土曜日, 6月 13, 2026
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オンラインで語学交流 日本語学校の留学生講師に つくばフェスティバル

オンラインで開催中の「つくばフェスティバル2021」に15日、日本語学校「日本つくば国際語学院」(同市松代、学校法人つくば文化学園運営)で学ぶ留学生が出演し、市民向けオンライン語学講座の講師として中国語や韓国語を教えた。

午前に中国語、午後に韓国語講座が各1時間、オンライン会議アプリZoomを利用して無料で開かれ、語学に関心のあるつくば市民など20代から60代の約10人がそれぞれ参加した。

手作りカードで中国語講座

中国語講座のテーマは「中国料理のお店で、中国語で注文してみませんか?」。講師を務めたのは同学院2年のワン・ヤンさん(29)と、卒業生のマ・ソウソウさん(32)。

2人は、チャーハンやマーボー豆腐などの日本人になじみのある料理名や、「この料理は辛いですか?」「ありがとう」など、食事でよく使われる言葉の中国語表記と発音を、手作りのカードを使いながら教えた。

講座を終えたワン・ヤンさんは「日本人と一緒に勉強できてうれしい」と話した。

中国語を教えたワン・ヤンさん(左)とマ・ソウソウさん。後ろに掲示してあるのはオンライン講座で使用した手書きのカード=同

「韓国人の僕よりうまい」

午後の「韓国人と自己紹介をして友達になろう!」の講師は同2年生のチョ・ヨンヒョンさん(27)と1年のイ・ハンギルさん(30)。「アンニョンハセヨ」など基本のあいさつや、自己紹介によく使用する表現を中心に教えた。

2人は「今の発音はよかった」「この発音は少し口を閉じて」など、画面を通して熱心に指導した。参加者の発音を聞いて「韓国人の僕よりうまい」と盛り上げる場面もあり、和気あいあいとした雰囲気で講座を終えた。

チョ・ヨンヒョンさんは「楽しかった」と笑顔で話し、今年1月に来日したばかりというイ・ハンギルさんは「(緊張で)頭が真っ白になった」と感想を述べた。

参加者からは「楽しかった」「また機会があったら受けたい」など好評だった。

同学院教務主任の杉本和昭さんによると同フェスティバル主催者から「外国語交流をしませんか」と参加依頼を受け、関心のある留学生が参加したという。「昨年のフェスティバルは新型コロナで中止だったが、今年はオンラインで参加できてよかった」と話した。

つくばフェスティバルは世界各国の食と文化、科学を楽しむイベントで、今年は1日から31日までオンラインで開催されている。同学院留学生による講座は、29日にも、タジキスタン、メキシコ、ペルー出身学生による日本人向け講座「私の特別な日」とスペイン語講座がオンラインで開催される。参加費無料。申し込みはつくばフェスティバル2021公式サイトへ。(伊藤悦子)

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がん治療を始めてから5カ月《ハチドリ暮らし》62

【コラム・山口京子】がん治療のため抗がん剤を半年使いますと言われてから、5カ月がたちました。3泊4日の抗がん剤点滴入院と、退院して10日間の静養という、2週間を単位とした抗がん剤治療を繰り返し、10回目の治療を終えて退院。直近の腫瘍マーカーのCEAは5.2。医師からは、この状況でMRIなどの検査で腫瘍が小さくなっていれば、手術を検討しましょうとのこと。 長いような、あっという間であったような…。やっぱり冷静ではない自分がいました。そもそもがんの状態は? 体に入れた薬剤はなんだったのか。薬名は? 効果や副作用は? 初診の見立てで、肛門縁より3センチの場所に出来ており、2センチ程度の大きさで腸管の半分くらいを塞(ふさ)いでいるとのこと。その後の検査で、がんは腸管の外にはみ出ていて、肝臓に3つのがん、両肺には小さながんが10ケ以上、リンパへの転移。診断はステージⅣの末期がん。 治療後のことはイメージできない 受けた治療は、「アバスチン+FOLFOX」といい、アバスチン(一般名ベバシズマブ)とエルプラット(成分名オキサリプラチン)、5-FU(成分名フルオロウラシル)という抗がん剤と、レボホリナートという5-FUの作用を強める薬剤との組み合わせでした。アバスチンは血管新生阻害剤という分子標的治療薬。エルプラットはアルキル系白金製剤で細胞分裂を阻害するもので、蓄積毒性があります。5-FUは代謝拮抗薬で、やはりがん細胞の増殖を防ぐものです。 治療は、がんを小さくする、広がりを抑える、がんによる症状を軽くするという効果が見られる一方、正常な細胞への副作用も見過ごせません。効果も副作用も個人差が大きいと言われました。自分が治療を受けてどうなるのかは、実際に治療をしてから事後的にわかるものです。事前に分からないということは、賭けの要素が大きいのでしょう。 やってみての効果は、マーカー値の低下、がんの縮小。肛門の違和感が消え、血便もなくなりました。現れたのは、脱毛、手足の指の変色やしびれ、足裏の違和感、嗅覚と味覚の異常、口内の渇き、疲労や食欲不振、気持ちの悪さ、倦怠感…、そうした身の置きどころのなさ。そして、血液検査の数字に現れるシグナル。抗がん剤により骨髄の機能が抑えられることで、血液の中の白血球や赤血球、血小板などの減少。肝臓や腎臓の機能低下。ただし、そうした症状は軽い方だったと思います。 治療が終わる後のことはイメージできていませんでしたが、手術ができるなら、次の展開に進めるのでしょうか。(消費生活アドバイザー)