筑波山麓の地ビール醸造・販売所「つくばブルワリー」(つくば市筑波、ペブルス経営)=24年6月23日付=で作られた2種類の地ビールが、今年2月に開催された日本最大級のクラフトビール審査会「ジャパン・グレートビア・アワーズ2026」(日本地ビール協会主催)で金賞を受賞した。同社の延時崇幸社長らが14日、つくば市役所を訪れ、五十嵐立青市長に受賞を報告した。
金賞を受賞したのは「常陸の不死鳥ライスセゾン」と「月水石ヘイジー アイピーエー(GHAZY IPA)」の2種類。同審査会は、地ビールの品質向上を目的に国内で醸造されるビールに特化して、外観、アロマ、フレーバー、ボディ、全体印象などの審査が行われる。受賞のカテゴリーは100に上る。金賞を受賞した2種類はそれぞれ、ケグ(樽)部門などで受賞した。個性や飲みやすさのバランスなどが審査されるという。
受賞した「常陸の不死鳥」はトロピカルでフルーティーな味わいで、とろっとした飲み口、「月水石」はすっきりした甘味を感じながらスパイシーな要素もあるのが特徴。共に醸造所で人気があるという。醸造は、地元産にこだわり、筑波山麓のブランド米「小田米」、桜川市産の麦「ユメシホウ」、筑波山周辺地域で古くから栽培されている「福来(ふくれ)みかん」なども積極的に取り入れる。

延時社長(44)は「昨年銀賞だったものが、金賞をとれたのでとてもうれしい。クラフトビールは素材選びが作り方と同じぐらい重要。ホップはニュージーランドのものを使っている。初年度の生産は4万リットル、次年度は5万リットルでゆっくりと伸ばしている。今の施設では7万リットルまで作れるので、これからもがんばっていきたい。世界の審査会にも進出したい」と語る。
延時社長は、同市の地酒乾杯条例を推進する「つくばのおさけ推進協議会」の会長も務める(24年5月25日付)。「県全体のお酒のイベントを構想中。また各地の醸造所をつなぐツアーなどが企画できれば」と抱負を語る。
五十嵐市長は「金賞を二つもとったというのはつくば市にとっても誇らしい。つくばブルワリーは以前からファンで、特に『金色姫』が好き。これからも応援していきたい。つくばのおさけ推進協議会の会長もやってもらっているので、地域のお酒全体も盛り上げてほしい」と話した。(榎田智司)






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