎保健センターとほぼ同じ。総改修費用は約2億6600万円。
一方改修にあたって、住民から要望があったエレベーターは今回、設置されなかった。市地域支援課は「エレベーターを設置すると工事期間がさらに長くかかる。地域住民から『早く利用したい』という要望があり、今回は早く開館できるようにした。エレベーターについては今後、利用者の要望を聞いて検討したい」としている。

開館を前に11月30日、内覧会が催され、茎崎地区住民らが次々と訪れていた。1階では食生活改善推進協議会茎崎支部(寺内元子支部長)から来館者にサツマイモの炊き込みご飯と小松菜の煮びたしがふるまわれた。
内覧会に訪れた近くに住む男性(81)は「きれいになって良かった」などと話し、70代女性は「2階に行くには階段しかなく足の悪い人は大変。茎崎地区は高齢者が多いのでエレベーターをつくってほしい。1階和室に、高齢者が楽に座れる高座椅子などがあれば」と話していた。
市地域支援課の根本隆課長は「地域交流センター別館として生まれ変わるので、地域の方にどんどん使っていただきたい。(内覧会で)アンケートをとったので、予算のこともあるが、声を生かしていきたい」などと話している。(鈴木宏子)
▶旧茎崎庁舎跡地利活用をめぐる動き
2002年 茎崎町がつくば市と合併
2009年 市原健一前市長が「新庁舎建設に伴う現庁舎利活用方針」を策定、茎崎庁舎跡地をバスターミナルに
2015年 旧茎崎庁舎を解体
2016年 初当選した五十嵐立青市長が利活用方針を見直し
2017年 跡地利活用について市が対話型市場調査を実施(17年11月8日付)
2020年 市が公共施設を併設した商業施設誘致計画と保健センター解体方針を発表(20年8月7日付)
2022年 市が計画を変更し誘致する商業施設の規模を縮小、保健センターを存続(22年6月11日付)
2024年 庁舎跡地の一部にドラッグストアー開店(22年9月26日付、23年3月25日付、24年3月14日付)
2025年12月17日 茎崎保健センターが廃止され茎崎交流センター別館として開館






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