つくば市は22日、同市が市役所窓口で配布している「下水道マンホールカード」の裏面に記載された2次元バーコードのリンク先に誤りがあることが分かり、同日からカードの配布を中止したと発表した。今後修正し、改めて配布する予定。配布再開の時期は現時点で未定という。
市下水道総務課によると、二次元バーコードのリンク先が、2018年に3月31日に終了した市プロモーションサイトのURLになっていた。このリンク先は現在、つくば市とは関係ないサイトになっているという。市職員が誤りに気付いた。今後印刷をやり直し、リンク先を現在の市公式ホームページのトップページに変更する。
マンホールカードは、下水道事業をPRするため、市が年間を通して市役所1階水道お客様センターの窓口で無料配布している。表面にはマンホール蓋がデザインされ、裏面にはデザインの由来などが記されている。同市のカードは、宇宙船や筑波山などが描かれており、2016年8月から配布が始まり、翌17年4月からは英語版の配布が始まった。
配布枚数は、日本語版、英語版併せてここ数年は年間2000~5300枚程度。ほかに受験シーズンには合格祈願のお守りとして同カードと缶バッジなどをセットにして毎年1000枚配布している。
日本語版、英語版、合格祈願セットいずれも、リンク先が間違っていた。二次元バーコードは配布開始当初から変更しておらず、リンク先のサイトが終了した後も、同じリンク先のままだったのが原因。
一方、配布を受けた市民などから、リンク先が間違っているなどの問い合わせや、被害などはこれまで報告されてないという。
同課は、リンク先を修正したカードが出来次第、同窓口で配布を再開するほか、誤ったリンク先のカードについては同窓口に持参すれば交換するとしている。配布再開時期は、市ホームページで改めて告知する。市はさらに、誤ったリンク先にはアクセスしないよう呼び掛けている。