商業施設イオンモールつくば(つくば市稲岡、イオンリテール運営)の核店舗で総合スーパーのイオンつくば店が17日、大規模リニューアルされ、3階が丸ごと、エンターテイメント型フロアーになった。キャラクターグッズやゲーム機器、プラモデル、推し活グッズなどを取りそろえた「ワンダーゲート」という名称の体験型フロアーで、全国初。子供から大人まで3世代が楽しみながら趣味を追求できるフロアとなる。
物価高などにより日常消費はコスト削減や費用対効果が追及される一方、趣味や推し活、体験などの「コト消費」が多様化し、市場が拡大する中、総合スーパーの新たな価値をつくる改革の一環として、今後も成長が見込まれるエンターテイメント分野を軸に売り場を再構築した。人口増加が続くつくばエリアに立地するイオンモールつくばは、専門店街の来店客は20代、30代、40代など若年層や子育て世代が多いのに対し、核店舗のイオンつくば店は、40代以上の客層が多いなど年齢層に違いがあった。今回のリニューアルで専門店街の若い客層を誘引し、核店舗全体の売り上げを1.2倍に増やしたい狙いがある。

大規模リニューアルは2013年の開業以来初めて。3階のキッズと暮らしの品のフロアーをエンタメ型フロアーに改修したほか、2階の衣料品フロアは、ライフスタイル提案型の衣料品と暮らしの品の売り場に改装した。併せて、店名のイオンつくば店をイオンスタイルつくばに改称した。
これまで総合スーパーの売り場は、品種別、世代別などで構成していたのに対し、3階のワンダーゲートは、消費者の購買心理をもとに、触れたり、試したりできる「遊ぶ」ゾーン、キャラクター雑貨やフィギュア、くじやカプセル玩具などを集める楽しさを刺激する「集める」ゾーンなど、七つのテーマで売り場を構成する。さらに入り口には、話題の商品や注目商品などを期間限定で販売するイオンリテール初のポップアップスペースを設けた。2~3週間ごとに商品を入れ替える。

売り場スタッフの組織体制も抜本的に見直し、これまでの衣料、住居余暇など部門別の体制から、新たにエンターテイメント課長を置いたほか、レジを担う専任担当を配置して、売り場スタッフは接客と販売に専念できるようにした。
イオンリテール執行役員の服部将允・住居余暇本部長は「総合スーパーは従来の枠にとらわれていたことが一つの課題だった。これまでもトレンドや流行を見て組み合わせを変えてきたが、フロアー全体でまとめていくことがなかった。3世代のどんな層にも来ていただけるというのが私たちの強みなので、一人一人の趣味や価値観が多種多様になる中、お客様一人一人の『好き』の追及をサポートし、新たな客層の獲得にもつなげたい」などと話した。今後、ワンダーゲートを全国展開していく方針だという。(鈴木宏子)







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