【コラム・岡田富朗】竹日忠芳(たけひ・ただよし)さんは「生活骨董50年」(里文出版)の著者であり、骨董市創成期の先駆者として知られる竹日忠司さんのご長男として1952年、新潟県に生まれました。立命館大学文学部を卒業後、東京都目白に「人形・骨董 たけひ」を開店、著書「人形今昔」(北辰堂出版、1997年)を刊行されました。
同年、竹日さんが運営事務局長として、東京ビッグサイトで国内最大級の骨董・アンティーク大販売会「骨董ジャンボリー」をスタートさせました。開催は43回を数えましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2年間の中止を余儀なくされました。
その後、イベント名を「有明骨董ワールド」に改め、同じ会場・同規模で開催を継続。2026年2月21日・22日・23日開催することで、第9回目を迎えます。
有明骨董ワールドは現在、年2回(2月と7月)、各3日間の日程で開催されています。日本全国からディーラーが集結し、古美術品、骨董品、アンティーク、コレクタブルズ、古玩具、ミュージアムピース、さらには刀剣や小道具類に至るまで、さまざまなジャンルの品々が出品されます。

8月には軽井沢で「蚤の市」
この骨董ワールドは、中国、台湾などのアジア、ヨーロッパ、アメリカなど、海外からもバイヤーが買い付けに訪れるほど、人気の高い骨董市です。
竹日さんが主催する骨董市はこのほかにも、国内で最も歴史ある室内骨董イベント「平和島骨董まつり」「横浜骨董ワールド」「新潟骨董まつり」など、多岐にわたります。
8月には、避暑地・旧軽井沢の「旧軽井沢公民館」で「軽井沢蚤(ノミ)の市」(1日~31日)が開かれます。会場には、駐車場も完備されており、旧軽井沢銀座通りからも近く、軽井沢会テニスコートのそばです。
和洋骨董、アンティークなど、ジャンルを問わずさまざまな品がそろい、珍しい品物の入荷もあります。ご関心がある方は出かけてみてはどうでしょうか。(ブックセンター・キャンパス店主)