【コラム・二木重光】4月上旬、研究学園駅前は色とりどりのチューリップが揺れ、駅行く人たちを迎えてくれます。正面にはどんと構える筑波山。家路に着く私にとってもホッとできる瞬間。ここは私のホームタウンです。2005年8月、日本自動車研究所の高速テストコース跡地に造られた研究学園駅は、広大な空地の中にポツンとたたずんでいました。
それから7年が経った2012年。駅周辺のビル建設が一段落し、街路樹の下は茅(かや)で覆われていました。この年、つくば駅周辺で駐車場を運営管理する「つくば都市交通センター(TUTC)」主催のまちづくりセミナーがきっかけとなり、研究学園を「花が咲く美しいまち」「誇らしいふるさとと思えるまち」「地域住民・新旧住民がつながる地域コミュニティ」にしようと、私たち「研究学園グリーンネックレス・グリーンの会」が誕生し、花いっぱい活動がスタートしました。
活動を始めて12年。この間、多くの子供たちが巣立っていきました。今でも、花いっぱい活動を通じて、小学生からおばあちゃんまでの世代が協力し合う姿が見られます。最近、大学生も参加するようになり、人の輪がさらに広がり、大きくつながります。
一緒に秋の花植えをやりましょう
素人集団の私たち。園芸ソムリエの先生から学ぶ機会を与えてもらい、ひとり立ちするまでTUTCの支援をいただきました。それ以降も、ホテルベストランドからの休憩場所提供やお茶の差し入れ、タネのタキイからの球根や花苗の提供、地元の企業や店舗からの散水用水の提供などをいただき、多くの皆さんに支えられて研究学園花いっぱい活動を続けています。
駅前のベンチでひと休みする人に癒やしを与えてくれたベゴニア。春に植えたベゴニアやマリーゴールドはもう終盤。いよいよ秋の衣替えが始まります。10月下旬から11月上旬にかけて、毎土曜日の午前中、秋から来春に花を咲かせるパンジーやビオラなどに植え替えます。
そんな花いっぱいのまちづくりにご協力いただける方を募集します。お花に興味がある方、地域コミュニティやボランティア活動に興味がある方、私たちと一緒に秋の花植えをやりましょう。(研究学園グリーンネックレス・グリーンの会 広報担当)
<追い合わせ先>
・メール:kenkyugakuen.green@gmail.com
・インスタグラム:kenkyugakuengreen(研究学園グリーンネックレス)