日曜日, 10月 11, 2026
ホームつくば臭いやアルコール対策示すも反発の声相次ぐ つくば洞峰公園事業で県の説明会

臭いやアルコール対策示すも反発の声相次ぐ つくば洞峰公園事業で県の説明会

4000筆の署名の重み

参加者1 洞峰公園と赤塚公園、ペデストリアンデッキは一体として計画された。専門家からは、あと10年、20年すれば文化財としての指定が議論の遡上にのぼるという指摘が出ている。質問は3点ある。きょうの説明は、グランピングありきのPFI事業であると理解した。PFI事業の成立可能性について、責任をもっていただけるのか、経営計画がはっきり見えてない。グランピング施設は人気があるが、コロナ禍での一時的な流行なのか、判断するのは早計だ。この点は(県のパークPFI事業者)選定委員会でも指摘があり、事業者自身が「自分たちもチャレンジング、トライアンドエラーでチャレンジする」と回答している。(収支計画が)予定通りでなかった場合の対応はどうなるのか、事業者の撤退があった場合はどうなるのか、事業廃止に伴う費用はどうか。取り戻せない自然はどうなるのか。2つ目の質問は、景観の変化だ。グランピング施設により修景は変化し景観が悪くなる。南側駐車場の拡張予定地は内周路と外周路の両方の園路に接している。どちらからも建屋の裏を歩くような、路地裏を歩くような仕様になるのではないか。グランピング施設の騒音調査には空調の室外機が加味されてないのではないか。(野球場は)最も静寂なエリアなので洞峰沼にも影響を及ぼす。3つ目の質問は、グランピング施設を建築する際の用途制限についてだが、つくば市から(建築許可の)特例が出ることを前提にやられている。特例の要件は、良好な住環境を害する恐れがないこと、公共上やむを得ないことだ。環境の評価、周辺の経済的影響を計量的に示してほしい。公共上やむを得ないといえるほど(県の財政は)危機的な状況なのか。毎年1億5000万円の支出は許容できる範囲ではないか。

県都市整備課 グランピングありきのパークPFIという質問だが、県としては、パークPFI事業を公募し、事業者からグランピングを核とする提案があった。事業として成立するかについては、提案をいただいた際に、選定委員会に議論していただき、選定委員会の中で、収支計画だったり、事業者の財務状況を審査した。財務の専門家も選定委員に入っていただいた。事業の成立については特段問題はないと判断されたと思う。

長大 民間事業者として、事業が継続できないことはあってはならない。多額の資金を投入して事業を行うからには、必ず事業期間を全うして事業を継続していきたい。(選定委員会で発言した)トライアンドエラーとは、コロナ禍で、アウトドアブームが後押ししている、しかしずっと人気は続くのか、当初は人気でも、5年ぐらい経つと全国に(グランピング施設が)増えるので、差別化を図っていないところは人気が廃れる、新しい魅力づくりをすることで飽きのこない施設運営を考えていきたいということ。(土浦市の)東城寺に新しいグランピング施設を運営している会社と新しい運営をしていきたい。良かった事例、失敗した事例などさまざまな事例をもっているので、飽きのこない事業運営をしていきたい。

県 万が一、仮に破綻した場合は、事業者との協定の中で、事業者の責任において、別の事業者に継承することが可能か検討したり、施設をいったん撤去して芝生の状況に戻すことになる。県の税金を使うことはない。(南側駐車場の拡張で)伐採した木が戻らないのは言う通りだが、駐車場の拡張はできるだけ伐採本数を減らすことを検討している。2つ目の質問の景観の変化については、できる限り大きな変化がないよう配慮する。

長大 グランピング施設の室外機の音を加味しているのかとの質問だが、類似施設での調査は6月上旬だったので空調が使われていたのか定かでない。夏場のエアコンを使っている時期にモニタリング調査をして示すこともできる。

県 (グランピング施設の建設を許可するか否かの)建築基準法48条の特例だが、つくば市が特定行政庁の立場になる。事業提案があった際、事業者としても、県としても、つくば市と何回か協議し、48条の但し書きの適用許可のご指摘をいただいている。野球場エリアから住宅地の距離を考えると、住環境の影響は極めて少ないと考えている。それを判断するのはつくば市であり、つくば市の建築審査会である。特例許可が得られるような事業計画を立てている。

会場からは厳しい声が壇上に投げかけられた

参加者2 私はテニスで洞峰公園を利用しているが、困っていることは希望の日時にBコート使えないことだけ。満足しており、テニスコートをもっと欲しいとは思わない。プールも年2、3回使わせてもらっている。県は1億5000万円が負担になって大変だからパークPFIを導入するというが、洞峰公園は市民公園だ。市民公園という位置づけを壊してまで(パークPFI事業を)やる価値があるか。今、使っている者としては今の在り方に満足している。土日の混雑は分かる。テントを利用される方がある。テントを貸し出すなど、そういう収益の確保の仕方もある。つくば市民として、歩いてペデを通って、洞峰公園があるということが自慢。今の公園で感謝している。それが続くことを願っている。負担が大変なら、(利用料金の値上げなど)利用者から(料金を)とっていただいて全然かまわないと思っている。

