火曜日, 9月 8, 2026
ホームスポーツ市営みどりのプール 27日オープン つくば

市営みどりのプール 27日オープン つくば

つくば市営の温水プール「みどりのプール」が27日、TXみどりの駅近くの同市みどりの南にオープンする。平日午前中は市内の小中学校9校がそれぞれプールの授業を実施し、午後などは市民が利用できる。会議室やトレーニングルームもある。同市の温水プールはつくばウエルネスパーク(同市山木)に次いで2カ所目。

温水プールは25メートルプールが2槽設置されている。1槽は7コースあり、最大水深1.3メートルで水深の調整が可能な可動床になっている。もう1槽は6コースで、水深1.1メートル、車椅子用スロープが設置されている。水温は30~31度、プールサイドは床暖房で、体を温める採暖室もある。幼児用プールとして水深50センチ、直径5メートルの円形プールも設置されている。

幼児用プール

小中学校の利用は5~12月の午前9時~午後0時30分で、学校にプールがない、みどりの南小中、研究学園小中、香取台小などTX沿線の新設校と、児童生徒数が増加し自校のプールでは足りない学園の森、みどりの学園義務教育学校、島名小のほか、真瀬小の児童生徒計約6000人がそれぞれ年3回程度、バスで行き来し利用する計画だ。

更衣室は、LGBTQなど性的少数者に配慮し、男女それぞれの更衣室に個室を備えているほか、車椅子の障害者などが利用しやすいようロッカーの高さを調整しシャワーやトイレと一体的に利用できる「だれでも更衣室」も設けられている。

だれでも更衣室

ほかにダンスや体操などができる壁一面鏡張りのトレーニングルーム(約120平方メートル)と、可動の間仕切りで3パターン利用できる会議室(90平方メートル)がある。TX沿線のみどりの地区には公共の集会施設が無く、地域住民が集まりなどで利用できる会議室が整備されるのは初めて。会議室の利用が無い時は開放し、コミュニティスペースとして市民が自由に利用できるようにする。

環境にも配慮し、コジェネレーションシステムによりガスでプールの温水を沸かし、同時に発生する電気で施設の使用電力の一部をまかなうほか、発電量50キロワットの太陽光発電設備を取り付け、エネルギー使用量を50%削減する。

トレーニングルーム

施設の運営は、筑波大の野村武雄名誉教授が代表を務めるNPOつくばアクアライフ研究所(つくば市島名)と東京アスレティッククラブ(東京都中野区)で構成するつくばアクアティックグループが指定管理者となり管理運営する。ほかに、水泳やダンス、ヨガ教室などの自主講座や、小学生対象の放課後運動教室を開催する。市が事業者に支払う24年度の指定管理料は年間約3900万円、プールや会議室などの利用料金と自主教室の受講料などは指定管理者の収入となる。指定期間は3年間。

施設は敷地面積約2万5000平方メートル、プールがある建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、延べ床面積約2900平方メートル。2022年10月から建設工事に着工し1年半かけて完成した。用地購入費も含めた総事業費は約35億円。

会議室の壁を取り払った状態のコミュニティスペース(つくば市提供)

市スポーツ施設課の武笠健一課長は「環境に配慮し、障害のある人でもだれでも使っていただけるよう設計した。皆さんに来ていただけたら」と話している。

みどりのプールの場所はもともと学校用地で、みどりの南小の建設予定地として市が約8億5000万円で県有地を購入したが、産業廃棄物処理施設が近くにあること、高圧線の近くに位置することなどから議会で心配の声が上がり、市は、みどりの南小を約600メートル南の現在地に移転し、代わって小中学校が利用する屋内プールを建設した経緯がある(2020年6月2日付)。

みどりのプール外観

◆みどりのプールはつくば市みどりの南14-1。一般市民の利用時間は5~12月の平日が午後1~9時、学校の利用がない土日祝日と1~4月は午前9時~午後9時。休館日は毎月第2、第4月曜など。▷プール利用料金はつくば市民が大人1回550円(つくば市以外は820円)、子供・高齢者270円(同400円)、障害者180円(同240円)など▷トレーニングルームは同市民が1時間全室一般1100円(同1650円)、半室550円(同820円)など▷会議室は同市民が1時間当たり小会議室150円(同220円)、中会議室310円(同460円)、大会議室460円(同680円)など。つくば市在住、在勤、在学者であることを証明する免許証や学生証などの提示が必要。駐車場は200台分あり無料。詳しくは電話029-896-6870。

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