月曜日, 7月 4, 2022
ホーム つくば 廃校の旧筑波小に魔界の商店街出現 28日「魔女のフェスタ」

廃校の旧筑波小に魔界の商店街出現 28日「魔女のフェスタ」

つくば市国松の旧筑波小学校で28日、「魔女のフェスタ」が開かれる。2018年閉校した学校の3階建て校舎と校庭を会場に、マルシェ形式で飲食や雑貨の店、整体や占星術などを行う100店以上が集結する。昨年の春・秋に続き3回めの開催で、コロナ禍にあって、回を重ねるごとに規模を拡大してきた。

主催はフェスタ実行委員会(いしざき緑子代表)、学校近くの国松地区の古民家に移住して、アロマテラピーの教室「魔女の学校」を開設したいしざきさん(2021年2月17日付)を中心に、同市内外の賛同者が集って、廃校リノベーション企画を進めてきた。

小魔女商店街など100店超

今回は4歳から70代の参加者による100店超の店舗が軒を並べるという。校庭に飲食店のキッチンカーやテントが並び、3階建ての校舎全体にアクセサリーやフラワーアレンジなど手づくり品、占いや癒し療法の店、ワークショップが展開する。3階の旧音楽室では再調律したグランドピアノを中心に据え、14グループによるライブイベントも行われる。

最年少の4歳児は「小魔女商店街」と銘打ったブースに参加する。昨年出店した参加者の子供たちが、見よう見真似で「お店屋さんごっこ」に興じ、「楽しかった」との感想が聞かれたのがきっかけ。実行委員会が「魔女見習い」向けのブースを設け、出店料無料で呼び掛けたところ、高校生以下約20人が集まったという。商店街では魔女と魔法使いの見習いたちの描いた絵や折り紙、自作のゲームなどを1点10円で販売し、フェスタでの買い物に使ってもらおうという趣向だ。

いしざきさんは「出店者は年齢的な広がりばかりか、国籍も違ったりハンディキャップもあったり様ざま。お店の構成も含め、多様性こそが健全な社会のありようだと思っていて、さらに多くの人に機会と場所を設けたい」と開催の意図を語る。

旧筑波小卒業生と記念撮影する魔女いしざきさん(左から2人目)=同

旧筑波小は、2018年開校の秀峰筑波義務教育学校(つくば市北条)に統合された旧筑波町9小中学校のうちの1つ、筑波山の男体山麓にある。1975年建設の地上3階建て校舎は耐震構造で、上下水道も整ったまま残された。

閉校後はグラウンドの手入れ程度の管理しか行われておらず、設備の点検もしていなかったが、国松地区の働きかけを通じ同市教育委員会が貸し出しに応じた。今回も事前の草刈りなどに地区が協力し、当日は地元野菜の販売なども予定されているという。(相澤冬樹)

◆魔女のフェスタ 5月28日(土)午前10時~午後5時、旧筑波小学校(つくば市国松1400)。マスク着用での来場を呼び掛けている。連絡先:070-4331-7787(魔女の学校) facebook(魔女のフェスタ):https://www.facebook.com/majonofesta/

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