県 洞峰公園を変える必要はないという意見は、多くいただいている。体育館や洞峰沼周辺は基本的に改変しない。今回考えているのは、住宅地から一番離れた旧野球場。一番使われていない施設を、収益を上げるグランピング施設に変える。それによってプール、テニスコートの老朽化の修繕に充てる。できる限り、現状の良好な環境を変えないことを大前提に考えている。

参加者3 ここに至るまで、4000筆の署名をいただいて協議会設置を県に求めている。20年間、長大にお預けする計画だが、県は善処します、出来る限り調査します等、すべてがあいまい。グランピングブームが終わったら、あとで考えますなど、そういうことに不安を感じる。国家的プロジェクトで出来た公園を、今後20年、一緒に考えましょうという要望書を出させていただいたが、いまだに明確な答えをいただいていない。今日こそ、明確な回答をいただいて帰りたい。長大には、面談を申し込んでいるが、一切会ってくれることなく、今日に至っている。両者共に回答がない。4000筆の署名はそんなに軽いのか。希少動物については今回、回答しないとのことだが、前提が間違っている。希少動物を醸成する環境が大事。都市の公園に絶滅危惧種がまだいる環境に価値がある。保全、保護を前提とせずに、事業案についてアンケートをとることが理解できない。6月末までに回答をお願いしたが、まったく回答をいただいていない。

県 4000筆の署名の重みは認識している。今まで明確に回答できなかったが、今日までに整い、説明会を開いた。アンケート調査で広く意見を集めることを8月いっぱいまで時間をかけてやっていきたい。協議会を設置するかどうかは、まずは説明会を開催しつつ、意見をアンケートで集めたものを分析した上で、洞峰公園を運営するのに何が大切かを考えていきたい。協議会は、どういった方に入っていただくのが適切なのか、時間を掛けて、つくば市と調整しながら考えていく必要があると考えている。鳥類や植物などの希少動植物は認識している。専門家の意見を聞きながら、つくば市の意見を聞きながら、法令に基づいて適切にやっていきたい。

長大 (回答期限の)6月30日までに回答できておらず申し訳ありません。(長大の)会長、社長とも情報を共有している。事業者として、市民と会って、相対するのは止めなさい、県と足並みをそろえていかないといけないと指示されている。返事ができてないところは週明けに対応させていただきたい。自然環境を無視しグランピング事業をやろうとは考えてない。可能な限り影響が少ないやり方を考えている。どういうやり方がいいのか、頭を悩ませていきたい。

参加者4 都市公園法施行令に都市公園の中に宿泊施設をつくってはならないという規定がある。どのように考えたら都市公園内にグランピング施設がつくれるのか

県 都市公園法上、宿泊施設について規定はあるが、施設として認められると考えている。

参加者5 都市公園は住民のためにある。その人たちが嫌だと言っているのになぜグランピングをつくるのか。朝から夜まで、のんびりするために使っている、いい公園だ。グランピングみたいな施設は、自然景観を破壊し、風紀が乱れる。夜も安心してジョギングできない。

県 風紀は24時間スタッフを常駐させる等、十分配慮した計画であると思っている。

参加者6 まだまだ生煮えの感じがある。何のための事業か。目的は経費の削減なのか。管理運営費の削減ならば積算根拠を示していただきたい。プールや体育館等、どこが傷んでいるか説明していただきたい。(大規模修繕費年平均)8000万円の根拠は何かも示していただきたい。公園の質や魅力をどのように描いているのか。洞峰公園を観光地と勘違いされていないか。長大の行動憲章に、環境を最大の目標として行動します、と書いてある。静かな洞峰公園の環境を破壊して何が環境を大事にします、か。静かな環境を壊してほしくない、木を切ってほしくない、スポーツジムはなぜ24時間営業なのか、夜中にだれが利用するのか、グランピングの利用者はだれを想定しているのか。公園全体に影響しないというが、人は動く。喧噪があり、静かな環境が損なわれる。

県 事業目的は経費縮減、魅力向上、将来に備えること。グランピング施設やBBQガーデンは新たな魅力だ。課題になっている部分を改善し、新たなニーズに応えて魅力を向上する。修繕費等、その他いただいたご意見は、まとめてホームページ上で回答させていただく。

駐車場拡張の伐採計画に異論

参加者7 県に2つ質問がある。これまで事業者選定の前後で説明会が行われてなかったのはなぜか。(今年3月の)オープンハウスでは将来計画として大規模イベントの実施や避難所も説明に入っていた。今回、説明に入ってないのはなぜか、今後10年間の収支計画とビール工房の収支計画を示してほしい。

県 これまで説明会をなぜしてこなかったかだが、昨年公募を行い、つくば市の担当部局とは何回か打ち合わせをさせていただき、つくば市役所と情報を共有させていただいた。今年3月、オープンハウスで説明し、今日、詳細な説明をさせていただいた。年平均8000万円の修繕計画は、数年間の実績と今後の計画を踏まえている。積算根拠の資料はあるので、ウェブに掲載できるかも含めて検討させていただきたい。

