11月7日開催の第95回土浦全国花火競技大会会場で販売される「土浦花火弁当」が5日、お披露目された。土浦特産のレンコン、県産の常陸牛、霞ケ浦の川エビ、シラウオなど地元の食材をぜいたくに使った大会当日限定のオリジナル弁当で、今年は市内の飲食店5店と土浦飲食店組合の計6事業者が12種類を販売する。
花火弁当販売事業者らでつくる土浦名物弁当事業者部会の部会長で小松屋4代目店主の柳生剛さん(54)は「花火弁当は、レンコン、つくだ煮、うなぎなど土浦の食材を生かしている。食を通して土浦の魅力をPRしていけたら」と話す。昨年は計約1300個を販売した。今年は1500個の販売を目指すという。価格は1800円~6800円(税込み)

「20年、誇りに思って頑張ってきた」
販売を開始して今年で20年になる。2006年に、花火の4号玉を模したオリジナル容器で販売したのが始まり。08年に同名物弁当事業者部会を立ち上げ、09年からは花火の筒をイメージした全店共通の外箱を使って3段重ねの弁当を開発した。外箱を広げると、3段重ねの三つの容器を膝の上に広げて、花火を見ながら食べられるようになっている。
花火弁当の開発とPRに尽力した土浦市食のまちづくり検討委員会の堀越雄二委員長は「花火大会に飲食店が関与できることを誇りに思って20年間頑張ってきた」と振り返り「全国の花火大会を巡ったが、共通の器を使った花火弁当を販売しているのは土浦だけ」と強調した。
安藤真理子市長は「『土浦の花火、ここにあり』ということで、飲食店の皆様が、共通の容器を用いた素晴らしい企画をしていただいていることに、私たちも胸を熱くしている。すぐに売り切れてしまうので、いち早く予約していただきたい」と話した。
土浦市観光協会の中川喜久治会長は「ついに花火が近づいた、花火弁当の競争が始まったという思いがする」と述べ「花火弁当は、地元の食材を中心に土浦をアピールする大事な場でもある。ぜひブランド化して、次の展開にいくようにしていただけたら」とした。
土浦の味と共に花火を楽しんで
今年販売されるのは、同市大和町の小松屋が、国産うなぎと名産のつくだ煮で培った煮炊きの技術を詰め込んだ「土浦花火 うなぎ牛御膳」「国産うなぎ うな丼・上」「三段筒うなぎづくし御膳」の3種を販売する。

同市中央の老舗料亭「霞月楼」は、しらうおやレンコンなどの地元の食材を料亭らしく丁寧に仕上げた「三段花火筒弁当『彩響(あやひび)』」、容器のひもを引っ張ると8分ほどで炊き立てのようになる「寒い会場でも熱々 発熱容器具沢山釜飯弁当」の2種類。

同市大和町のすし店「鮨の旦兵衛」は、県産のハマグリ、メヒカリ、レンコンなど秋の食材を使用した「鮨の旦兵衛謹製 花火弁当三段重」と、うなぎと常陸牛をそれぞれ香ばしく焼き上げた「特製 うな牛弁当」の2種類。

同市宍塚の「さくらガーデン」は、県産つくば鶏の照り焼きや土浦のレンコン、ローストビーフ、霞ケ浦の川エビ、シラウオを使った「三段花火筒弁当」と網焼きした国産牛サーロインをメーンに、天ぷらやサワラの西京焼などを詰め合わせた「土浦花火二段弁当」の2種類。

同市川口のダイニング・ムーン№385は、白糖や化学調味料を使用せず、地元の野菜をふんだんに使った三段筒弁当「土浦名物花火弁当 綾京(あやみやこ)」と「無水キーマカレー弁当」の2種類。

ほかに、同市中央の土浦飲食店組合が、中華花火弁当「スターマイン」を販売する。
いずれも事前の予約申し込みが必要。詳しくは市観光協会のホームページへ。今年は花火弁当の引き渡し場所が変更になり、土浦市生田町8-13、若山金物店駐車場で引き渡す。(鈴木宏子)





