【谷島英里子】JR常磐線神立駅の東西を結ぶ自由通路が23日午後1時過ぎ開通する。橋上駅舎の一部は24日から利用できるようになる。
土浦市とかすみがうら市でつくる一部事務組合が2016年10月から工事を進めてきた。開通により、駅利用者の利便性が向上し、歩行者の動線や交流拠点の強化などが期待されている。駅舎と自由通路全体の供用開始は19年冬ごろの見込み。
土浦・かすみがうら土地区画整理一部事務組合によると、東西自由通路は長さ40m、幅6m。20人乗りのエレベーターやトイレのほか、西口1階に防犯ステーション「まちばん」を設置した。
駅舎は鉄骨2階建て、面積950㎡。屋根は霞ケ浦の帆引き船をイメージした。構内には自動改札5台、券売機3台、執務室、店舗、11人乗りのエレベーター2基、トイレなどを備える。
23日午後1時から開通式が開かれ、同事務組合管理者の中川清土浦市長、副管理者の坪井透かすみがうら市長らが出席し、テープカットなどを実施する。式典後は地元の神立商工振興会による開通イベントが催される。