第73回春季関東地区高等学校野球茨城県大会の決勝が6日、土浦市川口のJ:COMスタジアム土浦で開催。常総学院が18-6と常磐大を圧倒して優勝した。島田直也監督にとって、初のタイトル獲得となった。

常総学院は1回、4番・田邊広大の中前適時打を皮切りに、打者13人の猛攻で8点を先制し、上々の立ち上がり。2回表には先発・秋本璃空が4被安打と2四球で4点を失うがダブルプレーで切り抜け、その裏には9番・中村蒼の中越え三塁打で2点を加えた。

「先制して気を抜いてしまうのがうちの悪いところ。点差があっても関係ない、つないでいこうと活を入れた」と島田監督。秋本は選抜大会の反省から制球に磨きをかけたが、この日は体調の不安もありストレートが決まらない。3、4回は変化球主体の投球で打たせて取り、5回途中から2番手の石川大翔にマウンドを引き継いだ。
「緊張したが、マウンドに立てば信頼する先輩が守ってくれる。しっかりと腕を振って自分のピッチングを心掛けた」と石川は4回を投げて無失点。マスクをかぶる田邊は「淡々と投げて動じない、メンタルの強さを出してくれた」と評した。

5回裏の常総学院は、中村の2点適時打などで4点を追加。7回には三輪拓未のソロ本塁打、8回にも3連打で3点を加え、順調に相手を突き放した。「1番・鹿田優や2番・田中隼人ら、入れ替えた選手が仕事をし、チームを勢いづけてくれた。今大会は田邊と三輪の2本のホームランが出たが、これもつなぐ意識の延長。打力・体力の向上の表れだと思う」と島田監督。
この日3安打の鹿田は「中軸につなぐために強いゴロを意識したのが良かった。1番は思い切って打てるし足も使えるのでやりやすい。関東大会では守備から入り、ヒットでつないでチームに貢献したい」と次に意識を向けた。

決勝進出の両校は15日から山梨県で開幕する関東大会へ出場。常総学院の初戦は16日、富士吉田市の富士北麓公園野球場で群馬2位の東農大二と対戦する。秋本は「夏につなげるためにも関東は勝ちたい。東農大二は自分たちが勝てなかった健大高崎に勝ったチーム。簡単ではないがそこを倒し、流れに乗って優勝したい」と決意を語った。(池田充雄)