長大 パークPFIの収支計画は、あくまで民間の事業者が投資して回していくことになるので、ノウハウも含めて公表は控えさせていただきたい。

市民の質問に答える県の担当者ら

参加者8 南側駐車場の拡張に反対の立場から発言させていただきたい。300本の樹木を切ってアスファルト舗装にするのは、ヒートアイランド緩和に向けて政府が求めていることの真逆の行為ではないか。127台も増やす必要はない。

県 駐車場拡張のため木を伐採することは事実だが、以前から公園の利便性向上のため、つくば市の方から駐車場の拡張を言われていた。拡張エリアから伐採本数を極力減らすことを考えている。自然環境への影響については専門家の意見を聞きながら丁寧に対応していきたい。台数についてもこれまでの混雑状況を勘案して計画の見直しをしている。台数は多少前後する。

参加者9 洞峰公園で朝6時半のラジオ体操を毎日やっている。今のままでお願いしたい。国交省の都市公園の定義の中で、洞峰公園は都市基幹公園の位置づけになるのではないか。その中で要求されているのは、良好な都市環境を提供すること、都市の安全性を向上させることなどだ。市民の活動の場、憩いの場、豊かな地域づくり、こういうことに対して、県は一つ一つ検証しているのか。県議会ではどういう議論がなされたか。

県 都市公園の中で、総合公園、都市基幹公園という位置付けだ。良好な、豊かな地域づくり、今回の計画はいずれもそれを満たしていると考えている。県として、貴重な豊かな環境、市民の憩いの場は維持されると考えている。県議会では、6月議会の予算特別委員会で、市民の意見を聞いてないんじゃないかという質問が出て、知事が広く意見を聞くと説明した。

参加者10 駐車場増設に反対だ。一部の曜日や時間が混雑するからと言って単純に増設するのは役所にありがちな単純な発想だ。今は一律の料金だが、料金を(曜日や時間によって)変動させるべき。それで混雑が抑制できないようだったら周辺の民間駐車場を活用するとか考えるべき。車が増えたから道を増やそうということなら際限なくやっていかなくてはならない。税金の無駄使いだ。工夫して、それでもだめなら駐車場を増やせばいい。

県 駐車場の拡張が必要と考えている。

参加者11 騒音、臭い、景観の問題で懸念が払しょくされていない。BBQ場、グランピング場で果たして収益を確保できるか疑問だ。周辺には手頃な価格で楽しめるBBQ場やグランピング場が少なくとも8カ所ある。秋冬はオフシーズンで利用者はほぼいない。管理費用は1年を通してかかる。1年の半分は収益がない。シーズン中も平日の収益は少ない。経営は決して楽ではないといわれている。近隣に競合する施設がある中で収益が上げられるのか。数年経ったら、税金を使って別の施設にリノベーションされることはないのか。施設利用料を上げたりした方が収益を上げられるのではないか

県 破綻して税金が使われることはない。

参加者12 グランピングが打ち出の小づちみたいに聞こえる。利用者はどこから来るのか、市民は使わない、東京から来る人を想定していると思う。東京から洞峰公園にくると思っているのか。グランピング施設は(一般的に)3万も、4万も、5万もとる。普段、自分たちが住んでない別世界につくるもの。市民ためのものではない。止めた方がいい。

参加者13 長大の事業コンセプトに、既存の利用者を意識した公園づくりとある。洞峰公園の利用者満足度アンケート調査の結果、利用のしやすさ、自然環境に大いに満足、満足を合わせると90%以上、不満は0.3%しかない。つくば市民は洞峰公園を誇りに思って大切にしている。洞峰公園の魅力は木であり、樹冠だ。南側駐車場の拡張予定地には、朝からランナーが走っている。小鳥が営巣し、シジュウカラが2回目の抱卵に入っている。あそこを切られると300メートルぐらい丸裸になる。ランナーがフライパンの上を走るようになる。木の伐採計画を見直すということだが、どのくらいの本数を切るかはいつごろ分かるのか。多目的広場のイベントの説明がなかった。イベントの騒音がすごく気になっている。

長大 南側駐車場拡張の伐採計画の見直しは、まずは皆さんの声を聞いて設計を検討し、樹木の配置、樹間の調査をストップしている。計画を進める段階になったら改めて調査することになっている。今の時点でお答えできないが、事前にお耳に入るようにしたい。あそこは元々すべて伐採しようと思っていたが、奥の(北側)、たい肥がこんもりしていて、木が少ないところを駐車場にする。すべて伐採してフライパンのようになることはない。

TSP太陽 (多目的広場で)イベントを開催する際は、音楽イベントのようなときはもちろん、マルシェ、フードイベントでBGM音楽を流すことも考えている。スピーカーの志向性を考慮して調整を行った上で、開催時間にも配慮してイベントの開催に努めたい。

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